Neva
このゲームは、時間の経過とともに成長し成熟するオオカミの子と絆を築く若い女性の物語を語ります。二人は助け合いながら、崩壊する世界を旅していきます。 Neva は、プラットフォーミング、パズル、戦闘に加え、手作りの映画、「忘れられない音楽」、ミニマリストのユーザー インターフェイスを特徴としています。予告編と野間田の実績からすると、目の保養にもなるはずだ。
みんなのNevaの評価・レビュー一覧
taku229
2024年11月02日
GRISを作ったNomada Studioの新作。存在をぜんっぜん知らなかったのを東京ゲームショウのデボルバーブースでランダムエンカウントして、しかもリリースが近いというのでたまげたのだった。で、気づいたらリリースされていた。一ヶ月、一瞬で過ぎる問題。
[b]なぜかファイルサイズが18GBと異常にでかい。[/b]ゲームサイズがでかくなるのって大体はムービーかボイスだと思うが、そんなにあったか…?少なくともボイスはなかったから、ムービーのサイズが異常にでかいとかだったのか。でもムービーもそれほどなかったけどなぁ。ともかくSteamdeckにはなかなか厳しい容量。
[h3]・犬ゲー[/h3]
相棒のNevaは狼っぽくはあるが、要は犬ゲーである。
犬好きならたまらん。が、あんまり犬に優しいゲーム、というか優しい世界ではないのでマジの犬好きだったらオススメしないかもしれない。[b]少なくともそれなりに覚悟はして欲しい。[/b]
ゲーム中ずっと、主人公がNevaを色々なシチュエーションで呼ぶボイスが優しさと慈愛に満ち溢れていて、それだけで満足度が高い。
遊んでいるNevaを呼ぶときは母のように優しく、先に進んでしまったNevaを呼び戻すときは少し心配する雰囲気があり、敵に攻撃されているNevaを呼ぶときの悲痛な響き…
そしてその呼びかけに毎回ワンワン応えてくれるNevaが愛しくなる。それもあって呼びかけても声が返ってこなくなったときの心配たるや。
最初のチュートリアルで、崖を飛び越えられずに落ちてしまったNevaを撫でてなだめ、2回目のチャレンジでも落ちかけてしまうところを主人公が助けてあげると、喜んでピョンピョン跳ねるNeva… ああ、カワイイですね… 思わず語彙が消失してしまうほど。
ストーリーを進めるとNevaのアクションも増えてきて、ファンネルのように飛ばしたり、勝手に噛みついてくれたりする。かわいいだけでなく頼りにもなる!
[h3]・アクション[/h3]
戦闘の難易度は設定で変えられるものの、基本的に求められるアクションの難易度がそこそこ高い。
二段ジャンプと空中ダッシュを駆使するのは当たり前、そこに更にタイミングゲーが入ってくる。GRISはそこまでではなかったので、同じ感じを期待して遊び始めた人は戦闘はともかくプラットフォーミング部分で詰まってしまうのではないか。
更に収集要素である花を探そうとすると更に難易度は上がる。
戦闘自体もそこそこ難しく、敵が数で押してくるようになると割とボコボコにされる。そしてある意味ボスより強かったのが仕組みは良くわからないがブロックと同化する敵。これまで最強の回避方法だったダッシュを貫通するただの体当たりで何度やられたことか…
自分はそこも含めて楽しめたが…
[h3]・ビジュアル[/h3]
相変わらず素晴らしい。GRISはどちらかというと現実というよりは抽象的な世界観が多かったため、あっちよりもより現実っぽい景色をNomada Studioの表現で見られるという楽しさがある。そういったこともあり、GRISよりも色の違いもハッキリしていた気がするが、横移動で景色が変わっていくシーンが多く、Nevaと一緒にフィールドを駆けながら新しい景色を楽しんでいく体験は素晴らしい。
[h3]・まとめ[/h3]
