







ミクと水没都市
Submerged は三人称視点の戦闘のないゲームで、神秘的な水没した都市を探索し、広大な屋外環境で荒廃した美しさを発見します。あなたは、負傷した弟を小さな漁船で街に連れてきた少女、ミクの役割を引き受けます。浸水した街路をボートで航行し、水没した建物に登ったり、望遠鏡を使って街中を探し回って、瀕死の兄弟を救うために必要な物資を探しましょう。自分のペースで街を探索すると、このカラフルな場所に繁栄する生息地に遭遇し、壊れた世界と壊れた家族の物語をつなぎ合わせる隠されたオブジェクトを発見します。
みんなのミクと水没都市の評価・レビュー一覧

crow
2016年07月31日
水没した都市の廃墟を舞台とした、小規模なオープンワールドのアクションアドベンチャー。
プレイヤーは重症を負った弟を助けるため、姉を操作し廃墟となった都市を探索する。
ゲーム内容は、小型のボートを使い、重要アイテムが眠っていそうな大きな建物を探索し、そこをアサシンクリードやアンチャーテッドのように、クライミングで登ってアイテムを探す。
それこそネイトさんもびっくりなくらい身体能力が高いこの姉。
アイテムを手に入れるごとに、なぜ姉弟がこのような状況に陥ったのか、という謎が段々と分かるようになる。
他にも、何故この世界がこの姿になったのか、という過去を調べるコーデックス集めや、ランドマーク巡り、野生生物探索、ボートのちょっとしたアップグレードなどの要素もあるが、コンプリートしようと思わなければ大体2時間程度でクリアできる。
あらゆる物が水没し、植物で覆われた風景は他に類を見ず、雰囲気や風景の作り込みについては勧められる。
満月の夜にボートを走らせていると、横にイルカが並走してきたり、遠くでクジラがジャンプする姿が見れたり本当に雰囲気作りは素晴らしい。
が、ゲームとしてはとても単調であり、似たようなビルを何度も登るだけである。
せっかく水没した廃墟という題材を使っているのに、ビルの内部には殆ど入ることができず、外壁にひっついて登るだけというのは非常に残念だった。
シナリオ、コーデックス部分も特にどんでん返しがあるわけでもなく、わりと淡々とした内容。
さっくりとプレイできる雰囲気ゲーを探しているのであればお勧め。
トレイラーを見て雰囲気が気に入ったならば、財布と相談するか、セールを待って購入しよう。

chomstudio
2016年07月12日
プレイ時間はヒント無しで全実績解除にかかった時間です。
トゥームレイダー(あるいはアンチャーテッド)の壁登り要素だけを抜き出してワンダと巨像のストーリーをくっつけたようなゲーム。あるいは、ワンダと巨像における「巨像を倒す」要素を「壁を登って物資をあつめる」要素に置き換えたゲーム。
やることといえばとにかくひたすら壁を登り続ける事。多少ルートを考える要素はあるが、バトルもないし、ゲームオーバーも存在しない。まあ誰でもクリアできるのは良い事かもしれない。
他にあるとすれば、シークレットを集める事。ただこれが拾ってもいまいち嬉しくないただの抽象的なイラストなので、マップを駆けずり回って集めようという気が削がれて仕方がない。まあ結局集めたけど。また、シークレットのためにせっかく来た道を分岐まで戻る羽目になるのは単純に面倒で、メニューから分岐点まで戻るみたいな機能も用意しておいてほしかった。
他にボートの部品を集めてボートのスピードをあげられる時間を長くすることができるけど、スピードが上がってもゲーム性に影響はなくこれまたいまいち嬉しくない。タイムアタックや、レース、敵との追いかけっこの要素などあればまた違ったかもしれないが…。
なにかズレているんだよな、と思いつつも、退廃的なビジュアルと美しい音楽は確かに素晴らしいので、プラマイゼロくらいの感覚でゲームを進めていたのだが…。
肝心のシナリオがいただけない。[spoiler]姉弟はゲーム開始直後からどう見ても絶望に囚われていたし、幕間で示唆される彼女らの不憫な生い立ちからも、このシナリオは最初から最後まで「悲劇」であるべきだったはず。じわじわと体を蝕む謎の病も、真綿で首を締められるように忍び寄る死すなわち「終わり」を予感させていて良い演出だと思っていた。
だが、最後のあまりにもご都合主義的などんでん返しでなんかいい感じにハッピーエンドっぽくなってしまった。ただ死ねば良いというわけではないが、ワンダと巨像のような新しい物語の始まりが訪れるようなエンディングを期待していただけに、結果的にシナリオの前後で姉妹に何の成長も変化ももたらさず「弟の怪我のために立ち寄りましたが治ったので去ります」といった単純なエピソードで終わってしまったのが非常に惜しいと思うし納得がいかない。[/spoiler]
というわけでおすすめしません。ビジュアルと雰囲気は良いけれども、ゲーム内容とシナリオもそれに見合う内容になるとは限らないということですね。

