














Wrath: Aeon of Ruin
伝説の Quake-1 テクノロジーを搭載し、90 年代のアイコンにインスピレーションを得たこのハードコア FPS で敵を爆破し、スライスし、切り刻みます。腐敗したまま放置された領域で行われ、武器を手に取り、長い間忘れられていた秘密を暴き、旧世界のガーディアンを追い詰めます。
みんなのWrath: Aeon of Ruinの評価・レビュー一覧

Nelet
04月09日
QuakeにUnrealの武器バランスのゲームなので面白くならないわけがないんだけど総合評価は微妙な感じのゲームです。メタスコア通りって感じ。
武器は9種類で左クリックと右クリックで挙動が変わるタイプでバランスは悪くないと思います。特にハンドガンが中距離~近距離をカバーしており安定して使い易く、集弾率に難があるショットガンが中距離で小物相手にほぼ機能しないようなゲームになっており、その他それぞれの武器に最適な有効距離を意識しないといけないゲームです。
ただ武器にアタッチメント等による強化要素はなく、武器の威力アップ等の要素は一切ありません。従って終盤になるほど大型mobが増えてくる状況では威力不足になる武器も多く、敵の数も増えてくると弾数の消費が馬鹿にならず無駄弾や遊び撃ちをしていると弾薬不足になることもしばしば起きます。
弾薬の補充も供給過剰な場面とカツカツな場面が結構両極端なバランスなので、一度やってみないと弾の足りる場所と足りない場所が分からず、いつの間にか弾薬不足に陥り、貧弱なハンドガンで大型を処理せざるを得ないような事態になってしまうことが起きます。
武器の他に10種類のアーティファクトと呼ばれる消費型の特殊アイテムがあり、これをサポートアイテムとして使うことで戦術の幅を広げることが可能です。例えば敵を倒す毎に余剰ライフポイントを獲得するものや、自キャラを中心に設置型の防弾バリアを張ったりすることが可能です。また入手頻度は高くありませんが接触した敵を寝返らせて同士討ちを仕向けるスモークを発生させるグレネードなど、どれも一癖あるものの使用状況によっては大量の敵に囲まれた状況を一発で形勢逆転させられるようなユニークアイテムがあります。
このような要素だけを並べ立てると非常に面白そうなゲームに見えますが実際のところは不思議なことにあまり面白いとは感じられません。なんと言いますか、まるで味に深みも何も感じられない大盛りカツ丼を淡々と口に運び続けているような。そんな気がしてくるゲームなのです。
まず1マップが長い。3つのRealmに各5個ポータルがあり、それぞれのポータル先のマップの最深部に到達して5つの紋章を揃えることでRealmのボス戦を行い、倒せたら次のRealmへ移動という流れを三度繰り返すのですが、各マップのクリアの所要時間が少なくとも30分では足りません。決して迷いやすい構造ではありませんし、スイッチ類が分かりにくいとかそういう嫌がらせのようなものはないのですが、とにかく1マップが長いです。
そして起伏がありません。淡々と敵がスポーンするのでそれを処理していくだけという。ドラマチックな演出とか何もなく、通路に敵が固定で配置されているのでそれを倒すか、大部屋のスイッチを押すと入り口が閉じられて敵が続々と沸き出すラッシュが始まるものの、敵の処理については徹頭徹尾同じパターンの繰り返しで、最後の1マップに至るまで同じ味がずっと続きます。
武器の挙動がつまらないわけではなく、敵が弱すぎたり強すぎたりするわけでもなく、理不尽な物量に押されたり絶対無理なシチュエーションでの戦闘を余儀なくされるわけでもなく、特にこれといって特定できる不満点があるわけではないのですがとにかく淡々としすぎていてなぜか面白くありません。
何となくつまらない原因として挙げられるのはBGMの起伏の無さです。ほぼ無音です。記憶に残るメロディやド派手なメタルBGMが流れるわけでもなくどちらかというと物静かな感じのBGMがずっと流れ続けます。ゲーム性の割りにこれではテンション上がりません。
また敵のバリエーションも乏しく、1マップ40分程度の探索で何度も何度も同じ敵と相まみえ、序盤のRealmから最終盤のRealmまで登場するmobに変わり映えはありません。後半3種類くらいの大型mobが追加投入されますが、小型~中型タイプの雑魚は全員同じ敵をずっと相手にし続けることになります。前半と後半で同一mobの攻撃パターンに変化が起きるといったことはありませんし、特に固さや攻撃力が上がり下がりするわけでもありません。
デフォルトで無制限のクイックセーブの機能はありませんが、各マップに2~3個のセーブ+ライフ全回復が可能なShrineがあります。クイックセーブはSoul Tetherという消費アイテムを使うことで可能になりますが、各マップに少なくとも4、5個はあるのでゲーム後半には未使用のSoul Tetherが90個くらい貯まっていました。よほど無計画に使い過ぎない限り困ることはありませんし、足りなくなったとしてもオプションで無限クイックセーブをONにすれば問題は解消できます。ただ、最初はどこで敵が待ち伏せしているのか、どこで敵のラッシュが発生するのか、どこにどれくらい敵が配置されているのかという情報がないので、どこでセーブするのがいいのか勘所を掴むまでが難しいと思います。FPSゲームをそれなりに遊んでいれば、この辺は閉じ込められそうとか、この大部屋を奥まで行ったら敵スポーンが始まりそうといった雰囲気は直感的に判断できます。
バグについてはmobの挙動では問題ありませんが、第三Realmの各マップにおける破壊可能オブジェクトの頭蓋骨が鬼門です。発生個所は固定ですが、一部の頭蓋骨を近接武器で割るとキーボード操作が受付不能になります。WASDやスペースキーが認識しなくなり、Fキーも無効化されるのでSoul Tetherによるクイックセーブでリブートさせることもできなくなります。
唯一の解決方法は武器をブレードにして右クリックでブレードのダッシュ攻撃を利用して無理矢理キャラクターの座標位置を移動させる方法です。ある程度座標が変わるとFキーは復活するのでクイックセーブして一旦ゲームを終了させて再起動すると元に戻ります。これは第三Realmのあちこちのマップで頻繁に発生する悪質なものなので注意が必要です。
難易度はEASYからHARDまで三種類で、どれか一つでもクリアすれば最高難易度のOUTLANDERが開放されます。が、正直これ二周は辛いなというのが本音でした。
これを一周するだけでもボリューム面だけで言えば正規価格分の価値はありますし、二周するなら十分元を取るくらいにはしっかりしたゲームです。ただ…というのが正直な感想です。
現代のゲーマーに量だけ大盛りの料理を出されても、それを美味しくいただけるプレイヤーは決して多くはないでしょう。
出来の悪いゲームではありませんが、他にいくらでも選択肢がある中でわざわざ選び取るほどのゲームではないように思えます。
ただ個人的な意見としてB級ゲームとしてはすごい好きです、こういうの。
ぶっちゃけ第三Realmまで来ると逆にこれ面白いじゃんと開き直るようになりました。
でも一般的な性癖には刺さらないと思われるので結論としてあまり人にはおススメ出来ません。

