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ヤーズリチャージディー

Yars: Recharged は、Atari Recharged シリーズの背後にあるチームである Adamvision Studios と SneakyBox による最新タイトルで、クラシックの公式にアーケード、シューティング ゲーム、弾幕の要素を注入しています。 Yars: Recharged では、プレイヤーは、差し迫った危険を示唆する視覚的および音声的合図を常に敏感に認識し、ますます複雑になる敵の防御をナビゲートしながら各ボスのリズムをマスターする必要があります。すべてがミーガン マクダフィーによる壮大なサウンドトラックに合わせて行われます。

みんなのヤーズリチャージディーの評価・レビュー一覧

地獄変

地獄変 Steam

2022年08月29日

3

[h1]◆はじめに◆[/h1]

1982年に発売された作品のリバイバル。メーカーは「Atari」で40年前における一つの時代を築いた業界の巨人。しかし、85年の時点で凋落して長いことゲームを開発していなかったメーカーが今更面白いものが作れるはずもなく、本作の出来栄えはそれをわかりやすいぐらいに体現していた。

[h1]◆どういうゲーム?◆[/h1]

ツインスティックの全方位型STG。自機は左側、敵は右側という配置なので実質横STGだが、360%の方向転換ができるのが特徴。主人公は蜂で敵は砲台のような金属エネミー。敵砲台の周辺にはハチの巣のような壁が幾つも塞いでいてそれをショットで破壊しながら進み、ショットが敵に届くようになったら撃ち込んで破壊。どのステージにもボスのような大型砲台が存在し、これを破壊すれば雑魚が残っていてもステージクリアとなる。しかしボス砲台には通常の攻撃が効かず、まず雑魚破壊によって得られるアイテムでゲージを最大まで貯める。すると画面左側にドッキングベースのようなものが現れるので自機を近づけることで自機とドッキングベースが合体し、アナログスティックを右に倒し続けると強力なショットを放つことができるようになる。それでボスを破壊するという流れだ。なお、ゲーム中で破壊する大半のオブジェはハチの巣ブロックである。

[h1]◆操作性◆[/h1]

左アナログスティックで移動。右アナログスティックで向き変更&射撃。それ以外のボタンは使わないシンプル構成。

[h1]◆遊びやすさ&利便性◆[/h1]

初回プレイ時はチュートリアルが存在し、一通りの説明を実際に操作しながら理解し、それが終わると本番に入るという流れになっている。これといった不満点はない。

[h1]◆グラフィック(アートワーク)◆[/h1]

主な破壊対象であるハチの巣ブロックの強度が見た目からわかりにくい。しばらく触れるようになってわかるが色の薄いものほど耐久力が弱く、最も色の濃いものが破壊不可能のようだ。一方で敵や敵弾については他の色と明確に異なり、「これは敵だ」というのがわかるデザイン性と視認性。

[h1]◆遊び心地・触り心地・体感的なもの・感想◆[/h1]

操作性やルールの分かりやすさ、グラフィックデザインはまともだ。しかしつまらない。本作は純粋につまらないゲームだ。攻撃手段はノーマルショットがメインで敵砲台を倒すとちょっと強力な武器が扱えるがすぐに効果が切れてありがたみがなく、ゲージ最大時の強力なショットもハチの巣ブロックをがっつり破壊してくれるのかと思いきや貫通力がなく、「ドッキングしてチャージしている間の時間で同じぐらいノーマルショットで破壊できるのでは?」と疑問を覚えるほど見た目に反して威力が低い。そしてステージ内はびっしりハチの巣ブロックで敵を覆っていてそれを破壊しなければそもそも敵を倒せないわけだが、ノーマルショットの威力が低いこともあって、大量のブロックをひとつひとつ破壊することになり、ちまちまちまちまとした退屈な作業を序盤からやらされる。爽快感も中毒性もリプレイ性も一切なく本当に、純粋に、苦痛。何にも面白くない。これで1010円とか悪い冗談だ。

[h1]◆総括◆[/h1]

国内でも「80年代に人気のあったゲームのリバイバルを出したがゲームデザインが古臭すぎて大爆死した」ゲームは色々あるがそれと同じ系統のゲームだ。ゲームデザインが古臭すぎる。もとが1982年の作品のようだが2022年発売とは思えないほどゲームデザインが40年前で止まっている。開発者に私の時間を無駄にするなと苦言を呈したい。

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