ジャン
2016年07月02日
[h1] ICOみたいな雰囲気探索ゲーム [/h1]
個人的にはとても楽しめたがボリュームおよびゲーム性は低いので世界観や雰囲気を重視してない限りおすすめはできない。
[h1] ゲーム内容 [/h1]
怪我を負った弟を助けるために物資を集めるゲームで水没した都市が舞台なのでボートで移動、陸地は建物の上くらいしかありません。
壁をよじ登る、ジャンプなども全部方向キー押せば全部やってくれるのでアクション性はかなり低い、ただ目当ての物資を手に入れるために道を進むだけ、ストーリーをクリアするだけなら、初回でも約2~3時間位のボリュームしかない、コレクションアイテムや観光名所探索、ボートの強化アイテム(本当に強化されているかはわからないw)などもあるがそれでもボリュームは少ないです。
雰囲気や探索を楽しめるかどうかで評価が変わる作品。
[h1] 個人的に思った事や感想など [/h1]
アイテム探索や雰囲気を楽しめないとボリュームもなく、とてもおすすめはできないが雰囲気などがはまれば面白い、とりあえず定価ではちょっとなんでセール時に安くなった際に雰囲気探索ゲ~が好きならいいかもしれません。

汁なしトムヤム麺
2016年06月30日
『ICO』や『ワンダと巨像』に影響を受けたと思われる探索ゲーム。
プレイ内容としては、水没した都市を舞台に、傷を負った弟のために物資を集めるというだけのもの。拠点となる教会から船を出し、望遠鏡で上陸可能な地点を探し、見つけたなら、壁をよじ登りながら道を探し、アイテムを集めるだけ。本当に、ただそれだけのゲーム。
ゲーム全体の雰囲気も淡々としており、これといった盛り上がりはない。
しかしながら、世界観、特にグラフィックの作り込みが美しく、ついつい手を止めてスクリーンショットを撮ってしまう。時折流れる音楽や、自由気ままに動き回る動物たちにも心奪われる。面白いゲームかと言われれば、「否」と答えるけれど、いいゲームかと言われれば全力で肯定できる、そんなゲーム。
美しい景色と一時の癒しを求めて、ゲームに疲れた時にするゲームといった感じ。
フルプライスで買うにはいささか躊躇するものの、スクリーンショットやトレーラーが琴線に触れたなら、安い時にでも買ってみるといいかもしれない。

blackcat5111
2016年02月12日
シンプルなゲームです。ひたすら建物を登って物資を手に入れ弟を救うゲームです。
世界観がとても素敵なので、映像やスクショを見て惹かれた人にはおすすめです。
プレイ時間は、1周だけなら2時間ぐらいでした。

