








MudRunner
以前の Spintires と同様に、Spintires: MudRunner はプレイヤーを運転席に座らせ、地図とコンパスだけをガイドとして、シベリアの極限の風景を冒険しながら驚異的な全地形万能車を操縦することに挑戦します。このエディションには、オリジナル ゲームの 5 つの環境に加わった新しいサンドボックス マップ、グラフィックの全面的な見直し、9 つの新しい専用マップを備えた新しいチャレンジ モード、13 の新しい車両、その他の包括的な改善が含まれています。
みんなのMudRunnerの評価・レビュー一覧

Nakajimanobu
2023年10月20日
まず、「アメリカンワイルド」という副題がついていますが、アメリカ的要素はゼロといっていいです。舞台となっているのは1960~80年代の旧ソビエト連邦で、いわゆるシベリア地域において旧式のソ連製トラックを用いた木材輸送を行うゲームです。
歴史的にもシベリア地域はロシア帝国時代から流刑地だったこともあってか、道路状況は非常に悪いどころの話ではなく、走行できることが奇跡と思えるほどの泥濘を旧式トラックで進むこととなります。スタック・横転は日常茶飯事、悪路走行によるダメージの蓄積による故障・旧式トラックならではの極悪燃費によるガス欠など、ゲームクリアにおいて非常に数多くの困難が立ちはだかります。
一応、カジュアルモードとハードコアモードという2つの難易度選択ができますが、カジュアルモードでも難易度は非常に高いです。「爽快感ゼロ・満足感ゼロ・プレー後に残るのは著しい疲労だけ」といった評価がネット上にはあふれていますが、決して間違いではありません。
「国はモスクワやサンクトペテルブルクといった都会にしか目がいっていない。ここの道も整備してくれれば、俺たちは1日でもっと長い距離を移動できるし、もっと効率的に作業ができる。確かに、都会へ行けばもっと楽に生活できて、金もたくさん手に入るのだろう。しかし、俺たちはここで生きたい。ここで生きて家族を養うためには、俺達にはこの仕事しかない。シベリアで生きるということは、辛い思いから逃れることのできない苦しみの世界で生きるということだ」という思いでシベリアで過ごす人々になりきりたい、という気持ちでもない限り、このゲームを続けることはできないと思います。逆に、その気持ちがあるのなら、カジュアルモードとハードコアモードの違いなどどうでもよく、むしろより性能の悪いトラックを敢えて選択し、より絶望的な状況に自らを追い込んでのクリアを目指すなど、ある意味ではこのゲームの「魅力」に取りつかれることでしょう。
何より、純粋にオフロードトラックゲームとして見た場合、完成度はものすごく高いです。よくここまで本格的に作りこめたなぁと思います。ETSやATSと違って画面に占めるトラックの割合が高いので、画面いっぱいに貫録と存在感をアピールする巨大トラックが悪路をひたすら走破するシーンは迫力に満ちています。MODの種類も豊富で、「旧式トラックなんか運転したくない!俺は今の技術をふんだんに使った最新のトラックが運転したい!」という人の要望を満たすものがあふれていますし、あらかじめ用意されているマップとは比べ物にならないほど鬼畜な難易度のマップも数多く作られています。ただ、よく見るとほぼすべてのMODが中国・ロシアの人々によって作られたものであり、西側諸国の人々が関わっている様子はあまり感じられません。また、特に中国製MODは物理学の法則すら無視してしまっているほど現実離れした性能の車両が多く(いわゆるチート車両)、ややもすればゲームバランスが崩壊する・・・と思いきや、これでようやく標準難易度になる「危険」もはらんでいます。
とにかく、発展途上国の人間になりきって、困難な運送業務を行いたい!という人や、甘えは一切無用・とことん硬派なオフロードゲームをやりたい、という人には勧められるゲームです。

ごりさん
2023年09月18日
クソゲー。
悪路が敵のダクソ、操作が道依存。
