











Twelve Minutes
Twelve Minutes は、クリックとドラッグによるアクセス可能なインターフェイスを備えた、リアルタイムのトップダウン インタラクティブ スリラーです。ジェームズ・マカヴォイ、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー出演。このゲームは、『シャイニング』の夢のような緊張感と、『裏窓』の閉所恐怖症および『メメント』の断片的な構造を融合させています。
みんなのTwelve Minutesの評価・レビュー一覧

トロロアニマル
2021年08月19日
クリア済み。
詰まりやすいポイントについて→袋に入っているものは開封できる
「今から家に変な男が来て俺殺される!俺は同じ時間をループしてる!ループの証明はこれとこれとあれ!えっ証拠にならないって!?とにかく、襲ってくる男は○○だって言ってるんだけど知ってる?俺は知らん。相手が勘違いしてるの?君は知ってる?○○について知ってる?○○ってなに?お前本当は○○について知ってるんだろ!○○について白状しろ!(激怒)」
みたいなことを数回目のループで妻に問い詰めて泣かれたりしたけど、繰り返してるうちに主人公が要点まとめて相手の気分も害さずに聞き出せるようになっていく。
夫妻と謎の男の3人の人物が、小さなリビング・寝室・バスルーム程度しかないアパートで12分間をループ。
詰まって無為にループした回もあったが、とんとん拍子で進んでいたらループに飽きることはない。
無為な回でも死にパターンが多い。大量出血で赤い血が広がる程度のゴアがある。精神面でけっこう痛い。
超絶ネタバレ。[spoiler]わりと後味悪い。もしかしたらマルチエンドで他にもっといい終わり方あるのかもしれないが、どう転んでも底抜けのハッピーエンドにはなれないんじゃ。ループもので有名どころのあれやあれのようなスッキリ感はない[/spoiler]
[spoiler]どんでん返し、けっこう雑じゃないか。無茶じゃないか。「今から新キャラ出すのか?既存のキャラがあの人なのか?」と察せられるものではあったけど。[/spoiler]
追記。全実績解除。[spoiler]真エンドっぽいものを見たらわりとスッキリできた。「モラル的、生理的にこれは無理、気持ち悪い」と感じる人もいるだろうが。[/spoiler]

nariking1017
2021年08月19日
舞台はアパートの一室。
妻と二人の時間を過ごしているところに突然、警察と名乗る男がやってきて殺されます。
しかし、気が付くと玄関のドアを開けて家に帰ってきたところからまた始まる。
つまりはタイムループという訳ですね。
この最大12分間のタイムループから抜け出すために、部屋にある様々なものを利用したり、謎を解き明かす必要があります。
プレイした感想では、正直できることはそう多くはありません。
ドアの開け閉めやアイテムの取得、使用、さらには妻や刑事との会話くらいです。
その限られた行動の中で、運命を変える手がかりを探っていきます。
最大の武器はやはり、タイムループでの経験の積み重ねです。
恐らく、一回目のタイムリープでクリアできないと思われます。
相手の行動を観察したり、状況を変えることで、次のルートへいくためのギミックが開放されるのではないでしょうか。
例えば妻との会話の選択肢が増えたりといったのがそういうことでしょう。
閉鎖的な空間でやるとことが限られており、短い時間を繰り返すという単純作業ですが、ハマる人は時間を忘れて没頭してしまうと思います。
正直ボリュームはそこまでなさそうな感じはしますが、ゲームの面白さだけでも個人的にはおすすめしておきます。
参考にプレイ動画を上げておきますので「興味のある方だけ」ご覧ください。
https://youtu.be/Z9bJztT_KZg

