






Proteus
Proteus は、周囲の環境によってプレイのサウンドトラックが作成される、夢のような島の世界を探検し没入するゲームです。一人称でプレイされ、インタラクションの主な手段は単に世界におけるあなたの存在と、それをどのように観察するかです。プロシージャルに生成された島には、自然の生き物や想像上の生き物、魔法の特性を持つ静かな渓谷や遺跡が生息しています。
みんなのProteusの評価・レビュー一覧

GAVEG1981
2021年12月17日
Steamでまだ日本円が使えなかった時代、セール時に2$で購入。
最近はセールの対象にならないようなので、大変残念。
定価で購入すると割高に感じると思うが、高解像度のスキンや現代的、現実的なボーンが手元にないため何も表現できないと悩んでいるクリエーターまたはクリエーター志望の人にこそ遊んでもらいたい。
内容は、極めて簡略化されたレトロなグラフィックで表現された自然の中を、これまた極めた単純化された音響――簡素な動的環境音、スポット環境――が織りなす優しい音楽に包まれながら探索するウォーキングシム。
人によっては1時間もかからずに「終わり」までたどり着けるだろう。
ストーリーも「物語」と呼ぶほどのものではないが、それでも人の心を動かせている。
最も重要なのは、これほど単純化された表現でも人に何かを伝えられるということ。
これにはわたしも驚かされた。
多くのレビューがすでに出揃っている現在、今さらレビューをあげる意味はないだろうが、Proteusにわたしの心は動かされたので、オススメしておきたく、レビューさせてもらった。

Neustrashimy
2017年02月22日
90年代を思わせる、オールドスクールなグラフィックで描かれた世界を独り彷徨う。
特徴的なBGM・環境音も相まって、夢の中の世界を歩いているような感覚に陥る。
目的はなく、ただ世界を歩き、観察するのみ。(一応、エンディングらしきものはある… のか?)
ゲームというよりも、アート作品のような仕上がりになっている。
殺伐とした撃ち合いに疲れた時、現実逃避したい時などにどうぞ。

ushitamigimigi
2014年06月22日
歩き回りゲーです。特にすることもなく、ただぶらぶらします。
小さな島が舞台で、春夏秋冬が終わるとEDです。クリアするまでに1時間かかりません。
正直人に勧められるかというと…微妙です。
自分はアクアノートの休日やゆめにっき、LSDなどのまさに「ほぼ歩くだけ」というゲームはすべて楽しめたのですが、
本作は残念ながらあまり楽しめませんでした。
とにかくボリュームが少なすぎること、それなのにこの世界観にはなんとなく既視感を覚えるものばかりでした。
音楽は雰囲気ゲーに有りそうな、いかにもテルミン強化系で
映像は…minecraftのテクスチャ張りかえたら再現できそうでした。
skyrimとminecraftの成功で オープンワールドやサンドボックスがたくさん出てきているので、
正直、そちらでぶらぶらした方が楽しいです…
価格も、Terrariaがセール中2ドル以下で購入できる昨今、このゲームに数百円払うのはちょっと…
せめてゆめにっき並みに独特の雰囲気を見せてくれるか、LSD並みにワープリンク張りまくりつつ意味不明な方向にかっ飛ぶか、
アクアノート並みに世の魚好きを狂喜乱舞させてくれるなど、何か重要な特徴が欲しかったです。

ryao@prn
2013年12月31日
世界観の説明も具体的な指標もないままとりあえず孤島の浮かぶ海原に放置されるゲーム
ざっくりとした、それでいて妙に動きのあるグラフィック、ポヨポヨした音楽にそこはかとないワクワクを感じさせる。
正味この程度なら5分で飽きるし、割とそのつもりで購入した。
しかしこのゲーム内唯一と言っていい明確なヒントを見つけると話は一変する
「どこか」で「なにか」をみつけることによりこのゲームのメインテーマを理解できた時、
アクション性や戦略性、爽快感といった一般的なゲームのテーゼではなく、もっと根源的なデザイン性を感じられた。
操作はWASDとマウスルックのみといたってシンプル、さらに言語などの表現を用いずに自然というものを相手取り能動的に変化を起こしていくという構成はシンプルでいて壮大だ。
ここまで簡略化されたものでも人間の好奇心や想像力を刺激できることにゲームという媒体の可能性を再確認できた、良い作品だと思う。