








Pathfinder: Wrath of the Righteous
絶賛された Pathfinder: Kingmaker のクリエイターによる新しい壮大な RPG、Pathfinder: Wrath of the Righteous で悪魔が跋扈する王国への旅に乗り出しましょう。善と悪の本質を探り、力の真のコストを学び、定命の者の期待を超えた行為ができる神話の英雄として立ち上がってください。
みんなのPathfinder: Wrath of the Righteousの評価・レビュー一覧

sino0603
2021年10月25日
これは圧倒的時間泥棒作品…。
そろそろ200時間になろうとしているのにまだ折り返し過ぎたあたり。
本作は膨大なシナリオと分岐があるのですが、プレイしていると初プレイはこういう展開の物語を見たい(秩序ルートでシナリオ上の不遇キャラを救う話が見たいとか)という欲求があって、ビルドの再構築がてら何度も最初からプレイし直しているためにこんなに無駄に時間がかかっています。
しかしそれが苦痛と言うわけでもなく、再プレイ時に前回のプレイでは気づかなかったイベントを発見したり、ビルドを試しながら煮詰めていったり、噛んで噛んでひたすら噛んで味わって楽しんでいます。
今は私のように中学英語すらおぼつかなくても、キャプチャーソフトと機械翻訳を連動させるアプリのおかげで、比較的楽に英語作品を楽しめる時代になりましたし、日本語非対応に尻込みしている方にも是非気楽に挑戦してもらいたいですね。

Bleeding Wilds
2021年09月27日
誇張抜きで今年一番面白いゲームだった。
前作King Makerはルールがわからなくて途中で投げ出したのだが、こちらは最後まで飽きずに遊んで更には2週目もすぐにでも遊びたいという意欲すらある。
[h1]WotRの魅力[/h1]
・選べるクラスが多い いや、多すぎる
派生クラスが倍近く増えている。条件を満たして選択できる特殊なクラスもかなり多く、優柔不断なプレイヤーならクラス選択に1時間近く費やすのも仕方ない。
・どのACTでもクラスや種族はリスペック可能
特定のNPCに話し掛ければいつでもキャラを作り直せる。知識がない頃は間違えた特性等を選びやすいので重宝する。
但し、ロールプレイという観点からするとクラスを転々とするのは没入感を阻害してしまうが。
・Mythic path
これの選択によって主人公一行は新たな能力を得られる。特に主人公の能力開花やロールプレイに大きく関わってくるのでキャラビルドにも影響する。
この要素が本作を2週目以上遊びたくなる大きな要因でもある。
・新たな種族
キャラクリエイトをした時にまずポートレイトを選択するのだが、他より明らかに異質なポートレイトが2つある。
[h1]それがこのゲームのアイドル的存在でもあるKitsuneである[/h1]
既存のポートレイトのKitsuneはどちらも超絶イケメンという優遇っぷり。
殆どのクラスで恩恵のあるDEX+2 に加えて INT+2 またはCHA+2から選択可能な自由度の高さと、近接攻撃を仕掛けるとオマケで甘噛みしてくれる可愛さとモフさを兼ね備えている。
人間に化ける事も可能なので日本昔話のキツネがモデルなのだろうか。
[h1]短所[/h1]
・戦闘前にバフ系スペルの掛けなおしが面倒
pathfinderはD&Dより呪文の数が多いのでバフを掛けるのに時間が掛かりすぎる。
これを改善するMODが出ているので長く遊ぶなら導入必須。
・敵のAC高すぎ
道中の雑魚に余裕でHitしても、ボス戦でこちらの攻撃が10連続ミスはザラにある。
比較的命中率の高いファイターにスペルでバフしてやっと当たるくらいにはなる。運よく連続でヒットした際には瞬殺してしまう事もしばしばあるのでバランスは取れて言えると言えなくもない。
常に本気のビルドで挑まなければノーマルでも苦戦しがち。故にネタパーティは組みにくい。
・無意味な選択肢がある
特定の種族にボーナスダメージを与えるという能力があるのだが、選択肢の中に本作に敵として登場しないゴブリン等が選べてしまう。
その他にも登場しない武器種を装備できる技能も選べる。
[h1]総評[/h1]
こんなに楽しめたRPGは久々だった。前作をすぐ諦めた自分が睡眠時間を削ってまで夢中になるとは思わなかった。
とは言え前作と違ってまだ日本語化はされていないし、一癖も二癖もあるゲームなので万人受けするとは言い難い。特に 最強キャラランキング(笑) リセマラ当たりランキング(笑)が好きな人には向かない。
余談だがこのゲームのデーモンはどれも見た目が素晴らしいので悪魔崇拝が好きな人にもオススメ。
特にヴァンパイア系、槍を持った巨体のデーモンは格好良い

