シーフ
シティでは恐怖の波が高まっています。憎しみはあらゆる石に浸透し、裕福な人々が繁栄する一方で、恵まれない人々は悲惨さと抑圧に直面します。彼らは病気と飢餓に見舞われながらも、何かが変わるのを待っています。 ゲームのジャンル全体を定義するのに貢献したシリーズの再発明である Thief の大泥棒であるギャレットは、この影の世界に足を踏み入れます。この一人称視点のアドベンチャーは、プレイヤーが完全にコントロールできるインテリジェントなデザインを特徴としており、ゲームのレベルを進む道や、それぞれの課題にどのように取り組み、克服するかを自由に選択できます。
みんなのシーフの評価・レビュー一覧
GONTA-KUN
2024年09月22日
Thief 1や2のレベルデザインと雰囲気が狂おしい程好きな方々に向けてレビューいたします
大丈夫です、買わなくて
そして日本語DLCを恐れ多くもメーカー様から購入させて頂かなくても大丈夫
もしかしたら名作Thiefの片鱗を味わえるのでは?
と、どーしても古参ゲーマーは気になって仕方がなかったであろう本作
序盤だけで作品の評価を下してはいけないと10時間近く遊ばせて頂いたのですが
完全に凡作、或いは凡作に毛が生えた程度
特に光るところなんてありません
こんなゲームを詳しくレビューする手間が惜しいので端的に述べます
・盗みがスリルではなく作業と化す陳腐なレベルデザイン、盗みがただ手間なだけという印象がずーっと続く
・オープンワールドの悪い適用例で、無駄な移動時間が頻繁に挟まれてプレイヤーの貴重な時間を徹底的に削ってくる
・ゲームとして最低限の品質を保とうとするあまり、無難なデザインに終始し(無難を楽しいと思う人もいるので悪いわけではないし「お勧め」にしている方はそこを評価されたのだと思います)ゲーム制作者としての気概など一切ないレベルデザイン
それにしてもタイトルのThiefって、日本語DLCシステムを指示したゲーム会社のお偉いさんの事なんじゃ…
aba
2024年05月10日
点数:6/10
日本語別売り
このゲームは数年前にゲームが100本ぐらい入った4000円程度の巨大バンドルを買ったら入っていた。
ゲーム本体に加えてDLCもほぼ全部入っていたが、日本語化DLCだけは入っていなかった。
日本語の別売りは発売当時めちゃくちゃ批判されていた事を覚えていて、自分としても日本語をセール時500円程度とはいえ、わざわざ買いたくないなあと思い、遊ぶことも無く積みゲーにしていた。
で、数年経った頃、Epic Gamesがこのゲームを日本語入りで無料配布した。
これでSteam版に触れる必要は無くなったかと思ったが、一つ問題がある。
Epicの無料配布は本体のみでDLCは含まれていない。
なのでEpic版では銀行ミッションはプレイできない。さてどうするか。
出した答えは、Epic版のメインストーリーを最後まで遊び、
その後セーブデータをSteam版に移植して銀行ミッションは英語で遊ぶという手法だ。
Epic版は一部ムービーで音声が鳴らないという問題があったが、そこは字幕表示で補って無事に最後までクリア。
そしてセーブファイルを移植しようとすると、どういう訳かセーブファイルのフォルダ構造やファイル名が異なる。
Epic版は1つのセーブデータが1フォルダに4ファイル、Steam版は1つのセーブデータが剥き出しの2ファイルだ。
そしてセーブデータのファイル名はまるで違う。
これはダメかと思ったが、憶測でEpic版のうちの2ファイルを取り出して
