








Life is Strange: Episode 1 - Chrysalis
オレゴン州アルカディア・ベイにあるブラックウェル・アカデミーの学生であるマックス・コールフィールドは、時間を巻き戻せることに気づきました。このエピソードは、彼女が自分の力を試し、昔の親友と再会することを中心に展開します。二人はレイチェル・アンバーの失踪、ケイト・マーシュへの嫌がらせ、そしてネイサン・プレスコットの麻薬計画について詳しく調べようとした。
みんなのLife is Strange: Episode 1 - Chrysalisの評価・レビュー一覧

Mogmog
2020年06月30日
RADEON VIIでプレイしたせいかはわからないけど、ポイントしたときに表示されるボタンメニューが主人公に重なった部分にしか表示されない、かつ、ちょくちょく画面がブラックアウト(少し待つと復旧はする)で、無駄に難易度がUPして辛かった。
そんな状態でも実績コンプするまでプレイできたので、それなりに面白かったんだと思う。
セール価格ならおすすめします。

二人色
2020年06月29日
[b]まず結論から:超超超超超おすすめ[/b]
ゲーム自体は映画風、つまり「ストーリーを楽しむゲーム」です。
それもあってこのレビューは包括的なレビューになり、ネタバレを避けます(以下、わずかなネタバレでも黒塗りしてますのでご安心を。ただし公式紹介に既出の要素はそのまま)
肝心のストーリーはミステリーが主体で、推理要素多め。逆にホラーやグロテスクな描写はほとんどないのでそれらに弱い方も楽しめるかと思います。(一部心霊ものじみた描写あり、でも怖い幽霊とかが出てくることはありません)
以下良い点と悪い点を分けて説明したいと思いますが。正直悪い点の部分に関してきつめの言い方をしたと思います、超おすすめと言ってるならなおさら悪い点もきちんと説明しないといけないと思ってるからです。悪気はないです。
そして販売形式の関係上、Life is Strange - Episode 1のとこにレビュー残してますが「Episode 1-5」全体のレビューになります。
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[b]良い点:[/b]
[b]1:ストーリーの構成。[/b]
ストーリーを楽しむゲームですから、やっぱなんと言ってもストーリーの出来が重要です。それに関してこのゲームのストーリー構成は本当に素晴らしいの一言です。
まずストーリーの展開がすごく自然で、わざとらしさや強引な都合主義でストーリーを引っ張る場面はまったくと言っていいほどないです。謎や事件の見せ方も絶妙で、終始プレイヤーに適度な緊張感を保たせながらも、攻略を急がせられた感はまったくなくて、逆に「なにか見落としてないか?」、「これは本当にこういう意味なのか?」と熟慮を促してくれます。
[b]2:ゲームシステムとストーリーのマッチ[/b]
このゲーム最大の特徴は、主人公が持つ「時間を巻き戻す能力」です。それは主人公と一般人たちとの唯一の違いですが、その能力はこのゲームのあらゆる場面で主人公の役に立ち、そして[spoiler] 日常の歯車を徐々に狂わせます。 [/spoiler]
さらに能力あるとはいえ、なんかあったら巻き戻せばいい、というわけではなくて、「巻き戻したらなにができる?」、「どこまでまきもどせばいい?」、「巻き戻したのは良いけど結局は?」とわりと深く考えさせられます。そういうところもすごくよく出来てると思います。
そしてシステムの話になりますが、「時間を巻き戻す能力」によってアドベンチャーゲームありがちな「選択肢の意味よくわからないし、どれ選べばいいかわからない」というストレスを自然に解消出来たのも大きいです。しかも解消するだけではなく、「未来を知っています」という優越感も得られます。
※ただし、アクションゲームではないので、傍若無人に人を殺したり授業中の教室に突入し乱射してから時間を巻き戻すようなプレイは出来ません。
[b]3:選択肢の重さと面白さ[/b]
まず言いたいのは、このゲームの選択肢を選んでからの展開は、ほぼプレイヤーの思った意味と一致します。ほかのアドベンチャーゲームありがちな「する」と選択したのに続きの会話で結局「しない」方向になったという理不尽なものはほぼありません。まぁ「ほぼ」ですけどね。
本題に入りますが、まずは「選択肢の重さ」です。
このゲームの選択肢の一つ一つがいい意味で重いです。主人公である自分が時間を巻き戻せます。ただし巻き戻して入手した情報もあれば、故に触れた謎も多い。事件は五里霧中の時、一見小さなことでも未来にどう響くのかわかりません。こういう「時間を操れる故の重圧」は終始主人公とプレイヤーを悩ませます。そういうところの表現は非常に人間味があって素晴らしいです。
そして「選択肢の面白さ」ですが、このゲームの伏線の張り方が絶妙の一言です。
主人公の女の子は自分の視点で日常、周りの人々、そして事件の展開を見ています。当然知る情報と知らない情報、真偽のわからない情報があります。勿論情報収集を真面目にやればやるほど、入手できる情報も多いのですが、情報は情報でしかありません。プレイヤーはそれらの情報を分析し、隠されたヒントを見つけて(あるいは騙されて)決断を下さなければなりません。
つまり主人公はあくまで普通の女の子なので、事あるごとに「100%の真実」を見つけ出すことは出来ません。ほとんどの場合は「プレイヤーの思考、判断」も必要不可欠になるということです。
