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Mr. Saitou

楽園の世界を舞台にした短編ゲームで、絶え間ない残業と孤独に満ちた人生に意味を見出そうと奮闘する平凡なサラリーマンを描いています。事故で入院した後、斉藤さんは奇妙なファンタジーの世界に神隠しに遭い、予期せぬ友人が彼を人生を変える冒険に連れて行ってくれる。

みんなのMr. Saitouの評価・レビュー一覧

定春

定春 Steam

2023年11月05日

Mr. Saitou へのレビュー
5

うーん…丁寧で綺麗だけれど、前作のラクエン以上に薄い…です。
主人公のサイトウと入院先で出会った子供、ブラントン?とのちょっとした冒険と言うか探検ゲーム。
歩くのが相変わらず遅くダッシュ機能がないので、イラっとするが…ゲーム自体が短いので、行ったり来たりしはするがまぁ許容範囲だろうか?

ラクエンのキャラが出ているので、前作とのつながりが気になる所だが、そんな説明もなにもなく…病院は同じだが…あの病院自体が異空間、あの世とこの世と繋がっているのだろうか?…なんにせよ、キャラクター描写も世界設定も説明不足ではあると感じる。ラクエンをやった人でないとこの独特な世界観にいきなり放り込まれるのは謎でしかないだろう。

全体的な世界観だけを見ると、Spiritfarerというゲームに似ていなくもない…あちらも結構考察範囲がでかかったが…。

主人公のサイトウくん…は優秀な社員だが軽く鬱病的なものに罹っている、というかなりかけで吞んだくれて、倒れて病院運ばれました的な感じか?ブラントンはよくわからないが、命に係わる様な病気、なの?クリア後のイラストでは一緒にいるけれど…プレイヤーに委ねるという感じなのかしらん…。

音楽と世界観はまぁ綺麗でいいし、歌も相変わらず入っていて、ラップ調の曲であった…ラップはエミネムくらいしかしらんけど。

あとは、音楽提供の人にアンダーテールのキツネさんがいた。

…ラクエンもちょっと薄味だったけれど、こちらはもっと薄味で、謎は微妙にヒントがわかりづらい、というかわけわからんけど、様は一個飛ばしであった。あとブラントンがデイサービスみたいなのに関わっているからなのか、簡単な計算問題が出てくる…一部勝手に答えてくれるがわけわからん計算も出てくるが…総当たりすればあたるでありまする。

ラクエンといいこの作品といい…まぁ、表現したい事はわかるんだ…だが如何せんぬるすぎるというか…どっぷりつかれるというわけではなく、軽く流す感じになってしまっている。

人の生とは幸せとは?優生学や能力主義、生産性のない人間に生きている価値はあるのか?この疑問に対して
…人の為に何かしようとしている人なら幸せになる権利があると言いたいのだろう。

だがしかし、弱すぎる…あまりやりすぎると差別的、独善的になるし、哲学的で応えの出ないものになるだろう…なのだが、それにしては薄味すぎる…。

生産性がない奴は足手まといであり足を引っ張る、こちらも余裕がないからお前らを助けているとこちらが死ぬという人に、理論もへったくれもなく感情的なもので、全ての人間に生きている価値はあると言っても何も響かない。
人殺しをしても人殺しなのは当たり前だが、ただ死刑制度を無くした所で、刑務所に掛かる月一人頭40万もの税金の工面はどうするのだ?13万程度の(病院代や生活サポート代をいれたらこの限りではないが)生活保護でさえ寄生虫と言われるこの状態で何を頭の中お花畑なこと言っているんだ?と一撃されて終わるようなものだ。

がまぁそれは置いて置いて、とりあえずサイトウはスープでラクエンがサラダと言ったほうが良いだろうか…。

話し的に続いていきそうな感じがするが…メインディッシュとデザートはどう料理してくれるのだろうか?
音楽で言うと、サビにたどり着いていない。だがこれ以上引っ張るのは得策ではないように思う。

ゲーム自体は丁寧であり、綺麗に作られているし、独特な世界観とキャラクター達であり、素材は悪くない。
料理の仕方も、まぁ、悪くはないだろう。…しかし…ジェンダーやうつ病などの精神病、その他の差別や偏見などの社会性を訴えた他のゲームに比べると、少々…物足りないどころかすごく物足りない。悪くはないのだが、定食やコース料理のようにお腹一杯にはならんのだ。

あくまで一品料理的な出来栄えに感じるのである。ラクエンもサイトウも再三いうが前菜を食べている様なのだ。

歌で言うと、歌詞やメロディーから何が言いたいのか伝えたいのかは推測する事は出来るけれどやぁ…サビではなくイントロをオムニバス形式で聞かされたと感じると言うか…。

悪くはないけれど満足はできない…プレイヤーに考察させる部分もちょっと多いかな…。

ラクエンと値段もそう変わらないけれど、ゲーム自体は圧倒的に短く、一時間半くらいで終わってしまうのであるからして…定価だと若干高く感じるかなぁ~?

