












Lifecraft
このシミュレーション ゲームでは、文字通り単一の細胞からスタートし、そのすべての機能を管理し、完全なシステムに組織化します。このシミュレーション ゲームで生物として生き残り、進化してください。集まる、呼吸する、食べる、脅威と戦う、エネルギーを生産する、成長する、何でも可能です!
みんなのLifecraftの評価・レビュー一覧

TOTO3
2024年04月17日
生物の体内を舞台とした自動化クラフトシミュレーションゲーム。ファクトリオやリフトブレイカーをやったことのある人はイメージしやすいと思います。進化(研究)要素もあり、発展させることで自動化や防衛機能が追加されていく感じです。
プレイヤーキャラがいるモードとカーソルを動かして操作する(ほかにカーソルで動かすモードにカスタムやサンドボックスなどもあります)モードがあります。プレイヤーキャラがいるモードはそのキャラを死なせないことが目的?らしいです。マップは自動生成でシード値の入力もできます。といってもランダムにしても変わるのは体外にある物資の位置の変化や、体表の形の変化くらいでしょうか。
今までのこの手のジャンルにしては珍しく、しかも進化がテーマです。まだまだ早期アクセスのため、どう変わるのかはわからないけど、個人的には自動化に忙しく、とても魅力的に感じたのでおすすめにしてます。正直地味なゲームです。
襲撃要素としてウイルス、バクテリアなどが時折、体外から攻撃してくるので、それらに対処する必要もあります。最初は反撃手段はクリックして撃退するので地味ですが・・。研究が進むと砲台がつくれるようなので、それでまはバクテリアが来たらクリックして撃退する感じです。
・・といってもそこまで頻繁ではなく、序盤なので激しくもないし、見た目も派手な要素ではないので、正直襲撃自体は地味です。(ファクトリオの虫の襲撃やリフトブレイカーなどの襲撃と比較した場合)
なので派手なゲームを求めてる人には向かないかもしれませんね。かなり地味ゲーなので・・
放置してても即終了になるわけではないけど、放っておくとあとあと致命的なこと(あまりにも多く放置していて、尚且つ温度が体温より下になると細胞の壊死が起きるらしい)になるようなので、できるだけ早いうちに(感染させないように)撃退しておく方がよさそうです。
あと温度設定もあり、それが低温になりすぎると細胞の壊死になってしまうようで、徐々にエリアが死んでしまうようです。(まだそこまでは言ってないので何とも解説できないです。)
ゲーム内時間はリアルで流れますが、この手のゲームにしては珍しい一時停止や時間の早送りができますのでゆっくり考えることもできますし、早送りしたい時は早送りすることができます。
生命体に必須の資源類は有限、一応時間経過で小粒の資源が流れてきたりはしますが、固まりになってる資源は使えば使うほど減少し、最終的にはなくなります。なくなったら生命体の表面のエリアを拡張し、資源の塊を探すことになります。資源がないと生命体の維持もできないので、いずれは死ぬんでしょうね・・。
化学的な単語も出てくるけど、知識は不要です。クラフトも基本的にレシピ見れば作り方はわかるし、工場系ゲームに置き換えれば理解は簡単だと思います。丸いカラフルな物質は石炭や鉱石類などの資源だと理解すればわかると思います。
ピッカーと呼ばれるものはファクトリオで言えば、インサータ(コンベアなどから回収する手みたいな機械)だと言えばわかりやすいと思います。要は捉え方次第ってことです。苦手苦手ととらえれば苦手になりますし、受け入れ方を変えれば意外と難しくはないことに気づくものです。
気になっておられる方も多い日本語翻訳も早期アクセスにしては理解はできますし、チュートリアルガイドも、文字だけでなく画像付きで親切でわかりやすく、意味がしっかり分かるレベルなので完成度は高い方だと感じました。チュートリアルは強制ではなく、ガイドを自分のペースで読み進めながらやるものなので、強制されるのが苦手な方は良いと思います。
まだ一部建物の説明文が英語になっていたり、文字のフォントサイズなどが若干小さく、読みにくい部分もあるが、マシンなどの使い方自体はチュートリアルの途中で理解できますし、基本的には何かを作るマシンだというのは明白なので大丈夫だと思いますし、今後翻訳なども改善されると思います。