そこで重要なのは(くどいですが)このゲームの伏線の張り方が絶妙で、論理的な考えや会話から感じ取ったキャラたちの雰囲気が推理に役に立つことです。「いやこんなの予想できるわけないじゃん」と感じる場面は非常に少ないと思います。
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[b]悪い点:[/b]
[b]1:魅力のあるキャラたちの掘り下げ、後日談はなし。[spoiler] エンディングがあっさりすぎ [/spoiler][/b]
[spoiler] クロエ(主人公の同性幼馴染、親友)[/spoiler]というキャラが登場してから、ずっと「[spoiler] クロエ[/spoiler]か別か」という括りでした。
ほか数多くの魅力のあるキャラたちが、例え主人公のメイン目標との関わりが薄くても、多少ながら主人公の行動や選択に影響されてた(そして主人公も彼らに影響されてた)はずですから。(せめてチャット会話の形式でも)もうちょっと掘り下げをしてもいいと思います。[spoiler] 少なくともエンディングはあっさりしすぎたと思います。終始ドキドキしたのに最後は「はい、終わり」ってのは……勿体ないじゃないですか[/spoiler]
[b]2:4章以降、探索の面白さが落ちる[/b]
1-3章、特に第1章では舞台が大学のキャンパス故に、生活感が溢れ、日常に身を置きながらその日常を非日常の手段で探索するというワクワク感、そしていろんな側面を発見する楽しさは本当にやばかったです。そしていろんな人物に触れ、相関図がどんどん広がり、本当に「小さな世界の大冒険」って感じでした。
ところで4章以降、[spoiler]事件が収束に連れ主人公もその事件のためだけに奔走し、ほかの事象との触れ合いがほとんどなくなりました。ゲームの展開的に仕方ない部分もあると思いますが、情報の収集も会話が事件特化になり、[/spoiler]「収集によって隠された一面を発見」の楽しさより、「事件解決のため情報を集めるのが必須」という(若干)作業感のある行動になりました。
(事件解決も重要ですからまったく楽しめないとか、ドキドキ感がなくなったとかそういう意味ではないです。あくまでストーリーの幅が狭くなってちょっと残念という意味です。)
[b]3:[spoiler]5章の「悪夢」[/spoiler]パートは絶対いらないです。[/b]
(このパートの長さはあるEpisodeの1/3を占めます)
無理やり[spoiler]ホラー[/spoiler]要素を取り入れた感がすごいです。別に「[spoiler]ホラー[/spoiler]要素を取り入れた」は全く問題ではないです、問題は「無理やり」です。
[spoiler]もちろん、今までいろんな時間軸を反復横跳びして様々な悲劇を目にした18歳の少女が、ついそのストレスと罪悪感に耐えられなくなって精神崩壊したっていうのは全然理解できないことではありません。ただしその表現の仕方はあまりにも唐突でした。[/spoiler]
このゲームではその時まで主人公の心理的重圧についての描写はほとんどなく、勝手ながら私はそれを「このストーリーを見てプレイヤーたちが感じた重圧がそのまま主人公の心理になる」という意味で捉えてます。本当ならそれはすごくいい考えで、シナリオライターさんが自分のシナリオへの自信の表れでもあります。実際私もプレイしながら主人公への共感がかなり強かったです。
[spoiler]ただしこの場面を想像してください:私がクロエを助けるために主人公であるMaxと一緒に頑張ってやっとひとつの始末に到達した途端、Maxが急に倒れ、意味不明な空間でいままで助けてきた人たちにいきなり罵倒されたり追われたりする羽目になり、挙げ句「お前の人助けはただの目立ちたがり」と酷評されます。「え?はぁぁぁ?」ってなりませんか?[/spoiler]
いままで自分の分身のような主人公がいきなり自我をもって別行動を始めたような感じでした。[spoiler]悪夢[/spoiler]以外のパードでのストーリーがクオリティが高く感情移入が非常にしやすいことだけに、このパートの違和感と気持ち悪さがやばかったです。
しかもただ前へ進むだけのパートですから、今までの「謎を解明して事件を終結させる」というドキドキしながらも好奇心に駆られて早く謎解明したいという気持ちも大分冷めてきて、ただ「はいはい早く進めよう」という気持ちになりました。
そして、ゲームシステム的にもこの[spoiler]悪夢[/spoiler]パートを評価できません。推理の要素も単純作業で、プレイヤーがなにかを知りたいがために自発的にやるものとは全然違います。[spoiler](壁を見てドアを開いて、さらに壁を見てドアを開いて寮から出る、意味あるんですか?楽しさあるんですか?)。隠密アクションの連続も……そういうゲームちゃうでしょう?[/spoiler]
[spoiler]このパートの後すぐエンディングになりますが、エンディングに関して前も述べた通りで、正直最後がいろいろと残念な展開でした。[/spoiler]
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とまぁ……悪い部分は思い切り辛口でしたが、このゲームに個人的な評価は「超超超超超おすすめ」であることをお忘れなく!
こんなよく出来たゲーム、本当にめったに無いですよ!
そしてこの長い上に稚拙な文章を最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました!

