








The King's Bird
King's Bird は、パルクールと空中の動きをシームレスに組み合わせた、運動量ベースの精密プラットフォーマーです。
みんなのThe King's Birdの評価・レビュー一覧

SU56
2024年12月17日
全実績済みです。
ダッシュと滑空を駆使してゴールまで向かうプラットフォーマーゲーム。壁や天井でもダッシュできるので、少しDustforceに近い感覚があります。
勢いの付け方や滑空の挙動に若干慣れが必要な部分がありますが、慣れてくるとかなり楽しいです。
あとゲームの雰囲気がかなり良いです。
●その他
ゲーム起動時にチュートリアルから始まるバグ?がありました(一瞬セーブデータが消えたかと思って焦りましたが、チュートリアルを終わらせたらちゃんと進捗は残っていました)。
特に再現性があるわけでもないのでよくわからないですが念のため書いておきます。
ボリュームを考えると定価だと若干高い気がしますが、セールなら間違いなくオススメです。

nebusoku
2019年02月20日
君は雄大な空を駆けまわる一陣の猛々しい風になる。日の光に授かったやわらかな陰影に抱かれ、気ままに流れる雲になる。直立の壁や天井でもダッシュができ、空中では気力の続くかぎりある程度自由な飛行が許される。息を継ぐように天地に抱擁し、そのたびに新たな跳躍を得る。つかまったり、よじ登ったりといったアクションはない。立ち止まっている場合ではないからだ。君は踊るような足取りで美しい街並みを飛び越え、豊かな緑と戯れる。人々は鳥のように軽やかな君の歌声を聞くだろう。
そして君は死ぬ。驚くほどあっさりと、それも数えきれないほどたくさん。風の不自由を知り、雲の愚鈍を知り、鳥の努力を知り、そして死ぬ。日に翼を灼かれたイカロスのように、神に翼をもがれたルシファーのように、君の挫折は幾度となく地平線と十字を結ぶ。
幸いなことに君の翼が失われることはない。なぜなら君が求めるのが自由ではなく挑戦だからだ。意志が続くかぎり君は何度でも舞い上がる。君の強情な翼は羽ばたき、もがれ、羽ばたき、もがれ、羽ばたき、もがれ……。
最初のうちは、シンプルなわりにとっつきがいいとは言えない独特の操作体系に拒絶され困惑するかもしれない。慣れないままにたどたどしくチェックポイントをつなぐ過程は、やりがいよりも倦怠が勝るかもしれない。終盤になって鬼畜さを増すステージ構成が君の闘争心をふるいに掛けるかもしれない。それでも君が翼を放棄しないのなら、空へのあこがれを捨てないのならきっと、君をあざ笑い行く手を阻む苦難の数々は、いつしか新たな旅立ちを祝福するかつての敵となり、君の軌跡と奇跡を讃える友の激励となるだろう。だいじょうぶ。君の死は必ず報われる。君の努力は必ず実る。必ずだ。難しいばかりに思われたステージを庭と知り、自在に飛びまわる自分自身を発見するときがくる。君はきっと風になり、雲になり、鳥になり、そしてなにより、これって最高に楽しい!てことを知る。

Zwei
2018年09月15日
かなり面白いのにまったく話題になっていないので、布教の意味もかねてレビューします。
■概要
2Dアクションだが特に敵がでてくるわけではなく(一部例外あり)移動のみでゴールまでたどりつくというシンプルなゲーム
各ステージの要所要所でセーブポイントが頻繁にあるのでやり直ししやすい
ステージ数は4つとあまり多くないが道中のやり直しも含めればそこそこ時間はかかると思います。
ステージには妖精?のような収集アイテムがあり、これを取得する動作をするかしないかでも難易度は変わってきます
■アクションについて
・ジャンプ、移動、ダッシュ、ブースト?と使うボタンは単純
・壁蹴り可
・ブースト?はマリオのマント滑空の推進剤を使ったような動作。下方向にも推力を使い移動できるような感じで
ボタンを押している間はブーストを使用し、少し時間がたつとエネルギーがなくなる
・キャラクターがジャンプして再度壁に接触するとエネルギーが回復しダッシュも再度使用できる
↑の特性がこのゲームを面白くしている要因。
■所感
・このゲームは操作だけみるとシンプルだができるアクションが非常に多く難易度もやや高め。
ステージを攻略していくとプレイヤースキルが上達していくような構成になっており
ラスト手前のステージでは今まで培ってきたスキルを総動員して攻略することになる。
・最初はどうやってもいけないようなところがでてくると思うが、そういったステージを
アクションの特性を理解し先に進めたときの喜びがあり、このゲームの奥深さに気づかされる。
・アクション単体でみたときの動作の幅が非常に多くやっていてとても楽しい。
この楽しさは動画を見ただけでは分からないので気になった方はぜひプレイして欲しい。
ここ最近ででてきたアクションゲームの中ではダントツで面白かった。
■悪いところ
アクションゲームを所謂カジュアルプレイしているような人にはあまり向かない。
ストーリーの説明がなく絵を見て感じろというような内容なのでもう少し説明が欲しかった。