










The Town of Light
『光の街』は一人称で語られる心理アドベンチャーです。物語の舞台は、20世紀前半のイタリア、実際に存在し、綿密に復元された場所です。環境を探索し、対話することで、主人公の混乱した視点を通じて主人公の歴史を追体験し、選択に基づいてストーリーがさまざまな方法で展開します。
みんなのThe Town of Lightの評価・レビュー一覧

みみずぅ
2024年12月19日
最初はただただホラゲーなのかと思っていた。
じきにこの建物がおかしいのかと思い始めた。
そしておかしいのは周りの世界だと信じた。
おかしいのは私だった。
精神病棟を題材にしたリアリティあるインタラクティブ(?)ゲーム。
百合があるなんて聞いてないよ!
精神強い人におすすめ!

酒池肉林
2022年06月28日
個人的にウォルターフリーマンの経眼窩ロボトミーを行う場面が印象的でした。このような生命倫理的に問題のある場面が再現されていることで、文章だけでは想像・考えずらい部分まで辿り着け、深く思考できたと思います。他人事・過去の出来事として終わらせずに現在のニュースと照らし合わせて考える一つの資料とすることも出来ると思いました。

Just YURI
2022年06月07日
[h1]※ゲームという枠ではなく作品としてのメッセージ性に対してのレビュー[/h1]
大筋は1930~年代での精神医療、入院病棟を描いている。そこでの行われたこと等々を回想としてプレイするが、ショッキングなシーンもあるので人によっては事前に内容を調べたほうがメンタルヘルス上良いかと思う。
ネタバレを防ぐため多くは語らないようにするが、オススメするポイントがメッセージ性という点で少しストーリーに触れる。
[h1]当時の強引で杜撰ともいえる医療や観察[/h1]
現在ではこんな非道なことは無くなってきているが、病院側の利益最優先や無理解(思考停止)によって強制入院まがいのことは日本の精神医療でも現に行われている。
何をもって入院させているのか、何をもって回復とみなすのかすら曖昧な状態で”本人の治療と社会適応のため”という大義名分を掲げ、患者の意思を無視し続けている精神医療従事者や病院は未だ存在している。
そういった意味では現状の精神医療とリンクして考えさせられるシーンが多くある。
[h1]同時に精神医療だけでなく不登校やひきこもりの話にも通ずるものがある[/h1]
弱っているまたは障がい等で困っている本人の権利や意思、尊厳を踏みにじるような[spoiler]ゲーム内で描かれている性的虐待や暴力や搾取、抑圧、説得という名の恫喝、事実上の拉致監禁[/spoiler]犯罪行為が今この瞬間にも行われている施設があるということも知ってほしい。
昔の、そして国外の関係ない話ではなく、この日本にも姿かたちを変え同じように苦しんでいる人を、さらに苦しめるシステムが堂々と残っていること。調べてみてもらえるとすぐにわかると思う。
[u]目をそらしてはいけない
無かったことにしてはいけない
”社会の安全のために”や、”医療の進歩には必要悪”というそれこそ綺麗事を並べ、史実と事実から逃げてはいけない
啓蒙していくことが、苦しんでいる当事者を救い、当事者でない人でも皆生きやすくなる社会に変わっていく第一歩だと思う。[/u]
[b]それほどまでに重い作品(ウォーキングシミュレーター)であると理解し関心を持ってくれた方にオススメしたいゲームである[/b]

Reversal!
2021年11月14日
イタリアに実在した精神病院を舞台にしたホラーADVです。
主人公のレネーは1940年頃にそこに入院しており、なんやかんやあったもののその間の記憶が曖昧になっています。
そこで2016年にその精神病院を訪れ、中を探索することになります。
病院は1970年代に閉鎖されたため廃墟になっていますが、放置された器具や設備が多々残っており、それらを辿って当時を思い起こしていきます。
このゲームについてホラーと前述しましたが、ホラーといってもお化けが出るとかではなく、1940年頃にレネーが受けた治療の様子(史実に基づいているそうです)が描かれるだけです。
しかしそれは現代から考えると非常に非人道的で劣悪なものであり、治療によって精神的に追い詰められていくレネーが痛々しくてたまりません。
治療だけでなく精神病に対する無理解や偏見も描かれており、時代的に仕方のない部分もあったとはいえ恐ろしさを感じます。
ストーリーだけでなくビジュアルやサウンド面でも怖さを煽ってくるので雰囲気が非常に良いです。
システム的にはただ指示通り歩いて順々に進むだけなので戦闘もパズルも何もありません。
次の行き先もはっきり伝えてくれるものの、妙に迷いやすかったりどこを調べればいいかわかりづらかったりでちょっとやりづらかったです。
歩くスピードが遅い上に走ることもできない点はよろしくなかったですが、年齢を考えればしょうがないよね…と納得してしまいました。
とにかくストーリーが暗くて重くてつらいので、覚悟を持ってプレイすることをオススメします。

