Game Cover
Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot
70

THE KEEP ~呪われしクリスタルの迷宮~

リアルタイム戦闘、ユニークなルーン魔法システム、探索、パズル解決を備えた一人称視点のダンジョン クローラーで、地下の深さを探索しましょう。このゲームは、戦い、隠された宝物を探し、致命的な罠を避けながら、昔ながらのダンジョンをプレイするのがとても楽しかった思い出を呼び覚ますでしょう。

2014年9月10日
シングルプレイヤー

みんなのTHE KEEP ~呪われしクリスタルの迷宮~の評価・レビュー一覧

兎訛りの兎

兎訛りの兎 Steam

2017年07月15日

3

Normalでクリアーしたのでレビュー。

6/10

値段を考えると少し高いかな。

良い
・戦闘時の近接攻撃でのマウス操作のアクション性
・呪文システム

悪い
・平凡なダンジョンのギミック
・近接攻撃がヒットする確率
・Nintendo 3DS版とのマルチタイトルの兼ね合いで不便なところのあるUI

「ゲーム内容」
所謂ダンジョンクローリングのアクションゲームで、ダンジョンマスターやレジェンドオブグリムロックと同系統のゲーム。一人称の視点で3Dダンジョン内を敵を倒したり、仕掛けを解いたりすることで目的を果たしていくゲーム。本ゲームはパーティーを組まないで一人でダンジョン内を探索するところが先にあげたゲームと異なる。その他にも異なるところとして各レベルのクリアー時にリザルトが表示され、敵の殺害数やシークレットの発見数などを表示してくれたり、WASDでの移動

アクションよりも、マウス操作でのアクション性(後述)に重点が置かれているところも異なる。

因みに、リザルト結果に満足ならば「Yes」ボタンを押して次へと進めばよいし、探し物をしたいのならば「No」ボタンで探し物を続ければよい。キャンペーンゲームの色合いが強く、先に進んでしまうとクリアーしたチャプターに再び戻ることは出来ないので注意が必要。

「戦闘&呪文」
基本的には画面右下に表示させることのできるUIを操作することで行う。近接攻撃はUIを表示させなくてもできるが、マウスを動かす幅や角度、および高さが直感的に分かるので表示させて使うのがよいと思う。

近接攻撃はスタミナゲージを消費して行い、また位置や高さの概念があり、横3×縦3の9マスのエリアがUIに表示されている。右側の敵に攻撃を当てたい場合

は、右から左にマウスをドラッグする。左の場合にはもちろん左からだ。(一匹の場合には関係ないようだが)また、基本的にはねずみなどの地面を這う小さな敵には一番下の段を使い、蝙蝠などの空を飛ぶ敵には一番上を使う。(・・・のだと思う)

独特のコンボシステムがあり、連続で近接攻撃をヒットさせると特殊な攻撃用の軌跡が表示されるので、それにならってマウスを動かすと大ダメージを敵に与えることができる。

魔法は魔力(?)ゲージを消費して発動させることができ、ルーンというか記号の書かれた小さなパネルのようなものを任意で横5×縦4マスのUIの中に並べて使用する形となる。魔法は記号を決められた順番でなぞると発動する。魔法によっては使用のかぶる記号が頻繁に出てくるので、縦、横、斜めの並びをうまく使

い分けよう。但し、あまり複雑に組みすぎると実用的ではなくなる。個人的な意見で言えばマウスカーソルの斜めは移動は上下左右に引っかかりやすいので、使用頻度の高い物は仕込むのを控えたほうがよいと思う。そういうことなので、他のゲームのようにすべての呪文が同一UI上で発動できるわけではなく、ユーザーが使う呪文を取捨選択することになる。

戦闘の基本メカニックが以上のような感じで、攻撃を当てれば敵はひるみ、行動をつぶせるので近接攻撃と魔法をうまく組み合わせて連続攻撃を狙っていくような作り。ダンジョン自体も作りが広くはなく、あまり動き回って敵を捌く作りとはなっていないので、基本的には正面からガチで戦い、相手によっては攻撃を避けながらヒット&アウェイを行うことになる。

気になることとして、近接攻撃でひたすら空振りを続けることがあり、イライラすることも。多分、武器によって命中率が異なるマスクデータが仕込まれているのだと思う。スタミナ消費量が大きくダメージも大きな武器だからといって、空振りが多いわけではないのが本ゲームの特徴。これに関しては何か指標となるものが欲しいところ。

「豆知識」
近接攻撃や魔法はマウスをドラッグする最後の部分でホールド&開放することによって任意のタイミングで発動させることができる。

小石などを遠くに投げたい場合はタッチパネルでフリック操作をするようにマウスを操作してみると遠くに投げられる。

「ダンジョン」
あまり広くは無く、初見でキャンペーンを通して各チャプターでシークレット探しを行ったとしても30分~1時間もあれば十分な広さと謎解きのギミック。(1スイッチ1ギミックで順番に動作させればよい程度の作り)この手のゲームの入門用には最適かも知れないが、熟練者にはウォーミングアップ程度で終わってしまう。謎解きやギミックも理不尽なものはなく、正当な作りではあるが、複雑で難解なものも無くよほどのことでもない限り誰にでもクリアーできる難易度になっている。レジェンドオブグリムロックくらいの謎解きを期待していると完全に肩透かしなので注意。多少のオリジナリティーとしてプレッシャープレートに従量制が導入されているところは評価できる。(因みにプレーヤーキャラクターの所持重量に制限は無い)

「癖のあるUI」
UIに癖があるのはNintendo 3DSとのマルチタイトルの影響。だからといって、イラつくほど使いにくいわけでもなく、すぐに慣れてしまえる程度にはシンプルにまとまっている。

取得できるアイテムが豊富にあるわけではないが、この手のゲームにおいては使い勝手の悪い部類に入るインベントリだと思う。理論的には使い勝手は悪くなさそうな感じだが、使ってみるといまいちとしか感じない。このあたりは個人差かもしれない。

知っておくと便利なキー。「F」キー。「近接攻撃と魔法」のUIを交互に切り替えてくれる。「R」キー。「近接攻撃、魔法、地図」のUIを順番に切り替えてくれる。数字キーにも対応するUIが仕込まれているので好みで使い分けることができる。また、マウス一本で操作したい場合にも対応するUIが仕込まれている。

「その他」
クローリングを行い、少しずつ良い装備を集めて・・・というほどアイテムは豊富ではない。それなりの数はそろっているが、レジェンドオブグリムロックなどと比べると圧倒的に少ないので期待すべきではない。

レベルアップ時に得られるステータスポイントが振れるステータスはストレングス/インテリジェンス/デクスタリティーの3種類のみ。

スキルは近接攻撃と魔法攻撃の2種類のみで使用したものが成長するシステム。

アクションゲームでのダンジョンクローリング入門者向け。セール時の購入でよいと思う。同価格帯でレジェンドオブグリムロックのようなゲームがあるので値段が高く感じられる内容。

日本語非対応。チャプター間の物語の説明は自動的に流れてしまうが、スクリーンショットを撮るデフォルトのF12キーで説明文がスキップされないので、スクリーンショットを取っておけば後で訳すことは出来る。会話はユーザーの任意のタイミングでページ送りできる。中・高校レベルの英語力程度で訳せる。取り立てて複雑な話でもなければ、複雑なヒントも無いので英文を訳すことに抵抗がなければ何の問題も無い。

体験版があるので、気になるのならゲームのメカニックや雰囲気を確認することができる。

THE KEEP ~呪われしクリスタルの迷宮~に似ているゲーム