





















Star Fleet II: Krellan Commander
宇宙戦争の未来へようこそ! Star Fleet II: Krellan Commander では、先進的な宇宙巡洋戦艦の指揮を執り、セクターの探索、敵の船との戦闘と搭乗、惑星の侵略を任務とします。船、乗組員、護衛を効果的に管理し、勝利への道を見つけてください!
みんなのStar Fleet II: Krellan Commanderの評価・レビュー一覧

Honekko
2023年11月20日
亜種も含め、ありとあらゆるPCに移植された古のDOSゲーム「スタートレック」の流れを汲む宇宙戦艦シミュレーターゲーム。自身は一隻の艦長として司令部から命じられた任務をこなし、功績を稼ぐことで階級を上げていき、Krellanの戦士として勝利と名誉と金と奴隷を獲得していく。最初は偵察や調査などのミッションがメインだが、次第に艦隊戦や惑星侵略などの重要な作戦に配属されるようになる。自身も4隻までの僚艦を指揮し編隊を組むことができるようになるし、さらに上の階級になれば軍全体の指揮も可能だ。そしてお金が貯まったなら、より強力な戦艦を購入して乗り換えることもできる。このへんの流れは潜水艦シミュのSilent Hunterシリーズに近い。ミッションを選んで出撃し、司令部から命令書と期限が通達され、宇宙ステーションから出港、あとは自身でプランをたてて自由に行動できる。期限日数に余裕があれば、途中で寄り道して貨物船を拿捕し積荷を奪ったり、星間旅客船を襲って何千人もの奴隷を獲得してもよい。Krellanの利益になるなら日数ギリギリまで勝利と名誉と金と奴隷を稼ぐのだ! 攫ってきた奴隷たちは売り払ってもいいし、拷問して知っている情報を吐かせてもよい。不幸にして尋問中に死亡してしまうことも(頻繁に)あるが、最後まで情報を漏らさなかった相手に対し、我々は戦士としての敬意を払い丁重に弔うだろう。 えっ? 本当になにも知らなかった? ゴメンゴメン♪
ここまで読んで、なにかおかしいなと感じた読者もいることだろう。実はこのゲーム、プレイヤー側は侵略こそ全てのド畜生軍団なのだ。スペース4xストラテジーなんかでヤバイ悪役いるでしょ?アレアレ。対する相手はUnited Galactic Alliance(UGA)、地球人を含むいくつかの種族が517の有人惑星に居住しており、その総数は6兆人にも及ぶ。この大連合は最高評議会により治世され、強者を抑圧し弱者が繁栄することを奨励している。これは明らかに宇宙の自然の秩序に反する政策であり私たちKrellanは許容できない。事実、UGAは肥え、太り、内部から腐敗しているのだ。家畜となった奴らに対する生殺与奪の権利を強者が手に入れてなにが悪い? お前たちも同じ道を辿ってきたのだろう?
[h2]To Live is to Conquer, to Conquer is to Live![/h2]
[h2]TO THE STRONGEST GO THE STARS[/h2]
生きることは征服することであり、征服することは生きることである!
[h3]★おすすめポイント[/h3]
★毎回ランダム生成される銀河、惑星、地表、都市
同じミッションでも何回も楽しめる
★多様な宇宙船による戦闘と補給兵站システム
兵装は短射程ながらエネルギーさえあれば撃ちまくれるフェーザー砲と、長射程で射線が通らなくても攻撃が可能だが弾数有限な誘導魚雷、他にもトラクタービームやECMなどの特殊兵装もある。艦船は、旅客船、貨物船、兵員輸送船、偵察船にフリゲート、デストロイヤー、ライトクルーザーにヘビークルーザーなど。
惑星で採取されたエネルギーと物資は貨物船で宇宙要塞へ運ばれ、そこで寄港した艦船に補給される。これらの兵站網が破綻しないように輸送ルートの安全に気を配ることも重要な戦略だ。奴隷の尋問や、敵の艦船を拿捕した際にデータベースから手に入る情報などから、敵の輸送ルート等を推測することができる。そうしたら、味方と共にルートで待ち伏せして群狼作戦を実行し、敵の兵站網をズタズタにしよう。
★テレポーターでショックトルーパーを敵艦に送り込む移乗攻撃
艦内はブリッジ、センサー室、機関室、シールドジェネレーターなど、細かく内部構造が設定されており、それら重要施設を制圧することで船を拿捕できる。その後は、こちらのクルーを送り込むことで自動で船の修理が開始され、終わり次第、自軍の宇宙要塞へ帰還を開始する。クルーが不足していたり、帰還中に敵の攻撃が予想され、せっかく拿捕した艦を取り返されそうなら、トラクタービームで牽引して自分で要塞まで運搬することも可能だ。
★ダメージコントロール
敵の攻撃は全てシールドで防御されるが、シールドが破られると船体に直撃し、内部構造にダメージが入る。兵装がダメージを受ければ攻撃ができなくなるし、エンジンが壊れれば移動できない。通常これらの対処には自動で修理チームが割り当てられるが、優先して修理したい設備があるなら手動で派遣人数を調整することも可能。
★惑星の調査、原住民との交渉、基地建設、惑星侵略
惑星の衛星軌道上に侵入するとセンサーで地表をスキャンし、おおまかな情報を得ることができる。さらに詳細な情報を手に入れたければ調査チームを編成し地上へと派遣する必要がある。原住民がいるなら交渉チームも連れて行って良好な関係を築くのもいいだろう。しかし敵対的で攻撃を仕掛けてくることもある。それならば基地建設チームとそれを守護する戦闘部隊を一緒に派遣して橋頭堡を築き、原住民たちに自分の立場をわからせてやればよい。原住民にはテックレベル(TL)があり、TL0は石器時代、TL3 中世、TL5 原子力時代(我々の地球での現代)、TL7はKrellanと同レベルの技術力となる。
すでにUGAの軍が惑星に駐屯している場合、戦艦に乗船している戦闘チームでは太刀打ちできない為、兵員輸送船を呼んで本格的な惑星侵略作戦を行う必要がある。地表に複数ある都市に兵団をドロップシップで送り込んで地上戦闘で制圧するのだ。
別の選択肢として、都市を軌道上から爆撃し破壊することで降伏させることも可能だが、Krellanの戦士は勝利と名誉と金と奴隷を重んじるため、評価ポイントが減点される。うまいこと首都を見つけ出して破壊できれば、最小の破壊で相手を降伏させることもできるだろう。
★味方との連携
下っ端でも無線でさまざまな支援を要請できるため、潜水艦シミュなどでありがちな孤独とは無縁だ。わらわらと群がるKrellan艦と共に銀河最強のUGAヘビークルーザーへと突撃しよう!
[h3]最後に…[/h3]
DOSゲーと侮ることなかれ
反響次第ではグラフィカルなSTAR FLEET IIIを作るみたいです
[h1]Long live Emperor Zae IV![/h1]