










Ctrl Alt Ego
実体を持たない自分の自我をロボットやデバイス間で送信し、イギリスの 70 年代から 80 年代の SF 没入型シム Ctrl Alt Ego の一人称視点でその機能を活用しましょう。ツールを強化して悪いボットを壊れたビットに分解したり、まるでそこにいなかったかのようにバグを静かにシステムに忍び込ませたりできます。
みんなのCtrl Alt Egoの評価・レビュー一覧

ReactiveBB
2022年11月21日
このゲームは高品質なイマーシブシム(没入シミュレーション)FPSである。
イマーシブシムってなんだよという人が多いと思うため解説すると、ストーリーベースのゲームで一つの問題点に対して固まった解法が用意されておらず、好きな方法で進めてもよいという設計のゲーム全般を指す模様。
比較的最近のゲームでわかりやすく言うならPreyやDishonored、Hitmanなど。Gloomwoodなんかもこれに当たる。
なのにSteamで没入シミュレーションのタグを調べると〇〇シミュレータやスポーツゲーが死ぬほど引っ掛かる。つまり誰も理解していないのである。悲しいね
全体的なボリュームとしてはじっくり探索して16時間のため、サクサク進めれば12時間程度か。
[h1]ざっくりとしたゲームシステム紹介[/h1]
自分も自分以外も全員ロボのFPS。
プレイヤーはロボやインターフェースのCtrlシステムをハッキングすることで乗っ取り、乗り移って進んでいくことになる。
基本的にロボットやインターフェース内に入って行動していくことになるのだが、プレイヤー本体はあくまで「エゴ(自我)そのもの」であるため、動かしていたロボットが消し飛んだとしてもそのまま他のロボを乗っ取ればいいだけであり、それを利用して進む場面もある。
イマーシブシムだけあって進行に対する解法が多く、ステルスしてもいいし全部破壊して安全に進んでもいいし全部ハックして制御下においてもいいし抜け道を通ってギミック全無視してもいい。
サポートしてくれるDr.エブリマンさんのサポートも優しいため、指示通りに動いてもするすると進める。
[h1]主人公の強化要素[/h1]
プレイヤーが基本的に操作する「Bug」ユニットはアップグレード.exeの入ったフロッピーディスクやアップグレードワーム(本当に虫)によりプログラムの習得・強化を行うことが出来、プログラムはエーテルエネルギーを消費して使うことが出来る。
エーテルエネルギーはそこらに落ちているオイルのほか、ジュースを飲むことでも回復が可能。[strike]エーテルジュースマズそう[/strike]
プログラムはエーテルエネルギーを圧縮してブチ撒けるショットガン、物質を動かすシフト、物質を反物質に変換するフォルトなど大量に用意されており、探索・攻略を助ける。
プログラムは取得順が特に決められておらず、持っているアップグレード.exe1枚につき好きなプログラムを覚えることが可能。
しかし実はほとんどのプログラムは無くても攻略が出来るようになっており、何なら「ジャンプ」のモジュールすら任意取得である。
最初の一個目のプログラム以外一切取らずにクリアの実績などもある。
[h1]妙にリアルな挙動[/h1]
ロボはホバー移動やキャタピラ移動、ローラー4点移動など移動手段やカメラ位置が異なり、
よりによって挙動がクソ真面目に適用されるため、ホバーの場合はすごい傾くし滑る。
本体が回転するとカメラもすごい回る。
監視カメラは当然FOVが跳ね上がって魚眼レンズになる。
多分酔う人はものすごく酔う。
[h1]難易度[/h1]
FPS的な難易度は高くなく、無限復活かつ現在状況はそのまま残るため、下手でもそのうちクリア可能。
どちらかというと宇宙ステーションの探索・攻略に重きを置いている感じ。
[h1]まとめ[/h1]
レトロフューチャーな見た目でしっかりとSFしていてイマーシブシムをやりたいなら大当たり。
日本語訳はなく文章がかなり多いためある程度翻訳機を噛ますか英語が読める人向け。