miruisan
2021年09月11日
(追記)
下記レビューから200時間超。どうにもシナリオ展開が気になり始めてしまい、流れを掴める程度には翻訳しながら進めるようにしたため、プレイ時間ばかりが伸びているものの未だにクリアできていないのだが…いやはや、シナリオも戦闘も面白い。このテのRPGの中で、異なる道を選んだ際の展開がここまで気になるのは初めてだ。主人公やコンパニオン、作成キャラも含め、試してみたいビルドや戦術も山ほどある。遊び尽くすのはいつになるのだろう。
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前作は未プレイながら、ジャンルとしてはBGシリーズ、SteamではPoEシリーズなどを、それぞれ数百時間かけて周回するほどのプレイ経験あり。そして残念なことに、どれも当初は日本語版が無い状態で英語のままプレイしてきながらも、私は未だに英語力に乏しい。
そんな前置きをしたところで、ジャンル経験者の私にとって今作はとても面白い。TRPGそのものの経験はほとんど無いのだが、多種多様なキャラメイクの選択肢や複雑に思えるルールも、1つ1つ紐解いていくほどにゲームシステムへの理解が深まり、戦闘が楽しくなっていく。もちろん、英語力に乏しい私はルールの理解にあたってはWeb翻訳を活用している。とはいえ、ルールに違いはあれどジャンルを経験していたこともありそこまで難解には感じてはいない。逆に、JPRGのプレイ経験が豊富であっても、こういったCRPGが初めてという方はたとえ英語に堪能であってもルールの理解には時間を要するだろう。
正直なところ、私はこのジャンルにおいてストーリーや世界観、ロールプレイ要素などは全く気にしておらず、キャラクタービルドやパーティ構成に頭を悩ませること、そうして悩んだ末のパーティで戦っていくことが楽しくてプレイしている。キャラクター達の会話などはほとんど理解できていないし、いちいち翻訳もしていない。さすがにクエストは理解できる程度に翻訳しているが。
私のプレイはまだ序盤であると思われるものの、プレイしてほどなくフルパーティとなり、格段にプレイが盛り上がってきたことを実感したため、サムズアップついてにレビューとさせて頂いた。前作では終盤に不評となる要因があったようだが、海外のレビューを流し読みした感じでは今作にそういった心配はいらないようだ。

Shirono
2021年09月07日
前作でMODとして存在したターンベースモードが公式で導入されているので、私もですがリアルタイムでの操作は苦手という方もターンベースモードでのんびりプレイできます。ただし1ターンがリアルタイムモードでの6秒に相当するので戦闘時間はかなり伸びますが…。
前作と違って時間に追われるような感じがないのでだいぶ気楽ですね。後プレイアブル種族としてキツネが選べるのが個人的にとても嬉しい。
※2021/09/22
90時間くらいプレイしてようやく最終章とか…多分英語を読むのが遅いとのターンベースでやってるのが時間かかってる原因だと思うけどそれでもボリュームすごい

猫の猿回し
2021年09月05日
めでたくプレイ時間が100時間を超えたので改めてレビューを。
本作はいわゆるCRPGというジャンルでTRPGのシステムを丸ごとゲームに溶かし込んだ感じ。元となるTRPGからしてかなり硬派のゲームなので最初は覚えるべきルールも多く、取っ付きにくいかもしれませんが、TRPGのプレイに慣れていたりデータの類を扱うのが好きなら問題なくハマると思います。今作に日本語はないですが、前作(Kingmaker)は公式で日本語対応してるので、そちらから始めるのも悪くないかも知れません。
新要素盛りだくさんで楽しくはあるんですが、残念ながらバグもかなり多め。突然ポーズができなくなったり、メニューを開けなくなったりするものから、セーブデータがぶっ壊れる類のバグも。テキスト抜けやレベルアップで貰えるはずのフリースペルや能力が貰えなかったり(オラクルやブラッドレイジャーなど今作で追加されたクラスで特に)するものもあります。あまりにも深刻なものは公式のお知らせに書いてあるので逐次確認されるのをおすすめします。
今の所日本語は対応しておらず、テキスト量が多く語彙や文章のレベルも高いため、プレイにはかなりの英語力が求められます。ただ翻訳ソフトを駆使してプレイされてる方も多いようなので、テンポは下がりますが英語苦手な方でもなんとかなるかな?
【難易度について】
難易度は前作よりも遥かに高め。序盤からダメージ軽減や呪文抵抗を持つ敵がわんさか湧いてくるので、半端な育成だと普通に蹂躙されます。初見の人はイージーがおすすめ。難易度に起因する実績こそありますが、ネタバレになるので詳細は伏せますが、難易度の他にもかなり完璧なプレイをする必要があるので、初見で取れる類のものではないです。
【時限要素について】
本作は前作のような明確にタイマーによって定められた時限要素はなくなりました。本作の時限要素は一部クエストにのみ残っています。テキストを読んで緊急性がありそうなのを優先してクリアするようにすれば、期日到達でクエスト失敗みたいなことはないと思います。
その代わりといっちゃなんですが、前作の王国経営に代わる十字軍モードにおいてモラール(士気)というパラメータがあるのですが、こいつの増減が有限湧きの敵に依存し、なおかつアクトを跨ぐまで新しい敵はポップしない仕様(しかもプラス上限20に対し、ノーマル基準マイナス100まで落ちます。敵が全滅したら後は下がる一方なんでその後はお察し)なので、時限がないからってのらりくらりやっていけるわけではありません。
【取り返しのつかない要素について】
本作の特徴でもあり色んな意味でぶっ壊れているMythic Pathは、作中のイベントからそれぞれ条件を満たしてアンロックする必要があるのですが、一度解禁条件を見逃したら、そのプレイではどうあがいても該当するPathを解禁することができません。最悪選べるPathが一つだけという状態も十分にありえます。ここだけは攻略サイト(How to unlock mythic pathあたりでグーグル検索かければ簡単に見つかります)頼りにしたほうがいいかも。
加えて本作は選択肢による分岐がものすごく多く、かつ選んだMythic Pathによって結構な展開が変わるので、一度のプレイだけで済ませるのはなんだか物足りない感じがします。