






レプリカ
Replica は、携帯電話とソーシャル メディアをベースにしたインタラクティブなノベル ゲームです。携帯電話で誰かのプライバシーをのぞき見するという狂気の経験は、あなたをこの国の最も偉大な愛国者に変えるでしょう。
みんなのレプリカの評価・レビュー一覧

noto
2018年11月04日
(おそらく)全てのエンディングと実績を解除したのでレビュー。
後半はノーヒントだと攻略にきつい、が、ゲーム全体は話として良く出来てると思いました。
楽しかったので、(半ば意地になって)全クリア。全実績解除しました。
---良いところ---
プレイヤーの置かれた状況、背景、立場などを感じさせるストーリー。
→没入感 特に序盤からのめり込んで高揚しました。
個人的に冗長過ぎず、短すぎず、適度なゲームプレイの長さ。
(実績解除やすべてのエンディングを見るために繰り返しましたが、
それ込みでも、プレイするのにちょうど良い長さだったかなと)
---悪いところ---
任意セーブできない。
(ゲームオーバー時に直前まで戻してはくれるが、
節ごとにセーブできないので最初からやり直すことも。)
後半にて、ある謎解きの内の1つは話の設定からみるとおかしいのではと思いました。
整合性が無く難易度上昇のためだけに感じてしまったので、そこだけは若干冷めてしまったような。
---オススメする人---
アドベンチャーライクな読み物の好きな人
手がかりから(人物や事件やらを)推測・想像するのが好きな人
---オススメできなさそうな人---
パズル好きな人の中でも早く解くことが楽しい人
おそらく、イライラするかなと思います。
---感想---
Hacknetほどの覗きへの悪趣味感(アンダーグラウンド感)は無かったです。
プレイ前はストアページから陰鬱なイメージでしたが、
綺麗で落ち着いた音楽のおかげか、前向きな気持ちでプレイしました。
また、ヒントを載せてくれている日本語サイトのおかげで最後まで楽しめて助かりました。
しかし、ヒントが分かっても検索が必要だろうと思われる箇所もあります。
できるだけ答えを見ずにプレイするのが面白いのですが、
そうやってネタバレを避けながらヒントを得ようとするのって大変ですよね。
(そこがゲームへのマイナス点かも)
---おまけ---
Replicaの、とあるトレーディングカードをクリックすると・・・?

sensyuraku
2017年09月08日
ソーシャルメディアとディストピア監視社会をモチーフにしたアドベンチャー。
他人のスマホをいじくって情報をほじくり出し、難癖つけていくのだが…
この手のゲームのご多分に漏れず隠しEDは到達が非常に困難だが、オススメ。

OKN
2017年07月05日
[h1] 旧東ドイツ「シュタージ」のようなディストピアの治安組織に強要され、他人のスマートフォンから国家反逆罪の証拠を探す [/h1]
ざっくり説明すると、「テロリストの疑いがある人物を逮捕したので、容疑者のスマートフォンの調査を任せる。任務に失敗した場合、君の家族の処遇については・・・分かるな?」という話。
さまざまな手がかりからスマホのロックを解除し、検索やアプリの履歴を調べ、SNSの書き込みをチェックして真相に迫っていくというのが基本的な流れとなる。
携帯電話の画面だけで、ゲームを進めていくというのがユニークなところか。
詳細はネタバレになるので伏せるが、治安組織より自らの国家に対する忠誠を疑われつつ、「おそらく」無実の人物を追い詰める証拠を探していくというストーリーが、とてつもなく面白い。
ボリュームの少なさが、唯一残念でならない完成度となっている。
なおマルチエンディングを採用しており、主要なエンディングを見るだけであれば2時間程度。
隠しエンディングもいくつかあるようだが、こちらの難易度は非常に高く、ちょっと自力で到達することはできなかった。

aba
2017年07月02日
点数:8/10
日本語完備
他人のスマホを操作して反政府活動の証拠を探し出すゲーム。
ゲームとはいえ、プライバシーを侵害していく背徳的な楽しさがある。
具体的に「年齢」や「住所」といった求めるべき情報が指示されるので、
何を探れば良いのか分からないという事はない。
SNSへのログインのためにパスワードを探るといった謎解きも求められるが、
通常のエンディングまでなら普通のプレイで十分到達可能。
しかし特殊なエンディングを見ようとすると、途端に特殊な通信や映画に関する予備知識が求められるようになり、難易度が跳ね上がる。
ネット上に攻略情報があるので、見てしまっても良いだろう。
文字が粗いのも難点の一つ。3と9は勘違いしやすいので注意。