方向キー押しでめちゃめちゃカーブしたり、全くカーブしなかったり、更に障害物も多く達成感をイライラが上回る。
車の挙動は道の状態で決まるようだが、見た目で区別が付かないため入り込んでぬたぬたの悪路だったと理解しウインチで脱出できなければ再スタート…を繰り返す模様。
ルート案内が消えた。
復活のさせ方がわからない。
トレーラー積むまでは表示されていたルート案内が消えて、いちいちF1押して地図を見なければ目的地がわからないが、明確に描かれているのは舗装道のみ、道以外は建物なのか森なのか目視するまで分からない。
舗装されていない泥道は表示が曖昧で、通れるのか行き止まりなのかやはり目視で確認する必要がある。
「自車にも他の車にもダメージ与えるな」とサブミッションがあり、わざわざギリ通れる隙間を開けてトラックが放置されている。最初のチャレンジからこれ。
カメラ操作とウインチ操作が同じボタン(マウス左)なので視点移動が制限される。
建物のような障壁のある場所ではカメラ操作が制限され、自車が上から直下視点に固定され、ぶつからないか確認したいのに見えない。
「バックしてトレーラーを」みたいなこと書いてあるが、合わせても達成にならず、ぬたぬたの道の中バックして入れても無反応、建物側まで下がって反対側から入れてもダメ。
ここで投げた。
じわじわ運転できる道はまだ面白いかなと思うので他ミッション試してみるつもりだが、これは到底人にはお勧めできない。

ヴェーダ
2022年06月02日
セールで80%引きの時に購入。
達成感はあっても、爽快感はないです。
操作性には癖があり、牛歩のようにしか進まぬ車両にイラつくかも…。
数時間、腰を据えてやるタイプの運搬ゲームです。
プレイ動画を確認してからの購入をお勧めします。
日本語化に若干迷ったので、自分の場合を記載しておきます。
~~~~/Steam/SteamApps/common/MudRunner内に入ってる
「Media.zip」という圧縮ファイルを、7-Zipとかの圧縮したまま(解凍せずに)中の
ファイルをいじれるソフトで閲覧し、その中の「strings」フォルダ内の
「en」フォルダを「en2」にリネームした後、「ja」フォルダを「en」にリネーム
他のレビュアーさんの説明にあるフォルダ名じゃない部分があったので、参考になれば幸いです。

westenin
2022年02月02日
想像していた操作感ではありませんが別途SnowRunnerも購入しようと思っています
嫌なゲームではありません
旧正月セールにて80%オフで購入しました
(プレイ時間):2.5時間
(プレイ内容):チャレンジモードほかシングルプレイ
(ゲーム解説):あまりにもロシア的な殺伐とした風景を楽しみながら、普通の生活が困難なほどぬかるんだ未舗装路の村をめぐって気が滅入るような曇天の中配達をしたり、なぜ仕事でそのルートを通るんだと考えながら泥地脱出や浅い川を超えるような非日常的で疾走感のない安全運転第一なドライブを楽しむゲーム
長いのですべて読むのが面倒な方は下の(総括)のみお読みください
まず評価できる点から
・商品ページのスクショにある通り使用できる車両がかなりマニアックな軍用車、古いトラックや乗用車
・車載ウインチが使用でき、チャレンジによっては後続車を引っ張るなど協力プレーができる
・Xbox対応ゲームパッドが設定なしですぐ対応
・細い木をなぎ倒しながら進むトラックの姿は迫力があって効果音も気持ちがいい
・サイドブレーキ操作(ドリフト用ではありませんパーキングブレーキです)燃料給油をはじめ、デフロックに四駆(全輪駆動)切り替え操作、クレーン操作などドライビングアクションが豊富
・別ゲーのトラックシムも長くやってますが、トラックの挙動やエンジン音、車体の重量感など良くできています
・日本語modもありますが難しい単語や長い文章がないので言語の敷居は低く感じます。直感的にプレーしても問題ありません
・modが豊富(未導入)
予想外だった点(青いジープについて)
