



Kine
「Kine は、ミュージシャンを目指す 3 台の風変わりなマシンに関する 3D パズル ゲームです。ますます難しくなる 3D パズルを解いて、劇場のようにレンダリングされた街並みを旅しましょう。オイラー、クアット、ルーがバンドを結成して大きなチャンスを見つけようと奮闘する中、ガイドしてください! 」
みんなのKineの評価・レビュー一覧

miu800
2024年04月15日
全実績解除したのでレビューしときます。
パズルゲームなのにストーリーや演出、BGMが光る珍しい作品!
ストーリーといっても押しつけがましいムービーが流れて操作を阻害するようなことは決してなく、パズルを遊んでいる最中にリアルタイムでセリフのやりとりがされたり、パズルの盤面自体でストーリーを表現していたり、可変性サウンドトラックで場面を盛り上げたりと演出面が非常に優れていたと感じました。日本語ローカライズもとても丁寧な仕事で作品の雰囲気に合ったかわいいフォントが使用され、UI周りのデザインも綺麗に収まっており、翻訳も違和感なくとても良かったです。
パズル自体は立方体の形をした3体の楽器たちを変形したり切り替えたりしながら転がしてゴールへ導く3Dパズル。メインはプラットフォームパズルで一部倉庫番+スライディングパズル要素って印象を受けました。
各キャラが異なる変形をするため一見とんでもなく複雑なパズルに見えますが、ステージはとても小さくまた動ける範囲も狭くデザインされており、各楽器が異なる高さの階層へ移動することも極めて少ないです。
そのように取りうる選択肢の幅をうまく狭めてくれているため、試行錯誤を繰り返すうちにいつの間にかゴールへの道筋が見えてくる感じでぎりぎりほどよい難易度と呼べるレベルに収まってます。
難点としては
①移動以外にキャラの切り替えと変形の回数が多く操作が煩雑
②キャラの形状や挙動がとても複雑なため盤面を見て長考して解法を閃くというより、とりあえず操作してみて正解のムーブを探すという傾向が強くなってしまった
③3Dのレベルデザインのため各足場の高さがやや確認しにくく、またカメラ操作による視点調整が360度自由な位置では固定できず90度単位に調整されてしまう
上記の点がプレイしていて気にはなりましたが
優れた演出に快適な操作性、ほどよく抑えられた難易度に10時間はかからないぐらいの丁度良いボリュームとトータルで見てとても良いパズルゲーム。
ストーリーや演出重視でパズルゲームとしては珍しいタイプの良作!おすすめです!

onics
2020年11月21日
[h1]概要[/h1]
3Dパズルゲーム。転がって移動する立方体のキャラクターを操作し、ゴールまで辿り着けばステージクリア。楽器をモチーフにしたキャラクターは、3体それぞれが異なる「腕」を持っており、伸ばして突っ張ることで、移動距離を変えたりスライドしたりすることができる。全120ステージ以上。
[h1]言語[/h1]
日本語対応。メニューの他にセリフも出てくるが、フォントにも配慮された良質な翻訳だった。
[h1]評価[/h1]
[b]おすすめ度:★★★★★(5点 / 5段階)[/b]
購入価格:¥956
まず、パズルゲームとして良く出来ている。3Dである上に移動距離が変えられるので複雑そうだが、高さの違う場所には直接移動できないという制約があるため、意外と試行錯誤が容易。それでいて、2~3体のキャラクターを切り替えながら、キャラクターの上にキャラクターを乗せるなど、高さを活かした仕掛けもしっかり登場する。
操作は、コントローラーにもキーボード+マウスにも対応しており、何手でも戻したり進めたりできて快適。難易度はやや高めだが、アンロックが常に複数行われるので、詰まっても別のステージに挑戦しやすい。時間を掛けているとスルッとクリアできるような適度な広さで区切られており、1ステージのヒントを見た以外は自力で解くことができた。
何より、パズルの発想をジャズバンドと融合させたこと、彩るグラフィックや音楽などが素晴らしい。可愛らしいキャラクター、軽快なBGMに加え、会話がテンポ良く挿入される。ストーリーは最後にもう一盛り上がりあればなお良かったと思うが、高難易度でありながら最後まで楽しくプレイすることができた。完成度が非常に高く、幅広くおすすめしたい作品。
[h1]実績[/h1]
10時間で全実績解除。1年前に家庭用で発売されているとのことで、動画やガイドもあり、攻略には困らないだろう。

HAC
2020年11月01日
伸び縮みする楽器たちを転がしてゴールまで導くパズルゲーム。Epicでの1年独占が解禁されてのリリース。伸び縮みさせながら転がすため、最初はかなり予想外の動きをして戸惑いますが、慣れてくると独特のギミックを使いこなせるようになって楽しいです。
ステージがなかなか練られていて難しくはあるものの、この手のミニマルパズルにあるような激烈な難易度ではないです。手を動かしていれば打開策をひらめくという感じで、難しさに心が折れるということはなかったです。難易度は中の上または上の下といったところ。デモ版があるので、購入前に触ってみるとよいと思います。
ストーリーはよくある音楽映画ものという感じですが、雰囲気の味付けとしては十分な感じ。ボリュームは多すぎるということはなく、10時間以下でクリアできます。ステージの質がよいため満足感はありました。
全ステージクリアしなくてもある程度先のチャプターに進めるため、どうしても詰まったという箇所はある程度飛ばしても大丈夫です。
全ステージをクリアした時に実績が2つ残ったのですが、実績の説明文からアンロック方法がわからなかったのが難点でしょうか。やり直しに微妙に時間がかかるのもやや気になりました。ゲーム内容そのものには文句はないです。
それなりにコンパクトにまとまっていてユニークな体験が得られるため、パズル好きの方におすすめのゲームです。