newbie29979
2017年06月29日
国家機関によってテロの容疑者にされた高校生のスマートフォンの中身をあさり,テロの証拠を暴いていくゲーム.
国家機関からの指示に素直に従うだけではすぐにエンディングになってしまう.
スマートフォンをいじる,という特徴上,実際のスマートフォンに限りなく近いゲーム画面をいじっていく.
他のゲームや映像作品,本などからかなり影響を受けていることがわかる演出が多い.
エンディングは[spoiler]12[/spoiler]種類あり,自力で全てに到達するのは現実的にはゲームだけではほぼ不可能と思われる.
それは,
• [spoiler]ある映画を知らないとロクに解答できないような合言葉や選択[/spoiler]
• [spoiler]モールス信号を解読(一応ヒントはある)後パスワードとして使う[/spoiler]
といったことを始め,裏技[spoiler](テロボタンの右上の+を連打する)[/spoiler]を知らないとリアルに2時間や26時間程度放置しないといけなくなるルートが存在することが挙げられる.
残りのエンディングは頑張れば自力でも到達はできると思われるものの,到達前に諦めてしまいそうな感じ.
自力の場合,ゲームでは案外できることが限られているために,手詰まり状態によく陥ることになる.
自力攻略は程々にしておいた方が良い.
ゲーム画面(スマートフォン)は非常によく出来ていて,実際のスマートフォンを触っている感じが体験できる.
情報の波からパスワードを推測し,実際に合っていたときの達成感.
これがこのゲームの魅力か.

AKLO
2017年01月26日
ざっと言うとオーウェルの"1984年"などのディストピアものを踏まえながら、どこだかの国のような、ネット全体に監視の目が入っている全体主義国家の秘密警察にとっ捕まった「誰か」となって、テロ容疑者のスマートフォンを暴いてゆくゲーム
自分の行動によって保安部の連中の受け答えなどが変わってくるなど、双方向なゲームになっていつつ、ある程度ストーリーのアウトラインは決まっていて、そのストーリーや自分からは見えないところで起きている事件のことを、監獄の中でスマートフォンいじってる主人公の視点から考えることができる
いわゆる"神の視点"がないので不自由で何が起こっているかわからないが、そのぶん言葉の端々からいろいろと想像できて面白い
・ここが面白い
ゲーム中にでてくるスマートフォンがまさに「スマートフォンだコレ!」という操作感。ストーリーの全ての操作、指示、なにもかもがスマートフォンの中に集約されるので没入度が高い
シナリオライターが「あっこいつSF好きだな!」と思われるようなオマージュを仕込んでおりそれに気づくとまたそこも面白い
・ここが惜しい
やはりヒント不足の感がある。読み物としてはいいが、ゲームとして成り立たせようとするならばもう少しヒントが必要かもしれない
総当りでどうにかなるようなものばかりでもないので、わからないとどうしてもわからないままになって攻略サイトを読む必要が出てくる
あと、ゲーム自体の長さもそれほど長くないので、値段相応のボリュームかなあという感じ めちゃくちゃ面白い発想なだけに、もっと話を膨らませてくれたら……と思ってしまう
・まとめ
総合して、良質な小粒の小説を読んでいる感覚になるゲーム
ゲームとしてみると足りない部分があるのは否めないが、「ちょっとしたショートストーリーを、ゲームという表現方法を使ってやってみたらどうだろうか?」という実験的作品と考えると結構納得できるアート作品
ここの説明文にある"インタラクティブ小説ゲーム"という呼称がまさにしっくり来ますね。
とても面白かったので、ぜひ他の視点から見た二作目やスピンオフも作って欲しいと感じた。

elltar
2017年01月21日
アドベンチャーゲーム。
国家安保部の命令でテロの容疑がかかっている学生の携帯を弄り、テロ事件の証拠を見つけるのが目的のゲームだ。
他人の携帯から他人の個人情報を覗き見るというシチュエーションが特徴となっている。エンディングは全11種類で、特定のエンディングによりアンロックされるエンディングがあるため、周回プレイ前提のつくりだ。リアルタイムで24時間以上放置しないと見ることができないエンディングがあるなど少しやりすぎなところはあるが、ほとんどのエンディングは謎を解けば見ることができる。
他人の携帯を弄るということから、没入感のある体験重視のゲームかと思えばそうではない。テロ事件の証拠を見つけるということが目的となっており、国家安保部からの指示がポンポン飛んでくるためプレイスタイルの自由度は低いからだ。また事件に関係のない個人情報はあまり登場しないので、ただ自由に他人の携帯の個人情報を見て楽しむことに期待してしまうと残念に思うかもしれない。国家安保部からの指示通りに操作して、その中で指示にない謎も解いていくというのがこのゲームの楽しみ方となっている。
背景設定や謎解きには"Papers, Please"や"Please, Don’t Touch Anything"に強く影響を受けたことが感じられ、それらのゲームが好きならこのゲームも楽しめるのではないかと思う。やや展開に強引なところが目立つが、低価格ながら十分なクオリティがある。
直接的なヒントがない謎解きゲームが好きならオススメのゲームだ。

miscforsale
2017年01月12日
このゲームの謎解きに苦労するからといって、嘆かないでください!
何をすればいいのかわからない、どう謎を解けばいいのか皆目見当がつかないのであれば、
それはあなたが良い教育を受け、まっとうな人間として育ったという証拠です。
なお自分は順調にエンディングパターン数を増やしています