Eon
2020年06月25日
ノベルゲームあるあるの、時間巻き戻し系主人公。
重要な選択肢も結果を見た後、巻き戻して選びなおせるが、それが最終的にどんな影響を及ぼすかはわからない。
どちらに転んでも辛すぎる選択を迫られる時もある。
結局苦しむことになるのなら、選択する意味はあるのだろうか。それなら何をやっても同じではないか。もう流されて生きている方が楽なのではないか。
きっと一人ひとりが選択できるように、捉え方も人それぞれだろう。普通カタルシスを味わうものだが、人生とはを教えられたような気分になる、教本のような作品。

ReOftheOwl2
2020年06月22日
戻ってこない特別な時間、望んでもないのに訪れるビターでスウィートな時間、愉しさも後悔もまとめて弾けた一瞬のきらめきはもう戻ってくることはない
僕にはその一瞬とて無かった「青春」という概念のバーチャル追体験として実に高い有効性を示す数値を叩き出しております

白鳥no翁
2020年06月20日
[h1]大いなる力には大いなる責任が伴う [/h1]
田舎町の写真科で有名な高校で、とある出来事から時を戻す能力を手に入れた少女、マックス。
日常で起こる様々な出来事、人間関係で生じる問題を能力を使って解決しながら物語は進んでいくことになります。
ゲーム内での操作には瞬発的な操作などは一切なく、物語を進めるにあたって詰む要素はありません。
したがって、ゲーム初心者の方でも気軽にプレイできるものとなっています。
時を戻す能力もマックスの記憶と行動以外を戻す能力となっており、
プレイヤーである我々とマックスだけがすべての事象の観測者となります。
あの頃に戻りたいと思ったことはないですか?
あなたが思う[b] 最善 [/b]を選びながらマックスとともに[b] 最善の人生 [/b]を体験してください!
最後にはきっと時を戻したくないと心から思う作品です!

究
2020年06月03日
当然ながら名作なのだと思いますが、一気にラストまでやってしまうというパワーが無いです。理由は時間を巻き戻す能力を使用しての『おつかい』がクドいからです。
このゲームがリリースされた頃は、演出や映像を含めてこの『おつかい』は好意的に受け止められたと思いますが、現在では間延びするだけだと感じました。