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東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object

東方Projectの第12作目。

みんなの東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Objectの評価・レビュー一覧

takemoto.shinpei

takemoto.shinpei Steam

2024年09月25日

5

曲がいいです。
キャラもいいです。
ベントラーシステムが癖になります。

びびび

びびび Steam

2024年08月18日

5

ストレスたまる

暁ヒヅキ

暁ヒヅキ Steam

2024年04月05日

3

[h1]あらゆる面でスベってしまった問題作[/h1]
シリーズの仕切り直し的な意味合いの強かった風神録から始まり守矢神社が関わってくる3つの作品(神霊廟を含めない場合)のトリを飾る作品がこの星蓮船なのだが、ハッキリ言う。あらゆる面(BGMとキャラ以外)から駄作と評さざるを得ない。

今回は特定の敵を倒すと出てくるベントラーアイテムを同じ色で3つ(または全部違う色で)揃えることでUFOを呼び出し、コレに沢山アイテムを吸い込ませてから破壊することでアイテムを入手する。一定時間でUFOは逃げていってしまうのでそれまでに倒さないと吸い込んだアイテムごと損をしてしまう。またUFO登場時にUFO周囲の、破壊時に画面全体の弾を消してくれるのでそういう意味でも有用である。

発想は面白いのだが、東方は弾幕シューティング。つまり遅くて数の多い弾で埋め尽くされた画面内をフヨフヨと漂う時間経過で色の変わっていくアイテムを狙って取りに行かないといけない。コレが実に相性が悪い。私は弾幕STGで時間経過で色の変わるアイテムがフヨフヨと漂う作品を他に知らない。弾幕は避けないといけない、狙った色のタイミングで取りに行かないといけない、今は取りに行けるのか否かを判断しつつ道中を進んでいくのはストレス要因である。

では比較的敵の攻撃が大人しくなるボス戦前に揃えておけばいいと考えるかもしれないが、[b] そんなウマい話があるわけなく [/b]、UFO出現中にボスと会話になった場合、[b]空気を読んで爆発[/b]し、そもそもベントラーアイテムは、会話が始まると[b]空気を読んで[/b]去っていく。また、無理矢理ボス戦中にUFOを呼ぶと真っ先に逃げようとする。

[b] どうやら意地でもボスの弾幕を消させたくないらしい [/b]
[strike] アイテムごときが空気を読むんじゃねぇ! [/strike]

というワケで、ベントラーシステムは道中の展開をしっかり頭に叩き込み道中の難所を切り抜けることにのみ使うことができるものというわけだ。つまり遊びの全然ないガチガチのパターンゲーというものである。

ガチガチのパターンゲーでありパズルゲームとも称されることのあるSTGというとトレジャーの「レイディアントシルバーガン」を思い出すが、今作には宝船が出てくるとかいう理由でトレジャーSTGをオマージュしたってオチではなかろうな?
確かに銀銃も赤青黄の3色の敵がいて同じ色の敵を連続で3体倒すことでボーナスが発生したり、毎回違う色の敵を順番通りに倒すことでもボーナスを得たりするシステムがある。どこか類似点があるようなないような……というか5面に「レイディアント[b]トレジャー[/b]ガン」というスペルカードが出てきたり、やはり同作の攻撃パターンに酷似したものを使ってくるヤツがいたりと……[strike] やっぱり確信犯じゃねーか! [/strike]

つまり星蓮船は宝船だからという安易な理由で無理にトレジャーSTG的要素をゲームシステムに組み込んでしまった結果、色々と破綻したSTGになってしまったということらしい。オマージュだだスベりといったところである。

更に作者はこの作品について「今回は地霊殿と違って気楽に遊べる気がする。残機増え増えでクリアだけなら楽勝だ」とコメントを残しているが、[b]見当違いも甚だしい[/b]ばかりである。ガチガチのパターンゲーは気楽とは言いません。

