Ciconia When They Cry: Phase 1 - For You, the Replaceable Ones
これは、竜騎士07が制作した最新作ビジュアルノベルシリーズ「When They Cry」の第1章です。 HD グラフィックス、より詳細なアニメーション、うみねこのなく頃にの作曲家たちの多くが新たに作成した曲、およびいくつかの新しい追加曲が特徴です。
みんなのCiconia When They Cry: Phase 1 - For You, the Replaceable Onesの評価・レビュー一覧
Nu
2023年11月24日
作品「は」面白い
なく頃にシリーズ最新作にして,Phase1中最高傑作
厨二病的エッセンスを存分に堪能でき,社会に振り回される主人公とその仲間達を神の視点から存分に楽しむことができる。
また他の竜騎士作品にもれず,作品の節々に伏線と考察要素を盛り込んでおり読了後も楽しむことができるだろう。
が、最大の問題点として続きがいつになっても出る気配がない。
コロナ禍が落ち着き次第出すと当時は言っていた記憶だが,記憶違いかそもそも執筆自体する気がないかの二択であろう。
よって本作品は発売から4年も経過したがこれ以降の続きが出ていない未完の作品である。よほど竜騎士07のファンであるか長命種でない限りこの作品に手を出すのは止めたほうが良い。
Sal
2023年03月09日
このままでは、フェーズ 2、3、4 を完了するのに 10 年以上かかります。
パンデミックや「外部プロジェクト」を利用して自分の無能さを隠すのではなく、始める前に何かを終わらせることができるかどうかを確。
認してみてはどうでしょうか? というか、「始まったら終わり」というべきか?
誤解しないでほしいのですが、私はキコニアが大好きでしたが、このシリーズの開発プロジェクトはまったくの冗談です。 フェーズ 2 がリリースされたら、このレビューを変更します。
tan1maru
2022年01月18日
選択肢なしのビジュアルノベル。連作のボリューム1。
過去のなく頃にシリーズと違い、近未来が舞台となっている。
それにともなって惨劇のスケールや道具立てもパワーアップ、世界大戦の危機にガントレットナイトと呼ばれる超兵器の使い手たちが挑んでいく。果たして敵は誰なのか?
二重人格や性別不明のキャラなどミステリーでは半ば禁じ手のようなキャラクターも登場するが……。
良いところで終わっているので続きが待ち遠しい!
man_0000
2021年10月15日
絶望と謎がふんだんにちりばめられた1話目としては非常に期待できる作品でした
特に世界観の容赦のなさはなく頃にシリーズでぶっちぎりだと思います(クリスマスの発想は本当に天才的)
Phase2も楽しみです
High-Decker
2020年05月10日
おまけ含めて10時間弱くらいのボリューム。4部作の予定なので、物語として一気に楽しみたい場合は完結まで待った方がいいかも。
登場人物の年齢を下げてSFにしたローズガンズデイズみたいな印象。
『なく頃にシリーズ』を謳ってはいるものの、読者に対する挑戦的な姿勢がほぼ無いのがひぐうみと違うところ。世界観とか色々考察するものはあるけれど、それがメインではないので純粋にお話として楽しんで、というのは個人的には好印象。
ひぐうみと同じなのは立ち絵から感じられる実家のような安心感。
基本的にはSFってこともあって序盤は世界観の説明ばかりで眠くなるけど、風呂敷の広げ方や中盤以降のテンポの良さ、終盤の竜ちゃんらしい勢いのある熱い展開はとってもいい感じ。
phase2の公開が2020年内まで後退したのは残念ですが、とりあえずphase2は買うことにしたいですね。
NeutralDigamma
2020年02月01日
古典ミステリー&ファンタジーの世界観だった前作から一転、まさかのSF。
「推理ものじゃないならパスかな」と思っている人に、自信を持って伝えたい。
これはれっきとした推理ゲームであると。
seiten
2019年12月14日
全体的に現代風刺のかかった世界観、容赦のない展開と追い詰められていくキャラクター。
それでもなお輝きを抱えたまま進んでいくキャラクターたちの物語。そしてプレイヤーへの挑戦状でもあります。
プレイヤーとして席に座るには相応しい最初の物語と言えるでしょう。
…ただし、考察の余地のある謎は多数提示されたものの
プレイヤー側の明確な勝利条件は示されていない状態なので今後に期待していきましょう。
Flicka
2019年11月26日
待ちに待った『なく頃に』シリーズの新作。まだphase1ですがとても面白いです。
読み終えるのがもったいないので、ちびちび読んで約12時間程で読み終わりました。
登場人物が多くてはじめ面食らいましたが、特徴的ですのですぐに覚えられます。
自信をもってオススメできるゲームです!!