Steam版と同じファイル名にリネームすると無事に読み込みに成功。
追加された銀行ミッションも無事にプレイできましたとさ。
……長々とゲーム内容とはあまり関係無い話をしてしまった。
ついでにゲーム内容についても書いておくと、
ステージ構成は多くが一本道で、道中に落ちてる金品を拾えるのが泥棒要素。
ステージ数は多くないにも関わらず
崩落する建物から脱出するアトラクションのようなステージや
ステージ全体がホラー的な怖がらせに特化しているお化け屋敷のようなステージがあり、
ゲームコンセプトが迷子になっている印象。
中心となる街では様々な建物に侵入して泥棒が出来るが、
マップが小分けにされてるから頻繁にロードが入るのが面倒臭い。
ロード以外でも窓や材木をボタン連打で開けたり押しのける場面が多いのも面倒臭い。
ピッキングや絵画の隠しボタン探しも判定をじっくり探さないといけないから面倒臭い。
チマチマと小銭を稼いでいくゲームなので引き出しを一つ一つ開ける必要があり面倒臭い。
泥棒家業は根気が大事なんですね。
masdasan
2024年03月04日
SteamDeckでクリア
ちょっと前のゲームならビッグタイトルもdeakちゃんで出来るんだなぁ
最近こういうステルスゲーないのでまたやりたい
オープンワールドっぽい雰囲気醸し出しつつステージクリア系、手がるにステージ再プレイもできるのは嬉しい
⭕
・良ステージ、良マップ、ゴミゴミとしたシティの世界観最高〜!
・窓の外から屋内の秘密がちょこっと流れてくるのが楽しい。えっ、兄弟で君達…ほうほう!!!みたいな
・アイコン全部消したりとか出来て没入感upとか良い
❌
・鳥さんが!!!!!アレしたので★-4です
・ロープアローとか好きなところで使わせてくれても良くない?案外自由度は低い…というか開発が想定したプレイスタイルでしかプレイできない
・良いもの盗んだらじっくり眺めてるとこがスキップできない。急いでるんですよ!!
・絵画切り取るのが……個人的に許容できない……いやまぁ枠から外してられんわってわかるけど切るなよ……
🔺微妙
・ラストバトルさぁ……なくても良くない?面白いとと思って作ったんか?って出来
別に日本語2000円はいいんだけど、本体価格したらバンドルも変えといたら?って思う……
yasu1578
2023年01月01日
私はステルス好きで、ステルスの元祖であるシーフを年末に初めてプレイしたので、レビューを投稿します。
『良かった点』
1人称のため、没入感が非常にある
灯りや暗闇を利用して進められたり、ステルスにやりごたえがある
移動の早歩きができる(地味に時間短縮と発見されづらくなるので、便利)
世界観が統一されている(Dishonoredに似ている世界観)
『悪い点』
ストーリーや登場人物があまり練られてない(回収されない伏線、登場人物のバックグラウンドが不明)
マップ間の移動が面倒(ストーリーを進めるためにストーリーの開始地点まで毎回移動が必要)
マップがわかりづらい(街が全体的に暗く、どこが入り口とか周りが見えにくい)
ヒントがない謎解きがある(これは地味にイライラする)
総じていうと、正直、ストーリーや登場人物を重視する人にとっては終始もやもやするので、
おすすめできないです(特にエンディングが釈然としない)
さらに最近のゲームにあるファストトラベルなど便利機能は一切なく、
ゲームの利便性はよくないです。
ただ、その反面ストイックなステルスだけを楽しみたい方にはおすすめです!
