















The Invincible
『The Invincible』で人間の支配を再考してみませんか。スタニスワフ レムによるハード SF の世界を舞台にした物語主導の冒険です。科学者のヤスナとして惑星レジス III を発見し、アトムパンクのツールを使って行方不明の乗組員を探し、予期せぬ脅威に立ち向かいましょう。科学に基づいた哲学的な物語の中で選択を行ってください。
みんなのThe Invincibleの評価・レビュー一覧

ぶがっち_bugatti
2024年11月29日
他のレビューにもある通り動く映画というべき内容で、綺麗な一本道ゲーム。道中の風景も綺麗で、翻訳等も良かった。個人的にここまで一本道に振り切られると特に不満はない。登りの動作アクションなども丁寧に作りこまれていてやりやすかった。
ただ、動作不良として車に乗ると視点がガクガクしたり、オブジェクトが増えると描画が遅れたりなど、2023年発売のゲームなら流石にもう少しどうにかならなかったかと思う部分が多い。場所によっては描画のレベルがps2並みになる。いい内容なだけにすごくもったいないと思った。
以下、ネタバレ含む感想
[spoiler]終えた後の率直な感想として、えげつない
最後でストーリーが分岐するのだが、自分が引いたのは普通にバッドなほうで、あまりにもぐろい終わり方をしたので結構トラウマになった。
分岐前でも、まあストーリーが重い。風景が綺麗なのと対比してあまりにも話がグロすぎる。
ただそれでも、こういう絶望的な雰囲気が自分は好きかなあと思う。原作を読んでないのでわからないがこうやって読者の希望を折るのが好きな作者なんだろうなあと思った。あと、最後の高度文明がどうたらこうたらという説明はちょっと端折りすぎてて、もうちょっと詳しく書いてほしかったかと思った。全体的にはとても綺麗で満足。
[/spoiler]

Kina-Yuu
2024年11月27日
かなり良いゲームでした。
ほとんど移動して会話を見る(読む)ゲームで、アクション要素や戦闘は無いと言っていいです。
が、それでも十分面白い!続きが気になって夢中になりました。
SF好きにはかなり刺さると思います。
日本語対応して翻訳の精度もかなり良さげ。ただそこそこ誤字脱字はあったかな?

めいゆー
2024年10月05日
真面目なつくりのゲームだった。一本道ゲームではあるけど没入感もあるしシナリオもさすがに面白い。日本語訳も丁寧で良かった。おすすめのSFゲーム👍

auhkar
2024年09月15日
日本語化ありがたい!基本的に機械翻訳でもありがたいと考えるほうですが、字幕に不自然なところもほぼなく、するっと読めました。開発に感謝です。
多少は難解で理解が追いつかない部分もありますが、これは翻訳のせいではなく話題そのものが難しいためだと思います。
小説を知らずに始めたのでこの世界がどうなっているのか分からず、謎を少しずつ解明する過程がとても楽しかったです。ストーリーの続きが気になって、かなりぶっ通しでプレイしてしまいました。レトロフューチャーな見た目も大好きです。
最初のエンディングをクリアした後で小説(新訳版)も読みました。ちなみに、小説の前日譚がこのゲームと言われているようですが、そのまま直結するストーリーではないようです。また、さまざまな要素が小説よりもマイルドになっているように思いました。

tana
2024年09月15日
アートワークがとても良かったです。
地形や構造物への光の当て方や色味を工夫して、プレイヤーを飽きさせないようにする気持ちがよく伝わってきました。
ストーリーや会話も最後まで面白かったです。

