





Re-Loaded: The Hardcore Sequel
Re-Loaded は、複数の 3D レベルにわたって設定されており、各レベルは前回よりも悲惨です。登場人物は武装したロボットから血に飢えた人食い少女まで多岐にわたり、それぞれが進路にあるものを破壊するほど凶悪です。狂気を選択し、甘い自由への道を爆破し、斬り、噛みつきましょう。
みんなのRe-Loaded: The Hardcore Sequelの評価・レビュー一覧

gc_rev
2015年08月05日
PS、SSで一部マニアックな人気を博した「ブラッドファクトリー(原題:Loaded)」の続編である。前作ファンとして低評価を押すのは非常に心苦しいのだが、それでも本作を評価するのはすこし難しい所業だ。
データはGamedata.datに一括されているという潔い仕様で、おそらく内部的にはPSX版をエミュレートで動かしていると思われる。そのためロード時間の長さや処理速度はPSX版とほぼ同様で、いかな高性能PCをもってしても本作を快適に遊ぶことは適わない。いちおう解像度は1080pまでサポートしており、コントローラもX360やPS・PS3等を標準でサポートしているようだ。
なにより本作をオススメできない一番の理由は、単純にゲームそのものが面白くないことだ。前作の1ステージ目は「刑務所脱獄!囚人も看守も皆殺し!あたり一面血の海だ!」という非常にキャッチーな内容だったのだが、本作の1ステージ目は荒野で岩の下にいる虫を探すというわけわからん代物であり、敵の出現数もまばらでいきなりモチベーションを削いでくれる。
キーを探して先へ進むというオーソドックスな進行だった前作と比べてステージクリアの条件がやたらにわかりにくいのも特徴で、本作は高低差を活かしたギミックもふんだんに取り入れられているのだが、それでゲーム自体がまったく面白くなっていないのが困ったもんである。
ゲームプレイに関しては前作より良くなっている&面白くなっている部分が何一つ(そう、何一つ)存在せず、たしかに本作を日本で発売しなかったのは英断だったと言えるのだろう。
前作に引き続き英コミックス界の雄Greg Staples御大の手からなるアートワーク、新キャラのThe ConsumerやSister Magpieのデザイン等はけっこう気に入ってるのだが…
相変わらず音楽の出来は良く、オプションから自由に聞くことができるので、少なくともサントラ代わりに購入する価値は…あるのかなぁ…
ちなみに裏技で前作主人公のFwankが使用できるのだが、デモは専用のものが流れるものの、実際のゲームでは操作キャラがSister Magpieのままという不具合がある(これはPC版のみの不具合)。