ただ、正直なところ、ビジュアルは相変わらず良いものの、なんか急に出てくる四角い遺跡やスイッチを入れていく仕掛けはGRISそのものを彷彿とさせるので、GRIS2という感じだった。新鮮かというとそこまでではなかったかも。いや、期待した通りのものではあるのだが。
ただまあ、それらの慣れを補って余りあるのがやはりNevaの存在。犬を愛でられる。ひたすらに。呼ぶと応える。強い。愛しい。最高。
GRISの最初の衝撃が強すぎたから期待値が上がりすぎていた気はするが、それでも濃密な4時間を楽しめた。
yum4ru
2024年10月29日
[h1]システムと世界観は好きでした[/h1]
セリフが一切なく、演出と音楽、世界観のみで魅せるゲームは大好きなので期待して発売日にプレイしました。
アクション面やステージギミック、Nevaを撫でて落ち着かせる等の細かいシステムは良かったです。
↓ストーリーについて
[spoiler]
親を亡くした小さな獣と共に成長していく物語かと思っていたのに、
共に旅していた相棒Nevaの姿(傷や体格)がopで命を落とした親と似通ってきたあたりで嫌な予感がしてました。
その予感が当たらないで欲しいと思いつつも進めると、やっぱり当初の想像とは逆で【opで亡くなった親こそがずっと一緒にいたNevaだった】が真相でした。
そのネタバラシの後に話が続くかと思いきやそのままedに入って落胆しました。
自分はNevaの死を2回見せられるためだけにこのゲームをプレイしていたようです。残念です。
opでそこの部分を誤認させてedで同じシーンを流して「今度は感動しますよね?」みたいなやり方が気に食わなかったです。
[/spoiler]
以上です。
crunkychoco
2024年10月26日
今回はとてもアクション要素が強めのゲームでした。
グラフィックはGRIS同様に綺麗でしたが、全体的に暗めのステージが多く
全体を通じてGRISのような美しい背景を期待していると、あれって感じるかもしれない。
ストーリーも多くを語らずに感じろっていう感じなので考察をするのも楽しいかもしれません。
アクションもキャラクターを動かしていてストレスを感じることなく
動かすことが出来てとても楽しかったです。
noki_f
2024年10月24日
大体4~5時間程度でクリアできると思われる、短編映画的作品。
台詞などは無いためストーリーは何となく雰囲気で読み取るしかありませんが、悪の親玉を倒しに行く旅というよりも、どちらかといえばAlbaがNevaの成長と共に絆を育んでいく過程に重点が置かれているようにあるので、進行とともに少しずつ頼りになっていくNevaの成長を感じ喜べるのが良いポイントだったと思います。
ゲームとしては謎解きと戦闘のあるアクションゲーム。
操作感はかなり素直で、二段ジャンプやローリング(空中ダッシュ)なども思い通りに動いてくれます。
Nevaの成長に合わせて少しずつ出来る事も増えてきますが、初期アクションと合わせてあまり多くなりすぎないので、出来る事が限られている分スッキリとした印象です。
反面、ゲームの雰囲気に対して結構シビアなアクションを要求してくる場面もあるので、苦手な人は苦戦するかもしれません。
(その分、ストーリーを読むことを重視した低難易度モードも用意されています)
個人的にこういう雰囲気重視のゲームはストーリーを綺麗につなげたいあまり、プレイの能動的な部分が優しすぎるきらいがあると思っていたので、『Neva』は普通にアクションゲームとしても楽しめる難易度だったのが好ポイントです。
実績用の収集要素もちょうどちょっと寄り道して考えに行けるくらいのサイズ感だったので、適度にゲームのプレイング部分を増やしつつストーリーの邪魔をしない良い塩梅だったと思います。
総じて、プレイして良かったと思える良いゲームでした。
つい用事もないのにNevaの事を呼びたくなります。Neva...? Neva~!
