













Fract Osc
Fract Osc は音楽探索ゲームです。あなたは忘れられた場所に到着し、広大で見知らぬ風景を探索して、音で構築された世界の秘密を発見します。パズルを解くことで機械を再構築し、ゲーム内でサウンドを形成し音楽を作成することで世界に命を吹き込みます。
みんなのFract Oscの評価・レビュー一覧

兎訛りの兎
2016年07月17日
どうにかクリアー出来たのでレビュー。
5/10
良い
・キューブを動かすパズル
・グリーン色のエリアのシンセサイザーの打ち込みパズル
・オープンワールドの様な作りで好きな所から手を付けられる
悪い
・マゼンタ色のエリアのシンセサイザーの打ち込みパズル
・機械の配線を繋ぐようなパズル
・音楽
パズルを解きながらゲーム内で、スタジオと呼ばれる場所にあるソフトウェアシンセサイザーの機能をアンロックしていく事が目的。シンセサイザーをモチーフにしている(筆者はそう思っている)だけあって音ゲーになっているような、なっていないような微妙なところもあったりする。
言葉のないゲームで、ある程度自由に行動できるオープンワールド的な作りになっており、3色(シアン、マゼンタ、グリーン)に色分けされた廃墟のようなミニマルなローポリゴンの世界をプレーヤーが自らパズルを見つけ出し、それを解いて、廃墟となっている世界に(再び?)エネルギーを流れさせるといったよう展開になっている。ゲーム中は言葉や説明が全く無いが、ゲームの冒頭にチュートリアルがあり、操作方法を簡単に教えてくれ、またそれ以上の操作はゲーム中では要求されないので問題無いだろう。また、パズルを解くと光の柱が立つなど、目に見えて変化が出るので言葉や説明がなくてもはっきりとした結果が得られるようなゲームデザインになっている。
パズルには複数の種類があり、シアン、マゼンタ、グリーンと色分けされたそれぞれのエリアの特徴となっており、プレーヤーを飽きさせないようにゲームプレイに多様性をもたせようとしているのは好感が持てる。但し、ひたすら「組み合わせ」を試すようなあまり良い出来とは言えないパズルが多く、うんざりさせられることになる。一部を除きパズルは基本的にノーヒントになっていることもそれに輪をかけている。では、本当に機械的に全ての組み合わせを試してみて、正解を探すのかと言われれば、そうではなくて、パズルを解くときには目に見えるビジュアルの変化を頼りに試行錯誤を繰り返す形となる。目に見えた変化があるのなら簡単なのではないかと思われるかもしれないが、そこはやはりパズルゲームであり、一筋縄ではいかない作りになっている。(インタラクトすべきものの数が多い)例えば、難しいパズルだとソフトウェアシンセサイザーの5×16のマス目に、プレーヤーに与えられた16のコマをグラフィックイコライザーの様なビジュアルの変化を頼りに任意で並べるなど。
良いと思ったパズルは、純粋に観察力と思考力を試されるモノで、動かす順番と位置を考えるものや、並べる数と発動させるタイミングを考えるもの。
悪いと思ったパズルは、組合せ爆発に近い、ひたすら組み合わせを変化させるものや、何故そうなるのかといった、パズルを解いた後も法則がいまいちよく分からずにすっきりしないスイッチパズル。
シンセサイザーがモチーフになっているゲームだと思うのだが、パズルを解く前も解いた後もイマイチな音楽しか流れないのはちょっと残念。
アンロックされるシンセサイザーの機能などはやはりおまけ程度、お遊び程度。
一応、筆者は独力でクリアーできた(初見で9時間ほど)ので無理ゲーだとは思わないが、かなり不親切ゲームだとは思う。
日本語非対応だが、言葉は殆ど無いに等しいので、操作方法が分かれば遊べる。不親切なゲームに抵抗がなく、興味のある人はセール時にでもどうぞ。

coelacanth0715
2015年11月27日
PVのそのまんまのサイバーチックな雰囲気の世界を歩き回り、その世界に点在するパズルを解くオープンワールドゲーム。
アクションはなし。英語は初めの操作説明に少しだけ。それ以外はないので気にしなくていいと思う。
パズルの難易度は2,3回攻略を見た程度。根気があるか頭が良ければすべて解けると思う。
ただ、「これはどんなパズルで、どうすれば正解か」は感覚で感じ取るしかないのが玉にキズ。
全てのパズルを解くと本格的なシーケンサがいじれる。よくわからない。
しかしこのゲームの醍醐味はまさしくこの世界観で、スクリーンショットを撮りながら歩き回るだけでひたすら楽しい。
ただ見て歩き回るのが好きな散歩ゲーマニアの人は是非とも買うべき。個人的にはセールでなくとも買うくらいの価値はある。

Omunize
2014年10月12日
一言で言ってしまえばMYST系パズルゲーム。
言語依存はなく、むしろ一切説明が無いので全部自分で解き明かさねばならない。
音楽がコンセプトのゲームであり、パズルも殆どがそれにまつわる物。
ただし音楽的知識は必要ない。
謎を解くたびにDJルームのシーケンサーがアンロックされ、
それをいじって曲作りを楽しむことが出来るようになる。
クリアすればかなり本格的なシーケンサーに変貌する。
映画トロンを髣髴とさせるビジュアルと、音楽という明確なコンセプトが面白く、
パズルゲームとしても良くできている。
特にMYST系のパズル好きにはオススメしたい。
ただし一切ヒントが無いためパズルとしては結構難しい部類に入る。
この辺もMYSTらしいところな訳だが・・。
シーケンサーも本格的故に素人にはちょっと敷居が高いのが残念。
単純にループ素材を切った貼ったするような単純な物の方が間口が広かったろうに。
非常に変わったゲームだがクオリティは高い。
ちなみにオプションで全ロックを解除できてしまうらしい。
試してないので未確認。