






Xenus 2: White Gold
カリブ海の島々。秘密、神秘、そしてロマンスの精神に満ちた島々。これらの島々は美しくもあり、致命的な危険も伴います。何世紀も前、この地域の海は海賊や冒険家であふれていました...そして率直に言って、それ以来あまり変わっていません。 カリブ海盆地については多くの本が書かれており、多くの映画がカリブ海盆地を描いています。 今、あなたはこれらの場所を自分で訪れ、麻薬売人、盗賊、マフィアの日常生活を直接目撃するまたとない機会を手にしています。さまざまな神秘的なイベントに参加したり、さまざまな敵対勢力間の戦いに巻き込まれたり、伝統的な海賊の酒であるラム酒を飲みながら、ただ甘美な熱帯の環境を鑑賞することもできます。カリブ人があなたを待っています!
みんなのXenus 2: White Goldの評価・レビュー一覧

gc_rev
2019年07月12日
広大なマップのほぼ全域を占めるコピペジャングルを舞台に、道を走れば銃撃戦に巻き込まれ、ジャングルを歩けばハチやジャガーに襲われ、水に入ればピラニアに襲われ、街中で暴れれば露店のオッサンがマグナムをぶっ放しババアが手榴弾を投げつけてくるという素敵すぎるゲーム性(そして大量のバグ)ゆえ一部偏屈ゲーマーのハートをがっちりとキャッチしたカルトゲー「Boiling Point」の続編がついにSteamに登場だ!(本作のSteamでのリリースは2016年だが大元は2008年の作品です)
英語版において顕著である、相変わらず多過ぎるバグはSteam版でも特に修正されてないので、Mod DBで公開されているSound FixとUnofficial Patchを導入してからプレイしよう!
イムホテップ顔ではなくなり少々没個性的になったソウル・マイヤーが今回挑むのはカリブ諸島。毒性が強く人を死に至らしめる謎の麻薬の出所を探り、政府軍・反政府ゲリラ・マフィア・CIA・原住民・強盗団・市民からなる七つの派閥のいずれかに協力して捜査を進めていくことになる。
前作に引き続きオープンワールドである本作はクライムアクションでもなければシューターでもない、RPGだ。街を歩きまわり、住民と話し、きちんと英文を読むことが重要である。それを楽しめるなら、膨大なサブクエストや街の作り込みに驚かされることになるだろう。
金策手段は多岐にわたり、アイテムの売却価格は取引相手によって異なる。医療品は医者に高く売れるし、ほとんどのトレーダーがタダで引き取るような空き瓶は…もちろん、空き瓶の回収業者に売るのだ!ベンチに座っている、名無しのNPCと変わらぬ風貌のジジイの名前に注意してほしい…もし彼を発見できたなら、あなたは街中に落ちている空き瓶を血眼になって回収しはじめ、本作は空き瓶回収シミュレータと化すだろう。せいぜい環境美化精神を磨け!
成長要素はレベルアップ時にスキルを獲得する方式に変更され、習熟度の概念がなくなったため初期状態でも銃の命中精度がそれなりに高く、旧Deus Exフォロワーなインチキくさい挙動から通常のFPSに近いコンバットになった。
また睡眠ゲージが撤廃されたことで24時間戦えるようになり、前作ではほぼ必須とされる公式パッチをあてると睡眠ゲージが爆速で上がり四六時中アーノルド・ボスルーのあくびを聞かされる破目になっていたことを考えると、これほど有り難い仕様変更もない。
たしかに本作はバグが多く、なかにはゲームが進行不能になる致命的なものも含まれる。しかしそれを許容できるなら、本作はDeus ExやFallout、あるいは本作開発のDeep Shadowsの面々がかつて途中離脱したS.T.A.L.K.E.R.に劣らない楽しみをあなたに提供してくれるはずだ。