ホントはシリーズでも特に好きなキャラクターのデビュー作ということもあって作品の酷評はしたくなかったのだけど、この作者の発言が決め手となり、サムズダウンするに至ったようなものである。

今から同じようなゲーム性の東方をプレイするのなら鬼形獣に触れることを強くお勧めする。あちらもあちらで弾幕をかいくぐって狙ったアイテムを取りに行く難しさこそあるものの、色を揃えなくてもとりあえずパワーアップ(鬼形獣では特定アイテムを集めると一定時間パワーアップする)してくれたり、ボス戦中にもアイテムを揃える機会があったりと星蓮船に比べて随分と遊びやすくブラッシュアップされている。
そういえば星蓮船も鬼形獣も最終面でビル街が出てくるし、あっちは星蓮船のリベンジ的な作品だったのかもしれない……

†ヲモチ†

†ヲモチ† Steam

2024年02月26日

5

原作調整ミスシリーズ、完全なるパターン構築ゲー、弾幕だけじゃなく全て流れをパターン化することが要求される、ゲーム中の全てが窮屈であり退屈的なSTG、面白くはない
しかもエクステンド数が多い事だけが唯一の救いなのに被弾後は自機が大幅に弱体化する(Pが1下がる)
地霊殿は純粋な弾幕の難しさだが星蓮船はシステムの酷さが目立つ、ここまで来るとSTGとしての難しさではない
正数点作品全てプレイしたが星蓮船だけは好きになれない、もはやシステムが敵

[h1] だがクリアした時の感動は人生で味わったことのない刺激になるだろう! [/h1]

↓特定の場面がどうしてもクリア出来ない人向け↓
[spoiler]thpracという非公式パッチを当てるとプラクティスモードから好きな場面(道中の途中からだったりボスの特定スペカ)でスタートすることができる
練習用ツールなのでプラクティスモード以外では通常通りの動作になるので安心して使おう[/spoiler]

JAKE

JAKE Steam

2024年01月29日

5

霊夢が可愛かった

kobayan2310

kobayan2310 Steam

2023年12月16日

5

※原作歴4年の東方シューター
※キーボード勢
※EASY~LUNATIC全機体NC

[h2]システム面[/h2]
 今作はベントラーシステムという東方原作シリーズ屈指の厄介なゲームシステムになっています。詳しい説明は省略しますが、このシステムの一番厄介な点は色を揃える必要があります。色を揃えるとUFOが出現し、一定時間画面内に居続けます。その間に霊力アイテムや点アイテムを一定量吸わせ、更にそのUFOを破壊する必要があります。この複雑な動作を6面通してずっとやる必要があります。またベントラーを回していかないと、残機とボムが全然増えません。ただベントラーの出現位置、放出方向にランダム性は[b]ありません[/b](逆に1つでもパターンをミスるとベントラーの出現方向がズレてしまい、パターンが崩壊します)。複雑なパターンになりがちですが、効率よく回すことで残機やボムを大量に手に入れることができます(似たようなシステムで鬼形獣のロアリングシステムがありますが、ロアリング終了時に出現する動物霊はランダムなのでアドリブ性が必要)。

 次に重要なのはミス時による霊力減少幅です。ミスをすると霊力が-1.00になります。霊力減少幅が非常に大きく、ボス戦で連続被弾をするとすぐに霊力不足に陥ります。6面ボス以外は倒しても霊力が0.3程度くらいしか落ちないので霊力回復にも時間がかかり、撃破時間も長くなります。

 また、プラクティスの仕様も厄介です。プラクティスは霊力2.00スタート、初期ベントラーは選べないようになっています。それによりプラクティスと本番のパターンが変わってしまいます。個人的にはベントラーパターンは通しで作っていくことをおすすめします。

[h2]自機[/h2]
〇クリア目的重視の機体
・霊夢A(一点集中攻撃力重視型)
メリット→風地と同じ針巫女。ショットとボムの正面火力は最高クラス。当たり判定が小さいことも今作では輝く
デメリット→正面しか攻撃できないので、道中のパターン化は必須。またボム中は移動速度が半減するため、間違った色のベントラー回収に注意

