







And All Would Cry Beware!
90 年代スタイルのシューティングゲームとメトロイドヴァニアが融合。神秘的な異世界へのポータルを通って、失われた探検隊の運命を発見してください。
みんなのAnd All Would Cry Beware!の評価・レビュー一覧

kimiF555
02月11日
日本語のレビューが見当たらなかったので投稿します。
一応「おすすめ」としておきますが、正直いうと定価(2025年2月時点で1200円)だとかなり高いと思います。
理由はボリューム不足(エンディング2種類回収、全実績解除までで2時間かからなかった)。
セールで数百円とかになっているのをよく見かけるので、そういう時ならおすすめ。
ストアページに書かれてる通りFPS×メトロイドヴァニアな作品。
悪党に追われたプレイヤーが背に腹は代えられぬと逃げ込んだ謎の会社の謎のポータルは異世界に繋がっていた。
という事でこの謎の世界を探索していく事になる。
見ての通りローポリゴンな表現。
クリアするだけなら英語力はほとんど必要無いが、プレイヤーより先に異世界に探索に行った探検隊のログがそこかしこに落ちており、これを読んで話を理解しようとするとガッツリ英語を読む事になる。
中学英語レベルの自分の英語力で斜め読みしてもなんとなくわかる程度の話だとは思うが…
頻度は少ないがたまに選択肢が出る事もある。
これもそこまで問題ないと思うが、一応、最後の選択肢は上記のエンディング分岐に影響する。
メトロイドヴァニアとしては3Dのマップを上に下に横にと右往左往しながら探索していく事になる。
やや一本道感はあるし上記の通りボリュームは少ないのだが、このマップデザイン自体は良いと思った。
崖を登って、洞窟に潜って、岩や木をジャンプで渡ってと良い意味でアクションゲームで探検している感がある。
色味が目に痛かったがこれは趣味によるだろう。
似てるワケではないが、大きな岩山を中心とした島みたいな感じで、なんとなく「キングスフィールドⅡ」のメラナット島を彷彿とする。
新たな武器を入手したら、いままでマップで見かけた壊せそうで壊せない障害物が壊せるようになる…という点もメトロイドオマージュだろう。
収集物は上記のログと、アーマーを増やす強化アイテムがある。
FPSとしてはテンポが速い感じ。
こちらもどちらかというとアクションゲーム味を覚えた。
とくにボスとの戦闘は、怪獣が撃つ・衝撃波を放つ・体当たりしてくる等を避けてジャンプして撃ってで迎え撃つ感じは64時代のアクションゲーム感があって良かった。
新しい武器が手に入っても、以前の武器が死に武器にならずちゃんと使い分けた方が良い塩梅なのも良し。
前述の通りボスが基本的に怪獣なのも個人的に良し。ローポリゴンの表現ともあったクリーチャーデザインなのも良かった。
ただ雑魚敵がほとんど砲台みたいなヤツばかりなので、そこは物足りなかった。
小さいカエルみたいな謎生物とかが一種いるだけでも違ったと思う。
大きく気になった点はゲーム自体は総合すると手堅いがワリと大味な事。
これは上記の通り1~2時間程度のボリュームなら気にならないのだが、
そうすると今度はこの定価でこのボリュームか…となる。
ゲームパッドに対応していて、キーコンフィグもあったのでその点は基本的に問題無かったが、
上記選択肢が出る場面だと、自分の環境だとキーボードしか反応しなかった。
一応、念のため書いておきます。
エンディングは分岐するのだが、最初のエンディング後にすぐにデータをロードすると、
エンディング前の会話の直前の状態で再開したので回収自体は楽でした。
という事でセールの時ならおすすめの作品。
メトロイドヴァニア×FPSとかどんどん増えてほしいな。