





Twickles
Twickles は、ミニマルな美学を備えたオリジナルのパズル ゲームです。ボールの個々の部分または構造全体を回転させて、ますます複雑になる迷路をボールで移動します。完璧な量の動きで各レベルを完了し、すべてのトロフィーを集めてください。
みんなのTwicklesの評価・レビュー一覧

onics
2020年08月31日
[h1]概要[/h1]
ミニマリスト2Dパズルゲーム。重力の働く横視点の盤面にボールが1つ入っている。そのうち1つのマスを90度回転させることと、盤面全体を90度回転させることで、ボールをゴールの窪みまで導けばクリア。最少手数でクリアすることでトロフィーが獲得できるのだが、手数としてカウントされるのは盤面全体を回転させたときのみで、それを利用せずに「0手」でクリアできるステージもある。5パート×15=全75ステージ。
[h1]言語[/h1]
日本語対応。ストーリーは無いが、メニューが翻訳されている。
[h1]評価[/h1]
[b]おすすめ度:★★★★☆(4点 / 5段階)[/b]
購入価格:¥174
1つのマスを回転させても手数に含まれないことにより、見た目以上に少ない手数のルートが出来るとともに、気軽に試行錯誤ができるのが上手い。途中で追加される要素もあり、特に通路を塞ぐ長方形のブロックが面白かった。こちらも重力で動くため、ボールの邪魔になったり、逆に穴を塞いで通れるようにしたり、パズルに深みを与えている。総じて、問題の質は高い。
操作についても、マウスの左右クリックのみと非常にシンプル。マスの通路が罫線のような90度刻みのものだけで統一されているのも、ミニマリストらしくて良い。物理演算的な側面もあるが、通路はボールよりやや広い程度のため、複雑なものや強引な解法は無く、理詰めで解けるようになっている。
惜しい点としては、アンドゥ(1手戻し)が無いことと、ヒントが無いことくらい。できればクリア後に最少手数が何手か表示されると、ちょうど良いヒントになったのではないかと思う。
いくつか悩んだステージがあったが、ある程度後回しにもでき、全て自力でクリアすることができた。まったりとしたBGMで、ボールが当たったときの「コツッ」という音も何種類かあって心地良い。小粒なパズルとして安定感があり、セールでの割引率が高いため、その価格なら強くおすすめできる。
[h1]実績[/h1]
5時間ほどで全実績解除。全ステージでトロフィーを獲得するほか、2つトリッキーな実績がある。Steamガイドに全実績の取り方(英語)と、全ステージの動画があるため、達成自体は容易。

Arui Kashiwagi
2018年10月30日
いかにもモバイル移植…のように見せかけて実はSteamでしか発売されてない(※)、縦長画面のミニマル系パズルゲーム。
個人制作ではなく、普段はWebサービスを作っているドイツの企業が実験的に別ジャンルに参入してみた、という経緯のようだ。
そのためか初作品でありながら全体的に手慣れた印象を受ける。近頃はミニマル系を言い訳にした、単に技術力が低いだけの作品も散見される中、なかなか安心感がある。
※ レビュー当時。その後2年近く経ってからようやくAndroid版が出た模様
盤面をくるくる回転させてボールをスタートからゴールまで運ぶことがパズルの目的。
盤面全体を回転させるのは1手と数えるが、盤上のピースひとつを回すだけなら手数にカウントしないというところが肝で、最小手数を目指すにはなるべくピースの回転だけで運べるようなショートカットルートを模索する必要がある。
リアルタイム性はなく、じっくり次の1手を考えて解くタイプ。
問題の質はかなり高い。特に中盤以降になると、選べる選択肢がほとんどなさそうなコンパクトな盤面にも「そう来たか」と言いたくなるような最短解があったりする。
チャプターごとに新しいギミックが増えて全5章、75問。ギミックの種類自体は少ないが、どれも説明抜きで直感的に理解できるようなデザインになっているところはさすが。
押さえるべきポイントをきっちりと押さえた、パズルゲーム作りのお手本のような良作。すべてのパズル好きにおすすめ。