










The Red Strings Club
「レッド ストリングス クラブは、企業の陰謀を阻止するために陶器を多用したり、バーテンダーをしたり、電話で人になりすましたりすることを特徴とする、運命と幸福についてのサイバーパンクの物語体験です。」
みんなのThe Red Strings Clubの評価・レビュー一覧

Pajao!
04月02日
面白い、良いゲーム。
重厚なテーマのわりにエンディングまで短いのでサクッとプレイすることをおすすめする。
サクッとプレイできるので、テーマ、音楽、雰囲気が好みであれば買ってみましょう。
(洒落たバーでカクテルを客にふるまうゲームなのに、少しだけろくろを回させられることは留意していただきたい。)
というか[spoiler] このゲームPVが全てでは・・・ [/spoiler]

F1RE1NTHEH0LE
03月31日
ヴァルハラとヴァーチャルバースをあわせたような作品
ちょっとテンポが悪いような気もするけど許容範囲
ストーリーおもろいし雰囲気もかなり良いのでおすすめ

zatouitisnow
03月12日
1周クリアしたので感想でも
まずどんなゲームかというと、ミニゲーム要素がある選択型進行のアドベンチャーゲームです
世界観はサイバーパンクでそれなりに重いテーマを扱ってます
で、クリアした感想は、正直思っていたほどの内容では無かったしゲームとしての面白さも、期待していたほどでは無かった、という結論です
ミニゲームのカクテルを作るのもいまいち面白さはなく、他の方が仰ってるように、プレイヤーである自分の立ち位置と言うか、このゲームにおいて「プレイヤーはどの位置づけでの視野なのか」がわからず、さらに数多くの登場人物も出てくる割に、それぞれの深堀が無いため関係性や世界観の震度的にも広がりが浅く感じました
プレイ時間的にも4時間以内で1周クリアですし、世界観に対しての内容の薄さは残念ですね
さらにお値段から見てももう少しボリュームも欲しいですし、バーを舞台にしているのだから、カクテル作りももっと面白く絡めて欲しかったです
選択肢での分岐があるのかわかりませんが、オートセーブのみな仕様とストーリー的な部分と、ミニゲームの微妙さでもう一週しようとはなれません
サイバーパンクの世界観とドット画が好みならば遊んでみても良いと思いますが、個人的にはオススメしないとさせていただきます
ここからはネタバレを大いに含みますので嫌な方はここまでで終わってください
個人的に脳にインプラントを打ち込みいろいろと作用させる的な未来像は想像したこともあり、それを短編小説の導入部分で書いたこともあるので、同じ発想の話だなってなってしまいました
自分が描いたのは、インプラントはうつ病などの治療として脳への治療の一環でのインプラント技術が確立した世界観で、それを悪用して「脳に電子ドラッグ」を使用できるようになった世界を描きました
インプラントによってさまざまな効果を起こす、これはそれなりに想像し得る内容だと思いますし、もっとリアルというか近未来に実現しそうな事象としては、やはり脳への影響や治療だと考えています
この世界観は嫌いじゃないしむしろ未来を描くならば普通の発想だと思いますが、もっとそれを深堀りし、世界を広げて欲しかったなって感想です
登場人物も魅力的な人が多かったのに、もっとそれぞれ深く描くことがあれば、この世界観をより魅力的に出来たと思います
話のオチとしても少し弱くて、AIが全知全能のように描かれてますが、もっといろいろな組織がインプラント技術を様々な用途に利用するだろうし、なんかオチとして薄いというか、もっといろんな展開もできたのにもったいないなって思いました

stevia4h
02月09日
操作性の悪いミニゲームが邪魔をしているように思えて仕方なかった。これなら純粋なクリック型のADVにしたほうがよかったと思う。
サイバーパンクノベルとしては平均的な出来。

rain
02月02日
客に飲み物を提供しつつ会話するADV…というとVa11hallaやコーヒートークが有名だが、あちらがキャラクターの個人的な部分に焦点を当てたシナリオであるのと対称的に、このゲームはテクノロジーと倫理にまつわる哲学的な問いを投げてくる。
そういうややこしいテーマについて考え込みたい人におすすめ。
ゲーム冒頭で示される結末は変えられないが、そこに至る過程はプレイヤー次第で違ってくる。
提供するカクテルや選択肢によって結構テキストや展開が変わるからだ。オートセーブのみでバックログもないから気軽に試せないのがネックだが…幸い1周するのにそこまで時間はかからないので、気に入ったら2周目もやってみてほしい。
翻訳の質も良く、シニカルなSF小説のような味わいがある良作。