SERA
2015年12月06日
評価が難しいゲームです。
水没した都市の中で、怪我をした弟を救うべく、
食料や医療アイテムを探すのがゲームの主目的です。
良い所は、
・美しい世界観
・昼夜がある
・天候の表現もある
・操作がシンプルで簡単
悪い所は
・コンプを目指さなければ3時間弱のボリューム
・やる事は始終同じでマンネリ
という所でしょうか。
このゲームは、登れる建物と、登れない建物があり、
登れる建物は、外壁の足場や、手で掴める所を登れます。
登れる建物はマップで赤く表示されるので、すぐわかります。
登れる建物を見つけて、登って、アイテムを取る。
この繰り返しです。
建物は内部に入れないので、外壁の足場と、手で掴める所、
を、カメラワークで探して登っていくだけです。
最初の建物から、最後の建物まで、これは変わりませんし、
新たなギミックや、装置が出てくるわけでもありません。
最初から最後まで、足場を見つけ、登るだけです。
非常にマンネリ感は強いです。
敵も存在せず、妨害も全くありません。
マップに散らばった本を集めると、この世界に何が起こったのか、
徐々に明らかになっていきますが、
本の内容が抽象画なので、ハッキリとは解りません。
弟を救うための10個のアイテムを全て見つけるとクリアになります。
本は60冊もあり、コンプを目指すのは割と大変そうですが、
クリアだけなら2~3時間、本を集めてもおそらくその倍かかるかどうか、
といった所でしょうか?
他に、ランドマークが8箇所、生物が8つ居り、
それぞれ接近すると発見状態になりますが、このコンプはすぐに埋まります。
建物の内部に入れて、廃墟となった室内を探索でき、
かつて、そこに住んでいた人の所持品を集めたりできたら、
このゲームへの評価はハネあがりそうですが・・・。
世界が綺麗だったのと、なんとなく雰囲気が良かったので、
オススメのほうにチェックしましたが、
ボリュームの無さと、やる事のマンネリ感から、
フルプライスの2000円で買うとなるとオススメしにくいです。
セールで1000円以下ならオススメします。

kokoroe
2015年11月12日
水没した都市に漂着した主人公が、衰弱した弟を救うためにボートで散策し、ビルを這い登るアクションアドベンチャー。
ゲームとしては「物資のあるビル、物資に至るルートを探す」「ルートに沿ってビルを這い登り、物資を得る」「収集要素」くらいのシンプルなもので、そうした本筋よりはむしろ、美しい廃都市のビジュアルや音楽、言葉なく語られる物語や過去の顛末の持つ雰囲気の方が主たる魅力に思える。
その上で、そうした魅力を十分に堪能できるゲームだったかというと、残念ながら違ったように思う。
舞台となる水没都市は外枠の曖昧な箱庭になっていて、そこそこの広さがある。
ただ、最初から全体を自由に(しかもある程度高速に)移動できるゲームの舞台としては広さは不十分で、最初に散策に繰り出すとかなり早い段階で「あ、こんなものか」と思わされる。
物資探しの舞台となる建物はだいたい似たような廃ビルで、実際に見て歩き回れるのはほぼ外側だけ。
舞台を美しく印象的に見せる演出上の工夫はあるものの、似たような場所を何度も登らされ、似たような景色を何度も見せられている印象は最後まで拭えない。……というか、あまりに変化がないのでゲームを進めるほど加速度的に飽きが来る。
救援物資の発見が順不同になっているのは、プレイヤーの選択に「外れ」を作らないための工夫かと思うけど、むしろ「どこに登っても同じ」感に拍車を掛けていたように思う。
都市の中にはいくつかのかなり特徴的な建造物があるものの、そうした建物ほど実際には何もない。つまり、登ることは出来ないし、それが辿った顛末に触れることもない。
かつての生活の残滓を思わせるような要素が全くと言っていいほど見当たらないのも残念。
次に物語。
といっても、主人公たちが作中で辿る顛末自体は、シチュエーションから想像される通りかつ起伏に乏しいものなので、魅力的になりえるのは収集要素で補完される過去の顛末の方かと思う。
ただ、こちらもイマイチ乗り切れなかった。
というのも、舞台の廃都市を含めた世界全体に起こったマクロな顛末は、収集要素から読み取れる限りかなり[spoiler]ファンタジック[/spoiler]な内容で、実際の廃都市にあまりその面影がないこともあって、出し惜しみされてる割に想像力を刺激されない。
また、もう一方のミクロな顛末についても、[spoiler]ゲームの開始地点に繋がる点以外は[/spoiler]特にゲーム中の要素に結びつかず、あまりゲーム全体の魅力に寄与しない。
全体として、あまり魅力的な雰囲気ゲーではなかったと思う。
ゲーム自体から十分な満足は得られなかったので、あとは「値段と比較してどうか」だけど、それも厳しいかなぁ……。