ポムポムpudding
2022年05月27日
【好きなとこ】
・ステルスアクションゲームというより"盗み"を重視しているところ。
・盗むものの種類が豊富で飽きが来ない。
・ステルスゲーではあるが、その気になれば皆殺しプレイも可能。
・ギャレットの手が異様に力が入ってる。
【不満点】
・ストーリーは投げっぱなしな部分があったり、そもそも病の説明が皆無など、不満点が多い。
・広場の傭兵がよくバグって高速回転する。
・それ以外の場所でも角に引っかかり動けなくなる傭兵がいたりして、それにより難易度が上下する。
・日本語訳がやたら高い。
・サイドミッションはもう少し多くても良かった。
【総評】
・不満点も多いが、個人的には非常に好きな作品。セールなら日本語訳とセットで購入してもいいと思う。
・低評価が多いが、実際にプレイしてみると言うほど悪くはない。ただ、手放しで高評価をつけることは出来ない。
トロロアニマル
2022年04月04日
日本語もあわせて900円弱の時に購入。吹き替え有り。サブジョブも全てこなしたらラストまで30時間ぐらい。
・あらすじ
主人公は凄腕の盗賊男。あまり言うことを聞かない生意気な妹分の女盗賊に説教してる時にトラブル発生、女は「原初の力」なる不思議な光に包まれ、そして男も光の衝撃で気絶。
男が正気に返った時にはもう一年ぐらい経っていた。女はどうなったのか、死んでしまったのか。盗賊稼業をこなしつつ女について探ったところ、女は生きてはいるが「原初の力」なるものを取り込んでしまい特殊な存在と化し、悪い奴らに囚われ悪用されているようだった。男は彼女を救おうと街の暗部の底へと潜っていく。
要は囚われヒロインを救うぞ!という王道物語がメインストーリーとなっていく。
ヒロインとは恋愛要素はほぼゼロ。一から盗賊術を仕込んであげたそうで、妹分というより娘ぐらいに思って父性あったのかなと妄想して、助けるぞ助けるぞとやる気に満ちながらプレイしていた。
核心部分ネタバレ。[spoiler]ハッピーエンドじゃないと嫌という人にはおすすめしない。ラストでエエエエエってなり、エンドロール後に救済があるかと思ったらなかった。不殺プレイだったけど、どこかで誤ってバッドエンドになってしまったのか?とも思ったがエンド一つしかないらしい。[/spoiler]
ステルスゲーで、影の中に潜んでさえいれば、かなり近い位置にいる敵にも見逃してもらえる。
蝋燭や電灯を消し、安全地帯を作りながらコソコソ物を盗むのが楽しい。
場面によっては、バリバリのホラーゲームと化したり、強制的に敵に発見された状態になり猛ダッシュで逃げさせられたり、燃え盛る家屋の中でほっとけば焼死してしまうのでやはり猛ダッシュで逃げたり。
チャプター間でマップを移動するのがめちゃくちゃ面倒。
A地区とB地区は隣り合っているがシームレスには移動できず、間にある建物を通り抜けてロードを挟まないといけなかったりする構造だが、その建物がマップ上で強調されているわけではないので、どっから入ればいいんだっけと悩みまくる。
ファストトラベルがほしかった。
ti
2021年06月15日
[h1]ステルスあり、テイクダウンあり、サイレントキルあり、強制被発見の戦闘なし![/h1]
オススメです。
例えばTESシリーズやFOシリーズでずーっとしゃがんで過ごすようなひとはぜひプレイしてみてください。
ステルスビルドで進めていたらイベントに入った瞬間に正対した相手が殴りかかってくる。
ずーっとしゃがんで生きていた身からすると理不尽この上ない仕打ちはオープンワールドゲームあるあるです。
システムが許容しているプレイスタイルをイベントで否定するような情けない仕様はこのThiefにはありません。
好きなだけしゃがんで、好きなだけアイテム盗んで、好きなだけテイクダウンして進めても誰からも咎められることはありません。
最高!(もちろん衛兵は別ですよ)
オススメ
ℛ⒠ℒ⒰
2019年10月11日
[h1]THE 劣化版 アサクリ。アサクリをFPSにして劣化させたようなゲーム。[/h1]
ダメだ。数時間しかプレイしてないのに、ここまでつまらないと限界。
まぁ、こっちは[b]「アサシン」[/b]じゃなくて[b]「泥棒」[/b]なんだけど。
[b]「盗み」がメインのゲーム[/b] だから別にそれはいいよ。
けど、泥棒のくせに、盗むものが安物ばかりでショボいのはどうなのよ?