一応対応としては、UIのサイズ調整は可能ではありますが、現状はその機能の微調整がおおざっぱすぎて、文字を大きくするとウインドウなどもおおきくなりバランスが崩壊(たぶん文字のはみだしが起きないようになっているためガイドのウインドウなどもサイズが変わるのでそれで視認性が損なわれる。)、視認性が最悪になるので微妙ですね・・・。
※昨日までは大雑把なUI調整機能だったのですが、アプデで細かい微調整(アプデ前は1単位ずつの調整しかできなかったのが、アプデ後は0.1単位?で調整が可能になりました)が可能になりました。
無名の開発さんのようですが、意欲も高く、バグ修正なども素早く対応してくれているので、バグや不具合があれば、しっかりと対応してくれると思います。
このゲーム独自のものとして、自動化の特定のパーツ(上で言っていたピッカーもそれです。)は使い捨てになることです。体の組織は使い続けると酸化してしまい、機能不全に陥ります。つまり壊すか、パーツを交換するかで対処することになります。
他の自動化ゲームだとパーツは作って配置したあとはメンテナンスはいりませんが、このゲームにはパーツのメンテが必要です。クラフト用のマシンは酸化はしないようで、メンテナンスが必要なのは自動化に必要なチューブと、ピッカーと体外にあるアミノ酸などを吸着する体の表面に付けるパーツのみが使用限界まで使うことで酸化するようになっています。
面倒な仕様に感じますが、自動化でパーツを作りストックさえしておければ、特に困ることはないと思います。この部分がこのゲームの独自性の部分です。あと壊死という要素も独自性と言えば独自性ですね。まだプレイ中にこの部分は経験してないので詳しくは解説できませんが、ほかのゲームにはない独自性のある面白い要素だと思いました。
初見で引っ掛かったポイント。ピッターの板と矢印の向きには注意。体外から物質を吸引する装置の場合はデフォルトのまま設置し機能するけど、マシンに組み込む場合は一旦反転させてマシンの下にピッターの板の部分が入り込むように設置しないと機能しませんので、そこを注意した方がいいです。一応ゲーム内のガイドをよく見れば理解できるはずです。
あとチューブ状の血管みたいな奴(名前忘れましたが、ピッターと一緒に付けるベルトコンベアの役割の奴)は作ってから回収する(右クリック)と一旦消えますが、専用のインベントリのような場所に入ってますのでバグではないので安心してください。UI下部の一覧のチューブアイコンをクリック(もしくは3キーがショートカットだったはず)
・・とこんな感じです。早期アクセスにしてはできも良いと思いますし、賛否両論と言われるほど悪いと感じなかったです。
否定的なレビューをされている方の意見をまとめると・・
・フォントの小ささ
(まぁこれは納得だけど、読めないことはない。もっと小さいゲームを知ってるし・・)
若干操作性が悪い
(最初は慣れないのは当然なのでこれは慣れの問題)
・ガイドがわかりにくい
(ちゃんと読めば理解できるけどな・・。たぶんこの手のゲームに慣れていない可能性が高い)
・化学的な用語が難しく感じる。
(用語は確かに難しく感じるけど、捉え方の問題。この手のジャンルのゲームに慣れていない可能性が高い)
・テンポが遅い
(確かに遅いけど、これも研究によるアプグレ次第で良くなる)
・クラッシュが起きる
(すでに修正されたようです。)
・・とまぁ否定的な意見もありますが、個人的には自動化の部分もしっかりできていて、忙しく楽しくやれてますし、早期アクセスにしては良くできてる方だと思います。ファクトリオなどの自動化系のゲームがお好きな方にはお勧めできると思います。まだ粗削りに感じる部分やまだ開発が途中だったりと、色々と改善の余地もありますが、私は今後化ける可能性が高いと期待しています。いま購入を迷ってる方は様子見してもいいですし、今後開発が進み次第でも購入されても良いと思います。それくらい伸びしろや可能性のあるゲームだと感じました。
他にも気になる方はブラウザのGoogleクロームなどで海外の方ののレビューを翻訳して読んでみるといいでしょう。(レビューを書いてる方はほぼ海外の方です。日本人いないのか・・。)
ちょっと値段が強気かなと思いますが、それだけの価値はあると思いました。ぜひ気になった方はプレイしてみてもいいのではと思います。
どうしても迷っている方は海外の方の過去のデモ版のプレイ動画などがアップされているので、プレイ動画を見て購入を検討されてもいいかもですね。