ツクールいじったことがある方から見れば、妥当な値段なんですけどねぇ…。

世界に響く歌、物語、変化球など投げなくていい。ストーレートにぶつけてくるだけで、そいう問題定義は響くと思うので、どう畳むのか期待してまっせ。

Heizo_

Heizo_ Steam

2023年07月19日

Mr. Saitou へのレビュー
5

2023/07/19:
もしあなたが毎日の仕事で疲れているなら、コーヒーかココアでも横に置いてリラックスしながらプレイしてみて欲しい。

TP Gaming

TP Gaming Steam

2023年03月26日

Mr. Saitou へのレビュー
5

🦙🐛

Momiji Sasaki

Momiji Sasaki Steam

2023年03月25日

Mr. Saitou へのレビュー
5

[h1]ほっこりした気落ちになれる良作[/h1]

誰にでもオススメできる良作だと思います。
予告トレイラーを見てグラフィックや音楽などに惹かれてプレイしてみましたが、トレイラーで感じた印象そのままに遊べました。

ゲーム内容は、探索・謎解き要素のあるADV。ただしまったく難解ではなく、サクサク進んでいきます。
登場するキャラクターはなかなか癖が強く、終始ちょっとしたお笑いがありますが、反面ストーリーの裏には重々しいテーマも垣間見え、どちらにも寄りすぎないそのバランスがとても良いと思います。

3時間程度で楽にクリアでき、ゲームもストーリーも至ってシンプル。なんのひねりもありませんが、だからこそのシンプルな良さが伝わってきます。
ド派手な大作ゲームも良いですが、目も耳も心も落ち着かせるこんなゲームもまた良いと思います。

yokke

yokke Steam

2023年03月25日

Mr. Saitou へのレビュー
3

1~2時間でクリアできる短編小説的な小品インディーゲーム。
であれば、何かしら目の覚めるような体験や気付きを期待したかったのだがグラフィックと音楽以外至って平凡で退屈なゲーム体験だった。ちょっとしたアーティストが寄り合って明確な思想の芯もなく作られた、見た目はキレイな作品だ。

ファンシィな絵本風の世界で「ラマミミズ」の主人公サイトウとツボミでカワイイ相棒と一緒に、現代的文明も混在する異形が跋扈する洞窟を探検する。どこかUNDERTALEに似た世界観や雰囲気の不思議の世界の住人たちのデザインは愛らしいし、その生態や嗜好も無軌道でユニークだ。冒頭のリアルな現実社会からのギャップのある導入も良い感じ。

だがそんなファンシィな個性的な世界でやらされることが退屈で、その作業の意味合いを見出せないものばかりで面白みがなかった。
冒頭サイトウだらけのオフィスシーンからは、仕事に疲れたサラリーマンの心理状態や旧態依然とした日本企業への皮肉を戯画化したようなシナリオを期待したのだが、その後の展開はそんなことはなくバラバラで統一性のないおつかいクエストを次々とやらされるだけだ。前述のようにキャラクターには奇抜な設定が付与されているがそれらに一貫したテーマがなく、短編小説的作品として持つべき主題を掘り下げているわけでもない。[spoiler]自殺未遂するまでに追い詰められた[/spoiler]主人公が再生する物語としての説得力も薄い。
これがそれなりのプレイ時間のRPGであれば「奇抜な個性に彩られたモンスター世界を旅する」という体験に浸れるしキャラの掘り下げもできるだろうが、たった1時間で読み終える本作でそんな設定だけヘンテコなキャラを次々サラッと見せられるだけではただ戸惑うだけだ。

絵が上手くてコミティアでジャケ買いしたけど、いざ読んでみると内容は何も心に残らない同人漫画を読んだような、肩透かしなプレイフィールだけが残る。こういうアート系のゲームにこそ、独りよがりでも理解され難いものでも構わないので、作り手の信念か狂気を読み取りたいものだ。

その他細かい感想
・サイトウだらけの画一化された日本企業
・突然聞かされる音楽もなんか押し付け感がある
・サイトウ商事関係のイベントを中心に据えた方が良いゲームだったんじゃなかろうか

もしもる

もしもる Steam

2023年03月24日

Mr. Saitou へのレビュー
5

ほんわかしたお話のRPG謎解きはあるけどぜんぜん難しくない(それもまた良し)ところどころドット絵が凄まじいクオリティで驚愕するライブシーンとか最高だった

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