












Beyond the Ice Palace II
1988 年に Commodore 64 でリリースされたアクション プラットフォーム ゲーム Beyond the Ice Palace の続編。
みんなのBeyond the Ice Palace IIの評価・レビュー一覧

そのへんの石
03月19日
怒れる王様が大暴れ
ムチならぬ鎖で敵をしばき倒す
動きはもっさりとしていてジャンプ性能も高いとは言えないが、王様の攻撃判定が広く強い事に加え
完全無敵の回避性能もあり、基本自分優位な戦いが出来るため動かしていて楽しい
回避性能が高い分、スタミナ消費が大きく回復は遅いためあまり連発出来ない仕様だが
ここぞという時に回避を使う見極めを求められて、むしろよい塩梅に感じた
本作の特徴としてリング状のオブジェクトに鎖を引っかけるギミックがあり
移動による綱渡りや開閉スイッチといったものから、敵への弱点に繋がる要素にもなっており
敵武装を引っぺがしたり無力にさせたりと、攻撃回避だけではないひねりのあるアクションで単調さを感じさせない
無駄にリングにぶら下がってみたり、敵にリングが付いているか毎回確認するようになる
一方で多くの人が不満に思うであろう部分もあり
ステージ間のリトライ地点が遠い
長い道のりの先に中ボスがおり、負ければまた長い道のりからでモチベーションが下がる
ステータス強化やアイテム合成出来る場所にファストトラベルがない
ファストトラベルで強化地点には飛べるが、帰りはそこそこ長めな道中を歩いてファストトラベル地点まで行く必要があり
先に進むにはこの往復を何度も繰り返すことになるので非常に億劫
つかまり動作の不安定さ
崖に接触するとつかまり動作に入るが、これは自動判定なのでつかめない場面も多々あり度々落下する
ゲームバランス面では割とごり押しが効くというか、ボスが弱く
ギミックバトルな部分も大きいが初見突破は容易
難しいのはボスまでの道のりなのだが、上記のリトライポイントの少なさとつかまり判定の曖昧さなど
テクニック面とは別の要因が難しくしている部分もあり、粗削りさを感じた
とはいえ、荒ぶる王様が雄たけびを上げながら突き進んでいく爽快感
リングを使ったギミックの楽しさで、飽きずに最後までプレイして
クリア後に振り返ってみて、もっと長く遊びたいと思った良作

meganu1216
03月12日
[h1] 攻撃していて気持ちいいのは大切 [/h1]
クリア済みレビュー
[hr][/hr]
37年ぶりの新作らしいメトロイドヴァニア。クラシカルとモダンの融合の塩梅が良く、プレイしていて心地いい。
ピクセルアート、サウンド共に高水準でまとまっている。
メトロイドヴァニアとしてのミクロな探索要素は多くあるが、新しい能力を使ったマクロなものは少な目。
どちらかというと素直にステージクリアしていくものに近い。迷うのが苦手な人に向いている。
戦闘について
古のゲームらしく移動速度が遅めで、敵との間合いを測りながらちまちま削るタイプ。
SE等攻撃のフィードバックが素晴らしいお陰でこのシンプルさが癖になる。
回避に関してはモダンな作りで、無敵時間が長く空中でも出すことが出来て快適…なのだがスタミナの消費が激しく回復も遅いため乱用は出来ない。回避一辺倒であれば間合いが死んでしまうためこのバランスが丁度よく感じた。
その他にも二段ジャンプやフック等流行りの要素が盛り込まれている、がそれらによってシンプルなゲーム性が壊されていない。
チェックポイントについて
死んだ場合ソウル等のものをその場に落としたりはしない。お金を失ってチェックポイントからやり直しとなる。
このポイントが少ない。かなり進んだ上に小ボスが出てきて負けたらステージの最初から…なんてこともある。
昨今の直前からリトライ出来る仕様はストレスフリーだが、たまにはこういった作品で無常を味わうのも良い体験かもしれない。
リトライするたびにステージ攻略が最適化されていくこともまた一つの楽しさである。
この手のゲームで最初からキーバインドがあり、特にマウスクリックにまで対応しているのは珍しいためありがたい。
[h3] 総評 [/h3]
全てが高水準にまとまっている作品。流行りの要素を取り入れつつもクラシカルなプレイフィールは保たれている。
ボリュームとしては少な目ではあるが、2Dアクション好きにおススメしたい。