・初めてこのゲームで乗った車両が3軸のトレーラーヘッドだったので、泥地の水たまりで“かなり”足を取られた時は「まぁトレーラーに走破性を求めすぎても仕方ないよね、次は水を迂回しよう」と思ってました。そのあとジープタイプの車で気が付いたのですが「水の抵抗がすさまじい」まるで “カレーやシチューの中を走っているようです” 泥地ではなく川や沼の話です
・道に落ちている倒木は “木ではなく油が塗られた鉄柱のよう” 決して折れないので下手に突破しようとしたり、倒木同士が積み重なっていたりすれば乗り越える事がかなり難しい
・オフロード車でありながら軽自動車でも楽に走破できそうな乾燥して踏み固められたグラベルで走行がおぼつかない
・不意に道端に現れる少量の泥で極端に失速する
・基本的にジープは20馬力で2tの車重を操ってるかのような操作感
・ステージによっては第一次大戦を思わせるような“道路を横切るように設置された倒木”
(チャレンジで山の頂上に行く面は地獄でした)
(総括)
ゲームパッドなしでは操作が難しいので2000円クラスで十分ですから、もしお持ちでなければXBOX対応コントローラーを用意されることをお勧めします。
ドライビングシムではないので水分の物理表現レベルから鑑みてシミュレーター的に考えている方へのオススメは微妙です。
ラリーレースのような疾走感や、かつて放送されていた某国立放送協会の自動車番組よろしくパワーが全てを解決するような走りを期待することはしないでください。思慮深いトルクに任せる走りを。

Griffon
2020年07月12日
あっという間の日本語化でした!
[i]Yuki[/i]さん、レビュー掲載ありがとう
ございました。
[quote=Yuki] 標準で日本語化ファイルが入っています。
----------------------------------------------------------
~~~~\SteamApps\common\Spintires MudRunner
内に入ってる
Media.zip
を、7-ZipとかWinRARなどの圧縮したまま中身を
いじれるソフトで閲覧してください
中にあるフォルダ群にstringsがあることを確認し開く
enフォルダをen2にリネーム
jpフォルダをenにリネーム
----------------------------------------------------------
(「翠虎の虎穴」様のwebページより転載。)
[/quote]
うちは、
~~~~\steamapps\common\MudRunner
jpフォルダ → jaフォルダ

pekexx
2020年07月04日
GTA等でオフロードを意味もなく走ってしまう人に!
そして、何か物足りなさを感じでしまったあなたに・・・
まだ始めて間もないですが、
車を泥まみれにして走り回ります。
こんなとこ走れるの?ってとこを、デフロックしたり
ウィンチで引っ張ったり、漕いでみたり、走破出来ると楽しい!
ただ、リアル感と言うと若干・・・
MAP内で舗装道路からちょっと離れただけで
胴長着ていないと歩くことすら出来ないような
こんなに水分多めのフワフワ泥道は「?」です。
常にアクセル全開で時速1㎞!みたいな場所では
スタックよりオーバーヒートするんじゃないかと思ってしまいます。
占め固まった未舗装路みたいな道路もあれば・・・
まだ見ていないだけかも知れませんが。
個人的経験からですが、
スタックしそうになった時には厳禁の動作、
止まりそうなのにハンドルを目いっぱい切る、トラクション無視してアクセル全開、
この辺が逆にゲーム内ではスタック脱出のきっかけになったりするので
少々違和感でした。
まだまだ色々遊べそうなので、ご参考まで。

domtrop0083
2020年06月21日
偏屈な車フェチ・機械フェチにはたまらない作品。
個人的に公道上の過剰なスポーツカーやスーパーカーって嫌い。
あの「能力を制限されてる」感というか「この環境では全力出せない」感が嫌い。
