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Jagged Alliance: Flashback

Jagged Alliance が帰ってきました。ターンベースの戦術、激しい戦闘、分隊管理、クレイジーな傭兵の個性がユニークに組み合わされたゲームです。 自分の傭兵団を指揮し、彼らを戦いに導き、リソースを賢く管理しましょう。自由のために、部門ごとに順番に反撃してください。オリジナルの Jagged Alliance シリーズと同様に、Jagged Alliance Flashback では、好みの戦術を使用し、それを中心に分隊を編成するかを選択できます。重武装した部隊を率いて突入するか、遠距離射撃や狙撃という王道を選択することもできます。

2014年10月21日
マルチプレイヤー, シングルプレイヤー

みんなのJagged Alliance: Flashbackの評価・レビュー一覧

gc_rev

gc_rev Steam

2021年09月20日

Jagged Alliance: Flashback へのレビュー
5

「本当にシリーズを愛しているなら、批判する前によく考えてくれ。今回の機会を逃せば、自分たちの手で新世代のJagged Allianceを造り上げるチャンスは、この先、二度と訪れない」
「どうしてFlashbackは失敗したんだ?開発会社が無責任だったから?それとも、ファンの愛が足りなかったから?」

ストアページの笑っちゃうくらいダサいTrailerを見て、よほど問題のある作品でなければまず目にすることのない「ほぼ不評」の評価を見て、幾つものレビューを読んだあとに、本作を買う酔狂なヤツなどいるのだろうか?
ゲームとして何かを期待していたわけじゃない。ただ単純に、個人的な趣味プロジェクトとして簡易なJagged Alliance風のゲームを作るにあたってのModdingプラットフォームとしての利用価値はあるのか、と思っただけだ。この2021年に至っても、Workshopには極々限定的な変更を加えるMODしか公開されていない。コミュニティはこの不出来なゲームを早々に見捨てたのか?Workshopのコンテンツが貧弱なのは、たんに彼らが怠惰なせいか?それを確認する必要があった。結果として…本作の改造は、この程度が限度であるということを身をもって知ることになる。
Unity製ながらゲーム用の各種データ(.json)やアイコン(.png)は生のままゲームディレクトリ下に置かれ、これは改造を容易にするためのModderへの配慮に他ならない。しかし、それらで変更可能な点は極々限定的だ…3Dモデルの差し替えや追加はできず、武器やPerkは性能を変更できても追加はできない、といったような制約。Unity用の公式ツールを使ったMAP制作やクエストの追加は、それを行うために必須な資料が欠けており、今から習得するには困難を極めるという根本的な問題。ある意味では、本作のModdingの自由度はBack in Actionよりも低いと言える。
ゲーム自体が不完全でバグが多く、Moddingの自由度も高いとは言えない。開発会社のFull Controlやファンコミュニティが早々に見捨てたとしか思えない…いや、そうじゃない。じっさい、彼らは第三者が考えているよりも遥かに情熱を傾けて開発を続けていたし、特に、Bear's PitのShanga氏の入れ込みようは並々ならぬものがあった。今もって1.13MODの開発を続けている彼らが、当時すでに古臭く制約の多いシステムであったJA2を弄り続けることに限界を感じていたのは確かだ。しかしそれでも、様々な要因が重なった結果、これがFlashbackの限界だったのである。
おそらくは本作の開発をサポートしたファンの中に、Unityに精通している人材がいなかったのも問題だった。少なくとも有料ライセンスを持ち、AssetBundleを開いてリソースの追加を試みた人間は、一人も居なかったんじゃないだろうか。Bear's Pitの面々はおろか、ロシア人でさえ武器モデルの一つも移植できていないのは、ただごとではない。俺でもリテクスチャくらいはできたし、本作のModdingをいろいろと試しているあいだに何故かVカツのMODを作れるようになったが、それでも正常に機能するかたちで本作にメッシュをインポートすることは遂にできなかった。あなたがより上手くやれると思うなら、是非、チャレンジしてみてほしい。
無論、Full Controlに何の非もなかったわけではない。彼らがぶちあげたプランは明らかに誇大宣伝だったし、たんなる「枠組み」もいいところな完成度でアーリーアクセスどころかフルリリースし、僅かな売り上げと、現在まで残る拭えない悪評というあまりに割に合わないトレードオフを望んだのは彼ら自身の意思だ。
JA2に代わる新世代のJAエンジン…Moddingプラットフォームとしての価値を求めるファンコミュニティと、たんにJAの新作を求める一般的な消費者の間に著しい価値観のズレがあったのも確かだ。結果として、本作はどちらの需要も満たせぬまま開発が終了してしまった。
「たとえ開発会社が倒産しても、誰かがプロジェクトを引き継いでパッチを開発することはできたんじゃないか?あるいは、非公式という形でも?」そう疑問に思われるかもしれない。しかし、それには版権絡みの問題が関わってくる。Full ControlがパッチやMODツールを開発しているあいだにシリーズの権利がbitComposerからTHQ Nordicに売却され、身動きが取れなくなったことはあまり知られていない。要は開発者が勝手にパッチをリリースしたり、Modder向けにソースコードの公開をすれば、もれなく権利関係のトラブルに巻き込まれるリスクを背負うことになったわけである。幾度となく権利保有者が変わるJAが「呪われたフランチャイズ」と呼ばれるのは、謂れのないことではないのだ。
思うに、本作はJAの名を使うべきではなかった。ライセンスの購入に大金がかかり、そのうえ版権絡みのトラブルに巻き込まれる可能性を考えれば、たんに「精神的後継作」と銘打った別タイトルを開発すれば良かったのだ。小規模スタジオなら尚更だ。

