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The Red Strings Club

「レッド ストリングス クラブは、企業の陰謀を阻止するために陶器を多用したり、バーテンダーをしたり、電話で人になりすましたりすることを特徴とする、運命と幸福についてのサイバーパンクの物語体験です。」

みんなのThe Red Strings Clubの評価・レビュー一覧

pikero

pikero Steam

2018年06月26日

The Red Strings Club へのレビュー
5

サイバーパンクスリラーマルチストーリーアドベンチャーゲーム

時は未来、インプラント及び義体化がもはや当たり前に行われる時代である
ハッキングに長けた情報屋の"ブランダイス"はレッド・ストリングス・クラブのオーナー兼バーテンダーであるパートナーの"ドノヴァン"の店で閉店後いつものように間話していた
とそこへ突如壊れかけた"アカラ"というアンドロイドが現れそのまま意識を失い事態を把握すべくブランダイスはアカラの潜在意識に潜り込む中、レジスタンスによる潜入捜査及び人類の幸福を謳う企業”スーパーコンチネント社”によるインプラント計画を目撃することになる
スーパーコンチネント社による陰謀を阻止すべく二人は動き出すのであった

酒の力によってどの客に対しどの感情を揺さぶり掛けるかで引き出せる情報が変化し、どの客に対してどのインプラントを提供するかでその後の展開が変化したりと、日本のノベルゲームにおける選択型アドベンチャーとは一線を画しており没入感が高い
分岐に関してはストアページ最後のSSを見てもらえれば一目瞭然だろう

ストーリーに関してはかなり哲学的で人生観や倫理観、価値観さえ考えさせられ自分の心をも揺さぶられる奥深い内容となっており、選択肢一つとっても心理ゲームをさせられている気分になる

細かく動くドット絵もBGMも非常にオシャレでちょっとした映画を見る気分でおすすめだ

Chil BOY

Chil BOY Steam

2018年06月26日

The Red Strings Club へのレビュー
5

絵よしサウンドよしタバコとアルコールよし。
タバコを格好良く吸うシーンがある映画は名作というように、ゲームもまたしかり。

Shiki-Kui

Shiki-Kui Steam

2018年06月02日

The Red Strings Club へのレビュー
5

[h1] [b] 「苦しみの世界においても、喜びをもって生きなさい」
ー仏陀[/b] [/h1]

ストーリー:
義体化やインプラントが常識となった近未来。
世界はメガコープ、スーパーコンチネント社によって統治されていた。
客の感情を操作する能力を持つバーテンダーと凄腕ハッカーの情報屋コンビは、スーパーコンチネント社が実施を予定している〝ソーシャル・メンタル・ケア〟という極秘プロジェクトの存在を知ってしまう。
このプロジェクトは、人間が持つ悲しみや不安、怒りといった負の感情をインプラントの力によって人為的に抑制するというもので、「人類の進化を呼び起こすブレイクスルー」と主張するスーパーコンチネント社に対して、「人間の感情を奪い、企業の奴隷にしてしまう」と懸念を抱く情報屋コンビはプロジェクトを阻止すべく行動を起こす。
古来より様々な聖人、哲人たちが模索してきた〝負の感情の解消〟とうとう、それを人類規模で普及する技術が確立したとしたら?
不安や悲しみの感情は除去すべきものなのか?
人間が人間であるための条件とは果たして何なのか?

登場人物:
[h1] ドノヴァン [/h1]
「レッド・ストリングス・クラブ」 のオーナー兼バーテンダー。
感情をハッキングするカクテルを作り出すことができ、それを使って客から情報を得る情報屋。
かつての仕事の失敗からインプラントを拒絶する薬剤を注入されてしまったため、テクノロジーを使うことができない。

[h1] ブランダイス [/h1]
ドノヴァンのパートナーで、ハッキング能力に長けた情報屋。
若く血気盛んなため、スーパーコンチネント社による世界支配を阻止すべく、レジスタンス組織に身を置き活動している。
声帯に特殊インプラントが施しており、様々な人物の声を擬態することができる。

