








Ynglet
この瞑想的な浮遊プラットフォーマーを泳いで、打ち上げて、跳ねてください。リアクティブなサウンドスケープが、イングレットの手描きのレベルの遊び心のあるパズルを通した探索のサウンドトラックを作成します。
みんなのYngletの評価・レビュー一覧

belfaste
2022年01月12日
どことなく水口哲也イズムを漂わせる、バイオがかった幾何学的ヴィジュアルと浮遊感のあるエレクトロ・サイケ・ミュージック、そしてそれらがプレイヤーの動きによってプログレッシヴに生成されていくインタラクション性が特徴のプラットフォーマー・アクション。なお、開発者本人は[url=https://www.vice.com/en/article/5dbd9a/ynglet-musical-platformer-review]「泡はプラットフォームではないからプラットフォーマーではない」[/url]と主張している模様。どうでもいいですね。
泡のなかでダラダラと平和に暮らしていたプランクトン?的な生き物たちだったが、あるとき隕石?が降ってきて泡が破裂! 仲間たちはコペンハーゲン(デンマークの首都)じゅうに散りぢりになってしまった! 主人公であるなんか長いやつはお得意の回遊能力を駆使して、街を泳ぎ回って仲間を回収しよう! というストーリー。たぶん。セリフがゼロであるためよくわからない。もっともそのおかげで日本語非対応でも問題なくプレイできる。
主人公のなんか長いやつ(仮称)は泡のなかでは360度自由に泳ぎ回れるものの、外に出た途端に重力に引かれてしまう。そのため移動は泡から泡への飛び移りが基本となる。うっかり落ちたらリスポン地点からやりなおし。そうして、各ステージ(コペンハーゲンの名所が名付けられている)をさまよっている仲間を回収し、ゴールとなる謎のホールへと向かう。
見た目やステージ構成がシンプルな分、操作性にはちょっとしたクセがある。
飛び移るときは慣性がつくので、狙いを外して泡に飛びつけないこともあるし、うっかり勢いが過ぎて泡を突き抜けることもある。ジャンプに失敗し、なすすべもなく虚空を落下していくなんか長いやつ(仮称)の姿は謎生物ながら哀愁を誘う。
クセのある操作を飼い慣らすまでには数回のリトライを要するだろうが、クリアするだけなら全体の難易度はそこまで高くない。ステージ数も数えられる程度で、なにか重厚なストーリーが隠されているわけでもない。
本作の快楽は微生物をモチーフにしたとおぼしきキモカワイくてカラフルなビジュアル、そしてチルなサウンドだ。
後半からはステージもナイトカラーになり、癒やし効果がいや増す。
重厚な大作ゲームのあいまにおやつ感覚で楽しめる一本だ。

yotaro3024
2021年06月06日
Challengingで一通りクリア。透明感のあるカラフルなアートと心地良いサウンドで癒されます。ステージ内での操作は左右のクリックだけ、セーブポイントは作り放題、ギミックもシンプルで、ストレスなく疾走感を楽しめました。友人に勧めたくなる素敵なゲームです。