まあ、そんなわけで…いまさら本作を買う理由があるんだろうか?
実際のところ、ゲーム自体はそれほど致命的に酷い出来ではない。もちろん洗練はされてないし、まともに機能してないシステムはあるし、バグも多く、モバイルポートみたいなグラフィックは貧相にも程があるが、たとえばワゴンセールのゲームをなんとなく手に取って、特に期待することもなく遊んでみたら意外と面白かった…そういう程度には楽しめる作品だ。ユニットのアイコンや性能を自分好みに改造しつつ…そういう程度の楽しみはある。
Jagged Alliance: Flashbackとは、言うなれば、クーデターに失敗した傭兵のようなものだ。セイシェルのマイク・ホアーのように。悲惨な結果、拭えぬ悪評…彼らが残したものを今さら目の当たりにした俺に、どんな感情を持てというのか?俺が彼ら以上に何かをできたとは思えない。それはすでに過去となり、歴史となったのだ。もう変えることのできないものに。

Satojo

Satojo Steam

2020年11月13日

Jagged Alliance: Flashback へのレビュー
3

※自作の日本語化Modあります。レビューの最後に載せました。

旧シリーズのコミュニティからの協力を得ながらKickstarterキャンペーンを成功させたものの、2014年にリリースされた後は全方面から否定的なレビューを受け、売上の低迷によってサポートが中止され、事前に約束された機能の多くも実装されず仕舞いとなり、さらには開発元Full Controlの倒産を招いたといういわくつきのゲーム。

名作として知られるJagged Alliance 2をカジュアルに再設計したイメージで、傭兵の性格など複雑なシステムの多くがオミットされ、イベントおよびクエストはいずれも極めて簡素、装備の数や種類も少なく、ボリューム自体も控えめといったところ。旧作のようなハードコア感はありませんが、ビジュアルは明るく鮮やかで、シリーズの雰囲気を残しながらもとっつきやすく、一見すると悪いゲームではなさそうです。

ところが、遊んでいるうちに大小様々な問題が見えてきます。
例えば敵のAIは終始素朴に過ぎるので、戦闘では手頃な遮蔽物の周りに自軍ユニットを固め、あまり動かさずに寄ってくる敵を1人ずつ倒すのが最適解になりがちです。あるいは敵との遭遇時の初期配置がデタラメだったり、疲労とかモラルのシステムが事実上働いていなかったり......
UIの表示にもいくつか誤りがあるほか、決して多くはないクエストにもフラグ管理のミスやテキスト表示位置のミスが目立ちます。
すなわち、値段相応とは言い難い作り込みの甘さと、目をつぶるには多すぎるバグこそ、本作を不評たらしめた原因です。

システム以外の部分、例えば世界観や雰囲気はどうでしょうか。
1988年、麻薬王に支配されたSan Hermanosなる小国に、反乱軍指導者の救出および支援という特命を帯びたCIA工作班が派遣されるところから物語は始まります。
物語自体は「独裁者の島で傭兵を雇い反乱を支援する」という、JAおなじみの仕立てで構わないのですが、冷戦只中の1988年という背景を活かすでもなし、San Hermanosの歴史や文化を見せてくれるでもなし、登場人物の掛け合いや人間模様が描かれるわけでもなし、世界観は非常に薄味です。登場人物の書き込みも最小限です。
また、いつもどおりの物語であるにも関わらず、エンディングまで見るとちょっとした問題があることに気が付きます。直接のネタバレは避けますが、結末を左右する物語上の主要人物たる3人は、ゲーム中はさほど目立たず、仲間になるのも最終盤です。ですから、エンディングにはプレイヤーと傭兵たちが勝ち取った結末が横取りされたかのような小さな違和感が残りますし、3人に関する細やかなエンディングの分岐もほとんど無意味なものになっています。