co_shoda134
2024年03月12日
丁度半分超えた位での感想。
武器の射撃感覚や少々シビアな戦闘バランス等、基本的な部分は良く出来てる。
武器セットもセカンダリ含めて無駄がなく、状況に応じて武器を選択している面白さはしっかり感じられた。
また良くも悪くもボリュームはしっかりある。
2800円分は間違いなく楽しめると思う。
問題はペーシングに難があり、単調で飽きやすいこと。
マップがどれも40~60分程度の長丁場であることや、出てくる敵の種類が変わらないこと等から、
メリハリが感じられないのが大きな要因だと思う。
音楽もドンヨリとした楽曲しか流れず盛り上がりに欠ける。この手のゲームならもっとアップテンポの曲があっても良かったと思う。
セーブするには特定のアイテムを消費するか、祠に入る(一度だけ使用可能)ことで可能。
この縛りのあるセーブシステム自体は個人的に悪くないと思っているが、上記のペーシングの問題を更に悪化させる要因にもなっていて、あまり生かし切れているとは言えない。
特に2エリア目からは足場の悪いマップが多くなるので、滑るような移動感覚と相まって、
人によってはイライラさせられるかも…
総じて、決して良作になり切れなかったゲームといった印象。
決して悪いゲームではないので、PVの雰囲気が気に入ったら手に取ってみる価値はあると思う。

Z.O.E
2024年03月02日
[h1]🗡️10項目短評🐑[/h1]
😡 協力プレーはカット
👨🦳 往年のFPSゲーマー向け
😄 Quake1 + Unreal
🙂 ボリューム
🙂 マップの雰囲気
😑 初見殺しの罠
🥱 序盤は地味な戦闘
😑 やり直しが面倒なセーブ
🤔 迷いやすい
🤔 環境音的なBGM
[quote]Steamキュレーター[url=https://store.steampowered.com/curator/33120141-%25E3%2582%25B2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259F%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B0%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2589/]ゲーミングチャイルド[/url]では、近日発売予定のゲームの紹介を、あなたのアクティビティにお届けします。ぜひフォローしてください。[/quote]

Toxjk
2021年06月29日
俗に言うブーマーFPS。
古いアンリアルエンジンのポテンシャルをフル活用しており、画質やデザインはとても良く見ていて心地が良い。
セーブをするためには各マップに散らばっている特別なアイテムを使用するか、同じくマップに設置されているシュラインを使用する必要(体力が全回復もする)があり高めの難易度でプレイする際にはパワーアップアイテムを含めてこれらのアイテムを上手く管理をする必要がある。
Serious Samと同様に、敵の攻撃を回避しながら撃ちまくることが好きな人にはお勧めなゲーム。
だが敵の数はSerious Samよりかは遥かに少なく、一匹一匹の強さに重点を置いている為にSerious Sam並に撃ちまくりたい人にはお勧めすることはできない。
文句を言うとすれば、現在のところ武器の種類が多少すくないという事くらいだろうか。(ソードを含めて5つ)

Sierra117
2019年11月24日
発売前から気になって早期アクセスにて購入。
ウェポン、ステージ、BGM、エネミー、アイテム全て独特で個人的にはすごい好き。
多分このゲームはQUAKE、UNREAL(特に初代)、HALF‐LIFE、DOOMの類のFPSを好んで遊んだ人なら好きだと思う。
ワールドクリア型はテュロックシリーズ、異形な敵はDOOM、ダークだがどこか美しさを感じるステージや音楽、武器は初代UNREALを・・・・そんな昔懐かしいFPSの良さをすべて知り尽くしている!そんな作品。