










Starstruck 時をつなぐ手
Starstruck: Hands of Time は、ギターを演奏してタイムトラベルを楽しむ、ストーリー豊かなリズム アドベンチャー ゲームです。ミニチュアの町を破壊する巨大な手を操作したり、そこに住む 2 人のギタリストの子供としてプレイしたりできます。さらに楽しくするには、オプションで Guitar Hero コントローラーを接続してください。
みんなのStarstruck 時をつなぐ手の評価・レビュー一覧

tamagokake58
2024年12月08日
独特な雰囲気が特徴的なリズムアドベンチャーゲーム。演奏パートの曲はどれも作中の雰囲気に合っており、とても良かったです(一部ボーカル入り)。特に序盤のほうで流れるBreak the Moldという曲がお気に入りです。演奏パートは少々難易度が高かったですが、自動演奏や難易度選択も可能なので優しい仕様でした。またリズムゲー要素以外にも町を探索するパートや自身の右手を町に送って町を破壊することで未来を変える等ユニークな要素も面白かったです。最後に本作はコミカルな雰囲気とは裏腹に複雑で哲学的なストーリーが盛り込まれており、先の見えない展開になっているのが最大の魅力だと感じました。
リズムゲー好きの方だけでなく、インディゲームらしい体験が好きな方におすすめしたい作品です。
ドーンが手を振ってる姿が可愛い!

mikaze
2024年10月12日
Demo公開時から期待してたゲーム。
かなり良かった。キャッチーな見た目に反して割と哲学的だった印象。
[h3] 良かった点[/h3]
・音楽をテーマにしてるだけあって、演奏パートはもちろん探索パートのBGMも良かった。
・ジオラマをベースにした町並みもポップで好き。
・テキストもコミカルで面白いものが多くて良い。
・いろんなゲームの要素を感じる演出やゲーム性。
→演奏はパラッパラッパーっぽいし、街の破壊パートは塊魂っぽいし、演出も他のゲームを感じさせるものが多かった。
→しかし、それらは「型」に嵌まった模倣ではなく「リスペクト」だという風に感じさせられた。
・ストーリーも良かった。テーマ自体は、少年少女がアイデンティティを確立していく過程で抱く葛藤や苦悩を描いた物で、「型」嵌まらない事がテーマの本作にしては王道だと思ったが、どんどん予想してない方向に進んでいっておもしろかった。
→インディーゲームでこのテーマを扱うのは強いメッセージ性を感じる。素晴らしかった。
・翻訳もとても良くできてる。すべて自然な訳になっていたと思う。
[h3] 惜しい点とか賛否ありそうな点[/h3]
・演奏パートが結構難しい。音ゲー慣れしてる人でも難しいと思う。
→救済で自動で演奏してくれるモードがあるのでストーリーを追う分には問題無い。
・割と人を選びそうな内容。
→中盤ぐらいまでは王道展開だが、割と後半は哲学的な内容が多くしんどくなる人はいそう。
・ムービーなのか操作出来るパートなのかが分かりづらい所が多々ある。
・解像度がフルHDに対応していない。ボーダーレスウィンドウモードも無い...
Demo版をプレイした時に予想した内容と大分違ったけど、結果としてはかなり良いゲームだと感じました。
惜しい点として挙げた所は個人的にはあんまり気にならなかったです。
今年やったゲームの中では上位に入るぐらい好き。

yukami
2024年10月06日
カラフルで楽しい。だけではなく、想像を超えてくるゲーム。
ポップで明るい雰囲気の中に奇妙さや不自然さが見え隠れする、噛み応えのある作品。
時折挿入される迷シーンはどこか「Moon」を思い起こさせ、プレイヤーに強烈なインパクトを植え付けてくる。
音ゲーパートはやや難易度が高いので、イージーモードに設定するか練習モードで慣れてから挑むのがオススメ。
破壊パートは見た目のインパクトもさることながら強い爽快感&満足感を得ることができる(もっと破壊したかった…)
隠し要素も沢山あり、味わい深く忘れることのできない逸品!