Gamunch823
2021年11月07日
日本語ボイス対応などストーリーが分かり易くなって良かった。
歩きのみで走ることが出来ない。
所々に強制シーンがあって歩く速度が更に遅くなったり、ファイルや手紙を読み終わるまで
次の行動が出来ない所がストレスに感じた。

Akatsuki
2021年08月28日
[h1]とにかくプレイする人を選ぶ、当時の精神病院の実情を露わにした異色作[/h1]
イタリアに実在した「精神病院」を舞台に、当時の精神病院の実情や、患者とその家族の状況を赤裸々に描いたアドベンチャーゲーム。尚、病院は実在したが、そこで行われていた内容は「事実を元に着想した」と記述されている為、どこまでが事実かはボヤかしている。
さて、この作品、とにかく無茶苦茶人を選びます。「サスペンススリラー系の作品でしょ?」となんとなく購入すると結構痛い目みます。正直、私にはあわなかった。プレイしていて終始気が滅入るし、エグい表現もかなり多い為、プレイ中ずっと鳥肌がたっているような感じでプレイしていた。
実際、ジャンル的にはサスペンスというよりは「サイコロジカルホラー」になるのか。とにかく主人公の語っていることが理解できなくて、なのにどんどん過去の状況がカットインされてくるものだから、頭が混乱するわ怖いわで、少しも楽しめなかった。
ゲームとしても凄く冗長的で、無駄に広いフィールドを走ることもできずただひたすら歩かされ、各所においてあるアイテムは9割方は閲覧するだけの置物、また、突然カットインする場面では、一部画像が表示されず真っ暗のディスプレイでひたすら音を聞かされるといった状況なども存在し、プレイしててダルい状況が多々起こる。ずっと鳥肌たっている状態なのにこれは辛かった。
そして、最も意味不明なのが、ストーリー分岐。一部会話シーンで選択肢が現れ、それによってストーリーの分岐が起こるのだけれど、どちらに進んでも殆ど変わらない。クリア後、もう二度とプレイしたくなかったのに、分岐で話がどう変わるのかは知りたく、渋々再プレイした時の失望感たるやなかったですね。なんなのアレ。
とにかく、このゲームは、「当時の精神病院の状況を知ってみたい」と思う人しかプレイするのをオススメしません。時折カットインされるイラストやエンディングの雰囲気とかは好きだったんだけれど、雰囲気ゲーとして評価するのはさすがにキツイかな。
あと、日本語対応しているのだけれど、全編日本語で音声吹き替えされているのにはビックリした。プレイ開始時は「凄いなぁ」と思ったけど、クリア後は「力入れるのそこ!?」となったけれど。

pacifica721
2021年06月13日
とにかく何年も日本語化を待ってて良かった作品です。とりあえず終わったので。。。
とりあえずラストは衝撃です。何とも言えない気持ちになれます。
この辺は、クリア後にアマ〇ンプライ〇ビデオのロア1ー2恐怖の手術を見ると
脳内でリフレインされて最強に鬱な感じになります。なかなかの胸糞悪さです。
つい、この人の人生って・・・・と独りつぶやけます。
昔ながらのアドベンチャーゲームの操作性といいますか、PC88あたりのADV好きな世代なら
ぜひ一度プレイしてみて下さい。映像はかなり奇麗です。クリア後のムービーは唖然とします。
本当にゲームは完ぺきにこの病院を再現しております。恐るべき再現度です。
リプレイしようとは思いませんがおそらく忘れる事の出来ない作品です。
クリア後にせつなくなると言いますか何とも言えない素晴らしいゲームでした。
セールの時にでも是非おすすめの鬱げーです。