・早苗B(諏訪子装備)
メリット→広範囲ショットによる殲滅力、ボム+張り付きによる最強火力が売り。特に広範囲は、道中が重要な今作にとっては非常に使いやすい。
デメリット→低霊力時の正面火力が非常に低く、小さく固い向日葵妖精や陰陽玉(?)には苦戦する。

[h2]難易度[/h2]
 今作の難易度はEASY/NORMALとHARD/LUNATICで全く次元が違います。EASY/NORMALはそこまで難しい弾幕はありません。しかしベントラーシステムや拳の弾幕、アンカー、へにょりレーザーなど多彩な弾幕が多いため初見難易度は高いです。冷静にベントラーシステムを回せていけば、クリアは近づきます。ただし、コンテニュークリアは難しいので基本的には通しで練習していくとクリアしやすいと思います。
 HARDからは弾幕難易度が急上昇します。道中の弾幕密度が上がり、UFOの出現と破壊による弾消しが非常に重要になってきます。ベントラーの出現位置、色などを覚えてパターンを作っていく必要があります。
 LUNATICはHARD以上に道中が厳しくなります。特に2面と3面はHARDの感覚で挑むとすぐに詰んでしまいます。ボスも全体的に強化されて、ボムと残機が大量にある前提の難易度です。多分ですが全整数作品の中で一番パターンが複雑で、パターン崩壊が許されないゲームです。そのため、星蓮船LUNATICは全整数作品で一番難しいと言う人もいます。

[h2]まとめ[/h2]
 今作はガチガチのパターンゲーで非常に難しいですが、個人的に一番好きな作品です。BGMはいつも以上に完成度が高いです。初春の「春の湊に」から始まり、圧倒的な盛り上がりの「感情の摩天楼」、最後はスタッフロール「空の帰り道」で幻想郷に帰っていく。この流れがすごく好きです。そして弾幕もペンジュラムや傘、拳、アンカー、へにょり、飛鉢、UFOと個性豊かな弾幕が多く作りこみを感じます。ベントラーシステムや弾幕難易度が高く初心者にはおすすめしづらい作品ですが複雑なパターンを構築し、戦略的に弾幕を突破していきたい方、最高の感情の摩天楼を聞きたい方はおすすめです。

hirog3

hirog3 Steam

2023年07月18日

5

難しすぎるよ😭

tokoyomituki

tokoyomituki Steam

2023年05月05日

5

ベントラーシステムやP減少など、システム面での難しさはもちろんありますが、弾幕を避けたりしていくのはとても楽しく、特に6面については曲の激しさも相まって語彙力が追い付かないほど素晴らしいです。
「ノーマル」までは
ハード以降はもうわかりません

せや

せや Steam

2023年03月12日

5

やり応え非常に有

地獄変

地獄変 Steam

2022年07月29日

5

※DiscordやVTube Studio等一部のアプリケーションを起動していると競合が起きて下キーが常時入力されている状態になるので注意。
※Xboxのゲームパッドだとアナログスティックでしか移動ができず方向キーは非対応なので方向キーで移動したい場合はあらかじめコントローラレイアウトで設定しておく必要がある。
※NORMAL/EXTRAクリア済み。
※執筆時点でSTG歴25年。一般的なSTG全般は1コインALLできる程度の腕前。
※東方虹龍洞までクリア済み。

地霊殿ほどではないが風神録よりきついかも?

