
















ー
終のステラ
『ステラ・オブ・ジ・エンド』は、田中ロミオがビジュアルノベルスタジオKeyと協力して制作したポスト黙示録的なキネティックノベルで、危険を回避しながらフィリアという名前のガイノイドを宇宙エレベーターの頂上まで届けるという依頼を受けた転送業者ジュード・グレイの物語です。人間の盗賊と「特異点」を作り出した機械から。
みんなの終のステラの評価・レビュー一覧

Gattto_9r
2024年04月28日
終のステラ
へのレビュー
5
小気味いいテンポで進むシナリオ。対して重厚に語られる世界観と人間関係。
ちょこちょこノベルゲームはプレイしているけれど、これほどの作品に出合うのは久しぶりでした。道中何度泣かされたか分からないです。
内容の詳細には触れずに、素晴らしいの一言で済ませておくとして、ほかに良かった点は文章の表示形式です。
通常のノベルゲームやADVゲームではダイアログボックスがあり、そこに3行ほどの文章が羅列されるのがほとんどです。
この作品ではダイアログボックスがなく、CGの上から透かすように表示されます。これが画期的(私が知らないだけで他に先駆があるのなら申し訳ないですが)で、1度に7、8行読める! しかも彼らの表情変化を楽しみながら!!
小説を読むようにすいすい進められたのは、ストーリーの妙もあるのでしょうが、このシステムによるところも大きいと感じました。
言いたいことは言えたので、私はストーリーの余韻に浸らせていただきます。いいゲームだった……