Tetta
2021年03月08日
▽実績コンプ時間
約6時間
▽得点評価
40/100
[hr][h1]総評[/h1][/hr]
CS版ではPS4やNintendo Switchで既に販売販売されていますが、steam版も日本語化された事を知ってプレイ。
戦時中のイタリアの精神病院での事を実際の建物、事実に基づいたセミフィクションのゲームです。
題材的にホラーテイストなイラストや演出が多いですが、厳密にホラーゲームではありませんので注意。
プレイヤー自身がレネーとなり記憶を追体験するといった内容となります。
なのでホラーゲームが好きって方がプレイするよりか歴史好きの方、当時のイタリアの精神医療はどういったものなのか
どういった事が行われたのか知りたい人がやるゲームです。
ストーリー自体には起伏が少ない為、気づいたら終わってるようなゲームです。言うなれば廃墟探索ゲームに近いかもしれません。建物内を探索し色んな資料を読みながら進んでいくという感じですね。
ゲーム的な要素として選択肢が幾つかあり、この分岐が非常に分かりづらい選択肢を選びながら各ルートをプレイしていくのですが、途中で4ルート分岐する割にはストーリー変化が殆どなく結末も同じです。
実績に拘りがなければ1周クリアすれば十分です。
レナーの日記は全部集めることをお勧めしておきます。
全体を通して他のレビューにもありますが丁寧な作りだと感じます。しかしながら難点らしい難点もなければ良点らしい良点もありません。ピンポイントで興味を持った方以外には特にお勧めはしないのでオススメしないに投票です
[hr][h1]実績[/h1][/hr]
非常に分岐が分かりづらい。
マップ内での探索は病院内はとにかく外のマップは作りこみが言い分道に迷いやすいです
1プレイでは全実績取れないため、ガイドを参考にするのが一番よろしいかと思います
[hr][h1]値段[/h1][/hr]
値引き前の価格はボリュームと内容から鑑みると少し割高に感じます。
私はセールの時に300円ぐらいで買いましたので、セールを待つのが良いかもしれません。

VANANA
2021年02月26日
[h1] 字幕だけ日本語化と思いきや、ほぼフルボイス日本語付き[/h1]
[h1] この名作を味合わないなんてもったいない!!!!![/h1]
探索型です。
廃墟好きは買い。昔の精神病棟に惹かれる人は買い。
本当によくやってくれたと思う私の中で殿堂入りのゲーム(物語)です。
ホラーでビックリ!大好き!!敵とどんぱちしたり、
逃げたり隠れたり戦ったりしたい人は不向きです。
安心して、この建物がなんなのか、自分がなんなのか、雰囲気を存分に探索してください。
あとThe Graveyardを感じる。絶対分かる人はわかるこれ。

Rinjin28
2021年02月26日
2017年に販売されたがPS4版のみ日本語に対応している状態でした。ようやく2021年2月末からPC版も日本語化されたので購入。
音声・字幕ともに日本語になっています。CS版は未プレイのためクソみたいな審査機関によって変更された規制部分がどうなっているかは不明。
FPS視点で進行するADV。20世紀前半頃の精神疾患、閉鎖的で隔離されたイタリアの精神病院の状況を再現しているようです。
ゲーム内のような虐待ともいえる患者の治療・看護は現代において劇的に改善されたと注意文が表示されるほどには再現しているようです。
日本においても80年代に起きた「宇都宮病院事件」をきっかけとして精神障害者を守る法律ができましたが、2020年の現代となっても精神障害者を虐待死させる「神出病院虐待事件 」が起きています。そういった点においてはとても身近な恐怖・狂気ともいえるかもしれません。
暗く、非常に気分が悪くなるゲームです。
わざわざ胸糞の悪い思いをしたくないという人、精神疾患の疑いを持つ方にはおすすめできません。ただし精神医学の歴史を知ってみたいという方やタフなメンタルを持っているのであればオススメです。
もし興味があるのであればセール時に購入するのがいいでしょう。

