






ルートレター
Root Letter (定型化された √Letter) は、Kadokawa Games によって開発され、Kadokawa Game Mystery ブランドの最初のタイトルとして公開されたビジュアル ノベル アドベンチャー ビデオ ゲームです。ゲームでは、プレイヤーは、特定の手紙を受け取った後に謎の失踪を遂げた少女、アヤのキャラクターに何が起こったのかを解明する必要があります。ゲームプレイは 2 つの異なる部分に分かれています。プレイヤーがアヤに関する詳しい情報を得るためにアヤを知っているキャラクターに尋問するアドベンチャー パートと、プレイヤーがアヤとの以前のやり取りを追体験してプレイするシミュレーション パートです。
みんなのルートレターの評価・レビュー一覧

しけた
2023年08月14日
プレイ開始時に名前を入力するゲームとか久しぶり。
島根の観光PRがメインってレビューも散見されたのであんまり期待してなかったが、ギャルゲー・ノベルゲーなんてこんなもんじゃないかなって感じ。
思ったより楽しめた。
主人公に対して苦言を呈しているレビューも結構多いが、大して気にならなかった。
昔のエロゲの主人公なんてもっと頭おかしかったので、変な耐性が付いてしまっているのかもしれない。
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ストーリーは、アホっぽいものから多少しんみりするものまで幅広い感じ。
この手のルートによって雰囲気の変わるゲームではありがちだけど、伏線や話の辻褄が合わない箇所もちょいちょいあるけど、まあこんなもんでしょう。
「私は人を殺してしまいました。」って掴みはよかったが、正直どのルートでも活かせてないなぁとは思った。
キャラデザは極上。
もっと一枚絵があってもよかったのにと思うレベル。
特に女性キャラ。
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ルート分岐は単純で、各章の1箇所選択肢がでてくるので、何番目の選択肢を一番多く選んだかでルート分岐してるっぽい。
なので、上から何番目の選択肢にするか決めて全て同じのを選択してればOK。
既読スキップもあるし、2周目以降はメニューにスキップが追加されて、今の章をすっ飛ばして、次の章に進められるので、周回は特に苦ではない。
1~8章まではたぶんストーリーは同じなので、2周目以降は、スキップ→選択肢を繰り返せば、9~10章のルート違いをプレイできる。
(補足:2章だけは、選択肢前にスキップできてしまうが、他の選択肢をルートに合わせたものを選択していればも問題なく対象ルートに入れるはず)
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もちろんいまいちなところも多々。
擁護できないのは、マックスモードとかいうクソシステム。
逆転裁判とかそういうのを狙ってたのかなと思うが、プレイテンポが悪くなるだけで正直邪魔だった。
一枚絵がほぼなし。
しかも、そもそも鑑賞モードがない。
ラブプラスの人をキャラデザに起用しといてコレはないのでは?
お金をケチったのか?
セーブとかのメニューが、「調べる」とか「聞く」とかの選択肢と同じタイミングで表示される「スマホ」内なので、会話とかイベントの途中でセーブができない。
細かい点だけど、任意のタイミングで、セーブ→終了ができないのでちょっと困る。
あとは、大して島根の観光PRにもなってないかも…
山陰中央テレビと角川ゲームスの共同事業っぽいが続編とかもなさそうだし、別地域のゲームとかもでてないようなので、効果は薄かったのかも。
あとアダ名がひどすぎ。
わかりやすさを重視したのかもしれないけど、ヒロインが友人を「デブ」とか「ビッチ」とか呼んでるの酷い。
「そうよ、私がビッチよ」って、日本語的には「私がヤリマンよ」って言ってるようなもんだし、もうちょっとなんとかならんかったんか…