[h1] アカラ[/h1]
スーパーコンチネント社の最新鋭AIを搭載したアンドロイド。
己の存在に疑問をもってしまったため、廃棄されそうになったところを情報屋コンビに救われる。
思考、学習能力にすぐれ、人間という存在に大きな興味を持っている。

感想:
フィリップ・K・ディック作品のようなゲームだった。
全編通して数カ所のロケーションのみで展開していく会話劇のような造りになっているのに、それでいてサイバーパンクさを十二分に演出しているのが心憎い。
要所要所で「アカラによるインプラント製造」「ドノヴァンによるカクテル・メイキング」「ブランダイスによる声帯を偽装した電話」などのミニゲーム的なイベントが織り込まれ、単調になりがちな展開に適度な緊張感を与えている。
やはり、最大の功績は作りこまれたストーリーであり、プレイを通して人間存在について考察することのできる内容は見事としか言いようがない。ストーリー自体は短尺だが、十分なサイバーパンク、ハードボイルドの世界に浸ることはできるだろう。

(以下ネタバレあり)
[spoiler]エンディング後の感想であるが、1本の短編小説を読み終えたような感動があった。
アカラ=AIが世界をコントロールしていたという展開は、描き方もあっていささか蛇足な印象を受けてしまったが、ブランダイスとドノヴァンが電話越しで交わす最後の会話。
この2人の恋人たちの愛の言葉こそが、冷たく無機質な未来世界における唯一の救いのように感じた。 [/spoiler]

The Red Strings Club へのレビュー
5

サイバーパンクな世界観のすごいアドベンチャーゲーム。マウスを使って雑にろくろを回して妙な物体を作ったり、分量がシビアなお酒の調合をしたり、声色を変えていろんな人に電話をかけまくってたりして大企業の陰謀に挑み、社会と人間の在り方について考えよう。きみが普段からどのような道徳観で物事を考えているか再確認させてくれるよいゲームだからやろう。平易な日本語で翻訳されているから外国語インプラントがない人でも大丈夫。

(余談だけど重要キャラのアカラちゃんって、解像度の低いドット絵だとかわいい感じだけどアメコミ風のアートワークだとちょっとリアルすぎてきもい感じだったりして、この点でも技術の進化がすなわち幸福につながる訳でもないって感じ、する。)

pirozhkovich

pirozhkovich Steam

2018年01月29日

The Red Strings Club へのレビュー
5

トレーラーや設定を見て、少しでも響くものあったなら、間違いなく楽しめると思う。私はストライクでした。最高のひとこと。

追記 2019 1/23
いまだにしょっちゅうこの物語を思い出します。ブランダイスのピアノが聞こえます。

おいドノヴァン、聞いてるか?
おまえ、忘れないでくれよ、ブランダイスのことを。せめて、彼のピアノの音だけでも。

私はブランダイスに自分を重ねていたのかも知れないと、先日気付きました。
忘れないでほしいのかも知れない。自分が何者か分からないまま、でも何者かになりたくて、立派な人間になりたくて、その為に必死に生きてきたつもりだけれど、結局何者にもなれないままの私のことを。

horumon_udon

horumon_udon Steam

2018年01月27日

The Red Strings Club へのレビュー
5

とりあえず1週目が終わったのでレビュー。
お客にどのカクテルをどのタイミングで提供するか、会話の中でどんな返答をするか、真実を述べるか嘘を吐くか、その時どんな行動をとるか…。こういった要所要所で、細かくストーリーが変化します。会話パターンや取った行動に対してのリアクションも多く用意されているようなので、真面目に遊ぶのも良し、間違っていると分かってわざと遊んでみるのも良いと思います。
決まったポイントで登場キャラクターの情報が必要となるので、そこを覚えていると楽に進めるかと思います。
マルチエンディングとのことですが、1周するのにかかった時間は3時間程なので、サクサク遊べます。オススメです。