おかげでお金あんま貯まんないし、矢も消耗品なのにモノによっては、「一本 [b]10G[/b]」もするとか高くない?
どうせ盗むんだったら、もっと凄いお宝じゃなきゃ盗み甲斐ないでしょ!
散々苦労して盗んだものが、たったの「[b]100G[/b]」とかじゃ、それ盗む意味ないやん!
何のために苦労してきたのさ!・・・っと、まずここでイライラ。
そして主人公。アナタ、伝説の泥棒なんだよね? [b]"マスターシーフ"[/b] なんだよね? 本当に・・・!?w
ってぐらい、主人公のギャレットが弱い。数メートルの高さから落下して死んじゃうくらい弱い。
ジャンプすれば手が届きそうな場所でも登れなかったり。
ギャレットのビジュアルとか声とかは、カッコ良くて好きなんだけどなぁ・・・。
んで、一番イライラするのが[b]「ステルス」[/b]ですわ。
ステルスが売りのゲームなのに、[b]暗闇からちょっと近づいただけで反応する賢すぎるAI[/b] に
[u][b]真後ろに立たないとテイクダウンできないクソ仕様(なぜか斜めからはできない)[/b][/u]にイライラ。
そのせいで敵に見つかっちゃうし、援軍呼ばれるわでフクロ叩きにされる。
[b]「ステルス」が「ストレス」[/b] になってどうすんの!
マップもシームレスじゃないから、いちいち挟むロードでテンポが悪い上
目的地もわかりづらい、マーカーも付けられない。インターフェース悪すぎでしょ。
快適にプレイさせる気あるの?ってぐらい酷い。
ストーリー以外にできることはあるけど、小銭稼ぎぐらいでほぼ一本道。
肝心のストーリーも特定のプレイ[b](敵を何体テイクダウンしろだとか)[/b]を毎回要求されて、やらされてる感が強い。
ロープを伝って移動できるロープ・アローは一回使うごとに消耗するし、自由度もない。
一度倒した敵も、マップ移動すれば [b]復活する[/b]。(これもクソ仕様)
敵を倒しても爽快感があるわけじゃないから、倒すのが面倒になる。
シーフシリーズはこれが初プレイですが、これ初代の [b]リブート[/b] なんでしょ?
発売当時もぜんっぜん話題になっていないようですし、海外からの評判がイマイチなのも納得です。
だって、クソつまんないもん。作り込みが甘いんだからしょうがないね。
寄り道する楽しみがあって自由度もあったら、今よりずっと面白いゲームになれたのに。残念です。
ちなみに、[b]日本語だけ別売り(は?)[/b] です。
さすがクズエニ。ユーザー舐めるのもいい加減にしろ。
私はセールの時に買いましたが、セールじゃなかったら絶対買ってないわ。
Nanastaxia
2019年09月09日
有名ステルスゲームシリーズの4作目(だったと思う)。前作から10年ぐらい空いているみたいだが。
以下、シリーズ他作品はほぼ未プレイの感想。
影に潜み、なるべく戦闘を避けながら進み、物を盗み出したりなんやかんやしたりするゲーム。
「明るいところ」「足音が立つところ」を避けながら、時にはウォーターアローで火を消したり、わざと音を立てて敵を誘導したり、古典的ながらも良く出来たステルスゲームのシステムになっている。
なっている、のだが……。
メインの話自体がオカルトで、途中から頻繁に精神世界に飛ばされたり、最後もそういう流れで終わるので、泥棒としてゲームをやっている感じは全くしない。
確かに小物を片っ端から拾い集めて小銭稼ぎをしたり、隠し部屋を見つけて宝石を手に入れたりはしているものの、中心となるシナリオが殆どそういった要素と絡んでこないので、ただの「気の狂ったおっさんが流れに身を任せてあっちこっちウロウロしながら金品を拾い集めている」ようなゲームにしか感じられない。
素材は悪くなかったと思うのに、そこから作るゲームを間違えたというか……。
DLCの銀行強盗辺りは普通に面白かったし、そのへんを考えると非常に勿体ない作品だった。
同じシステムでまともなステルスゲームを作ってくれたら普通に買うと思います。この作品自体はおすすめ出来ない。
voxtennari
2018年03月12日
シリーズ通して遊んできましたが、本作はまったくの別物としてのリブートだと感じました。旧作の要素をうまく新しい世界観に取り込んでいます。ギャレットの生い立ち、精神病院のエピソード、カルト集団の存在、片目の真実などなど。
