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Cliff Hanger

Cliff Hanger は、1983 年に Stern Electronics によってリリースされたレーザーディスク ビデオ ゲームです。これはインタラクティブなムービーで、ストーリーを進めるためにゲームの指示に応じてプレーヤーがボタンを押すか、ジョイスティックを特定の方向に動かす必要があります。 このゲームでは、ルパン三世の 2 つの映画 (最も有名なのは「カリオストロの城」と「マモの謎」) のアニメーションが使用されています。

1983年12月31日
シングルプレイヤー

みんなのCliff Hangerの評価・レビュー一覧

Cliff Hanger へのレビュー
3

Too Shit

You must type esc key.

Finish!

Haco Slacker

Haco Slacker Steam

2016年11月04日

Cliff Hanger へのレビュー
3

クリア時の詳細なVer.は不明。難易度によっては約30分もあればクリア可能。タイトル名から思わず同名のシルヴェスター・スタローン出演映画とトレバー・ジョーンズ作曲のテーマ曲を想起させ、それと違わぬエピックな体験を提供してくれるかもしれないと期待して胸躍らせた、…なんてトレーラーを見た時点でそこまで大きな期待をしたつもりはないのですが、今後購入を検討している人のために何かを残せればと思って起稿した次第。

[h1]Pros:[/h1][list]
[*]難易度設定によるレベルスケール
[*]1回のプレイでかかる拘束時間が短い[/list]

[h1]Cons:[/h1][list]
[*]スピード感が感じられない緩慢な挙動
[*]抑揚のない残念なボイスアクト
[*]メリハリのないビジュアル
[*]固定の解像度
[*]オーバーレイが無効[/list]

[h1]ゲームテンポの基点となるパラメータさえしっかりしていれば…[/h1]

 本作は敵を全滅させ最後に現れるボスを倒すことで次のステージへ進める面クリア型の2Dアクションゲーム。主人公のチェインは名前の通り鎖を攻撃手段としており、入力方向との組み合わせでアンド〇メダ瞬とまではいきませんが鎖を操ることができます。また、なぜかいつも飛行機の翼の上で敵に囲まれます。そもそもそんな逃げ場のないところを戦場に選ぶ時点で…。

 中国の得体の知れないメーカーのような怪しい響きがある開発元の周遊舎を調べてみると、過去に国内で幾つかインディーズタイトルをリリースしており、Steamでも本作含め2作品をリリースしています。ブログを閲覧すると、最初にクリフハンガーの文字を確認できるのは2009年で、それ以前からプロジェクトは進行していたと考えるのが妥当かも。

 そんな長期間の開発で出来上がった本作に対してまず思ったのは、アクションゲームは操作して気持ちいいことが大事だということ。チェインの横移動の速度が遅く、色数の少なさとアニメーションのコマ数の少なさが相まって緩慢に受け取れてしまう。スピード感のある背景グラフィックという謳い文句がありましたが、まずはキャラクターの移動にスピード感を求めた方が良かったのではないでしょうか。

 攻撃挙動には2点残念な点があります。1つ目は攻撃発生までの時間が長いこと。その中でしゃがみ状態からの水平攻撃は唯一発生が速く、幸か不幸か窮地を救うスパイスとして機能しています。2つ目はジャンプ中の斜め上の直線攻撃が出しづらいこと。1つ目の水平攻撃同様の発生速度で、ジャンプの最高点付近でも出せるように調整していれば、印象はかなり異なったものになっていたと思います。

 スピード感の謳い文句と比べて、「難易度設定によりアクションが苦手でも安心」の言葉に偽りはありません。一番簡単な難易度に設定すると、おそらく大半の人が初見でクリアできるレベルになります。難易度変更で敵の耐久力は変わらない印象でしたが、敵の攻撃発生頻度とボスの攻撃パターン、ステージクリア後の体力回復量が変わります。中でもステージクリア後の体力回復量が顕著で、パターン最適を要求します。難易度曲線としてのパラメータ調整はうまく右肩上がりを実現できているように思います。

 シナリオは全くあってないようなもので、物語を形成する要素は各ステージのボスとの会話とエンディングだけでした。話は分かるものの、演出が実に質素で些末なもののため、期待していると見事に裏切られます。アニメ的な演出を目指したことは感じ取れるのですが、まだまだ攻めれる余地があったと思います。

 出現する敵の数がほぼ決まっているように見え、早く敵を殲滅することで追加の敵が出現したり、ボーナスが加算されるなどの要素もないため、スコアは形骸化しているように見えます。

 上記のような理由からオススメすることはできません。ゲームテンポの高速化と難易度は必ずしもトレードオフではありません。クリフハンガーとは「続きを気にさせるような終わり方をする作劇手法」のことを指しますが、もしこれを意図して名付けたのなら、その意図は残念ながら外れたと言わざるを得ません。

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