belfaste
2024年10月24日
2024年、人類はメトロイドヴァニアに飽きていた。解放されていくアビリティと、それにともなって増えるアクションと行ける場所。そのパターンの乏しさに倦みきっていた。
そこに『Neva』が現れた。厳密にはメトロイドヴァニアではない。ステージクリア型のプラットフォームアクションに近い。だが進行につれて増えていくアビリティと適度なダンジョン感はメトロイドヴァニアのにおいを放っていた。
われわれは警戒した。
あの三百万本売った革命的アートゲーム『GRIS』のスタジオの二作目がこれ?
Wholesome(戦闘などがない非暴力的なゲーム)でアートに徹していた一作目を捨てて、半端に戦闘要素を入れたのか? あきらかに続編でコケるパターンに見えるぞ?
しかし、6年前の『GRIS』のあの美しい体験は忘れがたく、やらないという選択肢はとれない。
やった。そして、感動した。
もちろん、『GRIS』からさらにボリュームとクオリティをアップさせたカットシーンやアートワークにも感動した。
だが、なにより感動したのはアクション用のアビリティだ。
すべてはイヌと仲良くするために用意されていたのだ。
『Neva』の物語はほぼ非言語的に展開される。緑豊かな土地に巨大なオオカミ(シカの角みたいなのが生えている)と暮らしていた女性アルバは、あるとき、生命を枯らす謎の勢力に襲われ、親友だった巨大オオカミを失ってしまう。このままだと世界は闇に覆われてしまう。アルバはオオカミの遺児であるNevaを連れて旅に出ることになる、といったのがおおまかなあらすじ。
ちなみに敵の造形や挙動、その他各種モチーフが『もののけ姫』と激似なのはご愛敬(武器が日本刀なのはやりすぎだとおもうけど)。
正直なところ序盤は単調でちょっとつらい。アクションも初歩的だし、戦闘もアクセントどころかフレーバーにもなっているかもあやしい。インディーゲームトップクラスの美麗な画面で目を楽しませてはくれるものの、『GRIS』の衝撃を経験したわれわれにとってはそこまで印象深くはない。二作目というのはハードルが高くなりがちだ。
『Gris』と違う点はいつもアルバの隣をちょこまかと小さなNevaがついてきてくれるところ。
物語が進行すると、季節が移り変わる。すると、Nevaも成長していく。元はオオカミなので、成長は早い。主人公の膝ぐらいだった体高が、あっというまに背丈を追い越してしまう。
そして、Nevaに対するアクションも増えていく。Nevaを呼んだり、Nevaを撫でたり、Nevaに乗ったり、Nevaを飛ばして敵に投げたり……しかも、ボス戦後の回復までNevaが行ってくれる。
やがて、プレイヤーは悟る。これは世界を救う冒険ではない。大きなオオカミと絆を結んでいく物語なのだ、と。
そのころには演出の見せ方もアルバとNevaの関係に集約されていっていることだろう。特に「鏡」のステージの美しさは息を吞むほどだ。
ゲームとしての欠点は無視しかねる程度には多い。
いくらなんでも場面の転換を落下に頼りすぎだし、バトルや謎解き要素も難易度はさしおいてもあまりにバリエーションに乏しすぎる。難易度を上げることでテンポを阻害したくなかったというのであれば、そもそも半端な探索要素はいらなかったはずだ。一部のアクションは挑戦的な部分が含まれてはいるが、作り的には爽快感に薄く、挑戦的というよりは単にプレイヤーを苛立たせるために用意されたような印象すらある。
色んな面で、やや冗長にすぎる感はある。3時間~5時間という比較的短い尺でさえ、このゲームに合っていたのかどうか。
それでも、なにげないシーンの光と色彩の美しさ、そしてNevaとの親密な瞬間はなにものにも代えがたい。
イヌ好きならマスト。
394bit
2024年10月18日
[h1]Nevaだからできる美しいストーリー体験![/h1]
[u]クリア時間:3.6時間[/u]
主人公が発する言葉と言えば「ネヴァ」と呼ぶぐらい。
だからこそ体感できる、オープニングからエンディングの流れは美しかった!