田中たけし
2022年09月07日
[h1][b]悪い事は言わない やめておけ・・・ [/b][/h1]
セール時には90%offになるので、「こんなに安いなら」と興味を持つ方もいると思いますが、その前提においてもお薦めしません。
島根を舞台にしたサスペンスという事で、企画段階では無難な作りになる見込みだったはずですが、ADV作りのノウハウがなかったのか全体として大分チグハグな印象です。
ストーリーやキャラクターに関しても色々あるのですが、これらは他の方に任せて私は主にゲームの構造の観点から論じます。
ジャンル:ノベル型ADV
本作は移動パートや探索パートでコマンド選択式あるいはP&Cっぽくなっていますが、それらは形式だけのもので、例えば別の場所に行ったらサブイベントが豊富にあるとか、クリックでグラフィックが変化するとか、そういったゲーム性を付加する要素に欠ける為、私はノベルゲームと判断しました。これらの要素はなくても問題ないどころか、ある事で冗長になってしまっています。
「追及パート」では真相を突き止めるべく、しらばっくれる相手を尋問していきます。個人的には『キャプテン・ラヴ』の論撃バトルに近いイメージ。要するに、バカゲーっぽく勢いと屁理屈で相手を説得するのですが、当然のことながらサスペンスと相性が悪いです。ギャグパートを挿入すること自体は問題視しませんが、メリハリをつける所が良くなかったかと。
本作は最もミクロな一文のテキストで見れば良い箇所もあるものの、シリアスとギャグがごちゃ混ぜになっているので、一連の流れで読むとキャラが情緒不安定っぽく見えてしまいます。意図しない部分では面白いと言えなくもないんですけど。
まぁどの要素をとっても突っ込み所満載という事です。
[h1]まとめ[/h1]
バカゲーとしてなら超ウルトラギリギリありだが、全くお薦めできない
少なくともキャラ造形は凡庸ではなく才能の片鱗を感じさせる部分もあるだけに、悪い意味での没個性的なノベルゲームを直近で引き続けた方は楽しめる可能性があるでしょう。しかし、そういったギャップでもなければ全体として見ても個別要素を精査しても特段推せる長所があるとは思えません。せめてバカゲーに振り切ってくれれば・・・と考えなくもないですが、じゃあ次回作に期待ともなれなかった訳で、やはり結論は変わらずサムズダウンとします。

UNG/底辺あんぐ
2022年01月09日
システムで言うと「逆転裁判」に近いクラシックなコマンド選択ADVwith島根県観光ゲーム。
章の最後に裁判パートのような対決があるのもそのまんま。
クラシックタイプのADVではあるがナビが全力で介護(ヒント)してくるので詰むような場面がないのが救い。
ストーリーは
ヒマが出来た主人公がふと「15年前(高3)に文通してたなー」とぶらり文通相手に会いに島根県を訪ねたら
「文通相手は25年前に亡くなっている」
ことが発覚して謎を解明するため実在する島根観光スポットを巡りながら真実に迫っていくというミステリー。
周回が前提で初回はトゥルーにたどり着く選択肢が出ないようになっている。
全10章からなるストーリーでED数は5つだが8章までが共通ルートなのでスキップ機能があるものの2周目以降がややダルい。
また分岐からなる結末には「かまいたちの夜」のように本編とは毛色の違う「悪ノリ」モノも用意されている。
問題点として本編以外のストーリーが「文章にやる気を感じない」「やっつけ臭い」ので見る価値が無いと個人的に。
本筋であるノーマルとトゥルー見たら完結でいいんじゃないかと。
「強引な観光要素」を気にしなければシナリオの「本筋」はよく出来ている。
ただ上記のようなクセとムラがあるので賛否は分かれそう。
ちなみにバグなのか「レターマニア」という実績が条件を満たしても取れなかった。
比較的簡単な条件の実績なのにこのゲームで一番獲得率が低いことから私以外にも被害者は多そうと推測する。

