Thirty Flights of Loving
一人称の短編小説を通じて、Thirty Flights of Loving の世界を探索してください。この Gravity Bone の続編では、高飛車な陰謀家、恋に悩む犯罪者、そして棒を振ることもできないほどたくさんの野良子猫たちと深く潜ってみましょう。鞍をつけろ、ガンスリンガー。
みんなのThirty Flights of Lovingの評価・レビュー一覧
yupika@スト6練習相手ぼしゅう
2024年05月12日
*2024年、わたくし中村めは湾曲・ゲーミング・スーパーディスプレイを使っておるのですが、
どうやら解像度が高すぎると変な表示になるみたいで、ゲームの実行ファイル→プロパティから、互換性で640*480で起動してようやくプレイできました。
たぶん他の方法(exeに引数つけるとか)もあると思うんですが、簡単な方法としてここに書いておきます。
誰にだって人生のゲームはあると思うけど、
俺にとっての人生唯一のゲームは間違いなくこれ。
作品としては quadrilateral cowboyの方が全然好きだし、あちらこそ歴史に残るに相応しいゲームだけど、ふと脳裏に浮かぶゲームのシーンとしては、つまり個人的な体験としてはこっちのほうが上。
2024年現在、
[strike]別にゲームが好きでも、詳しくもないし、大して学んだわけでもねーのに[/strike]
アート側のアプローチでほとんど見るだけのインディーゲームが増えているけど、
それらのほとんどが何一つ新しい達成がない。
ただ、そういったゲームはアート側のアプローチの常套手段として宣伝費だけはついてるので、
もうなんかSNSやメディアによって面白いことにさせられつつある。
全然面白くないのにやたら宣伝されて、そのゲームについて語らされてるシーン全体が不幸で仕方ない。
映画も漫画もそれで死んだのに、そんなんに踊らされて大丈夫か?
はっきりいって、いまだに遊ぶべき最先端の表現を行ったゲームというのはこれだ。クラシックだ。わかるか。
このゲームが達成した映画の技法とFPSとの融合は未だに誰も真似できないところにあって、それは一つや二つではない。
たった15分。
ただ、驚かされるだけの15分。
最近の一部のアートよりゲーム(例えばショットガンでなんか打ち合うインスクリプションの浅いパクリ)なんかは、もはや「はよ先みせーや」と思うところのほうが多い。
作ってる側がアホだから、ゲームが間延びの道具にしかなっていないのだ。
ゲーム性をとんとこ排除し、見せるための装置に寄りすぎたソロゲームというのはほとんどサーカスと同義だというのに、自分がサーカスを主催してる自覚すらないのだ。
これで「ゲーム」が作れるわけがない。
もしもゲーム販売を資格制にしたらこの一年で出たゲームの9.9割は資格なしで未発売になってるよ。
ところがどっこい、このゲームは全くプレイヤーに要求するスキルがないにも関わらず圧倒的に「ゲーム」なのだ。
それはなぜか。
わかりやすく言えばサーカスであることすらさーかてに取っている部分、
プレイヤーがゲームにむしろどうやっても影響できないことを悔しく感じさせるようになっているのだ。
ゲームとはプレイヤーの入力に対するフィードバックである。
その一番大事な部分、プレイヤーが入力したことによって「してやった」部分と、「したくなかった」裏切りと。
作品の中ではたったその二手しかないんだが、たったその二手で完成している。
ありえたかもしれない未来、揺るがない過去、やりなおしたいほどの後悔、もう二度と手に入らない儚い美しい思い出…。
自分の人生ではないのに、そこまで思わせるのは映画には出来ないことなんだよな。
同じように、Unpackingという作品が何故「ゲーム」なのかというと、そういうことなんです。
本当に素晴らしいこの作品を、今、
いや、2030年のおまえも、絶対にやっとけ。
corocorori
2024年01月07日
「ストーリーテリング自体がカッコイイ」と思ったゲームは初めて。
他人の走馬灯を見てるような体験でした。
TaEC
2014年02月16日
自分で操作できるショートムービーみたいなゲームです。
ゲームとしては、正直やることがほとんどありません。
無料で公開されている前作(Gravity Bone)も収録されているので、本編が終わったらやってみるといいかも。
Funuke
2014年02月11日
ある一人のスパイの人生のおはなし。
わずか十数分間の体験ですが内容は色濃く物語の後には強烈な印象が残ります。
時系列では後日談?にあたる前作「Gravity Bone」はフリーゲームとして公開されているので
まずはそちらでBlendo gamesの作風に触れてみるといいかもしれません。
himat
2013年09月05日
非常に実験的な作品でアドベンチャーゲームというよりインタラクティブアートといった感じのゲームです。
往年のスパイ映画を思わせるクールな音楽がとってもグッド。
ゲームプレイに関しては分かる人は分かる、でもわからない人には全く理解できない内容のようです。
そして私は不幸にも後者でした。
同じ作者の前作「Gravity Bone」(フリーゲーム)もついてます。
どんな内容のゲームか知りたい人はGravity Boneをプレイしてみるのもいいかも知れません。
INSECT
2012年12月30日
このゲームはたった10分程度のボリュームしか無い。
いや、おそらくこれはゲームじゃない、ショートムービーでもない、何だ?
一人称視点のキャラを操作できるがほぼ移動のみ、インタラクティブ動作が出来る場面は数えるほどだ。
ポリゴンも角張っており、人物に至っては頭が真四角だ、だが不思議な雰囲気をこの世界は持っていて、粗さを感じさせない。
そしてストーリーはスパイの日常のような物語が淡々と進行していくだけだが、連続性はなく時間軸もバラバラで全く繋がりはない。
だけど何だろう? この感じ。 昔好きだった映画のシーンが蘇るような、心の片隅に追いやったホロ苦い感情を呼び覚ますような、形容し難い感じ。
最初は「なんだこりゃ?」と思うが、10分はあっという間に過ぎる。
そして物語が終わった後、心がすごく和んでいることに気づく。
たった10分だけど、FPSを数百時間やるより心に残る体験。
こういう作品がどんどん増えて欲しい。
fpsunknown
2012年11月25日
恋愛、逃避、闘争、決別…スパイの人生を10分間で描いた短編ADV。ゲームというより操作できる映像作品として考えた方がいい。10分間に5ドルの価値を見いだせるかはあなた次第。