鈍重な動きからアサシンのような切れのある動きができたり、やたらと体力があったりと、もとの作品では最弱に分類された当時異色の中年主人公が、近年よく見られるダークヒーロー的な位置づけの若者になったのは時代を反映してのことと思います。
リブートなので旧作と比べるのもどうかと思いましたが、メイン以外の部分はフリーローミングですし Thiefとしての要素をみるとまったく別のゲームとして捉えた方が良いのかも。影を制御する要素はあまり意味をなさずより現実的に、収集要素は達成不可能に思えるほど複雑になり、戦闘に至ってはギャレットが強く逃げ足も速いのでステルスゲームとしてみた場合は物足りなさを感じる人もあるかもしれません。
特筆すべきは光と影のコントラストを生かしたグラフィック。常に暗いので好みが分かれるところですが、ホラー調のシナリオで抜群の効果を発揮しているのは旧作同様、基本的に BGMがないため、音響効果とあいまってかえって恐怖感の演出としてそれが功を奏しています。リリース当時は非常に処理の重いものでしたが、直近のミドルレンジのビデオカードに、メモリ 8GB以上、CPUは i5 以上であれば WXGA以上の解像度でもそれなりのフレームレートで動作します。当時はロード時間についてかなり酷評されていましたが、概ねメモリが解決する時代になりましたのでここでは言及しません。
残念ながらヒットと呼べるほどのセールスにはいたらなかった本作、世界の深さは現在のどの作品にも劣らないものなので Keeperやトリックスターに関するエピソードを DLCでもいいので出して欲しいですね。
Z.O.E
2018年01月28日
今は無きLooking Glassスタジオが、98年にThief: The Dark Projectを発売した。これは一人称ステルスの始祖で、光と影の概念をゲームプレーに取り入れ、多様な攻略アプローチを可能とし、音響に力を入れ雰囲気づくりにも一役買った。ステルスゲームの舞台は、大抵が現実世界である中、モンスターや機械人形が跋扈するファンタジーというのも珍しかった(当時は他にステルスがなかったが)。今日でも根強いファンを持ち、MODにも困らないシリーズだが、3作目においてゲームプレーの簡素化が行われ、先のファンの非難の的となっていた。
断っておくと、私はむしろステルスは苦手で、敵が過ぎ去るまでじっと待つという行為がじれったい。そのため、3作目の簡素化は歓迎していた。むしろ気にしていたのは、ストーリーを含む世界観である。事前のトレイラーの中に、ドラマチックな演出、電子音楽、ヒロインらしき存在があり、閉口していた。すなわち、主人公ギャレットは卓越した技量を持ちながら、どこの組織にも属しない存在で、世界を揺るがす陰謀を仕方なく解決するアンチヒーロー(大家の家賃取り立てに怯える)であり、ギャレットの関係者の大抵は悲惨な死を遂げ、演出は終始淡々としており、ヒロインや電子音楽なぞ言語道断である、と。
実際にプレーすると、身構えるほど酷くはなかった。ギャレットの声優が変わっている(Stephen RussellからRomano Orzari)が、気になったのは序盤だけだった。ネタバレになるので詳しく書かないが、ヒロインの存在感も薄い。ドラマティックな演出は、各チャプターの後半のみで、この程度は緩急の切り替えとして好ましい。ただ、発見されたときの電子音楽はやはり合わないし、影を主体とした絵画的なカットシーンがなくなったのは大きなマイナス点である。
尚、旧来のシリーズに出てきたハンマーライト教会やパガンのような勢力は出てこない。新たなストーリーということで、新規の人は入りやすいだろうが、以前の話が好きだったプレイヤーはがっかりするだろう。
ゲームプレーは3を踏襲したものになっている。シティをハブとして各チャプター(自分の行動が評価されるので、リプレイ要素となっている)に進むにはあちこちに行かないといけない。当然、道中は衛兵が巡回しているので、これらを回避する必要があり、後半になると物臭に感じた。他、NPCや市井の人の会話によって、サブミッション等が発生し、シティ中を奔走して貴金属を拝借することになる。これで得たお金によって各種道具を購入することができる。また、あるキャラクターに寄付することで、自分のスキルをアップグレードできるので、積極的に貯めていくほうがいいだろう。