cityedge
2020年12月17日
ひとことでいうと、地方のちょっと昔の高校生活の雰囲気を楽しむゲーム。全実績・全ゲーム内実績解除済み。
まず、主人公の性格が破綻している、シナリオがご都合主義といった意見については、普通のアドベンチャーゲームないしミステリーゲームとしてみればまさにそのとおりだけど、このゲームは本質的には「ギャルゲー」だと思うし、ギャルゲーとしてみればむしろオーソドックス展開の範囲内でそこまでおかしなものではないと感じた。ギャグみたいなエンディングについても、初期のサウンドノベルみたいなものだと考えれば楽しめると思う(そもそも、本格ミステリーだとしたらマルチエンディングなんて最初からありえないわけで)。
アドベンチャーゲームとしてはかなり簡単。通常パートでは行き先や選択肢で迷うことはまずないし、追及パートは少し難しいけどいつでもセーブできるのでセーブして選択を間違えたらリロードで必ずクリアできる。
ただこのゲーム、マルチエンディングで周回前提になっている(少なくとも[spoiler]初回は絶対にTrue Endに到達できない[/spoiler])のに、周回するのがとんでもなく面倒になっているのが本当に残念。
新しいエンディングを迎えるには、必ず「最初から最後まで」ゲームを遊び直さなければならない([spoiler]ゲームを始めて最初にセーブ可能になった段階で既にルートが確定してしまっている[/spoiler]というのがすごい)。一方で、ストーリーは最後の分岐に到達するまでは完全に同じ。既読スキップはほぼ機能せず、既に何度もみたストーリーに対して、カーソルを動かして決定キーを押して…というのを何百回と繰り返すことになる。
あと、オプションで解像度とフルスクリーンを設定しようとするとカーソルが暴走?するんだけど、おま環だろうか?(それ以外の設定は普通に変えられる)
そんなわけで、インターフェイス回りには不満が一杯ではあるんだけど、ゲーム(ストーリー)としては十分楽しめたし、声優さんの演技も自然でそれなりに「世界観」が感じられたし、セールで安くなってる時なら十分「おすすめ」できる。
ちなみに、「ルートレターLA」は基本的に内容は同じで実写版と後日談が追加された「ファンバージョン」みたいなものなので、単にゲームが遊びたいだけなら安くでディスクスペースも占有しないこっちのほうがいいんじゃないかと思う。

BOSUKETE2
2018年04月14日
[h1]短評:×アドベンチャーゲーム ○島根観光罵倒洗脳サイコパスシム[/h1]
本文:島根を舞台としたアドベンチャーゲーム
イラストやBGM、声優の演技は一級品の素材だが、テキストがそれらをミキサーにかけて邪道食いさせてくる一品
主人公のセリフは明らかにサイコパス。公衆の場で「お前ビッチだろう!」と叫ぶなど32歳とは思えない言動を連発してくれる
地の文の手抜き加減やトンデモ展開の数々は「開発の時間がなかったのか?」とこちらが心配になるレベルだ
・・・しかしテンポは悪くないため、奇跡的に「突き抜けた崩壊っぷりが逆に面白い」ゲームとなっている
一人で楽しむのは苦行過ぎておすすめしないが、配信など複数で楽しむにはとてもおすすめできる