おそらく、エンディングまでプレイした人は、すぐにオープニングムービーを見直したはず...!
[h2]ほどよい難易度と心地よい手触り感![/h2]
美しいビジュアル表現とサウンドは言わずもがな、
アクションの手触り感が良く、パズル要素もテンポ良く解ける難易度になっています。
戦闘も回避アクションが強いので、敵の攻撃に合わせて回避やジャンプで比較的容易に攻略できるはずです!
[h2]最後に[/h2]
数時間でクリアできてしまうので、ボリュームを求める方には物足りないかもしれません。
ただNevaでしか味わえないストーリー体験が待っていますので是非プレイして見てください!
Nevaに乗った時の疾走感も最高です!
素晴らしいゲームを有難うございます!
トロロアニマル
2024年10月16日
・途中レビュー
かなり『もののけ姫』が意識されている。
闇を纏った敵が森を枯らし自然を禍々しい闇花に置き換え、動物たちを死に至らしめる中、剣で立ち向かう女の子と小さなオオカミNeva。
敵を倒すとお花が咲いて自然が少し戻る。
Nevaは子犬を飼ったことのある人なら「あるある」なヤンチャさ。
序盤はひたすら女の子がNevaを守る。そのうち共に戦ってくれるらしい。
大自然の中だけかと思いきや、前作GRISを思わせる直線的建造物も登場。
難易度二段階あり、アドベンチャー(難しい方)だとけっこう死ぬし、リロード地点が遠い時もある。
・クリア後
5.5時間でクリア。以下ややネタバレあり。
お花集めなど収集要素があり、チャプター単位でやり直して取得可能。
敵がどんどん強くなり戦闘が大変だった。
ステージごとに景色やギミックが変わり、美術と噛み合い飽きない美しさを最後まで楽しめた。
NTR要素が苦手な人は気をつけろ!!!このゲームでNTRがあるとは思わなかったぞ!!!むしろアリだが!!!
ホトトギスくん
2024年10月16日
[h3]映像と音楽は息を呑むくらい美しいが…
自分みたいにアクションが苦手な人だと結構死ぬ[/h3]
※難易度は2種類あります
低い方は敵の攻撃をいくら受けてもOKですが、ボス戦など一部のシーンでは死ぬこともあります
幻想的な世界が舞台のアクションアドベンチャー
主役は若き女性AlbaとオオカミのNeva
共に協力して崩壊しゆく世界を乗り越えていきます
開発元の前作は[url=https://store.steampowered.com/app/683320/GRIS/] 『GRIS』[/url]
本作だけでも十分楽しめますが、GRISと似たような景色やギミックがあるので前作をプレイしているとより楽しめると思います
アクションの難易度は高めだと思います
結構敵との戦闘で死んだり、落下死もしました
個人的にはAlbaの体力が3しかないのがつらい
章が進むにつれてNevaは成長するので、それと合わせてAlbaの体力も増えると良かった
[strike]ちなみに自分は2段ジャンプして四角いブロックに乗るところで、それができずに詰まってます
※高さが足りなくて届かない[/strike]
↓
トロフィーコンプするために参考にしたYouTube動画を見たらクリアできました
※低い方の難易度でも全実績取得できます
[h3]クリアした感想[/h3]
低い方の難易度でクリアしたので達成感はありませんでした…
それと、ゲーム開始して直ぐにクライマックスシーンを見たせいで最後のシーンで全く感動できませんでした
はっきり言います
この構成(最初にクライマックスシーンを見せること)は悪手です
少し不満がなくはないですがいい作品だと思います
トレーラーを見て気になる方はセールの時にでも