朝比奈 / Asahina
2021年08月19日
[b]2021.8.20 1stインプレッション[/b]
[b]2021.8.21 クリア済レビューに更新[/b]
[hr][/hr]
『Twelve Minutes』は、あるアパートの一室を舞台とする3D見下ろし型視点のミステリーゲームだ。
主人公はとある男性。深夜12時を回って、妻の待つ自宅に帰宅したところから物語ははじまる。いつも通りの日常のはずだったが、ある突然の出来事によって死を迎えた瞬間、帰宅したその時まで時間が巻き戻っていることに気付く。
なぜあの出来事が起こったのか。そこに通じる原因を解き明かし、結末を変えることはできるのか。謎のタイムループ現象を利用して、あなたはこの狭いアパートで必死の行動を繰り返すことになる。
[h1]ゲームプレイ[/h1]
本作は試行錯誤するミステリーゲームだ。
アパートは2LDKで、リビングダイニングキッチンとベッドルーム、シャワールームとクローゼット程度しかないが、時間経過によって必ず「[b]12時10分[/b]」に強制的に次のループへと飛んでしまうため、限られた時間で動かなくてはいけない。
[code]余談だが、ゲームタイトルから勘違いしがちだが、強制タイムループまでの猶予は「[b]12分間ではなく10分間[/b]」だ。多くのゲームメディアやレビュアーが「12分間のループ」などと誤った紹介をしているので注意しておこう。
なお、タイトル名の12分がなにを指すのかは結末に至ったときにはじめて判明する。[/code]
交わした会話の内容や、取った行動の結果、発見したアイテムの組み合わせ方やその使い道といったものを利用して、観察と記憶と推理、そして試行錯誤を繰り返していくのだ。
タイムループはあくまで「同じ時間軸」に戻るため、ある行動に対しては必ず同じ結果が訪れる。しかし前回取った行動によって主人公自身がそれを記憶し、次のループでは選択肢や会話の内容が変化することもある。
考えうる限りのすべてを試していくことが肝心だ。
[code]時間経過による強制タイムループとは別に、行動の結果によって次のループへ飛ぶこともある。つまり任意でループすることもできるということだ。試行錯誤を繰り返すゲームなので有効活用しよう。[/code]
[h1]プレイヤーの操作[/h1]
本作の操作はコントローラとマウスに対応している。
ポイント&クリックでキャラクターの移動やオブジェクトを操作し、またインベントリからドラッグ&ドロップしてアイテムを使用したり、組み合わせたりといった行動を取るため、筆者はマウス操作がプレイしやすかった。
もちろんプレイヤーの好みだが、コントローラはやや操作性に手間があるかも知れない。何よりプレイヤーには時間がないのだ。
[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
音声は英語のフルボイス、UI/テキストが日本語に対応している。
会話やテキストの内容も重要な要素となるため、翻訳品質が難易度と評価に直結するが、ややミスが見られる程度で自然で理解しやすい翻訳となっている。安心してプレイしてほしい。
[code]詳細は伏せるが、ある人物を指して「姉」を「妹」と訳している箇所があった。原文は「sister」で両方の意味を持つため、おそらく翻訳ミスだろう。これにより日本人だけ変な深読みをしそうなので、開発元には報告済だ。[/code]
[h1]気になるポイント[/h1]
タイムループという要素の都合上、見つけたヒントをゲーム内で手帳などに記録しておいていつでも読み返せるといったことができないため、基本すべてをプレイヤー自身の記憶に頼らなくてはいけない。
ゲーム性との兼ね合いとなるため、これは仕方のない仕様だ。もしメタ的に入れてしまうと雰囲気が崩れてしまうため、導入することができないといった方が正しい。
記憶する行為を苦手とするプレイヤーにとっては、ややハードルを上げる要因にはなりそうだ。物理的にメモを取ってもいいかも知れない。
[h1]総評[/h1]
ポイント&クリックを利用した推理ゲームは、すでに確立された古典的なジャンルと言ってもいい。
しかしそこにタイムループ要素を組み合わせ、限られた時間と繰り返されるシチュエーションの中での変化を追い求めることは非常にユニークな体験だ。
当然、そのゲーム性からリプレイ性は一切ない。難易度も高く万人向けとは言えないが、鋭いプレイヤーであれば数時間程度でクリアできるので、できれば一気にプレイすることをおすすめしたい。
[code]筆者は比較的ミステリー作品に馴染みがある方だが、参考までに初回クリアまでに要した時間は3~4時間ほどだった。[/code]
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[h1]TIPS[/h1]
ネタバレは伏せて、アドバイスとヒントを書いておこう。
まず、プレイヤーができることには、意図的に「[b]意味のあるもの[/b]」と「[b]意味のないもの[/b]」が混ざっている。すべて意味があるはずという思考は罠だ。なぜなら本作はミステリー作品だからだ。
そして[b]結末に関するヒント[/b]だが、[spoiler]エンドロール[/spoiler]に惑わされないことだ。[spoiler]1度目は多くのプレイヤーがフェイクだと気づくだろう。では2度目はどうだろうか?あなたにとってその結末はトゥルーエンドに見えただろうか。[/spoiler]
なお、もしどうしても自分の力だけでは解決できなければ、プレイヤー有志によるガイドがSteamコミュニティに公開されているので参考にするといいだろう。