jun
01月11日
設定、ストーリー、テーマ、ゲームプレイ、それぞれはどれをとっても良くあるものなのですが、いずれも本作ならではの要素が少しずつあり、それらが噛み合ってオリジナリティを感じる読後感でした。
特にメインである人間の感情を管理するテーマについては、選択肢に向き合えばかなり論点が見えるようになってます。選択肢もなかなか悩ませてくれますし、自分がどう考えてるのかも気付かせてくれる部分もありました。
ドット絵や音楽などの表現も素晴らしく味のあるもので、SF好きには是非プレイしていただきたい一作です。

zeeerd676
2024年10月11日
どことなくヴァルハラを思い出すけど、テーマとしては少し重い。ドット絵とサイバーパンクという黄金律を見事に再現したゲーム。

toudo
2024年08月14日
選択肢によって、細かい部分での展開や台詞が異なってくる。
自分だけのシナリオが進んでいる気持ちになれた。
二週目プレイするのは、ミニゲームが挟まれているためやや面倒だが、作品を好きなら体験する価値はあると思う。
ただ、[spoiler] 冒頭のムービーにある通り、エンディングの大枠は変化しない。この範囲でどのような人生を歩むか、どんな気持ちでキャラが生きるのかを選ぶことができる。 [/spoiler]

ねこすず
2024年08月11日
おふざけはほとんどない、重いテーマのサイバーパンクアドベンチャー。
選択肢はいくつもあるものの、起こる出来事はほとんど変えられない。まさに人生のようでした。
好きな人は相当好きな世界観だと思います。
キャラクターにも世界観にも相当複雑な設定がありそうなのですが、あまりそのあたりの掘り下げが行われないまま話が進んでしまうのは少々残念に思いました。
そして話の流れを理解していないとゲームを進めていく事が困難になるので、できればあまり時間を置かずにプレイした方が良さそうな系統のゲームです。

Cajan
2024年07月07日
本当に偶然、なんのきっかけだろう…たまたま目に入ったこのゲーム。
発売から6年半の時を超えてこのゲームに巡り合えた幸運に感謝します

もこ
2024年06月13日
1周目が終わったのでとりあえずレビュー
遊んですぐに感想を書きたくなるくらいに気に入った。
主人公らのバディ感が良い。お互い信頼しているのだろうと端々から感じる。
ストアページの情報をサラッと読んだ感じ、バーテンダー視点でお酒を提供するだけゲームかと思っていいたがそういうわけでもなかった。お酒をつくるゲームではあると思うがそれがメインだとは思わなかった。
私的にはどっちかというと、分岐がたくさんありそうなノベルゲームというイメージの方が近い。
ゲームらしいゲームを求めている人にはこれは違うと思うし、ミニゲーム自体は言及するほどのなにかはなかった。
ストアページを見て、サイバーパンクな世界観が好みな人であれば楽しく遊べるのでは?なかなかディープで感傷に浸れる。
世界に新しい技術を取り入れることで、もたらされる影響は良いものなのか、悪いものなのかそんなことを考えさせられるストーリー。倫理的な問題や道徳とかそういう答えないものがこのゲームの大きな部分を占めていると思うので、そういうのをゲームでまで考えたくない人にはあまりおすすめできない。
あとは、バーテンダーとその相棒のキャラクターがとても好みだった。
参謀件、情報収集を行う大人雰囲気のバーテンダー 客に愛してるとか言っちゃうの夜に慣れてる感じでいいよね。
やんちゃしてそうなでも正義感の強そうな相棒 人思いのいい奴そう。非常に有能であった。
2人が今までどんなかかわりをしていたのか何も言及はないけれど、言葉の端々からお互いを信頼している良い関係を吸収させてもらった。ありがとう。
UIは正直微妙。世界観を守るためとか、人生セーブなんてできないぜみたいなそういうことなんだろうと思うけど。
ログ、セーブ、分岐からのやり直しができないのがきつい。
後、登場人物の名前とか役柄覚えられないからいつでも見られる状態が良かった。
このゲームが話題になっていることを私は見たことがないが、好きな人は好きだと思うのでもっと表に現れたらいいなぁ。