Z.O.E
2020年04月16日
[h1]👩🏻🦰5段階短評🏥[/h1]
😄 イタリア1940年代前後の精神診療所がリアル。
🙂 ジャンプスケアに頼らないストーリー。
🙂 さっぱりしたグラフィック。
🙂 挿入されるBGM。
🙂 短めで、飽きてくる前に終わる。
😑 分岐ありだが、繰り返し遊ぶ魅力はどうだろうか。
😑 ホラーゲームともウォーキングシムとも言えない半端さ。
😞 英語力と推測力がないと楽しめない。
😞 地味で起伏が少ない。
😞 通常価格は割高。
[quote]Steamグループ[url=https://steamcommunity.com/groups/gamingchild]ゲーミングチャイルド[/url]では、新作紹介やレビューをほぼ毎日行なっています。メンバー登録、[url=https://store.steampowered.com/curator/33120141-%25E3%2582%25B2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259F%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B0%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2589/]キュレーターのフォロー[/url]をお待ちしています。[/quote]

Vorador
2020年02月06日
他のコメントにもありますが、移動はすごく遅いです。
ちょっとホラー表現がありますが基本ウォーキングシミュレータみたいな感じです。
ひと昔前の精神病院の廃墟を探索するような形になりますが主人公の記憶や視点から語られるひどい実態を追体験していくようなゲームです。ただ英語がわからないと結構何がなんだかわからないかもしれません。とても悲しい話です。
※日本語対応する、とかなり前に発表がありましたが2020/02/06時点ではまだ対応されていません

SiO2aq
2018年01月02日
廃墟と化した精神病棟を舞台にした、一人称探索型のアドベンチャーゲーム
主人公が施された治療を追体験しながら、精神病棟に秘められた過去を解き明かしていく
非常に重く陰鬱なストーリーで、驚かせるようなホラー表現は少なく、
ホラーゲームというよりはウォーキングシミュレーターに近い
一本道ではあるが、朽ちた建物や廃墟に差し込む光の表現が美しく、廃墟好きならば歩くだけでも楽しめると思われる
ストーリーと雰囲気、アートワークや音楽の面では人を惹きつける魅力があるが、
パズルやアイテムを探索する必要がほぼないために、ゲームとして面白い作品かと言われると疑問
上記のように、雰囲気を楽しみたい人向けのゲームだと感じた
現状では日本語字幕がないので注意

BetaSS
2016年08月18日
戦闘なし、一人称視点の探索ADV。
ストーリーやゲームシステムについては他の方が詳しく書かれていますので省略します。
朽ち果てた病院施設に差し込む光が本当に美しく、廃墟ファンにはたまらない作品です。
実在の施設をベースにしたとのことですが、おそらく病院の周りの植生などもかなり綿密な再現を行っているのではないでしょうか。
廃墟がたくさん出てくる作品は数多くありますが、ここまでリアルだと感じた作品はなかなかありません。
歩き回っているだけで本当に楽しいため、海外レビューなどで指摘されている歩行速度の遅さはほとんど気になりませんでした。
唯一残念だった点は、現在日本語化MODなどが存在しないため、あらすじ程度しかストーリーを理解することができなかったことです。
しかしそれを差し引いてもプレイする価値はあると断言できます。
サイレントヒルやCRY OF FEARなど、人間の持つダークな面を深く描いた作品が好きな方には全力でおすすめしたい作品です。

Kotajiro
2016年03月05日
実在した精神病院で起こった出来事を、そこに入院した患者として体験できる探索型ゲーム。
まだ精神疾患に対する医療体制が整ってない時代の劣悪な環境を、非常にリアルに体験できる。
記憶喪失になった入院患者、Reneと共に廃墟となった病院を探索し、様々な証拠(文書やアイテム等)を集め、事実を追求していく形式となっている。プレイヤーが見つける証拠の集め方により、Reneの体験した記憶が変わっていく所がとても興味深い。
エンディングについては言及できないが、リプレイ要素がある。
ビックリ要素は一切なく、一般的なホラーゲームではない。だが、表現技法がとても優れており、進めることがとても恐ろしく、おぞましくなるという感覚を得ることができる。
プレイヤーを怖がらせるのではなく、ゲームを通じて本当にあった出来事を体験してもらいたいというディベロッパーの強い意思を感じた。
題材が題材だけに、メンタルが相当削られるため、弱い方は要注意。だが、強烈な体験をしたいという方には強くお奨めしたい。