







Life is Strange 2: Episode 5 - Wolves
ショーンとダニエルは道の終点に到着しました。国境は近いです。彼らと目標の間に立ちはだかるのは、最後の残忍な挑戦だけです。 責任と自由の間で板挟みになり、四方八方を囲まれたショーンは、不可能な状況から抜け出す方法を見つけることができるでしょうか?そしてもっと重要なことは、この危機の瞬間において、ダニエルはまだ彼の先導に従うでしょうか? ショーンが下したすべての決断、ダニエルが学んだすべての教訓、途中で出会ったすべての友人と敵、それらすべてがこの状況につながっています。 ショーンとダニエルは一緒に生き残ることができるのか、それとも世界が二人を引き裂いてしまうのか?
みんなのLife is Strange 2: Episode 5 - Wolvesの評価・レビュー一覧

KKireaji
2020年09月15日
全てのエンディングを終えました。
【GOOD】
・絵がとても綺麗
・かなり考えさせられるストーリー
・濃厚すぎる物語
・意外とボリュームがあった。
・細部の作り込みやこだわり、心境を感じさせるCGの動きや声優の表現力が素晴らしい。
・最後に心にポッカリ穴を開けられた感(心に残る)
・兄弟愛を感じれる
・弟が可愛い
・良い人がいる反面、悪い人もいる
・超長編映画を見ている感覚。続きが気になる展開の作り方。
・予想しにくい展開。
・ヘッドホンでプレイすると音の距離や左右感が伝わる。
・美しいBGM
・MACに対応
【BAD】
・会話が不自然に中断されたり、重なったりして聞き取りづらい
・やり直しがめんどくさい
・リアルなところと不自然なところの描写差が激しい(ゲームだから仕方ないかな)
・デュアルモニターでやっていると、マウスクリック操作でホームに戻ることが頻繁に起こる。(MACだけ?)
・時間制イベントか否かの場面の不親切さ(時制マークがない物もすぐに選択しないと会話が進んじゃうことがあります)
・終わった後のポッカリ感(良い点でもあるが、寂しさが半端ない)
・FPSは30固定?
・暴力的なシーンや差別シーンは辛い
すごいよく出来ているからこそ、賛否両論が起こりそうな作品ですが、自分はこのゲームに出会えてとても良かったです。
主に兄弟愛をテーマにした物語です。私は兄弟がいなかったので、弟を育てる感じがあってとても新鮮でした。弟が欲しくなります。兄弟を持っている人は、共感する点や、イライラする点があると思いますが、兄弟がいる人こそやってほしいゲームだと感じます。
映像に関しては、自分はCGを勉強中だったため、「これどうやって作っているのだろうか?」など業界的な視線で見てましたが、独特だけど何故かリアルな感じでとても感銘を受けました。ぜひ4K以上でプレイすることをお勧めします。
ゲームでここまで感動や童謡したことはあまりないので、プレイヤーの心を揺さぶるストーリーゲームの中では最高峰だと思いました。
強いて言うこととしては、ストーリーゲームだから、脚本家次第とはありますが、どんなに良い方向に選択を誘導しても、悪い方向に持って行かされるのは、どうなのだろうと思いました。
また大きなエンドは4つで、それを変化させる今までの行動が両極端な気もします(ネタバレしてしまうので伏せます)枝で例えると、1本の枝から大きく2本分岐して生えて、その各枝から2本ずつ生えている感じです。もう少し複雑に分岐しても良いのではないかと思いました。
所々、心に染みる名言的なことが存在していて良いと思いました。特に母親サラからの「きっと親友なのね、そうでなければ、この世界が静かに動いているのを一緒に見ていれないもの」的な発言が、自分にとって、本当に親しい人は誰なのかを見直す機会になりました。
後個人的にはスケッチシステムは物語に溶け込む要素としては面白いと思いました。
旅はとても濃くて、辛いことも多かったけれど、2人で乗り越えてきた兄弟愛をとても感じれたため、エンディングを迎えた後、もう2人の旅は終わったんだなという寂しさがたまりません。
記憶をリセットしてやり直したくなるゲームです
追記
※※以降、超超超ネタバレを含む※※※
ゲームを終えた方のみお読み下さい
↓
エンディングについてですが、一見どれもBADエンドに感じると思います。
何を持って幸せに感じるかは人それぞれだと思います。海外のコメントを見ていると、これがGOODエンドだ、私はこっちかななど、議論があって面白いです。私個人の意見ですがどのエンディングも2人の間に壁が存在します。