システムはショットとボムに加えて「ベントラーアイテム」という赤、青、緑のUFOアイテムが登場し、画面内を動き回る。赤を3つで残機のかけらが手に入り、緑のかけら3つでボムのかけらが手に入るといった仕様だ。エクステンドはアイテムエクステンド方式となっていて、主にベントラーアイテムで「残機のかけら」を集めることになる。これを集中的に集めて且つノーミスで進むとステージ4あたりで残機が最大になるのでクリアしやすさは上々。一方でボムは1機につき2発(他はだいたい1機につき3発)となっていて、ボムのかけらでボムを増やせという狙いが見えるものの本編に限っては赤ベントラーだけ回収していれば問題ないバランス。

全体の難易度としてはいつも通り全6ステージのうち前半3ステージは比較的簡単で後半3ステージが難しくなる難易度曲線になっているが、とにかく本作は「ベントラーアイテムを取ろうと思って被弾」という事故死が多く、慣れるまではなかなか進みにくいゲームバランス。なぜそういった事故死が多発するかと言うとベントラーアイテムの仕様として「画面下まで降りてこない」&「一定時間で消える」という仕様なので取得するためにはどうしてもある程度前に出る必要があるのだ。しかし当然道中には色々な弾幕が張られているので迂闊に前へ出ようものならピチューンだ。それがわかりやすく事故死に結びつく。なのでクリアの安定化を目指す上でベントラーアイテムの取得タイミングもパターン化したくなるが、がちがちでゆとりのないパターンを作ろうとすると1回取得タイミングをミスっただけでその後の取得パターンが総崩れになるので、NORMALをクリアする分には「基本は赤ベントラー狙いで取れたら取る」ぐらいの雑なパターンでも問題ない。

ボス戦については珍しくステージ3ボスの時点でやや殺意が高く、しっかりとした対処方法を求められる。ステージ4以降も過去作のボスに比べてけっこう変わった攻撃をしてくる上にボスとの距離が離れていると火力が出ない機体がそれなりにいることもあって、長丁場となって死にやすく感じた。ラスボスもパターン系と気合避け系が半々といった構成で通常攻撃もややきつい難敵と言える。ちなみに本作のボスが難しいと感じる理由は明快でスペルプラクティスがないからだ。これによってボスのスペルカード練習ができないので単純に実戦でしか経験を積めないようになっている。

EXTRAは赤ベントラーが序盤で3つ手に入りにくいことと、中ボスのスペルカード3種類すべてがランダム性が強く事故死しやすいこともあって緑ベントラーのボム取得が肝になってくる。ボスについては通常弾幕が所々で殺意があり、スペルカードは他のEXTRAに比べればそれなりに簡単で青UFO、緑UFO、虹UFOの対処方法が分かればなんとかなりやすい一方で、1ミスの重みが尋常ではなく、ミス時のパワーダウンはUFO系スペルカードにおいてパターンが総崩れになり、それがさらなるミスを呼ぶため、「ボス戦までノーミスでボス戦も途中まで順調だったのにたったの1ミスでパターンが崩れてゲームオーバーになる」こともおかしくはない(EXTRAボスのスペルカードは例外なくボムでダメージが入らないのでボム火力があてにならない)。

まとめるとベントラーアイテムに癖のあるゲームなので初心者がやるゲームではない。ちなみに後に発売された東方鬼形獣においてはベントラーアイテムに似たアイテムが登場するが微妙だった点がすべて改善されている。

好きな曲は「春の湊に」「万年置き傘にご注意を」「幽霊客船の時空を越えた旅」「キャプテン・ムラサ」「感情の摩天楼 〜 Cosmic Mind」。プレイ補正でやっているうちに好きになったのが「夜空のユーフォーロマンス」「平安のエイリアン」。

5

※すこーしずつ慣れないSTGに挑んでいますが、まだまだ新米レベルのレビューという事をご留意ください。あと、レビューそのものは長くなりますが、要点は【まとめ】に全て記述してあります。

[h1][i]霊夢「“聖輦船”っていったな…まあまあの船じゃないか」
魔理沙「ピーピーうるさいヒヨコたちにあいさつしてやろうかな…」

霊夢「魔理沙…あまりハデにやらかすと、この船が財宝ごと吹き飛んでしまうぞ。」

イチリン「白蓮――!!!はやくきてくれ――っ!!!」[/i][/h1]