OKARA

OKARA Steam

2018年01月25日

The Red Strings Club へのレビュー
5

プレイ後の感想:Bladerunner2049とWatch_Dogsのような世界観だったような気がする。
Bladerunnner2049の大きな世界を狭い範囲で描いていくあの描写とWatch_Dogsの暗さとたまに出る明るさ。このゲームはその要素を含んでいてしかも明快で奥深い。
(Watch_Dogs 2の世界観はどちらかと言えばこのゲームの世界観であってほしかった)

このゲームで特筆すべきは音楽だと思う。

あらゆるシーンに沿ったBGMがそのシーンを彩り、ストーリーを楽しませてくれた。(サウンドトラック欲しいぐらい)あまり会話をただ追って選択肢を決めるゲームが好みではないというか単調になって飽きてしまうことがよくあるがこのゲームはBGMのおかげと言っていいぐらい進めるのに疲れがなかった。

ゲームプレイに関しては簡単ともいえる作業だがその背景についてくる内容は全体を通して重厚に作りこまれておりあらゆる選択肢がその後の選択肢を決める。しかし、主人公の二人の技術力や話力が選択肢の間違いでゲームをダメにすることは一切なかった。まだ通っていないルートもあるのでこれからもプレイしてみたい。ブロンダイスに敬意を。

ymgt348c

ymgt348c Steam

2018年01月24日

The Red Strings Club へのレビュー
5

文脈から次の会話を選んで進めていくGAMEBOOKのようなゲーム。
GAMEの内容はさておき、高解像度な環境だと文字が非常に見難いので
windowsのフォントに変更すると多少はましになる。
変更するファイルは「The Red Strings Club」フォルダ内の次の3個。
basis33.ttf glasstown_nbp.ttf PIXELMPLUS10-REGULAR.ttf
windowsのフォントの書庫から好きなフォントをコピペして
上記のファイルネームにリネームしてしまえばOK。

蛇足ながら・・・このGAMEを日本語版で出したのなら
「Gods Will Be Watching」も、ぜひ日本語化をお願いしたい。。。

アキトンコツ

アキトンコツ Steam

2018年01月23日

The Red Strings Club へのレビュー
5

ドット絵のサイバーパンクな世界でバーを営む主人公を操作するゲーム
という文章だけだと全く同じ様なゲームがあるがあちらよりも幾分と殺伐とした雰囲気。

可愛いキャラクターがいないせいもあるが、世界設定がリアルなのも大きいだろう。
主人公は酒の力を使い客の感情(ストレスや自責、不安)を強くして、情報を引き出していく。 まだ序盤だから一概には言えないが このゲームは酒もといカクテルを作る要素よりも作った酒でどの感情を揺さぶるかに重きを置いている。
不安の感情を揺さぶることにより、企業に属す研究者は自分の行っている事が倫理的にどうなのか不安になり、ついつい口を滑らせてしまう といったように質問に適した客の感情を引き出していく。

恐らくとても多くの分岐があり 揺さぶった感情によっても質問に対する回答が変わってきたり、有力な情報が得られなかったりする場合がある。

客の文脈をしっかり読み取ってどんな考えを抱いているのか見極める必要がある。

酒を造る以外にもインプラント作成といって 人間の感情や考えを強化するインプラントを作り、クライアントに提供するゲームもある。
それも同じようにクライントに提供するインプラントによって行動が変わったり恐らくゲーム内でも多きく分岐に関わってくるはず。

なんにせよこういったADVゲームは初めて買ったが、雰囲気やシステム、キャラクターと全てにおいて満足出来る。日本語だし!

某可愛い方のバー店員ゲーよりも殺伐とした方がいい!PV見てビビっときたら買い。 1200位で安いし。

※一回目クリアにつき追記
まだ一つのエンディングだけなので全体はわからないが2時間ほどで一つのエンディングまではいけました。 ただ前述した通り分岐が非常に多く得られるカクテルと質問を変えると同様に得られる情報も変わる。最後に与えるカクテルによっても文が変わり非常によく出来ている。
周回して思ったのはもう少し使いやすいスキップ機能や周回の前提システムなら選んだ選択肢をわかるようにしてくれるなどの配慮が欲しかった。

忠告として 客から得られた情報や客個人の情報は簡単にメモとっといた方がいいぞ。 好きな酒とか

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