Amamiya
2024年04月15日
トレカで初めて確認したアカラの見た目がキモすぎて涙引っ込んだ
ドット絵だとかわいい感じあるのになんでだよ

シゲル
2023年12月20日
100%実績まで 13時間 (1h=43.1円)
1周では実績をすべて解除することは出来ずに周回プレイになります
途中にある選択肢を変えることで違う実績を取得することが出来ます
逆を返せば全ての選択肢が嚙み合わないと実績が取得することが
困難であるために、ある程度の実績を取得したら攻略サイトを
見ることをオススメします
最終的には総当たりの作業ゲーになってしまい、面白さが失われます

maple
2023年09月03日
好きすぎて実績を初めて全て解除したゲームです。
決して明るい世界観ではなく、全体的にダークな雰囲気の近未来SFです。
他のゲームにはない不穏な居心地の良さがあり、クリア後はプレイ時間も相まって一本の映画を観終わったような寂寥感を覚えます。
生命倫理を問う重めのストーリーには未来に実際に起こってしまいそうなリアルさがあり、もし自分が主人公だったらどうする?とじっくり考えずにいられませんでした。
一周遊ぶだけでも楽しめると思いますが、様々な選択肢によって登場人物の意外な一面を発見することができるので、より深くこの世界観に浸かることができます。実績をすべて回収したときは満足感がありました。
ドット絵も非常に美しく、特に終盤のマップはずっと眺めていられます。
序盤が一番難しいと感じている方が多いと思いますが、慣れるとスムーズに進められるようになります。
個人的にBGMもかなり好きで、冷たい雨の降る都会のような無機質な電子音が良いエッセンスになっています。
気になった方はサウンドトラックもチェックしてみてはいかがでしょうか。

Yohahiru
2023年07月03日
ノベルゲームの傑作です。すごく面白かったです。強くおすすめします。
バーテンダーのドノヴァンとクラッカーのブランダイスの二人の主人公が大企業の野望を打ち砕く、近未来SFサイバーノベルゲームです。
全編通してジャズが似合う渋い雰囲気が最高です。
「ふりだし」から「あがり」まで後戻りできない赤い糸を繋いでいく・・・といった内容となっています。
自動セーブ方式なので本当に後戻りができず、更に過去の文章のログも見られません。
正解の選択肢を選ぶまで何度も同じ文章を繰り返すなんてこともできません。
選択をした選択肢が合っていようが間違っていようがお構いなく物語は進んでいきます。
なので、選択肢が出てくるたびに「うううう~む」と真剣に頭を悩ませました。
自動セーブで後戻りができず選択肢に頭を抱えるこの感覚はかつての「Wizardry」を思い出しました。
このゲームの良かった点
・BGMが素晴らしい。全ての場面のBGMが全く邪魔にならず気にならず、雰囲気にバッチリ合っています。
・ドット絵がなめらかで綺麗。ドット絵職人さんはいつの時代でも凄い!
・後戻りできないストーリーがゆえの「選択肢の重み」。本気で何択かの選択肢に頭を悩ませました。選択肢でこんなに悩んだのは久しぶりです。最高に楽しい時間でした。
・全体的に渋い。ゲーム全体のサイバーSFの雰囲気が最高です。
・会話の早送り機能がついている。周回するのに便利でした。
悪かった点
・過去ログ(過去の文章)を見られるようにして欲しかった。ゲームのコンセプトとドノヴァンのキャラ付けでこうなっているのは分かりますが、今の時代にマッピングを方眼用紙に描くようなことをするのは、やはりちょっとつらいです。
・最初のインプラントを作るロクロを回す場面、もうちょっとわかりやすい説明が欲しかったです。あれ?これどうやって削るの??と5分ぐらい悩みました。ゲームがバグっているのかと勘違いしてしまいました。
ノベルゲームが好きな人は是非やってみてください。
私は全ての会話を回収するために4周もプレイしました。
もう、とにかく二人の主人公「ドノヴァン」と「ブランダイス」が渋くて最高です!
あと注意事項として、同性愛表現や性的表現が少しだけキツイかな?という場面が少しだけ出てきます。
それらの表現が苦手な人は注意をしてください。

alche
2023年06月15日
評価が難しいです。ストーリーと雰囲気に重きを置いたゲームでそこは素晴らしいんですが、ミニゲームがだるすぎて全てを台無しにしています。酒はまだしもツボ作りが面倒くさすぎます。クリックでスピードを上げて維持しつつ、マウスを動かし微妙なマウス操作でツボを形作っていく。面倒くさすぎます。爽快感のカケラもありません。
余計な要素はいれず、普通のADVでよかったとおもいます。