[h1]概要[/h1]
[strike]避けを呑んで弾を酒る[/strike]博霊神主ことZUNがストーリー、設定、プログラム、作曲、キャラデザイン、ドット絵、バランス調整、[strike]ビール語り[/strike]など…全て一人で行った、製作者魂たくましい同人STGシリーズの第12弾、2009年版である。
前作「東方地霊殿」からまた時が流れた後のストーリー。幻想郷上空に突如現れた大きな宝船を調査、[strike]ついでに海賊行為で金銀財宝ガッポガッポ、[/strike]そして、幻想郷期待の新人巫女念願の自機デビュー戦を飾るという大まかな内容。
通称[strike]「また守矢か」[/strike]「守矢3部作」の3作目でもある。

[h1]特徴[/h1]
かつてのゲームセンターにあったような平成初期感あふれる撃ちまくり弾幕シューティング、各キャラを特徴づける弾幕必殺技(スペルカード)も豊富に用意されている。
スコアアップにつながるグレイズ(弾かすり)システムも標準装備。

今作より前作、前々作でボム扱いだった「霊撃」に代わって、各自機キャラ固有のスペルカードがボムとして復活した。同時にボムもP消費からストック制に戻っている。
(次回作である東方神霊廟と同じく)ボムストックは残り1発以下でない限り、ミスしても2発にリセットされないので抱え落ちの損害も少なくなっている。(全く無いとは言っていない)

[h1]ベントラーとUFO[/h1]
[i]“ベントラー――
 それは弾幕シューティングと
 麻雀の役作りをくみあわせた(もちろん嘘)
 まったくあたらしいアイテムシステム・・・”[/i]

本作最大の特徴として[u]「ベントラーアイテム」[/u]と[u]「UFO出現」[/u]が見られる。[strike]STGといえばUFOという王道演出である。[/strike]
特定の敵を撃破したときに3色の小さなUFO「ベントラー」が現れ、[u]同色を3連続、または3色ひとつずつ連続[/u]で取ると画面内に突如UFOが出現、アイテムを大量に吸わせたり撃破したりして[u]貴重なアイテムをゲットできる[/u]というもの。
これによりボム補充や残機の欠片アイテムの乱獲も期待できるので、上手く運用していけばクリアもグッと近づいていく。[strike]あ、青ベントラーくん?キミは帰っていいよ。[/strike]
ちなみにこのゲームでの「UFO」とは「Undefined Fantastic Object」の略とされている(このゲームのサブタイと同じ)。

[h1]【まとめ】弾幕バトル×ベントラー色合わせ=超戦略的テクニカルシューティング[/h1]
前述の通り、UFOの出現はクリアやスコアアップの要になるのでどんどん活用していきたい。
…が、道中の雑魚攻撃は前作「東方地霊殿」と同様、あるいはそれ以上の熾烈さを極めるため、あまりベントラーアイテムに気を取られているとたちまちミスを重ねてしまいがちなのが難点。
「気まぐれベントラー」の色変化や、一定時間経過 or ステージボス出現で画面外に逃げる性質もあるため放ったらかしにもできない、取得のタイミングも重要になる。
また前作と違い、ボス戦では完全撃破するまで1up関連のアイテムが一切登場しないので(一部除く)、道中で稼いだ残機のみでボスに挑むことになる。長期戦必至のラスボスも同様。今作のボスも非常に手強い弾幕パターンで襲いかかるため、残機やボムのリソースを十分に確保した上で挑みたい。

後に発売された「東方鬼形獣」の「動物霊システム」とよく似ているが、色合わせの必要があるぶん融通がきかず、活用難易度は高い。

更にミスした時のパワーダウンペナルティも前作より重い。今作のペナルティはPower-1.00に抑えられているが、散らばったPアイテムをかき集めてもたった+0.05分しか回復せず失った分を取り戻すのにどうしても時間がかかってしまう。
今作は道中にUFO撃破の邪魔になる固い雑魚が多く、また、多くのボス攻撃パターンも避け方を誤ればたちまち詰む、つまり長引くほどミス率の上昇にも繋がるので、無駄なパワーダウンは避けたいところだが…。