belfaste
2024年06月21日
生物学者ヤスナは目覚めると、レギスIIIという砂漠の惑星にひとり取り残されていた。半分記憶喪失状態の彼女は所属していた調査船に残っていた上司のソーニャちゃん……じゃなかったノヴィクというおっさんの通信音声を頼りにほうぼうに散らばったクルーメイトたちの捜索と、この惑星で失踪を遂げた先遣隊の謎を追うことに……というウォーキングシミュレータ的ADV。
原作はポーランドが誇るSF作家スタニスワフ・レムの『インヴィンシブル』(国書刊行会)。内容的には小説の前日譚みたいな感じ。ゲームと小説でそこまで強い繋がりがあるわけでもないけれど、小説は晦渋な文体のハードSFなので、ゲーム版でビジュアルイメージをインストールしてから読むといくぶん読みやすくなるかもしれない。
ウォーキングシムは、基本的に繊細なほうがウケる。家に残された日記や小物からなんとなくその家族の生活や想いを読み取っていくとか、あのときの何気ないアレがこのときのコレとよく考えたらつながってるんやね、とか、まあそういうの。
してみると、『Thb Invincible』は二郎系ウォーキングシムだ。
すげーフォトジェニックかつピクチャレスクな風景や、アトムパンクと称されるジャンル美学(1940-60年代のSF作品に見られたパンチカードと『禁断の惑星』的なモッサいデザインのロボットに彩られた未来像をあえて発展された世界観。近年の代表例は『Atomic Heart』)に基づいたアナクロでイカすデザインのあれこれを出してきて、プレイヤーはその濃厚な美麗さなに圧倒される。
だが、それだけといえばそれだけ。ストーリーはタルい(とはいえ進行の滑らかさという点では他のウォーキングシムと比べてがんばっているほうだ)し、11あると謳われているエンディングの半分は1つのエンディングのバリエーションだし、環境ストーリーテリングも申し訳程度、原作のSF的な問題意識もほとんど反映されてないし、こっちの最適化不足か知らんけどシーンが切り替わるたびに画面が十秒くらい止まるし、なんなら途中でポリゴンが途切れて落下するし、フォトモードは使えない場面も多いし機能も貧相だしで、ミニゲーム的な要素も手応えがまるでない。繊細さがまるでない。
しかし、思い出してほしい。これはウォーキングシムなのだ。歩き、見る。ただそうした行為を遂行するにあたって本作ほど悦びに満ちたゲームはない。荒涼とした砂漠に浮かぶ青い月、熱砂を踏みながら無目的に荷物を運ぶ主人なきロボットたち、風で穿たれ自然の迷宮と化した洞窟、おぞましくも蠱惑的に舞う《雲》、そして謎の"都市"……すべての場所に魅惑的な見るよろこび、歩くよろこびがある。
おなじくレム原作を翻案したタルコフスキーの映画『惑星ソラリス』が「水」の映画であったように、本作は「砂」のゲームたらんとしている。タルコフスキーの高みに達しているかはともかくとして、すくなくともウォーキングシムとしては一定の達成を実現している。『Firewatch』に欠けていたものはこれだった。この景色。この奇観。こうしたイメージソースを供給できる原作を選べた時点で勝っていたのかもしれない。
現状日本語訳されておらず、序盤はともかく科学用語がなだれをうって襲ってくる中盤以降はやや理解に困難を伴うか……やはりそういう意味では原作を先に読んでおいたほうが……などとおもっていたのだけれど、クリア後にPS5版で2024年8月に日本語版リリース予定だと知った。祝着である。steam版も日本語訳がアップデートされるかはわからないけれど。

B
2024年05月15日
ゲーム中は、英語での会話や録音された音声を通じて、ストーリーを理解していきます。時にはスピーディーな会話や時間制限のある選択肢など、英語力が試されるシーンもあるでしょう。
広大なマップを自由に探索できるように見えますが、実際にはプレイヤーを物語の核心へと巧みに導いています。ただの一本道ゲーには全く見えず、これはデザイナーの優れた表現力によるものです。
英語に抵抗がなければ、ぜひともプレイしてほしい作品です。一度クリアしても、もう一周プレイしたくなること間違いないです。再プレイすることで、初回プレイでは見落としていた伏線や秘密に気づくかもしれません。

KN-J2
2023年12月29日
グラフィックは素晴らしく、絶景ポイントが多数ある。
レトロフューチャーな世界観を見事に描いている。
SF好きなら楽しめる出来栄えのインタラクティブな映像作品だが、ゲーム性は少なめ。
注意点:
- ゲーム的な楽しさよりは、雰囲気・グラフィック・サウンド・ストーリー等を楽しむ作品。
- ストーリー重視のゲームで日本語未対応な点は注意。
- 移動が遅い。
- 手動セーブはなく自動セーブ依存。途中でやめたくてもチェックポイントまで進まないといけない。
- 時折バグが発生する。今後のアップデートに期待。
(上記のチェックポイント問題と重なり、進行不可能になって30分前のチェックポイントに戻された時は微妙な気持ちになった)

Wedge
2023年11月17日
原作未読でプレイしましたが楽しめました
SF好きならおすすめです
発売時点で日本語未対応ですが会話を中心にストーリーが進行するためある程度の英語力は必要です
ただし全編で字幕を表示できるためリスニング力は不要でした
また、プレイ済みのストーリーはコミックブックとしてまとめられて行くため、多少英語力が足りなくてもスローリーラインが全く追えなくなるということはないと思います