S_Tez
2023年06月10日
ストーリーと世界観重視のサイバーパンク・ノベルゲーム
会話を読んで選択したりカクテル作って酔わせて情報収集したりします
お話自体は目的がわりと明確なのでそれ目指せばいいんですけど、人物の名前・立場・関係、何より会話内容をきっちり把握しておく必要があり、途中からはリプレイできないし自分は記憶力クソなのでずーっとメモ書きしながらやりました
初見の終盤近くで「赤い糸」を確認して最後のチャートが目に入った時の衝撃と、あっこれかあ!っていう感情の…何?この…
変わらぬ結末まで足掻くか諦めるか、受け入れるか否か。後味がいいとは全く言えないのにラストは謎のやり切った感(≠達成感)がありました
[spoiler]あと終盤のナイマさんは胃に穴が開くと思う(かわいそう) [/spoiler]
とにかく覚えることが大事
カクテルの作り方(上下左右)すらサッと覚えられないレベルの記憶力無いマンですが色々メモしながらだったらクリアできたのできっと大丈夫
カラフルだけど全然明るくない世界観と物語、ドット絵やひたすら文字読むの好きでしたらご一考下さい

Haru7kanoe
2023年01月01日
雰囲気に惹かれて、セールで購入。途中手間取りつつも3時間半ほどでクリア。読後感が非常に好みな作品でした。
ストーリーの主軸となる題材は所謂「答えのない議論」になるもので、読み終わったとてハッキリとした答えが出るタイプのものではありません。ですので、白黒ちゃんとつく物語がお好きな方にはややオススメできないのですが、読み終わった後に終わった物語に想いを馳せ、色々と考え込むのが好きな人には是非ともプレイして頂きたいです。
個人的にはエンドロール前後の演出がとても良かったと思います。
無数の赤い糸が張り巡らせれたチャートの行き着く果てのただ一つの結末を、是非とも見届けてほしいです

新世界の神
2022年08月25日
おもろいです。ただ、話が複雑で自分はざっくりしか分かりませんでした。
案外クリアまでの道のりは短かったですけど、満足です。
ドリンクを作るのが自分的には好きでした。

nongame2071
2022年05月17日
意味深な要素があった割にエンディングが陳腐であっさりして残念。
色々選択肢があるのでマルチエンディングかと思ってたらエンディングは1つだけです。
作者が言いたいことだけ言って終わった感じです、プレイヤーに選択の余地はないように感じました。
一部謎要素を放り投げたまま終わります。
[spoiler]あの死神何のために出てきたの?[spoiler]

ゲームおじさん
2022年04月15日
雰囲気とドットが良いストーリー重視のゲーム。チョイチョイめんどくさいミニゲームが入ってくるのが難点。
クイズは難しい。が、外してもクリアに何も問題なかったので完璧主義者でなければそのまま進めてオッケー。(というかオートセーブで戻れない?)
ストーリーは近未来SF短編小説を読んでる感じ。
エンディングと一番最後の演出が好き。
セールの時に買って暇な時に一気にやるのがおすすめ。2時間もあれば終わると思う。逆に一気にやらないとよくわからなくなる。
周回プレイも楽しいのだが会話をスキップする機能が無く不便。改善を期待。

6.
2021年08月14日
ストーリーの細かい説明や難しい考察を説明するのは苦手なので、感じたことを簡単に綴っておきます。
私が求めてた【ドット絵+選択型ノベル+音楽や雰囲気がいい】要素を兼ね備えた素晴らしいゲームでした。
いわゆる"考えさせられる"物語です。
[spoiler] 最初のシーンはそういうことなのか~~!そういう演出大好き![/spoiler]
キャラクターの掛け合いも良いし演出も良い。興味を持ったら是非ネタバレ見ずに遊んでほしい。
ドットは動きも滑らかでとても丁寧です。しかも、キャラの個性がとても分かりやすい。歩き方や表情、話すときの仕草もキャラそれぞれでこだわってるな~と思いながら楽しくプレイできました。背景も細かく作りこまれててドット絵の素晴らしさを改めて感じました。
選択に関しては、かなりの分岐があるのでは?と感じた。ドノヴァンによる感情に合わせたカクテルつくりから質問の順序などで得られる情報があったりなかったりするので、常にウンウン唸りながら選択してました。この情報を取るためにこういう話の順序で...と試行錯誤する時間は楽しかったです。キャラクターの反応が機械的でなく、丁寧かつ繊細に返してくるので選択する度ハラハラドキドキでしたが。素晴らしい日本語訳に感謝。
カクテルつくりに関しては、お酒詳しくないので何がバーボンかウイスキーだか分からずにプレイしてましたが、なんとかなりました。
[spoiler]拷問者仲間にできなかったの悔しい...アカラクイズ難しい[/spoiler] [spoiler]電話掛けるところも途中こんがらがって詰みかけた[/spoiler]
ゲームの流れは常にカクテルを作ってるわけではないし、ストーリーが楽しめれば飽きは来ないと思います。進行もサクサク進むので。
最後の選択はもちろん[spoiler]ブランダイスからドノヴァンへの愛の告白で締めました。敢えて伝えないパターンもちょっと気になる[/spoiler]