慣れないうちはEASYレベルでもクリアには一苦労するだろう。
[u]凶悪弾幕の対処スキルは必須事項、加えて「どこにいる敵が」「どんな色の」ベントラーを出すかを覚えて、攻略パターンを組みあげることも重要となる。[/u]

特に好きなキャラでもいない限り、[u][b]弾幕上級者が遊ぶべきレベルのSTG[/b][/u]といえるかもしれない。

余談だが、今作のボスのスペルカード攻撃は、傘が飛んできたり、巨大なロケットパンチ(&じじいの顔)が飛んできたり、その他、錨、ローリングバスターライフルなどなど…個性的でダイナミック、バラエティ豊かな弾幕パターンが眼をひく。
一見の価値的な面白みはある。

[h1]音楽[/h1]
ある意味、神主ZUNの本領発揮とも言えるBGMは今作も味わい深く、個人的に耳に残るものも多い。
舞台が舞台だけに時に物悲しく、時にハードな曲調だった前作の曲と対比して、今作は全体的に明るくポップな曲調のBGMが多くなっている。
初っ端のステージから、道中を飾る「春の湊に」の美しいメロディに迎えられ、同ステージボスBGM「小さな小さな賢将」の熱い曲調でグッと気を引き締めてくれる。
ちょっぴりジャジーな雰囲気の4面道中BGM「幽霊客船の時空を超えた旅」、実にリズミカルな5ボスBGM「虎柄の毘沙門天」、[strike]We will rock you[/strike]鼓動音的なリズムと静かなメロディが緊張感を高める6面道中BGM「法界の火」、その緊張感を[strike]南無三[/strike]吹っ飛ばす突き抜けたメロディのラスボスBGM「感情の摩天楼 ~Cosmic Mind」が私のオススメ。
お気に入りのBGMは「Music Room」モードでじっくりまったり鑑賞も可能。

[h1]キャラクター[/h1]
音楽と同じく、前作ではやや不気味でダークなキャラが多く見られたが、打って変わって今作では愉快で剽軽なキャラが見受けられる(ネガティブ的なのは精々、序盤のナズーリンがネズミの本当の恐ろしさを少し語る程度)。特に、まるで[strike]ぷよぷよの漫才デモ[/strike]コントのようなやり取りを見せてくれる「多々良小傘」のキャラは是非とも見てほしい。
以下簡潔に紹介[strike](真面目に読むと損をする)[/strike]
[list]
[*] 霊夢:[strike]財宝に目がくらんだ[/strike]妖怪退治専門家の巫女。正面火力重視+高威力連射ボム、獲物を逃さないホーミング+巨大誘導弾ボムの装備を選択可。
[*] 魔理沙:極上な大物を発見しウキウキな[strike]盗賊[/strike]魔法使い。防御無視の貫通レーザー+おなじみマスパ、[strike](使いみち微妙な)[/strike]テイルガン+全画面ボムの装備を選択可。
[*] 早苗:幻想郷にやってきて間もない[strike]常識に囚われぬ[/strike]第2の巫女。前作、前々作のボス出演を経て念願の自機デビュー。前方ホーミング+全画面ボム、拡散スプレッドガン+スマートボムの装備を選択可。

