













We. The Revolution
私たちは。 The Revolution は、フランス革命の血まみれで偏執的な世界を舞台にした、独特のアート スタイルを備えたユニークなゲームです。そこでは、多くの場合、友人と敵の区別がつきませんでした。革命法廷の裁判官として、あなたはこの設定をとぼとぼと歩きながら判決を言い渡し、危険な政治的ゲームをプレイし、革命の敵としてギロチンにかけられないように全力を尽くしなければなりません。一日の終わりには、自分の決断を家族に問いかけることになりますが、多くの場合、家族はそれを違う見方をするでしょう。 私たちは。革命はあなたを道徳的に曖昧な状況に陥らせます。そこでは明白な解決策はなく、あなたが下す決定は決して明確ではありません...
みんなのWe. The Revolutionの評価・レビュー一覧

BlueCoat2577榊辻
2023年01月01日
フランス革命裁判所の裁判官になるゲーム。
ストーリーモードと裁判だけモードの二つがあります。
フランス革命についての学部の般教レベルの智識があれば
楽しめると思います。
ルイ16世、ロベスピエール、ダントン、マラー、
シャルロット・コルデ、スタール夫人、フキエ=タンヴィル
といった名前に惹かれるのならばオススメです。
しかし、フランス革命や近代ヨーロッパについての
智識が皆無なら、重めのストーリーということもあり、
プレイするのをツライと感じるかも
日本語はありませんが、歴史知識があれば、
裁判用語に慣れてしまえば、たまに出てくる捻った言い回し
以外は難しくないかと。
(英語できるけど現代アメリカ英語しか知らないという人には
逆に難しく感じられるかも)
メインのストーリーモードは、
権謀術数渦巻く革命を乗り切れるか?
という重めのもので、ボリュームもあり、
ストーリーも楽しめるものでした。
ただ、裁判の合間に挟まる、説得や市街戦といった
ミニゲームは面倒に感じました。
裁判だけモードは裁判だけをプレイできます。
しかし、このモードでも世評の影響があり、
純粋に自分の考えだけで判決を下すことができないのが、
すこし残念に感じました。
本作は2019年の作品ですが、もしいまリリースされたものなら、
世評の影響を無くして、代わりに他のプレイヤーが
どのような判決を下したのかの統計をみることができるように
なっているかも。

urushipo
2019年03月22日
政治的無関心を煽られながら政治不信の続く現代を生きる人々は、自身の信条に基づいた社会参加が果たして行えているのかどうかを、自己正当化しながらも悩まざるを得ない世界に生きている。天井を見上げると3番目の電球がついたり消えたりピカったりしている。日々の暮らしのふとした瞬間に思いつく、代議制の起こりとは、権力者とは。有り余る思考力で倒懸の難に遭った一部の人間達の考え事が行き着いた先には、18世紀末フランスの名のある町で始まった、ある革命が横たわっていた。その時代を生きぬいた社会が、超先進国の私たちに何を残しているのか確認をしようじゃないかという試みはこれまでも行われてきたが、近年特に表現者や芸術家の格好の餌食になっている。そこで私は考えた。機会があるだろうと。その時代を生き、歴史の目撃者たらんとさせる動きに身を任せる時が来るだろうと。
We. The Revolution. 私はこの時代に記号を見出す。未だ天命を知らぬ晁蓋が呉用先生を軍師に迎えようかというそのクリティカルな人選のように。私はマリーアントワネットの処刑を阻止したいのだ。官僚主義の政治的氷河期のあのハーブスブルク家の受けた衝撃ひいては世界の衝撃はいかほどのものだったのか。彼らの経絡秘孔が突かれない世界が用意されているのか。現代に通じる何かを感じ取ることが出来るのか。何かを変えることができるのか。それを曇りなきまなこで見定めるために、飲んだくれの私は法廷でのMC係を買って出て、薄汚い地方軽視の人々の羨望の街でやっていくことを決意した。
さっそく傷害事件を起こした自分の子供を裁くことになりました。