メインチャプターの攻略アプローチはいくつかあるものの、自分で作り出していた初代や2と比べると見劣りがある。グラフィックの発達でインタラクトできる場所がわかりづらくなっているが、これはフォーカス機能で青白く浮かび上がる。気になった点として、一部のアクションで不要にボタン押下を強いられる。窓を開けたり木材をどけるために、毎回Eキーを連打するのは面倒くさいことこの上ない。また、シティの地図にマップ切り替え地点を記していないのが不味い。特にサブミッションにおいては、敢えて考えさせるためにわかりずらい位置にしているのだろうが、延々と迷ってしまうことも少なからずあった。
私は鈍臭いので、ステルスに関する配慮に助けられた。すなわち、ステルスがばれそうな時は、アイコンの表示が満たされつつ、且つサウンドエフェクトで知らせてくれる。警戒度も表示されているので、非常にプレーしやすいと評価できる。
AIの巡回は単純な往復運動なので簡単に予測がつく。しかし、一部で複数の敵がいるので、そこはタイミングを推し量る必要がある。また、鳥は素早く動くと暗闇でも反応し、犬は近づいただけでも呻り出す。単に暗所を探せば良いということにもなっていない。発見されると、高所に登れば追撃を諦めるが、ボウガンを撃ってくる敵もいるので気が抜けない。戦闘になるとカメラが敵にロックする。Vキーで回避し、ブラックジャック等で撃退することになる。
グラフィックはアンリアルエンジンを使用。前作から10年の経過があり、どのような雰囲気になるか気になっていた。従来の作風とは少々違う気がするが、これはこれで気に入っている。深い青をした夜空と、疫病が蔓延した街の雰囲気は良くできている。
サウンドは目立たない要素になってしまった。前作までは、EAXサウンドに対応し、周りの音や反響音などを強化できたが、本作ではできないようだ。ゲームプレイおよび作風にも合致する要素なので、非常に惜しい。上述したように、発見されたときの電子系BGMは雰囲気に合わない。これらは、どちらかというとDeus EXに合っている。一方、普段の環境音的なBGMは好みである。日本語音声も選択できるが、そのクオリティーは確かに高いものの、やはり洋ゲーは日本語字幕がいいかなと思う。ギャレットの人柄が全く違うように感じるためだ。加えて、日本販売元の日本語化パックの有料は呆れる。卑賤なことこの上なしと評する。
総評として、従来のファンをも納得させるようなアレンジではないが、新たなプレイヤーを抱きかかえるための良好なものに仕上がっていると言える。新たなストーリーを起こしたのも、そうした意図だろう。ゲームプレーも、ステルスが苦手な私もできる程度(ノーマルでプレー)にしてある。
[quote]Steamグループ[url=https://steamcommunity.com/groups/gamingchild]ゲーミングチャイルド[/url]では、新作紹介やレビューをほぼ毎日行なっています。メンバー登録、[url=https://store.steampowered.com/curator/33120141-%25E3%2582%25B2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259F%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B0%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2589/]キュレーターのフォロー[/url]をお待ちしています。[/quote]
butaboy
2016年11月14日
多くのレビューにもあるように、日本語化ファイルを1,999円で売るという狡い根性に脱帽。
肝心のゲーム自体もやたらに演出が多く、相当にテンポが悪くなっているうえに、
散々批判されたDeadly Shadowsの市街地オープンマップを引き継いでしまっているあたりは本当に不思議である。
コイツがどう転べば楽しさにつながるのか、ちょっと自分には理解できない。
ストーリーもわけわからんまま始まって、よくわからないまま終わるので消化不良気味。
Thief2のラスト並みのモノは期待してないけどさぁ…
Tomb RaiderやDeus exが復権する中で、Thiefシリーズ、なんでこうなっちゃったの?