[*] ナズーリン:ステ1ボス、野鼠を率いる[strike]夢の国からやってきた[/strike]ネズミの妖怪[strike](ビビビのあの男ではない)[/strike]。長いダウジング棒を使ってお宝を探すのが得意、ステ5でも再登場する。[strike]ハハッ[/strike]
[*] 多々良小傘:ステ2ボス、唐傘お化け。驚かしを生業とし日々努力しているが、その努力は残念ながら明後日の方向に行ってしまっている。[strike]初見殺し要素や2ボスとは思えない手強い弾幕のおかげで、むしろ驚かされてるのはプレイヤーの方かもしれない。[/strike]
[*] 雲山:ステ3ボスB、[strike]くもじいじゃ[/strike]雲の見越し入道。普段は人の顔程度の大きさだが、バトルとなるとプレイ画面の1/3を覆わんばかりの巨大さまで膨れ上がる。
[*] 雲居一輪:ステ3ボスA、[strike]雲山のオマケ[/strike]妖怪使いの妖怪。上記の雲山を使徒している。
[*] ムラサ船長(村紗水蜜):ステ4ボス、[strike]ムッシュムラムラサ[/strike]船幽霊。本来は船を沈める役割だが、色々あって空飛ぶ船の船長にとらばーゆした。
[*] 寅丸星:ステ5ボス、虎の妖怪。毘沙門天が遣わせたアンバサダーでもある。[strike]紛失癖をもつ困ったちゃん、[/strike]とある聖人の為にある物を探していた。
[*] 謎の光球:特定のステージの道中で出現する、こいつの周囲には雑魚妖精らが湧いて攻撃してくる。今は倒すことができないが、頑張って乗り切ればイイものがもらえるかも…?[spoiler]実は封獣ぬえの仮の姿である。[/spoiler]
[*] ???[spoiler]聖白蓮[/spoiler]:ラスボス、魔界に封印された僧侶。強大な魔力により肉体を強化している超人でもある[strike]、超人強度763万パワー[/strike]。人と妖怪が共存できる理想郷設立を目指す。[strike]アレ?実はいい人なんじゃ…倒しちゃっていいのかな?[/strike]
[*] ???[spoiler]封獣ぬえ[/spoiler]:全ての難関を一度で突破したもののみが戦うことを許される。正体不明、[strike]ミニスカ艶めかしいピ○ク・レディー[/strike]鵺の妖怪。幻想郷にUFOがやってきた異変に強く関わっている者らしいが…?[spoiler][strike]新番組!「UFO妖怪ヌエンダイザー」ご期待ください![/strike][/spoiler]

[*] 赤UFOくん:命を紡ぐ献身的な子。
[*] 緑UFOくん:咄嗟の反撃手段を与えてくれる好戦的な子。
[*] 青UFOくん:[strike]第2の敵[/strike]スコアラーにとっては重要なファクターの子。
[*] 虹色UFOくん:[strike]青ベントラー取った時の苦し紛れ[/strike]ベントラーチャンスを新たに与えてくれる運命の子。
[/list]
※ゲームのインストールフォルダには、詳細なキャラ設定とストーリーが書かれたtxtファイルが同梱されています。[b][u](ネタバレも含まれています)[/u][/b]
クリア後に一読するとゲームのストーリーを骨の髄まで味わえることでしょう。

[h1]トリビア[/h1]
[list][*] [strike]この作品の発売年に、Valveの人気COOP-FPSの続編「Left 4 Dead 2」がsteam等で発売されました。[/strike]
[*] この作品ではハイスコア表示が「億万長者」とUIに表記されています。
[*] 残機は最大8つ、ボムストックは最大9発分まで所持可能です。ただしボムストックは、UIの都合により実搭載数と異なる8発分までしか表示されません。
 →Practiceに限り、残機が9の状態からスタートします(表示上では8機)。
[*] この作品は、残機1upの他にボムストックの補充にも欠片システムが採用された初の作品です。

[*] この作品である第12弾~次回作第13弾が発売されるまでの間に、サブシリーズ(小数点シリーズ)は計3本発売されました。メインシリーズ(整数シリーズ)の間に挟まる数としては最多です(レビュー当時)。
 →「東方非想天則(第12.3弾)」「ダブルスポイラー(第12.5弾)」「妖精大戦争(第12.8弾)」
[*] コンティニュー方式が「回数無制限でステージの初めから」なのは今作が最後となりました。次回作より「回数制限付きでその場復活」の方式になります。
[*] ゲームオーバー&ネームエントリーBGMは今作を最後に、第12.8弾「妖精大戦争」より新たな曲へと変更となりました(現行シリーズでも使われているもの)。

