














リターンオブザオーブラーディンエヌ
この 1 ビットの一人称ミステリー ゲームでは、オブラ ディン号と呼ばれる商船が、海で遭難したと宣告されてから数年後にロンドンの港に現れました。保険査定人として、プレイヤーは船を調べて手がかりを得る必要があります。
みんなのリターンオブザオーブラーディンエヌの評価・レビュー一覧

R_si_
2023年05月29日
[h1]だんだん絵が薄く凹凸がなくなっていく鬼畜パズルのピースを合わせていくような超ストイックな推測ゲー [/h1]
全く手がかりなど無いようにも思えるところから推理推測していくことになり、一見して「わかるわけないやろ」と思わされる手がかりが随所に散りばめられている。
隠されている手がかりに気づき点と点が線で結ばれたことに気づいた瞬間は確かにおもろい。
うんうん。推理ゲーの醍醐味だよね。
しかしある程度のところでしっかり詰まることが何度かあり、手がかりはかなり細かく確認しないとわからないようなものだらけになってくる。
そしてノーヒントでTRUEを見に行こうとするほどのドデカいモチベが出るくらいにおもろいと道中で思えない限り、
たいていは途中で、このゲームよりも苦しまずに楽しめるゲームがこの世には無数にあることに気づく。
ドデカいモチベが生まれてTRUEまで駆け抜けてしまったら最後、スッキリ感で脳がぶっ壊れてしまいそうだったので、
いったんこの辺でやめておくか・・・とエンディングに向かってみたら酷すぎて笑ってしまうくらいの展開が待っていた。
それ以来、触れていない。

eucalyptus33
2023年05月27日
前から気になっており、とあるゲーム実況で序盤だけ見て購入を決めました。
本当に楽しかった!
ちなみに、プレイ時間の記録がとんでもない長さになっているのは、起動したまま寝落ちしたからです。
3D酔いしてしまい、最初のうちは30分も持たずに休憩を入れていました。
設定を下記のように変更するとだいぶ酔わなくなりました。
・カメラ操作スピード:遅め
・出力:シャープ
登場人物がほぼおじさんなので、最初は見分けがつかなかったのですが、ゲームを進めるうちに顔をみるだけで分かるようになりました。
だんだん登場人物に愛着もわいてきて、その人の死亡シーンで本気で落ち込んだり・・・。
何度もチャプターを繰り返す度に新たな発見があったり。(この人こんな所にいたのか!など)
死亡シーンの音や背景、服装など全てがヒントになっています。
そして音楽がとても良い!
余韻に浸りたかったので、サントラも購入してしまいました。
作者様、素晴らしいゲームをありがとうございました。

sakurako
2023年05月21日
某ユーチューバの実況をちょっと見て面白そうだったので購入したものの、画面に酔ってしまった。
内容も陰鬱で疲れた。買わなきゃよかった..。

hiderou1220
2023年05月02日
綾辻や安孫子、殊能といった、昔の新本格ミステリーが大好きであればかなりお勧めです。この人は誰?というのを、提示条件から絞り込めるので、いわゆる犯人当てを60人分できますw
中には限定する中から総当たり、というのもありますが(3人当てると表示が出ることを利用して)、膨大な総当たりではなく、数人まで絞って同条件なので、といった理不尽さはありません。一見理不尽では?と感じたこともありますが、終わってみるとすべて納得です。
一点、音を聞かずにクリアしたのですが、音声を聞いていればまた違ったのかもしれません。逆に、音声なしでも判断材料は全部でています。

Hiyoko
2023年03月30日
[h1]怪奇ミステリー推理アドベンチャー[/h1]
評判は聞いていましたが、実際にやってみると確かに面白い!良く出来てる!
AppleやIBMなどによるレトロ・コンピュータでプレイされていただろうレトロ・アドベンチャーゲームへのオマージュを感じるモノクロ・ドットによるビジュアルが特徴的な本作。
しかし、プレイヤー操作はFPS方式となっており自由に動くことが出来るし、視点移動も自在です。とは言え、アドベンチャーゲームはしっかりと画面を見ることが重要であり、独特なビジュアルもあって慣れるまではその自由度に苦労するかもしれません。
船という海上の密室で何があったのかを推理するゲームです。不思議な懐中時計を使い、オブラ・ディン号とその乗員に一体何が起こったのかを解き明かしていきます。
ゲームとしての主な目的は全ての乗員の名前と死の因果を解き明かすことです。手元にあるのは不思議な本で、職業と出身国が併記された名簿と乗船していた画家が描いた絵が添付されています。絵には全ての乗員の姿が描かれていますが、当然名前は書いてないので絵に描かれた人物と名前を結び付ける必要があります。
不思議な懐中時計を船にある白骨死体の近くで使うとその人の最後の瞬間に移動することが出来ます。この能力を使い、少しずつオブラディン号にあった出来事を掘り起こしていきます。最初は時系列がめちゃくちゃですが、何も書かれていない不思議な本が次第に埋まっていき、どういう出来事が起こっていったのかが分かるようになってきます。
とは言え、様々なイベントは断片的なものであり瞬間的なものでしかないので推理が必要です。その人の身なり、船での立ち位置や周りの人との関係性、行動をしっかりと見て、何者かを推理していかねばなりません。
そして、その出来事の状況把握も重要なトピックです。しっかり画面を見ないと『実際に何が起こったのか』を把握することが難しい場合があり、ここら辺は粗いグラフィックも込みでの仕掛けになっています。
ある程度、英語圏の文化への理解も必要になったりします。自分は無理でしたが英語の訛りから推理したりも出来るようです。本作品には白人黒人アジア人すべてが参加しているので、人種や国籍による推理もあります。しかし、参考となる絵は白黒であり、人物によっては描写が曖昧で人種の判別が難しい時も。そういう場合は懐中時計を使って現場に赴き実際にその人の姿を直に見て確認するわけです。
そういう意味ではルッキズムやステレオタイプが組み込まれたゲームですが、19世紀が舞台なのでむしろ良く出来た部分だと思います。(もちろん差別的な描写はないですよ!)
というわけで国際色の強い推理アドベンチャーです。多くの場合、名前と死因と犯人を入力する必要があり、正解してる人物が3人揃った段階で答え合わせとなるのでゴリ押しは出来ませんが、行き詰まったら最初からやり直せば視野が広がるかもしれません。しかし、セーブファイルは3つあるので・・・。
人の死に様を調査していくゲームではあるので、そこまでグロい描写は無いとは言え苦手な人は注意です。あってもモノクロかつ粗いグラフィックで誤魔化されてもいます。[spoiler]クトゥルフ[/spoiler]要素もありますが、日本人ならこれも別に怖くないです。
音楽が良いですね。耳に残る良い曲が多いですし、ゲームプレイに華を添えてくれます。途中苦労した期間でも音楽に救われた気がします。
16時間ほどでクリアしましたが、達成感はすごいです。アドベンチャーゲームもまだまだ出来ることあるんだなぁと感動しました。

0229 George
2023年03月23日
ゲームシステム解説的なヒントは見ても良いけど、ゲームの主軸である事件の真相は自分で明らかにしないと絶対に後悔します。
あと音楽が非常に良いです。