Game Cover
Video thumbnail
Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot

Re:Turn - One Way Trip

幽霊のような列車に閉じ込められたサキは、友人を見つけて救うために過去と現在を探索しなければなりません。さらに重要なことは、片思いの復讐に燃える言葉では言い表せない邪悪な地獄から生き残るためには、サキが知恵を働かせなければならないということです。

みんなのRe:Turn - One Way Tripの評価・レビュー一覧

HAGANE_JP

HAGANE_JP Steam

2024年10月30日

Re:Turn - One Way Trip へのレビュー
3

フリーゲーム界隈で一時期爆発的に流行した「探索脱出ホラー」の影響を色濃く感じる、海外製のゲーム。
この紹介文の「海外製」の部分を悪く受け取っていただければ、自分の言いたい事は大体伝わる。
「能面」「童女」「空襲」「列車」「幽霊」「人形」「地蔵」「女中」、その他にもフリーホラー界隈で馴染みのある要素が頻出するが、一方でそれら要素の背景・設定である「因習」や「歴史」といった事はほとんど描かれない。
代わりに「大学生男女5人のキャンプ」や「ゴースト同士のバトル」や「墓の下から現れる死者の手」といった、海外ホラー感ある要素が不意に現れる。
日本人の我々が感じ取れる、日本的文脈におけるホラー感が汲み取れないままに制作されている様子なので、かなり表面的な作品と感じてしまう。
主人公達の恋愛関係のゴタつきが主軸になっている事もあり、内面の醜い部分ばかりが目に付く事も、キャラクターゲームの側面が強いこの手のジャンルとの相性が悪い。
ドット絵グラフィックは非常に良質なのだが、これらの点からお薦めはしかねる。
また、日付を元に四桁の入力をする場面がありますが、実は正しい答えは「dd/mm」の形式なので、「mm/dd」の日付表記である日本プレイヤーは理不尽に詰みます。
結論としては、日本のフリーホラーに対する愛情は確かに感じますが、残念ながら日本の文化・歴史に対する理解が足りず、日本人の感性では完成度はあまり高いとは感じられません。
逆に制作者の方々がよく理解しておられる母国を舞台にして、そこに日本のフリーホラーの血を流し込んだ方が独自性や深みは出たのかもしれない、と素人考えながらに思いました。

朝比奈 / Asahina

朝比奈 / Asahina Steam

2021年07月16日

Re:Turn - One Way Trip へのレビュー
5

[b]クリア済レビュー[/b]
[hr][/hr]
『Re:Turn - One Way Trip』は、廃列車を舞台にした2D横スクロールのホラーアドベンチャーだ。

主人公は日本の女子大生サキ。卒業を間近に控えた夏に恋人と友人たちの5人でとある山中にキャンプに来ていたが、ある出来事の経て彼らはサキの前から姿を消してしまう。

消えた恋人と友人たちの姿を求めて山中を彷徨ううち、数十年は経ているであろう廃列車を見つけ踏み込んだ主人公は、やがて怪異に巻き込まれていくことになる。

[h1]ゲームプレイ[/h1]
本作はストーリーベースのホラー作品で、舞台となる列車内での探索と謎解き、登場人物たちとの会話で物語が進行していく。

列車内には調べることができる箇所が多く存在していて、それらは謎解きのヒントになったり、物語を進めるために必要なアイテムを入手することができる。

前回調べたときにはなにも起きなくとも、別の機会では意味のあるものであったり、また別の場所で手に入れたものをインベントリから使うことで新たな動きが起きることもあるので、つぶさに調べて進んでいこう。

列車という限られたロケーションのみで展開される本作だが、ある理由によって目に見える風景は移り変わっていく。舞台構成上どうしても同じ場所を行き来する機会は多いが、数時間程度のボリュームということもあって見飽きることはないだろう。

[code]本作にはわずかだがLGBTQ+要素も含まれている。詳細は伏せるが、それ自体は物語の核ではないものの、主人公に大きな影響を及ぼす一端となる重要な要素ともなっている。[/code]

[h1]謎解きとパズル要素[/h1]
先に書いたように本作の大部分は探索が占めているが、いくつかの謎解き・パズル要素がある。それらの解決は観察と閃きに頼る部分が大きく、多くはそれほど難しくはないが局所的に難易度が高いものもあった。