H0F5474
2015年08月15日
半分水没した都市を探索し雰囲気を楽しむゲーム
・良い点
海やそこに反射する光などのグラフィックがなかなか良い
建物の縁などにとまっている鳥は良く見てみるとウネウネしていてかわいい
・悪い点
探索を自由にできるのは良いが室内が存在しないので屋上やバルコニー等のみの探索となる
また廃墟になった建物の表現は素晴らしいものの昔あったであろう生活を想像できる小物などはほとんど存在しない
舞台の性質上か壁を登っている時間が長く探索というよりはクライミング
だんだん難しくなるパズルとあるが攻略順はプレイヤーにゆだねられているため体感し辛く、パズルといえるほどのパズルはない
廃墟探索や文明崩壊後の世界観雰囲気が好きな人、楽しめる人であればぜひおすすめ

nakai
2015年08月07日
【緩やかに滅びゆく世界で】
シナリオクリアは2時間くらい。個人的に最高の「雰囲気ゲー」。ゲームスタイルはTPだけど戦闘は一切なし。「緑」と「海面上昇」によって滅びた都市を探索するだけのゲームです。探索中、明らかに「おまえ絶対攻撃してくるだろ!」みたいな生き物がわんさか出てくるけど皆、気性の穏やかな良い奴らです(さすがにボートで海上移動中にサメ出てきたときは死ぬかと思った)。また、マップ内には「どうしてここが滅びたのか」という歴史の欠片がいくつも散らばっています。それらを集めるのもまた一興かと。
プレイした感想は前述したとおり「雰囲気ゲー」です。とにかく世界観が素晴らしい。緩やかに死にゆく世界でひとり浸水したビル跡を探索し、ボートを使い、海上を移動する・・・。夜になると満月に照らされた海面がきらきらしていてとても幻想的です。時間が穏やかに過ぎていきます。
ざっくり言っちゃうと「綺麗な『沙耶の唄』」って感じです。今みたいなクソ暑い時期にプレイすると気持ちいいです。「FPSの銃声、VCでの罵詈雑言から少し離れたい・・・」っていう方にはめっちゃおすすめします。逆に「刺激がほしい」って人にはおすすめできません。それじゃあ僕はCS:GOに帰ります。

FujiMuller
2015年08月06日
弟が怪我をしたので物資がありそうな建物を登って
薬やら日用品やらを集めるだけ
操作はWASDで移動、Eでアイテム集めたり船乗ったりする
マウスでカメラ移動と大変シンプル
メイン物資の他にあってもなくてもいいような船の部品や
コレクタブルアイテムがあるけど面倒だったので無視しつつ
ゆっくり景色を眺めて気に入った景色をSSに収めながら2時間程度でクリア
値段の割にボリュームが少ないのでセールを待つべし

elltar
2015年08月05日
探索アドベンチャーゲーム。
怪我した弟を治療するために水没した都市で物資を探していくのが主な内容だ。
治療に必要な物資を集めることでストーリーは進行していく。アクションとしてはぶら下ったりよじ登ったり降りたりが主で、この他にボートの運転がある。戦闘や死亡することが無くアイテムを使ったりすることも無い。イメージ的にはオープンワールドゲームのシークレット集めをそのまま1つのゲームにしたようなものと言っていい。
水没都市というロケーションの作りこみは地味であるがなかなか良い。波やボートの挙動も良く出来ていると思う。動物も少ないに関わらずダイナミックなモーションで存在感をアピールしている。
ただし、開発費を抑えるために必要最小限にしたようなミニマムさを感じてしまうのが残念だ。アクションの少なさのために可動範囲が限られ、侵入できる建物も多くは無い。どうしても内容に物足りなさを感じてしまう。
ゲーム性とストーリー性は共に淡白、雰囲気重視のゲームが好きでない人には向かないゲームだ。逆に雰囲気を楽しめる人なら楽しめると思うが、ゲームの価格は割高に感じるかもしれない。