[*] 3ボス「雲居一輪」は自身のスペカを持っていないWindows版東方シリーズでは初のステージボスです。スペカパートの攻撃は雲山が担当しています。
[*] 4ボス「ムラサ船長」はNORMAL以上の難易度で耐久スペカ(一定時間攻撃をやり過ごすスペカ)を使ってきます。耐久スペカを使う4面のステージボスは東方風神録の「射命丸文」を含め、2作品にしかいません(レビュー当時)。
[*] ラストステージ序盤に登場する雑魚キャラは攻撃音が無音ですが、BGMのリズムに合わせて攻撃してくるというギミックがあります。
[*] ラストステージは左右移動を繰り返しながら徐々に降りてくる雑魚キャラの編隊が登場します。これは当時30周年を迎えていた「スペースインベーダー」および同年発売の「スペースインベーダーエクストリーム2」に対するリスペクトが含まれています。(「萎えラジ」2009年放送分より)
 →攻撃もそれと同様に真下に直進弾を放つシンプルなものになってます。また、スペースインベーダーにもボーナスキャラとしてUFOが登場します。
[*] ラスボスのスペカ発動カットインは他のボスとは違う独自の演出が使われています。通常は右上から左下に立ち絵が差し込まれる演出ですが、ラスボスは左から右に立ち絵が流れます。
[*] ラスボスの弾幕は一部、「東方怪綺談」に登場する「神綺」のそれをモチーフとしたものが登場します。「魔界にいるラスボス」というつながりがあります。(「萎えラジ」2009年放送分より)
 →[spoiler]スペカ4「大魔法『魔神復誦』」がそれに該当します。[/spoiler]
[*] ラスボスはNORMAL以上の難易度だとスペカ5~ラストにボム耐性が付きます(ボム使用中はダメージが通りにくくなる、ラストは完全無効化)。ラストスペカ以外にボム耐性が付くラスボスは本作が初です。
[*] とある自機&装備のEDでは妖怪が集まる寺「命蓮寺」が建てられる事について語られます。これは次回作「東方神霊廟」のステージ2、3、およびEXステージの舞台になっています。
[*] 4道中BGM「幽霊客船の時空を越えた旅」は曲を再生して2:08を過ぎた辺りにWindowsのバルーンヒント音が紛れています。録音のトラブルにより紛れ込んだ音ですが、神主ZUNの判断によりそのまま採用されることとなりました。
[*] 5ボスBGM「虎柄の毘沙門天」はMusic Room内の説明文において、テーマになっているキャラ名が「[b]虎[/b]丸 星」と誤字されています。
[/list]
[i]“信じられない ことばかりあるの
 もしかしたら もしかしたら そうなのかしら
 それでもいいわ 近頃すこし
 地球の男に 飽きたところよ”
  ―ピンク・レディー/UFO より[/i]
  
=End of documents= ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

Yuunagi

Yuunagi Steam

2022年01月12日

5

「春の湊に」という東方シリーズにおいて最強の曲を聴くことができます。昔パッケージ版をずっとやってました。UFOを欲張って死にがちです。

Ichirugi

Ichirugi Steam

2021年11月13日

5

ベントラーシステムがなかなか曲者なのですが、セオリー通り何回も何回も練習していけばいずれ慣れます...。今作は弾幕の演出が面白いものが多く遊んでいて楽しいです。

三種の神器

三種の神器 Steam

2021年08月12日

5

ないです

fuchan825

fuchan825 Steam

2021年07月04日

5

EASYとNORMALで難易度が極端に違いますが楽しいです。初心向けではないと個人的には思います。

5

封獣ぬえ

yopiyupi

yopiyupi Steam

2020年09月26日

3

トロイの木馬として判定されてしまってプレイできません。

らる

らる Steam

2020年07月16日

5

最高のゲーム

東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Objectに似ているゲーム