野々熊びこり
2024年09月29日
不思議で独特な世界観のリズムADV。
色々と考えさせられる内容で、物語も演出も面白かった。
ストーリーメインでお話の中で音ゲー要素が混ざってくる感じ。
ジオラマの町を破壊するパートは爽快感があって楽しい。
芸術や宇宙に関する歴史に詳しいとより楽しめると思う。(知らなくても全然大丈夫)
音ゲーパートは本格的で結構難しいけど、ミスしても物語に影響はなく難易度もいつでも変えられるので親切。
ギターコントローラーでできたら楽しそう。

Noundead13
2024年09月22日
[h1] カエルは最高 [/h1]
ゲームの仕様上あまり多くは語れないゲームですが全体を彩るデザインや演出はトップクラスでした。
PVやスクショを見て惹かれた人はプレイして損はしないです。
音ゲー部分は通常難易度でも結構難しいので苦手な人は難易度下げた方が良いかも。

浮遊大陸フロンティア
2024年09月20日
[h1]どこか懐かしいおバカでレトロなジオラマ風のゲームの裏に潜む、アーティストとして避けては通れないテーマが見え隠れする挑戦的なゲーム[/h1]
西暦54年にローマの皇帝となったネロは、芸術への情熱に取りつかれ。芸術家として愛されることを望んだ。しかし、人々は彼を恐れはしても、愛しはしなかった。
ストアページのPVはこんな出だしから始まる。この時点でこれはどこか懐かしい、楽しい体験だけではなく本作独自の味を堪能できると判断してプレイしました。
プレイヤーはタイムマシンの船長となり、陽気で関z超豊かなAIハドリーとともに、千年後の未来を変えるため、発端となった20XX年のある人物とその周辺を調査し原因を究明し取り除くといった内容だ。ハドリーとのやり取りや彼が時折書いた絵もたまには見てみるのもいいかもしれない。
じっくりとプレイして大体8時間。ある理由で周回したときは3時間もかからないくらいの本作は、時間経過ごとに代わっていく街の様子やNPCたちのセリフや隠された要素を見つけたりと楽しむことができ、特に破壊パートは思う存分思いっきり破壊すると面白い反応や、新たな発見があり短いながらも濃い体験ができました。ギターパートもどこか音楽要素が挟まる海外ドラマを彷彿とさせるものがあり、時には自動演奏で歌詞に注目してみるのもいいだろう。
肝心の物語はやや読解が必要かなと感じる部分もあるものの、決して難解ではなく、総じて若者らしい物語といえるだろう。決してきれいな部分だけではない登場人物たちも念入りに街の様子を調べていくと、少しずつ彼らの背景が見えてくる。特にエドウィンとルーシーは印象深く、考えさせられる部分が多い。BGMやセリフ、実際に見える光景に注目すると、様々な想像がはかどる。エドウィンが時折手にするギターも意味深だ。物語の敵役となるオズワルドのセリフも、読み解いていくとアーティスト。芸術とは何かを考えさせられ、より深い感慨を与えてくれる。あなたのその芸術家としての実力は、どれだけが自分自身のものなのか。時折挟まるハドリーの会話や歴史的な引用もこの物語をより深く彩っている。最後もこの物語を象徴するラストといった感じで、読後感は悪くない。
プレイ時に若干注意すべき点があり、終盤の選択は慎重に行うことをお勧めする。なぜかというと、[spoiler]このゲームはクリア後の選択はどちらも最終的にはセーブデータが無意味になり、プレイ不可となってしまう。[/spoiler]ハドリーからも若干強めの警告が入るため。ギターやごみ箱の実績を解除したい人は終わらせてから進むのが無難だろう。
最後に、どこか懐かしい雰囲気を感じる本作を、楽しさや雰囲気に浸るだけではなく、このゲームの全体的な要素を生かし、芸術や創作に深く切り込む内容に仕上げてくれたことに、とても感謝しています。何年にもわたる開発本当にお疲れ様でした。