donpo
2019年10月27日
テンポよし、世界観よし、演出よし、謎かけよし、展開の悲惨さよし。
四話完結予定とのことだが、この調子で話が進み、うまく風呂敷をたためたら名作といえる。
とりあえず、現状2話が待ち遠しい。
ruffi
2019年10月21日
[h1]平和とは何か、を考えさせられる非常に重いテーマを扱ったビジュアルノベル[/h1]
「~~のなく頃に」シリーズなどを手掛けた07th Expansionの最新作ビジュアルノベル。
ノベル系ゲームの性質上、レビュー自体がネタバレになりやすいため、ざっくりとレビューします。
ちなみに、「キコニア(Ciconia)」とはコウノトリの事のようですね。
(非常に重要なワードになるんだろうなと思っています)
[b]●舞台について[/b]
未来の地球が舞台となり、軍人として駆り出される少年少女の物語です。
07th作品ではある限定した地域が舞台となる事が多い印象ですが(村、島など)、今作は[b]地球そのもの[/b]が舞台となります。
そのため、シナリオが過去作品と比べて非常に深く、後述するテーマもとても重い内容となっています。
[b]●テーマについて[/b]
過去作の「なく頃に」シリーズは、主要なテーマが「友情」「愛」などでしたが、今回は(おそらく)[b]「絆」[/b]だと思います。
一目した時点では言葉そのものの深みは同等のように感じるかもしれませんが、舞台が舞台であるため、言葉の意味としての重みは07th作品の中で最も強いものと思います。
また、舞台に加えて主人公たちが軍人であるという性質上、[b]国交や戦争、国柄や宗教観による考え方の違い[/b]などの、非常に繊細な内容が多く含まれます。
(ここには載せませんが、それ以外にいくつも倫理観を問うような内容も出てきます)
そのため、Steamで多国籍・多言語(英語)販売しているのは、作者にとって一つの挑戦としているような気がしています。
[b]●過去作品と比較して[/b]
07th作品に共通している「死」については、今作も同様に含まれます。そのため、ショッキングな展開は少なからずあります。
(先述した通りテーマや舞台の影響で、最も濃く重い内容となります。)
ただし、「うみねこのなく頃に」などと比較しても、ゆるい日常パートも多めな印象です。
また、今作は(今のところ)ミステリー要素のようなものはあまり感じませんでした。
純粋に[b]「正義」「道徳」[/b]などを問うストーリー、という印象です。
終盤において、日常のフランクな会話と、軍行中のやるせない任務内容とのギャップは、非常に読み進めるのが辛かったです。。
まだ第一話ということで全体の評価は載せられませんが、今話については過去作と比較しても非常に内容が濃く、とても面白い作品でした。
絶対にいつかみんな笑顔のハッピーエンドを見てやる・・[strike]待ってろ魔女たちめ[/strike]
Reath
2019年10月05日
今作は「なく頃に」という題名がついていますが、ひぐらし、うみねこのような謎解きミステリー要素が中心というよりは、平和と戦争と、人類がテーマの社会学的なSF作品といった印象です。
ひぐらしでいう「祭囃子編の前半の政治的な部分」を拡大したような印象の作品なので、そういう政治、社会、哲学などに興味がある方にはお勧めできる内容だと思います。
時代は今より更に100年以上先の未来。
第三次世界大戦が勃発し致命的な被害を被ってから100年経った未来に、新たな兵器、ガントレットナイトが誕生したのを機に世界が大きく動き出し戦争を起こす勢力と、回避しようと奮闘するガントレットナイトたちという感じの話になるかと思います。
登場人物はそれぞれ国を代表する少年少女達で様々な人種が登場します。
ガントレットナイトだけでも30人以上います、サブキャラをふくめると第1話だけでも50人くらいは立ち絵キャラが登場するのではないかといった印象です。
メインキャラの話と、黒幕たち、未知の勢力など様々な視点から物語を見ることになりますので、キャラゲーではなく完全にSF小説のような全体の世界観が動いていき、その中でキャラクターが動いているという感じです。
黒幕たちや、スパイがいるようで、そのスパイや黒幕たちが誰だという謎解き要素はあります。ただそれがメインというよりは、どちらかというと、人類の性質について考えさせられる作品といった印象です。
ゆえに説教臭さは否めませんが、色々考えさせられる要素もたくさんあります。
メインの登場人物は少年少女ではありますが、考え方が成熟しており、ひぐらしやうみねこでテーマにされた、「仲間を信じる」「真実は個人の手の中」という考え方はすでに習得しており、そのうえで「それでも抗えない現実がある」というのをテーマにした作品かと思います。
今回はどのような物語に帰結するのか、多くの人はどうかわかりませんが、自分は楽しみたいと思う作品でした。