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Stronghold Legends

歴史を通じてファンタジーの登場人物として、アーサー王とキャメロット、ジークフリート、ディートリッヒの軍勢としてドイツ氷上作戦を指揮し、ヴラド・ドラクルのトランシルヴァニアで悪の勢力の怒りを解き放ちましょう。

PC
2006年10月13日
マルチプレイヤー, 協力プレイ, シングルプレイヤー

みんなのStronghold Legendsの評価・レビュー一覧

MiyabiSFG

MiyabiSFG Steam

2019年07月07日

Stronghold Legends へのレビュー
5

[h1]このシリーズの「隠れ最高傑作」です。[/h1]

・有志日本語化あり
・シリーズ最高の物理エンジン?
・バラエティ豊かなユニット
・充実したモード
・高難度でのパズル的な楽しさ
・協力プレイも可能なマルチ
・ワークショップの活用

名作として知られる「Strongholdシリーズ」にファンタジー要素が融合したスピンオフ的な作品。元の攻城戦闘、拠点防衛の要素はそのままに、ドラゴンやフロストジャイアント、魔法使い、英雄による特殊能力など、期待通りのアレンジとなっています。このシリーズは「初代HDをまずやれ」とよく言われていますが、私的には古臭い2D描写の初代よりも3Dで美しくカメラ視点も自由、操作も快適なこちらの方が圧倒的に好みで楽しめました。

私の知る限り、RTSで地形や建物による高低差の活用、防御施設のギミックなどがこれほど充実しているのはこのシリーズくらいであり、その要素に関してはRTSの傑作と言われている Age of Empires 2などと比較しても突出した出来ばえだと思います。

難攻不落要塞!攻略!
https://youtu.be/XEdTEzHfmIQ

本作は元々2006年リリースですが、2016年にSteam Editionとして全面リマスターされ、マルチプレイやワークショプ対応、マップ、新キャンペーンなどが追加されました。私の個人的な意見ですが、Strongholdシリーズの中ではこの「Steam Edition」の物理エンジンが最も良く出来ていると思います。(少なくとも2014年リリースの後継作 Crusader 2 は退化していると感じました。2021年リリースの最新作 Warlords も Crusader 2 を踏襲している為、残念仕様かもしれません…) 同系統として Stronghold 2: Steam Edition も存在していますが、そちらは操作系統に少し難があるので Legends の方をオススメします。

私は普段はターン制のゲームを好み、RTSにはかなり苦手意識があります。しかしこのゲームは進行スピードをいつでも超スローに変更できるので、あまり苦労せずに楽しめています。際どい場面では一旦ポーズをかけて全体の状況を確認する事も可能です。(ポーズ中に指示出しは不可、マルチプレイ時は進行スピード固定)また最初の取っ掛かりとして、チュートリアルが丁寧に作られています。そのおかげでスッとゲームに入れました。これは今までRTSが苦手で敬遠していた人が初めてやる作品としてもお薦めできます。

見た目、動き、音!トレビュシェットが熱い!
https://www.youtube.com/watch?v=XVCEU2kybYY

ストーリーに沿って少しずつ建物やユニットが解除されて行くキャンペーンモード。いきなりすべての要素を駆使して領地を広げるトレイルモード。自分で設定を決めて楽しむスカーミッシュモード。対戦、協力可能のマルチプレーモード。更にマップやシナリオエディタでオリジナルゲームを自ら作る事も可能!(Steamワークショップに公開したり、他の人が作ったゲームをDLして遊ぶ事ができます)などなど、モードも大変充実しており、やりごたえ満点です。これがセールならワンコイン!信じられないお得感です!

このゲームの一番の魅力は城壁や監視塔など、簡単操作で自分の好きな場所に好きなように防御施設を作れる事です。そうやって建てた城壁の上から弓兵で敵を攻撃するのがとても気持ちよく、ユニットにただ指示を出しているだけで十分面白いです。

もちろん拠点防衛とは逆の立場から、巧妙に作られた城や要塞を攻城兵器を駆使して陥落させる楽しみもあります。ユニット毎に長所と短所がうまくデザインされており、一見不可能に思えるステージでも適材適所に兵種を使い分ける事でクリア出来る、といったパズル的な要素もあります。自分なりの戦略をあれこれ考えるのも楽しいです。

エディタによるステージ作成は、ジオラマを作るような感覚に近い遊びになります。各種のパーツ、ミニチュア達を自分の好きな場所に配置し、好きなように組み合わせて城塞都市のジオラマを作る事ができるのです。そして、友達をそこに招待して遊ぶ事もできるし、作品としてSteamのワークショップ機能で世界へ公開することだってできます。更に凄いのが、ワークショップから落としてきた作品をそのまま自分で手直しできること!これは神仕様!

ということで、このシリーズは世の中で一般にRTSと呼ばれているゲームとは一線を画す「一味違った魅力を持っている作品」と言えます。特にこの Legends は、ファンタジーとしてユニットのバラエティーが素晴らしく、背景テーマとしてはこれがシリーズにベストマッチしているのではないかと思います。謎なアジアテーマの新作よりも、私はこちらの Legends を発展させた続編を見てみたいです!