ヒミト
2016年03月04日
クソエニのJP別料金で批判は多いけど、フルプライスでの購入はオススメしませんw
是非格安の時のセールで買って下さい。(ユーザーのせめてもの抵抗w)
ゲーム自体は面白いですけどね。暗殺専門ではないデスペナードみたいなもの。
でも、ちゃんと暗殺できます。殺したらちゃんと隠さないと警戒されますしね。
自分はヘッドセットでプレイしているのですが、音に関して結構耳障りな感じがしました。
暫く無音だったのにイキナリ何でも無い所で「グイィィィ~~ン」てBGMかかったり
室内での隙間風等の環境音がデカ過ぎて敵の足音がかき消されたり
アイテム発見や敵が付近にいるとかでも効果音が炸裂;
やたら「ギイィィィ~ン」「グワァァァァ~ン」「ゴォォォォォ~」と鳴りまくりかなり!耳障りですw
シーフの研ぎ澄ます感覚フォース使用時にも「グオォォォォォ~ン」「ギュイィィィ~ン」と
鳴りっぱなしの右から左に音が駆け抜けたりウルサ過ぎます;
プレイヤー自体が全然研ぎ澄ます事が出来ない仕様・・・
環境音の音量調節はあるのですが、音量下げると敵の足音・気配音も下がって聞こえない。
ガマンしてプレイしている始末。。。
暗殺・窃盗の音を察知して行動するシーフ職は何処に行ってしまったのかと
思い返してしまう一品。
TOKA
2016年02月27日
これはとりあえず出来るクエストは全てやってノーマルでクリアした感想としてみていただきたい
せっかくなのでまずは良かった点を書いていきたいと思ったのだが、驚くべきことに良かったなと思える点が一つもないのが驚きである
どこをとっても他のステルスゲーと同じかそれに劣るぐらいなのでここが良かったとはいえないからだ
逆に悪い点は複数上がってしまう
まずジャンルがステルスゲームとあるがこれは大きな間違いだと思う
なぜならストーリーはホラーゲームのそれであり、終盤に行くに連れ雰囲気自体もホラーに寄っていく
ストーリー自体も釈然としないものが多々あり面白いかと言われるとどうだろうとなる
そして無駄なオープンワールド
少し買い物に行くにも、クエストを受けに行くにも衛兵が徘徊している街を移動する必要があり、ファストトラベルなどという便利なものはない
といってもマップ自体とても広いわけではないのだが、問題はタダの移動でもすごい勢いで衛兵が邪魔をしてくるためとてつもなくストレスを感じる点である
そしてその割にメインストーリーは別マップで進行し、使われるのはちょっとしたお使いクエストのみ
さらに問題なのが別途日本語DLCを買わなくては日本語でのプレイが出来ないという点である
こういう販売形式にするならいっそのこと最初から合わせて販売したほうが酷評が減ったのではと思われるレベルだ
他にもNPCが動かなくなるなどのバグが複数ある、力押しでないと厳しい場面があるなどの点が挙げられる
このゲームは定価で買っていいものではない
私自身レビュー評価が悪かったためセールを待って購入したのだがそれでも買ったことを後悔するレベルである
ステルスゲームがしたいならばこのゲームを選ぶべきではないというのが総評である