同じ理由で街中のピカピカのオフロードカーも嫌い。
「お前の生まれてきた理由はなんだ?」って言いたくなる。
音を出すことが目的になってエンジン空ぶかししてる暴走族はアホに見えるし
ただの見た目だけの改造とかも大嫌い。
それよりは荷物満載でエンジンぶん回してる軽トラの
「頑張ってる」感とか「力を振り絞ってる」感が大好き。
家族を乗せたファミリーカーが上り坂で息継ぎしているところが好き。
もちろんスムーズに運んでる姿も好き。
一生懸命頑張ってる機械が好き。
その為に作られた機械がその使命を全力で果たしてるところが大好き。
そんな変な機械フェチにおすすめ。
求められたスペックを全力で出してる、一生懸命な可愛い機械達にあなたも萌えるのだ。

dysrkk
2020年03月05日
ドライブゲームとはいえ、スピード感は皆無であり、何かと競争する要素もない。
ひたすら泥にまみれ悪路をのろのろと走り木材を届ける。
これだけ聞くとどこが面白いのか?と思われるだろう。
確かにこのゲームの面白さを伝える事は少し難しい。
どんなゲームにもプレイヤーを惹きつける付加価値が存在する。
判り易い例は得点で「ハイスコア」が目標となるし、男性目線で言えば脱衣麻雀で勝つ毎に女性キャラを「脱がす」事が付加価値だろう。
このゲームの付加価値を考えると、「操作感覚」だろうか?
ぬかるみをゆるゆると脱出する時の緊張感と、脱出した時の勢い。確かにニッチな感覚ではあるが、判る人は判る感覚だろう。
ニッチで地味なゲームではあるが、ゲームのPVやプレイ動画を観て何かを感じた人ならば是非プレイして頂きたいゲームである。
*尚、今回のレビューはイージーモードでのプレイレビューである。ハードモードでは丸太を積む時にクレーン車が必要等、更に煩雑さがUPする。

rigidchips_nero
2019年09月29日
[泥と黒煙と赤い星」
本作は、湿地や荒野を屈強なオフロード車で攻略し、丸太の運搬を完遂するという趣旨のゲームです。
ただし、木材運搬はゲーム性を付与するためのものであり、そのミッションを無視してもある程度楽しむことは可能です。
総じて、ゲーム性よりも車両そのものの存在感や挙動にフォーカスを当てた、シミュレーターに近い作品といえます。
マニアを惹きつけるであろう、大きな魅力は3つあります。
①匂い立つような排ガスと泥濘の官能
エコだ、環境保護だと各方面にがんじがらめにされた現代の車社会に辟易していませんか?
本作ではそんなことお構いなしとばかりに木々を踏み倒し、野原に轍を刻み、ディーゼルの黒煙を撒き散らします。
さらに太くて大きいタイヤに絡みつく泥の表現は、ある種の欲求を満たしプレイヤーの心をつかんで離しません。
②軋むリーフスプリング、しなるシャーシ
足回りの細かな挙動までばっちり作りこんであり、本作を買い求めた人間の欲求を満足します。さらには、車体の大きさを感じさせる、ラダーフレームのしなり表現がなされているから驚きです。
またオフロード走行の基本ともいえるデフロック・4WDセレクターを操り、トラクションの伝わり方を体感することができます。
③大きいことは、良いことだ
本作に再現された車両は、主に30~40年ぐらい昔のソ連製オフロードトラックが殆どを占めます。
そのパワーと大きさたるや、昨今の小型車などタイヤ1つで踏み越えられそうなほど。
そんな化物のごときタイヤを6つも8つも装備した怪物が、よりどりみどりです。
また、それらの東側特有の無骨なメカデザインには、どこか不思議な愛嬌があります。
垢抜けない魅力の丸目2灯を存分に愛でましょう。
・総評
ハンコン対応でフォースフィードバックも対応し、車内視点も各車用意されているのは素晴らしいですね。
さらに欲を言えば、エンジンの挙動をもう少しリアルにしても宜しいかと。現状では、アクセル入力に対して車速を保つようにゲーム側でスロットル調整されているような挙動ですね。
キーボード操作ではそのほうが快適かもしれませんが、ペダル操作だと違和感があるので。