協力プレイも楽しいです!
https://youtu.be/HzF_VxROdsI

[h1]オススメ便利操作[/h1]
■ショートカットキー
+と- ゲームスピード変更
P ポーズ停止
Hストックパイル資材倉庫
G 食料倉庫
K キープ拠点
Tab 操作パネル非表示
Space トップビュー

■ユニット選択方法
ユニットダブルクリックで画面上のその種類全選択
ドラッグで範囲選択
SHIFTキー押しながら選択でリストへ追加

■選択中リストからユニット選別
リストを左クリックでそれのみ選択
リストを右クリックで一部のみ削除

[h1]日本語化について[/h1]
有志日本語化ファイルがクローズドに公開されています。以下Discordの「#rts」チャンネルを参照くたさい。
https://steamcommunity.com/groups/ftbsl

kinginora

kinginora Steam

2019年07月06日

Stronghold Legends へのレビュー
5

ksg

17

17 Steam

2018年11月06日

Stronghold Legends へのレビュー
5

Igra. Goda

mito

mito Steam

2018年01月10日

Stronghold Legends へのレビュー
5

今作は何故かファンタジー路線
世界観は変わってもやることは同じ
守る

Exelance

Exelance Steam

2016年09月25日

Stronghold Legends へのレビュー
5

Stronghold HDとCrusadersもプレイ済み。
ちなみにこれ系ではAoEやAoMもやってます。

Strongholdのファンタジーヴァージョン。
とはいえ中身は9割方従来のStrongholdです。
資材を集め、城壁を固め、ユニットを生産し、敵陣を滅ぼす。
新規要素として、

・Honor(名誉)の追加
 今作は食糧や石材、鉄材の他に、名誉という資材(?)があります。
 これは豚やブドウ(ワイン)を生産したり、像を建てると溜まっていく資材で、
 騎士やファンタジー系ユニットを作るのに使います。

・ファンタジー系ユニット
 悪魔や巨人、ドラゴン、英雄など、いかにもファンタジーという感じのユニットが追加されました。
 高速で飛行移動できる魔女、城壁をよじ昇るヴァンパイア、自爆爆弾のようなコウモリなど、種類は豊富です。
 また、英雄系のユニットはユニット召喚やBUFFなどの魔法を使えます。
 ドラゴンは一方的に地上を焼き払える強力ユニットですが、
 一度に1ユニットしか作れず、ドラゴンハープーンの前には無力。
 また敵を凍らせる鏡など、防衛系のファンタジー設備もあります。
 これらのユニットにより、プレイスタイルは確実に増えたと思います。

大きな新要素はたぶんこのくらいです。
他には教会を機能させるにはろうそくが必要になったとか、細かな変更点があるくらいです。

あと、ファンタジーとは別に個人的に嬉しいのは、
従来のキャンペーンモードやフリーモードとは別に、
マップ上に自陣と敵陣のみがあって、「自由な戦法で敵陣を滅ぼせ」という感じのステージのみのモードが追加されたことです。
要するに従来のフリープレイモードと大差ないのですが、
ステージの達成率が設定されているのとそうでないのとでは、若干モチベーションが違います。

以上。
全体としてはStrongholdのプレイ感覚を維持しつつ、Age of Mythologyっぽくした、という印象です。
従来のSHどおりに、カタパルトと歩兵を量産し攻城するも、
コウモリ爆弾で城壁の上にいる敵兵を吹き飛ばした後、城壁をよじ登れる炎の悪魔で敵陣を大火事にするも、
君主の采配次第です。

追記:

前述の陣地戦についてですが、後半は難易度が跳ねあがります。

プレイヤーは一から陣地を作らなくてはならないのに対し、
敵は最初から城壁と資源生産施設、大量の軍隊を持っています。
後半のステージでは、自陣は複数の敵国に囲まれていて、
開始三分ほどで敵が100騎以上の大軍で押し寄せてきて、
それを退けても一分ぐらいすればまた別の国から大軍に襲われます。
本来は終盤でないと生産できないはずのドラゴンや巨人に、
開始直後に攻められることもあります。

また、敵だけが使用できる攻城兵器に巨大投石器があるのですが、
これの性能がすさまじく、マップの真ん中からマップ端まで届き、しかも城壁を一切無視します。
敵領地内にある巨大投石器から一方的に攻撃され、自陣の施設を破壊され、
修復→破壊→修復→破壊の繰り返しになります。
複数の敵国に挟まれるようなタイプのステージで攻略に時間がかかると、
複数の巨大投石器に囲まれ、常に石の雨が降って来てしまうという状況になるため、
詰み状態になります。

陣地戦の後半ステージはおそらくエンドコンテンツのようなもので、
攻略不可な難易度にしているのだと思います。
それらをクリアするにはAIの頭の悪さを利用する(進行ルートを石壁で塞ぐとAIがルートを見つけれず攻めて来なくなる、等)しかありません。
そういったのが嫌な人にはあまりおすすめできないかも。

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