












Cloudpunk
雨が降るサイバーパンクの大都市を舞台にしたネオンノワールの物語。 Cloudpunk 配送サービスで働くのは、今日が初めての夜です。 2 つのルール: 配達を見逃さないこと、荷物の中身を尋ねないこと。
みんなのCloudpunkの評価・レビュー一覧

Noritama
2020年08月29日
プレイしてみて、思ったのと違うという感覚が強い。
ネオン溢れ雨の降る中空のサイバーな街の情景と、
無数の空飛ぶ車のコンセプトは良いが、コンセプトだけでは成り立たない。
操作性に難があり、乗り物は思うように細かく操作することが難しく、
人操作も町並みの歩けるところ、アクションできるところが分かりにくい。
探索できる箇所は沢山あるけど、探索で得られるものが薄い。
人も街も物も、粗いポリゴンで作られているので、
紹介画像のような縮小された画像で見るうちは綺麗だけど、
画面を大きく移すと粗すぎて、目が悪くなったような気分になる。
結局ミニマップを見てそれに従って動くのが最適解なら、
プレイヤーの目はほぼミニマップに張り付いていて、
せっかくのキレイな3Dマップをあまり見ることなくゲームが進んでしまう。

nickya
2020年07月24日
エスエフ業界はいつまでブレードランナーやってるんだとツッコミが当然のところ、ビジュアル要素にマインクラフトも統合されていた。二つで十分ですよ。
まったりと10時間ほど遊べるゲーム。日本語のUIや字幕もとても質が高いけど、クライマックスで字幕に誤字があって草。全体の雰囲気はとても良いが、マップがとにかく代り映えがしない。ちょっと飽きる。操作はそんな難しくないけど、駐車はそんなシビアに判定する必要なかったんでは?ある程度は目的ポイントにダイレクト着地ぐらいできても楽しそう。あまり気軽にぶつかったり無駄な移動をしていると、修理とガソリン補給のコストがちょっと高めに感じるかも。ショップアイテムのコレクションにこだわるような方は特に安全運転に徹しましょう。垂直方向の移動範囲に制限があるんだけど、変な慣性がついているので、極まれに地形にハマってしまう。自分の上に建物のオブジェクト、下に制限範囲で挟まれてしまう。
このテのゲームとしては残念な事に、マップの使い勝手がよくない。マップを開くと字幕が隠れたままでセリフが進行してしまうし、開いた時のデフォルトの倍率も最大に拡大されていて、あまり役に立たない。目的地までの道順とか、寄り道できそうな場所とかチェックしたくなると思うんだけどな。
まあまあお勧め。ちょっと高いかな?お財布と相談の上でどうぞ。
蛇足ながら個人的な感想として、BGMをオフにしてlukhash流したらぴったりでした。

nikudonman
2020年07月14日
HOVAと呼ばれる半重力車両を運転して運び屋をするゲーム。
アクション要素は薄く、VAllha11aなどのノベルゲーに近い。
命令に従うか、良心に従うか、行動に選択肢があって面白い。夜中にやってるといい感じに眠くなってくる。
サイバーパンクな雰囲気が好きな人は迷わず買え

Lutecia
2020年07月11日
クリアしたのでレビューを書きたいと思います。
他の人も言っている通り、雰囲気は本当に最高で、ニヴァリスの町並みはどれだけ見ても飽きることはありません。
車(HOVA)を主に運転することと、オープンワールド気味なので勘違いする人もいるかも知れませんが、車をぶつけたりしても警察に追われるなどのペナルティなどは特になく、一部の時間制限がついている依頼以外は基本まったり進行することができます。
サイバーパンクにありがちな謎日本語、謎ラーメン、寿司、ギラギラしたネオン、止まない雨と分厚い雲、車を走らせると流れてくるシンセサウンド、すべてがここにあります。
ストーリーも個人的にはとても好きで、どのキャラの会話も個性抜群で飽きずに楽しめました。
基本的に楽しかったのですが、一部のキャラが尋常じゃない数の収集アイテムを要求してきて、それを集めてるときはめちゃくちゃ退屈でしんどかった…。

knzqwerty.jp
2020年07月03日
追記
根本的に勘違いして低い評価をしてしまっていたけど、面白いとかつまんないとか言う以前に、これはゲームではなかった。
先にも書いていたけど教材と捉えるべき。
サイバーパンクな街を右往左往する女配送員を操作して「そうそうサイバーパンクってこういうことだよね」と再認識をすることで、サイバーパンク2077の予習をするための教材であり、教材がつまんないのは当たり前のことだった。
そしてこれも根本的に勘違いしてたけど、超つまんない移動パートはゲーム本編ではなく、ストーリーを展開させる長ったらしい会話にプレイヤーが退屈しないように用意された暇つぶしのミニゲームだった。
実生活でもドライブ中に会話がはかどったりするアレこそがこのゲームの本質で、移動パートのミニゲームにゲーム性がないのは実生活の運転にほとんどゲーム性がないのと同じで当たり前のことだった。
まあ、そのうえで超つまんないからやっぱり低評価は揺らがない。
@@@@@@@@@@@@@ ここまで追記 @@@@@@@@@@@@@@
ゲームと言うよりも、サイバーパンクという世界観の丁寧な説明をする体験型の教材。
ゲーム自体にはビックリするほどゲーム性が無いので、世界観に興味がなければ地獄。
宅配業者が主人公だが、警察から隠れたり、悪党とカーチェイスしたり、車両をアップグレードしてレースに出たり、一般車両をギリギリで避けるとポイントが付いたりとかは一切ない。
時間制限のある荷物を急いで宅配したりすることすらもなく、世界観を説明するためのストーリーを追わせることに終始している。
肝心のサイバーパンク感は教科書どおりで及第点だが、目新しさは感じず少し物足りない。
例えば街はずっと夜で雨が降っており、濡れた地面はネオンを反射している。
いたるところに謎の麺類を提供するアジアン屋台が並び、空を覆う巨大な広告塔には美人が意味ありげな微笑。
先人の創作物の中で生まれたサイバーパンクという世界観に縛られているのはパンクではない気もする。別に悪いことではないけど。
ちなみに、主人公は借金取りから逃げてきた先で裏社会御用達の便利な運送業者「クラウドパンク」に雇われたド底辺オンナ配送員。
特別な存在ではないし、乗っている車も特別ではない。
ナビゲーションに従ってサイバーパンクな世界を走り、説明のないアングラな荷物を運ぶ。
時折そこに垣間見える人間関係や社会模様について、車載のAI犬と意見交換する。
いまのところプレイヤーが積極的に世界に介入するような展開はなく、たまに後ろ暗い仕事の中で小さな選択をする程度。
それも職場からの懲戒処分を恐れながら行う程度の、ちょっとした不正やスケールの小さな正義といった規模感に留まる。
おおむね現在の日本の配送員も同じような状況なので、彼らこそがサイバーパンクに最も近い存在だと再認識した。
これを一通り遊んだあとでブレードランナーを見たり、佐川急便に就職したりすると、新たな見方ができて面白いのかなと思う。
休憩時間にコンビニのウドンを食べながらスマホ越しの同僚と客の悪口を言いあったり、間に合わない荷物を破棄すれば没入感アゲアゲ。