1つ目のエンドは、みんなと会えて、社会的にもまともになりますが、兄弟には失われた時間という名の大きな壁があり続けます。ダニエルは幸せなのかもしれないが、ダニエルが犯した罪を全てショーンが償うことになるので、お互い辛いような気もします。一番愛を感じるエンドだとは思います。(号泣)【ダニエルには良い ショーンには悪い 2人の関係は会えるが別々 のエンド】
2つ目のエンドは、お互いの人生という意味では、幸せなのかもしれません。ダニエルは、自分で決めた道を歩み、ショーンはダニエルの呪縛から離れて、メキシコで恋人と一緒。
しかし、兄弟には、距離と法の壁(監視)があり、永遠に会うことができなくなります。
一番現実的なエンドのような気もします。兄弟ずっと一緒にいられるわけがありませんからね。
最後の狼の絵が逆になっているのも、今までショーンがダニエルに気を使ってきたが、今度はダニエルがショーンに気を使っているメッセージなのかもしれません。
しかし、このエンドを迎えた人は、多くは2人のことが大好きな人(ハッピーエンドを目指した人)だと思うので、2人が永遠に離れ離れになることは耐えられないと思います。【ダニエルには普通 ショーンには良い 2人の関係は完全に会えない のエンド】
3つ目のエンドは、お互い永遠に一緒にいられるエンドにはなりますが、このエンドを選ぶためには多くの犠牲や虐殺が起こります。ダニエルにとっては永遠に犯罪者であるということが付き纏います。また、エピソード1のショーンを取ってきたら、弟の面倒を見るために経営したくもないカーリペアの仕事をするので、一番不自由なエンドなのかもしれません。これには2人の間には不自由という名の壁が存在します。しかし、お互いに、旅を乗り越えてきて、1度は離れ離れになっても、戻ってこれた今までの旅路のこと、一緒にプエロトロボスを目指すという目標を遂行する意味では、1番のエンディングなのかもしれません。
【ダニエルには悪い ショーンには普通 2人の関係はずっと一緒 のエンド】
最後のエンディングは、ショーンがダニエルのせいで死んでしまいますが、ダニエルは自分の生きたいように生きているような感じもして、かっこいいです。また、絵を書いたりしているため、ショーンの分も生きるという強さを感じます。しかし、自分のせいで兄が死んでしまったことを永遠に背負い孤独に生き続けることになるので、とても悲しいエンディングだと思います。2人の間には死という名の壁があるということです。一番BADエンドっぽい。
【ダニエルには悪い ショーンには無 2人の関係は絶対に会えない】
このように最後以外のエンディングには良い面と悪い面が共存しているため、とても人生のリアリティーがあるように感じます。長い旅があってからこその憂鬱感、理不尽感があったのだと思います。作者のコメントにもありますが、2人が実際にこの世界に生きているかのように、また、2人を大好きになって欲しいという意図は伝わったと思います。(プレイ後の寂しさ)
ゲームに何を求めているかによって変わりますが、心が健康であり自分のことしか考えていない人こそやって欲しいゲームだと思います。私はこのゲームは自分の思い出の一部になったように感じます。エンド後にモヤモヤしている方の参考になれば幸いです。

Sorami Kanata
2019年12月09日
Episode 4 の短さや、物語の単調さに一抹の不安を抱いていましたが、結果的に Episode 5 は Life is Strange 2 という旅のフィナーレを見事に用意してくれました。
エンディングはこれまでの選択によって全く異なるものになります。
あなたは兄として、あるいは一人のサバイバーとして、どのような選択肢を選んできましたか? それは弟にどのような影響を与えましたか? あなたはそれらの選択の積み重ねの結果を――つまり、この旅の終わりを――このエピソードで見届けることが出来ます。
……とはいえ、いくつかの選択が置いてけぼりになっているのは事実ですし、人物描写が薄く、一部の登場人物が単なるステレオタイプになってしまっている点は否めません。
それでも、アメリカの広大な大地を描いたグラフィックはとても美しく、また現代における様々な社会問題を作中に盛り込んだという試みは挑戦的で、総合的にはとても良い作品になったと言う事が出来るでしょう。