正解にたどり着けず詰まってしまったプレイヤー向けに、本レビューの末尾に手助けとなる情報をマスクして記しておくので、どうしても困ったら覗いてみてほしい。

[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
舞台は日本、登場人物たちもほとんどが日本人という設定だが、それを踏まえた上で翻訳品質は違和感のないレベルに達している。ただし一部男女の口調が入れ替わっていたり、多少の表記揺れと思われる箇所があった。

少なからずミスというのは発生してしまうもので、その多くは後日アップデートで修正されるものだが、おそらく本作はその修正の機会がなかったように見て取れる。(日本語表記に関するフィードバックも見当たらない)

制作陣はすでに次回作の開発に移っており、リリースからやや時間も経ってしまっているため、今後のアップデートはあまり望めそうもない。少々惜しいところだろう。

[code]ただし全体的な割合から見れば軽微なミス程度なので、プレイする上では支障はないレベルだ。[/code]

[h1]気になるポイント[/h1]
UIや文字などはWQHD以上の高解像度に対応しているが、キャラクターの立ち絵が対応しておらず、拡大されて若干ボケた感じになってしまうのは残念だ。

ビジュアルノベルとして表示されるキャラクターも魅力のひとつなだけに、この点は惜しい。次回作ではより高解像度でのプレイ環境も考慮してほしいところだ。

[h1]総評[/h1]
クリアまでのプレイタイムは数時間程度だが、ストーリーベースのホラー作品として程よくまとまっていると感じられた。

ジャンプスケア(大きな音などの突然の恐怖演出)を多用せず、シナリオで見せようとしてくるところや、すべてを丸く収めて終わらせない姿勢に制作陣のホラーへの理解を感じて好感が持てる。

人の業といったものが描かれた、正統派とも言うべきホラーをプレイしたければ是非おすすめしたい。また2021年リリース予定で2作目『Re:Turn 2 - Runaway』も開発中なのでそちらにも期待したいところだ。

https://store.steampowered.com/app/1470420/ReTurn_2__Runaway/
[code]本レビュー投稿時点で、2作目は対応言語に日本語が含まれていない。Discordで開発者に伺ったところ、日本語の翻訳者が見つかっていないため対応未定とのことだった。

翻訳対象は約7,000ワードほど。立候補も受け付けているとのことだったので興味のある方はいかがだろうか。[/code]

Rlyeh

Rlyeh Steam

2021年07月11日

Re:Turn - One Way Trip へのレビュー
3

クリアまでプレイしたのでレビュー

ドット、イラスト、演出、音楽
めっちゃサイコー!でオラわくわくすっぞ!って
感じで数か月前に遊びだしたら
ゲーム内実績がSteamに反映されて無かったので
パッチで直します、とアナウンスがあったため
一度休止。

ひさびさにフォーラムを覗いてみたら
パッチ当たったよ!という事で再開
そしたらパッチとともにセーブデータまで消し飛んでて草
6章まで進んでたのに…_(:3」∠)_
Steamクラウドとは…?

まぁアーリーならよくある事なので
(EAじゃないけど)
気を取り直して遊びました

7章のとあるアイテムを集めるシーンで
進行不能バグに遭遇しました
これ本当にデバッグしてますか?
セーブなし実績チャレンジしてたので
最初からやり直しです、あーあ(;´・ω・)

[spoiler]悲しい思いをする人がいないように追記
7章でタオルを3枚集める所で3枚目をドアを運ぶ車両(セーブポイントもある所)で
倒れたドアを2人で運ぶ(クリックする)前に同じ車両のチェストから入手してください
他の2枚は別の車両から入手できます
ノーセーブを目指していないのならセーブしておくのもいいと思います
[/spoiler]

ボヤいてても仕方ないので
消えたデータも含めて
何回目かわかりませんが最初からやり直して
なんとかクリアしました

今度は「1回ゲームをクリアする」実績が取れません!
なんで?スタッフロール見たよね?おかしくない?

内容の方…内容…
上に書いたように
音楽、ドット絵、イベントイラスト、演出
素晴らしいです

シナリオが駄目、救いようがないぐらい駄目
登場人物に全く共感できません
登場して、揉めて、(シナリオの都合で)勝手に死ぬ

人物同志のつながりが薄すぎて
主人公チームですら使い捨ての
ご都合主義のコマのようにされ
ホラーでもドラマが無いと面白くはないです
ただただ人が死んでギャーっと叫ぶだけではお粗末すぎます

謎の続きは続編で!という感じですが
このままだと続編買う気が起きません

Steam Curatorでも紹介しました→3D酔いでもゲームがしたいhttps://store.steampowered.com/curator/41056472/

Re:Turn - One Way Tripに似ているゲーム