




Cyberia
世界的なテロリストが支配し、人類が滅亡の危機に瀕している未来で、ロシア北部の凍った荒野の下で究極の終末装置が発見されました。コードネーム「サイベリア」は、長く忘れられた平和の時代に、ナノテクノロジーの最も優れた頭脳によって設計されました。古代の希望の世界で、それは新たな秩序の究極の守護者となるはずでした。 2027年、それは人類滅亡の道具として立ちはだかる。
みんなのCyberiaの評価・レビュー一覧

Shiki-Kui
2017年07月20日
[h1][b]「ロシアの極寒地帯にて研究されているという謎の兵器〝サイベリア〟とは?SFアドベンチャー開幕!」[/b][/h1]
一部の筋ではク〇ゲーとして認知されている古典ADV。
本作は1994年に発売されたオリジナルのsteam移植版であり、移植に際して特典等は付加されていない。
ストーリーとしては、世界的なハッカーであるザークが、自身の免責と引き換えに〝サイベリア・ウェポン〟と呼ばれる超兵器を奪取する、という内容のものである。
ゲームの進行としては、主人公ザークを直接操作するアドベンチャーモード、砲塔やジェット機を操縦して敵戦闘機と戦うシューティングモード、時限爆弾などの解体を行うパズルモードの3パートに分かれており、それらを交互に進めながらストーリーを展開させていく。
外国産ゲームらしく、いずれのモードも難易度が高くノーヒントであるため、何度も死にながら攻略していく、いわゆる死にゲーという部類に当てはまる。
アドベンチャーモードにおける主人公ザークも「スペランカー」なみに虚弱であるため、 [h1]「訳もわからず射殺」「訳もわからず凍死」「訳もわからず超音波で死亡」「ドアを開けた瞬間、寄生生物に食われて死亡」[/h1] などなど、一部で語り草になっているザークの珍妙な死に様のパターンを実績代わりに見つけ出していくのも、また一興といえる。
補足であるが、シューティングモードにおける照準の上下反転は、ゲーム中にFキーを押すことによって変更することができる。これによって超絶難易度だったものが、攻略可能となるため初見で挫けてしまった方は是非採用していただきたい。
かつて、PS、SS、3DOなどのコンシューマにて発売され、我々に「洋ゲーとはかくあるべし」という教訓を授けてくれた本作。洋ゲー百鬼夜行のsteamにて鍛えられている昨今のゲーマーであれば、笑って容認できるレベルであろうから、昔を懐かしむ意味でもプレイされることをお奨めしたい。