他にも細かい問題はいくつもあるのですが、まとめて言えば純粋に作り込みの甘い、不出来なゲームと呼ばざるを得ません。
遊べないほどに壊れているゲームというわけではありませんし、ビジュアルは悪くなく、素朴過ぎるとはいえ少なくとも遊びやすさは実現されていますから、このゲームを「問題は多いが手軽なターン制SRPG」と理解した上でなら、セールなどのタイミングで購入を検討してもいいかもしれません。

https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2285543718

selo

selo Steam

2016年03月03日

Jagged Alliance: Flashback へのレビュー
5

 ジャンルはターン制の近代戦タクティカルRPGです。射程特性はゲームに見合ったもので、拳銃は数歩先、庭を挟んで打ち合うのがライフル類というぐらい短いです。(なので序盤は特にSMGが使いやすいということになります)

 もともとはSir-Techという会社が出していたゲームで、ほとんどの人にはウィザードリィのところ、というほうがなじみ深いかと思われます。
 その後、別の開発チームによりJagged Alliance2が出され、これが後のBack in Actionの下敷きになっています。
 ただ、細かいグラフィックになったぶん、マス目単位のドット絵だった2に比べ、壁を爆破して突入する、段差を乗り越え、屋根の上に伏せて狙撃するといったシステム面が3Dになった関係かカットされたり、リアルタイム化で細かい指示が出しづらくなったり、バランスが大きく変化していたり、それなりに遊びましたが、進めづらいものであったのは確かです。

 今作がどういういきさつで生まれたのかなんともわからないのですが、少なくともBIAよりはリアルタイムではないという点と、2の育て上げた精鋭レジスタンス達が帰ってきた!というだけでとりあえずは評価できます。スタート地点も本島に対する離島であり、ショップも存在することでまったく準備できないまま、敵のヒャッハーさん達が村に押しかけて来るというパターンは回避できます。(そしてこちらがストーリーを進めると本腰でつぶしにくるとも予想できますが進んでおりません)

 問題点はUI周りがそのままJA2が帰ってきたかのような面倒でチマチマしたものであること、解像度が上がっても文字が小さいままという素敵仕様です。この為目を凝らしてプレイするか、老眼鏡を用意されたほうがいいかもしれません。
 戦闘バランスはOnline経験者の方は「ライフゼロで本当に死亡してしまう」という点にも注意してください。
 戦闘中に取れる動作ですが、操作を煩雑にしていないのは良いかもしれませんが、柵を乗り越えられないのはともかく、その場で向きを変える操作がメニューにありません……これは索敵に響くので何とかしてほしかったところです。

 全体に低価格で入手できればそこそこ遊べるRPGという評価です。標準でワークショップに対応しているのでMODは組み込めますが、上にあげた問題点をすべてクリアするようなMODは出ていません。文字に関してはすぐ解決しそうなものなんですが。

ちまちま間に遊んでいるので起動して5分で投げ出すほどひどくはない点、問題のあるゲームを愛せる、セールでこのぐらいなら、そういうレベルで評価します。

Sige

Sige Steam

2015年02月10日

Jagged Alliance: Flashback へのレビュー
5

※セール時に購入
戦術物と傭兵、この単語が好きなら買いである
シリーズおなじみの傭兵達で島を独裁者から解放するというストーリーである

今作は戦闘がターン制に戻りJA:BiA,JA:CFよりも難易度が上がっているように感じる
拠点防衛の民兵もあまり役に立たないので不必要な戦闘が増えた
また微妙に武器の名前が違うが気にしない
システム的にスニーク攻撃などはしにくなっている
傭兵の並びが勝手に入れ替わる(気になる人にはつらい)

それでも銃のあるターン制RPGがしたいならセール時におすすめ

piyoist

piyoist Steam

2014年10月21日

Jagged Alliance: Flashback へのレビュー
3

正式リリースされたので購入しましたが、まだ完全に未完成ですね。とても正規版と言える品質ではありません。まだベータ版でもいいよ、という人だけ購入してください。悪い点は山ほどあるので、ここには書き切れません。良い点は、武器の特性が細かく解説されていることくらいでしょうか。

Kickstarterで得た資金を、全て3Dグラフィクスに注ぎ込んだらしく、ゲームは殆ど未完成で、グラフィクスばかりむやみに重いです。ゲーム性を軽視してグラフィクスばかり開発するような考え方の持ち主では、今後の開発にも全く期待がもてません。がっかりしました。

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