elltar
2017年12月11日
コマンド選択型アドベンチャーゲーム。
島根を舞台に15年前の文通相手に何が起きたのかを探っていく内容だ。昔ながらのコマンド選択型アドベンチャーで、実在(またはモデルにした)の島根の観光スポットを巡りながら話は進んでいく。周回プレイ前提の内容で、文通の返事によってルートは分岐し5つのエンドが用意されている。
[基本システム]
オーソドックスなコマンド選択型だが、フラグ立ては容易で適当にプレイしてもドンドン話は進んでいく。「考える」コマンドを使えば特に詰まるところはないと思う。ただ、このシステムのためかノベルゲームと比べると2周目以降の既読スキップは面倒なところがある。一応、章ごとスキップできる機能はある。
[追求パート]
真実を聞き出すパートで、質問と証拠を突き付けての論理性のあるパートとマックスモードというその場にあったセリフを勢いで選ぶパートで構成されている。マックスモードはこのゲームの特徴の1つだが、選択を間違えても何度でもやり直すことができるので、ただ面倒なシステムになっているように思える。
30代くらいのプレイヤーをターゲットにしたかのような登場人物の年齢設定や背景設定、それでもなるべく多くの他の年齢層のプレイヤーを取り込みかったような軽いノリ、そんな軽いノリと相反するようなタイトル画面やアートワーク、序盤の落ち着いた雰囲気、実際の内容よりもサスペンス感を強調しているOPムービー…と全体のバランスが悪いちぐはぐな印象を受けた。言い換えれば、様々な要素を盛り込んで無難すぎるほどに小さく小綺麗にまとめたと言うべきか。プレイヤーを期待させるところが多くあるが、プレイヤーの期待を上回るようなところがあまりないといった感じだ。
私が特にこのゲームで違和感があったのは「クラスメートのあだ名」と「主人公の態度」だ。この2つはゲームシステムなどと擦り合わせた結果、このようなものになったのかもしれないが違和感がある。
クラスメートには主に身体的特徴由来のあだ名が付いている。クラスメートの正体を探ることがゲームの要素の1つとしてあるので、名前由来のあだ名だと氏名が判明した時点で正体が判明してしまうためにこうしているのだと思う。しかし、「サル」や「メガネ」はまだしも「ビッチ」はあだ名というより悪口のレベルで酷いと思う。もう少しなんとかならなかったのだろうか。
主人公は初対面の人にタメ口など失礼な態度を取る。文通相手のクラスメートに対しては、正体が判明するまで刑事が容疑者を尋問するかのように弱みを握りゆすってまで問い詰める。追求というゲームシステム所以でもあるのかもしれないが何か違和感がある。ただ、ゲーム中に主人公を「軽薄」と表現している箇所があるので主人公の態度は意図的なものだと思う。主人公は30代の大人であるが多くの年齢層のプレイヤーを取り込みたかったために漫画のような軽いノリにしてあるのだろう。
また、最後までプレイしてもプレイヤーによって受け取り方は異なると思う。主人公とヒロインの結末を求めるか、クラスメートの過去から現在の境遇に共感するかの違いだ。[spoiler]私は主人公とヒロインの結末に期待したが、主人公とヒロインの手紙以外の絡みはほとんどなくトゥルーエンドに到達しても余韻があまりなく残念だった。[/spoiler]個人的なそれなりに楽しめた部分はあったが複雑な心境だ。
詰め込まれている様々な要素の1つ1つは良いものだ。しかしその1つ1つを相互に活かすようにまとめきれていないゲームだと思う。コミカルなノリで軽くプレイしたいのなら向いているゲームなのかもしれないが、ミステリーや落ち着いた感動を求めてプレイすると残念に思うかもしれない。ゲーム自体はゲームとして体を為しているが、この雰囲気を受け入れられるかどうかで好みは分かれると思う。

CHAPIちゃぴ🐳1225
2017年07月08日
結構笑えましたすれ違い⇒姫が森の姫⇒政府の陰謀⇒呪われた手紙⇒縁結びルートの順でプレイ
他の方も書いてますが内容はご都合主義そのもの「果てしなく、せつない」がうたい文句ですが真相を知った上でどこが「果てしなく、せつない」のか分かりませんでした政府の陰謀・呪われた手紙ルートはギャグだったのかもしれませんね
主人公・シナリオが残念、BGM・イラストは良かったと思います

Final Voice
2017年07月07日
PS4/PSVita/Windows(DMM版)で角川ゲームスから昨年発売されたADV。
簡単なあらすじ
主人公が15年前の高校3年生の頃に島根県住みのJKと10通にわたる文通をしていた。
ある日11通目のラストレターを偶然見つける。
そこには「私は人を殺してしまいました。」と。
真相を確かめるべく、文通相手の同級生たちを訪ね島根まで旅立つ。
「真実は、果てしなく切ない」
一部ではバカゲー、主人公がただのクズゲー、島根県観光ゲーと言われている今作品。
キャラデザインは「ラブプラス」などで有名な箕星太朗さん。
システムとして既読スキップ、未読スキップあり。
フルスクリーン、ウインドウモード対応(サイズは自由に変更可)。
セーブスロットは30。しかし常時セーブできるシステムではありません。
箱コン対応。
バッドエンディング含め分岐あり。
エンディングまで見終わった初プレイでの感想。
◆良かった点
・物語が徐々に謎めいて交錯していき、最後に真相が分かったときは。
・興味のない方にはポイントではないが声優陣は良かった。
・背景などグラフィックは満足。
◆気になった点
・要所要所で矛盾点、疑問点が生じるシナリオ。
・主人公の言動が社会人と思えないくらい所々でおかしい。
・主人公のキ○ガイ行動。
・とにかく主人公の無理矢理感。
総評として主人公の言動や行動に許容できる方
(ラノベとか創作物が好きな方)は、楽しめるかと。
私としては少し物足りなさと気になる点があったのが残念でした。