Hardland

crow

2015年05月02日

グラフィックがとても特徴的な、エリア区切りの半オープンワールドアクションRPG。
プレイヤーはこの土地を訪れた冒険者として、メインクエストである「病気の王様を助ける事」を無視しつつ寄り道しまくって満足するタイプのゲームになる。予定。
早期アクセスであり、このレビューを書いた2015/5/2時点での完成度は40％とのこと。

住人からクエストを受け取り、それをこなしていくのが基本。
もちろんクエストを無視して探検して回ってもいいし、村人全員からアイテムをスリとったり、村人全員を倒したりもできる。
戦闘は左クリックで右手装備で殴り（溜め可能）、右クリックで盾による防御、と非常にシンプル。加えて銃・弓矢・ボウガン・魔法など遠距離武器が実装されているが、こちらは照準が上手く付けられない未完成品となっている。
敵・味方共に部位装備の破壊が可能で、頭に攻撃を集中すると兜が壊れたりする。
また、トレハン、ハクスラ要素も備えており、アイテムにはランダムなレベルと追加効果が付与される。
そしてそれをそのまま敵が使ってくるので、壊さないように倒さないといけない。
加えて強い武器を持ってる敵からは、一撃死級のダメージを受ける可能性がある。

http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=435848880
この世界には人間（+エルフ、魔法使い）・アンデット・ゴブリンの3種族が存在し、それぞれ敵対関係にある。
ユニークなシステムとして、それらの種族のマスクを装備することで、その種族の集落に味方として潜り込むことができる。
更に、地位の高いマスクを付けることで、その種族の下っ端を率いることができる。
ストアページのトレイラーに映ってる、グール集団で人間を追い回してるのはそれ。

早期アクセスではあるが、骨組み部分は非常に完成度が高い。
ただし、
・クエストが簡易的な物しか実装されていない　未完成クエストが多い
・武器防具の種類及びbuff効果がまだ少ない
・敵味方の種類がまだ少ない
・アクション部分もまだ煮詰まっていない
・UI周りが不便　特に消費系アイテムは消費後いちいち装備しないといけない
・建物の中に入れない
・マップも広いとは言えない　
などなど、まだまだ早期アクセスレベルであることは間違いなく、購入を検討している人は完成を待ってからでも問題ないと思える。

海外のCGアニメ映画のような特徴的なグラフィックは他に類を見ず、これらが動いているところは是非実際にプレイして味わって欲しい。