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Sword of the Samurai

戦国時代の日本へ。戦闘、政治家、陰謀を描いたこのロールプレイング、アクション アドベンチャー シミュレーションの中心で、あなたは名誉のために奮闘する武士です。名誉は命そのものよりも重要であり、高貴な統治の下で国を統一するという最終目標を達成するために不可欠です。 Sword of the Samurai では、あなたは封建時代の日本の文化の一部となり、そのルールに従って生きることを学ばなければなりません。武士として成功するには、武士のように考えなければなりません。剣をいつ鞘に入れたままにするか、いつ抜くべきか、そして抜いた後の扱いを学びましょう。あなたは決闘を戦い、戦場で軍隊を率い、暗殺者や誘拐犯から家族​​を守ります。勇気と名誉があれば、氏族の長や地方の将軍になれるかもしれません。外交と将軍職をマスターし、ライバルを打ち負かせば、日本の絶対的な統治者である将軍になれるかもしれません。しかし、どの文化でも権力は腐敗するものであり、絶対的な権力を求める人々が常にルールに従って行動するとは限らないことを忘れないでください。

みんなのSword of the Samuraiの評価・レビュー一覧

mm4651

mm4651 Steam

2020年06月17日

Sword of the Samurai へのレビュー
5

日本の戦国時代をテーマとした、如何にも日本人が好きなゲームなのに、日本語のレビューが存在しないようなので、日本人第一号として書かせていただきます。

30年前のゲームなのですが、むちゃくちゃ良く出来たゲームです。歴史好き、戦国好きなら、絶対におススメです。
全編英語ですが、戦国時代の予備知識があるならば大丈夫でしょう。

このゲーム、今でもネットで読める、昔PC向けに発売された時の解説書があるのですが、これがなんと100ページの大部で、この解説が本当によく細かくできています。
ゲームの詳細説明だけでなく戦国時代の歴史説明や日本語の簡単な説明もあるほか、武士道についても事細かに触れられており、開発者のサムライにかける熱い思いがひしひしと伝わってきます。
ちなみにこのゲーム、開発者にはあのシド・マイヤーもクレジットされています。すごいですよね。

全国48のいずれかの大名家を選び、その中の旗本4人のうち一人の、さらに4人の家来のうちの1人、から始まります。
そこからのし上がっていって、最後は将軍になることを目指すゲームです。

前半は自分の殿様(つまり大名の部下の4人の旗本のうちの1人)からいろいろ指示される命令を聞いて悪人を退治したり、隣国との戦争に出兵したり、かと思えば、道を歩いていたら突然襲ってくる山賊と戦ったりしながら、ステータスを上げていきつつ、ライバルも強くなるので、適度に裏切りなどをやっていき、のし上がっていきます。

で、ここで本当にいろいろなことができてしまうのがミソ。これには本当に驚きました。
例えば、嫁候補を選んで、求婚して結婚して、子供も作れる(男は後継ぎに、娘は政略結婚のため、相手を選んで嫁に出せる)し、ライバルの家にこっそり忍び込んで相手の家族を誘拐して人質にとることが出来て、そうすると相手がこちらの要求を聞きやすくなるとか、相手の領地の農民を扇動して、叛乱を起こさせ、相手の兵力を暴動鎮圧のほうに割かせ、一時的に軍事力を弱める策もとることができます。

また同じくこっそり忍び込んでライバルがある殿様から賜った大事な刀を盗んだり、どっかの寺の宝物をこっそりライバルの部屋に隠しておいて泥棒の濡れ衣を着せたり、敵国からの密通文書をわざと相手の寝室に置いて間者の疑いをかけさせたり、などといった裏切り行為を行って、成功すれば相手のHonor値を大きく下げることができます。
またもっと直接的にライバルを暗殺したりもできます。失敗するとこっちが切腹しないといけないですが!
逆に、相手を懐柔する方法もいろいろあって、自分の家の茶室に招いて茶を立ててもてなすこともできますし、上に書いたように自分の娘を嫁にやって仲良くすることもできます。

で、旗本になると、またほかの旗本との間で同じような出世レースが待っています。
それにも勝つと、いよいよ晴れて大名になれますが、そこからは国盗りゲームの色が濃くなります。
隣国に攻め入って勝てば領地を増やせますし、ここでもいろいろな策略ができます。

上記のいろいろなことは、RPG風のマップで自分の足で歩いておこなうフェーズと、見下ろし画面で自分のキャラを動かし、複数の相手と刀と弓で戦うMELEE戦闘アクションフェーズ、1対1でのチャンバラ剣術勝負のDUELアクション、そして信長の野望の戦闘画面のようなウォーシミュレーション(足軽、弓兵、騎馬兵、鉄砲兵など多様な兵種あり)と、さまざまな展開で進みます。要するにRPGと1対多数アクションとDUELアクションとRTS(リアルタイムシミュレーション)が1本に入っているゲームです。他には、大名になったあとは日本全国の地図も使って進めていきます。
私は将軍に何度もなりましたが、ポイントが記録されるので、ハイスコアを目指してついつい繰り返しやってしまいます。
(ちなみにDUELは慣れないと結構、ムズイです)

これが30年前に出たとは信じられないというのが率直な感想。たださすがにグラフィックと音楽は期待しないでください。動画を見ればわかると思いますが。。
ゲームは見た目でなく中身だ、ということがよく分かる優秀な一本だと思います。

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