kamioka
2021年07月02日
サイバーパンクな世界、巨大企業の陰謀、バーで交わされる小粋な会話。
プレイヤーは”人間改良インプラント”を作るアンドロイドや"感情に訴えるカクテル"を作るバーテンになったりして、水面下で進行中のある計画を探っていきます。
その過程で交わされるウィットに富んだ会話、ビターな雰囲気が本作の醍醐味です。
登場人物は様々な苦難や葛藤を乗り越えてきた大人たち。矛盾を抱えながら生きている彼ら彼女らの言葉は味わい深いものがあります。
その会話は時としてプレイヤーに社会問題や倫理までも問いかける。あなたの選択は、そして物語の行く末は…。
全編通してローカライズがとても良く、個性的なキャラクターや軽妙なやりとりを存分に楽しめました。

hir0c
2021年05月27日
[h1]「感情」とは何なのか?[/h1]
インストールした人格データは、感情と呼べるのか?
人類からネガティブな感情だけ削除して、戦争や環境破壊がなくなるとすれば、その計画に賛同するか?
もしそれが「やりすぎ」と言うならば、自殺や殺人の感情だけを削除するのはどうか?
…
「感情」が技術で制御できてしまうサイバーパンク世界で、プレイヤーは正解のない選択を常に迫られる。
この選択肢が絶妙で、ゲームをプレイすると、自分が「感情」についてどのように考えているのか、嫌でも思い知らされることになる。
選択によりストーリーが分岐するので、ぜひ自身の結末を確かめてもらいたい。
[h1]ゲームシステム[/h1]
本作は大きく3章に分けられる。
①インプラント
②カクテル
③電話
①インプラントではアンドロイドを操作して、「客に人格改変チップを埋め込む」というサイバーパンク世界ならではの治療を行う。これが一筋縄ではいかない。
例えば「SNSの批判コメで病みそう」という人に対して「世間からの評価を気にしない」というチップを組み込むと、今度は「世界とのつながりが希薄になり自己嫌悪になった」とか言ってくる。現代でもありそうな話である。
「感情」に最適な解決策なんてない。
②カクテルではバーのマスターとなり、客の「感情」に共鳴させるカクテルを作ることで情報を引き出していく。この感情の候補が何個もあり(興奮、自責、不安など)、どの「感情」に共鳴させるかによって、同じ質問でも得られる情報が全く異なる。
また、客が帰った後に店員のAIが客に関するクイズを出してくるのだが、これも難しい。「〇〇が人生で一番大切にしているものは?」など。
ただしこれらは当てずっぽうではなく、接客時の反応や発言の言葉尻などで推察することができる。
③電話では、ある企業に潜入し、社員の声データを使って他の社員から情報を引き出す。社員同士のやりとりや会社のデータベースから、②カクテルパートでは解らなかった各人物の背景やつながりを目の当たりにする。
そして待ち受ける真相とエンディング…

Misosoup-2000
2021年05月15日
VA-11 HALL-A系のバーテン・アドベンチャーゲームですが、サスペンスよりのストーリーになっているのとお酒造りなどの要素が若干複雑になっています。ストーリーが面白く、さくっとクリアできるのでお勧めです。

bolognese_pizza
2021年04月29日
注意!!!
物語をしっかり読んで暗記とは言いませんが記憶しておく必要があります。また登場人物の名前がわからないので私はメモ帳に書いてやってます。後に唐突に「話を聞いていたか?クイズです」と言われほぼ間違えました。
全データーを消すという項目も設定にあるくらいなので、「覚える」これが大事です。
内容としては情報家というコンセプトの中会話的緊張感があるのでとても面白いです。