









Inferno: Beyond the 7th Circle
サバイバル要素を備えたグリッドベースの一人称ダンジョン クローラー。 90年代の古典的なCRPGにインスピレーションを得ています。ハードコアプレイヤー向けの昔ながらのゲーム。
みんなのInferno: Beyond the 7th Circleの評価・レビュー一覧

n_ship_n
2022年08月17日
サバイバル要素のあるダンジョンクロウル。
オールドスクールな雰囲気を醸し出すレトロなグラフィックが特徴。
デーモンに侵略された地球を救うため、主人公がサバイバルをしながら他の生存者を探し、ミッションをクリアしながらラスボスを打ち倒すのが目的。
サバイバル要素は、飢えと渇き、睡眠、雨に打たれ続けると低体温症、未調理の肉による食中毒等々があるが、サバイバルを感じられるのは町を見つけるまでの序盤だけ。町へ帰還する魔法が割と早く手に入ってしまうので、中盤以降のサバイバルはおまけ程度の要素である。
戦闘はデーモンとのタイマンバトルで、時々複数敵が登場するが一斉に攻撃してくるのではなく、順番に戦ってくれるという行儀の良いデーモン達。なかなかテンポの良いバトルで、ヘビメタ風なBGMとも相まって楽しい。魔法は昔懐かしのキーボードで呪文を打ち込むと発動。種類が多くあれこれ試すのが面白い。デーモンはボスキャラでさえも毒や火が効果的なので、じゃんじゃん使って痛めつけよう。リジェネ効果の付いている難敵も、火で炙り続ければ倒しやすくなります。
謎解きやパズル要素もあり、英語だが、ヒントが短い単語でかつ直接的なので(ヒントは「素数です」みたいな具合)、どれも難しくはない。ピクロス風のパズルがいくつかあるが、ゲームの進行とは関係なく、宝が手に入る程度。ステータスのラックを上げておくと、手に入る宝のレア度が上がり、クリティカルヒットも出やすくなるのでおすすめ。
全編英語だがテキスト量は少なく、非常に分かりやすいマニュアルが用意されているので、それを読めば特に困ることは無かった。難易度はスタンダードでも序盤はやや難しい感じがしたが、中盤から程よい感じに、終盤はこちらが強くなりすぎてデーモンを惨殺しながら進む始末。次回作があるならば、是非4人パーティ制にして、敵の種類や攻撃パータンも増やして欲しいところ。
動作も軽く安定、ファイルサイズも小さくてすぐに遊べる、お手軽ダンジョンクロウラー。おすすめです。