






Savage: The Shard of Gosen
有史前のファンタジー設定であるローの敵対的な世界を舞台にした、RPG 要素を適度に取り入れた 2D アクション/プラットフォーム アドベンチャーです。奴隷に飢えたアルゲシ帝国が既知の世界を支配し、古き偽りの神々が共謀する。過酷な戦闘が生き残るための唯一の手段です!
みんなのSavage: The Shard of Gosenの評価・レビュー一覧

Xiom
2019年09月01日
XBOX Oneコントローラーを使用。アーリーアクセス版をプレイした感想。アップデート後に追記予定。
[u]一族を滅ぼされた主人公が、邪悪なる帝国への復讐を誓う、というのが今作のあらすじとなっている。
小説『Conan the Barbarian』シリーズの様な世界観が特徴的な横スクロールアクションRPG。死亡時に経験値をその場にドロップしたり、武器にステータスによる補正が入る等、『ソウル』シリーズの影響を受けたであろう点も確認できる。[/u]
[h1][b]----------------------【良い点】----------------------[/b][/h1]
[h1]操作&戦闘[/h1]
◆ プレイヤーは攻撃、防御、回避の三つを上手く使い分けて戦闘を進めていく事となる。
『剣』、『斧』、『槍』や『短剣』等々、攻撃は装備している武器の系統によって攻撃モーションやリーチが変わるので、敵に合わせて使い分けるのもありだ。
武器は通常武器以外にサブウェポンを装備する事ができる。アーリーアクセス開始時点では『投げ斧』や下記する遠距離攻撃に使用できる『投げナイフ』等が確認できた。
『盾』を装備する事で防御とパリィを行う事ができるようになる。『盾』毎に耐久値が設定されており、これは連続でガードしていく事で減少していき、耐久値が無くなるとガードが弾かれてしまう。耐久値は一定時間ガードをしなければ自動で回復する。『盾』が破壊されるという事は無いので、ドンドン使用していこう。
回復用のアイテムはサブウェポンと同様に装備しておくことで、戦闘中に使用する事ができるようになる。
だが、『ソウル』シリーズよろしく、回復アイテム使用中には多少の硬直時間が発生するので、敵の目の前で使うと手痛いしっぺ返しを食らってしまうので注意が必要だ。
また、回避も可能で、方向キーを入力しながらだと『ローリング』、そうでない場合は『バックステップ』が発動する。
攻撃後、すぐにバックステップを発動する事で、敵のリーチによってはヒット&アウェイする事ができるので、状況によって防御と回避を上手く使い分けていこう。
[h1]レベルと装備熟練度[/h1]
◆ キャラクターのレベルは敵を倒すことで入手できる経験値が一定値に溜まると入手できる『ステータスポイント(厳密には別名称)を使用する』事で上昇する。
また、今作では敵に倒されてしまうとその場に経験値をドロップしてしまう。倒された場所に戻って経験値を取り戻すか、取り戻す前に再度倒されると経験値はロストするので注意が必要だ。
上昇可能なステータスにには『Might』『Resolve』『Cunnig』『Favor』の4つがあり、各ステータスとも上昇させることで対応したサブカテゴリーのステータスも上昇する。
長くなるので、全ては記載しないが、『Might』であれば、『Stun Power』や『Will Power』等だ。
装備には上記した4ステータスが一定値以上でなければ装備できないものもあるので、装備したいものに合わせて上昇させるというのも一つの手だ。
さらに、装備にはステータス補正があり、装備に対応したステータスが高いと攻撃力や防御力が上昇する。
武器毎に(『系統』毎ではない)熟練値(経験値)が設定されており、その武器を装備している状態で敵を倒すと経験値が溜まっていき、一定値溜まると武器のレベルが上昇する。レベルが最大になると特殊な能力が習得できたり、ステータスポイントを入手できる場合もある。
アイテム欄に専用のタブがあり、能力を習得した武器はそのタブから能力を確認できる。また、一度習得した能力は習得元の武器を装備していなくても使用できる。
例えば、武器『Pickaxe』を装備すると岩や特定の壁を破壊可能になり、レベルを最大まで上昇させると『Pickaxe』以外の武器を装備していても破壊可能になる。
[h1]移動能力のアップグレード[/h1]
◆ メトロイドヴァニア系ゲームの様に物語を進めて行くことで、移動能力アップグレード系の武装(能力)をいくつか入手できるようだ。
“ようだ”と曖昧な書き方をしたのには訳があり、アーリーアクセス開始直後の内容という事もあって、本レビュー執筆時点で確認できたアップグレードは『投げナイフ』のみだった。
『投げナイフ』は攻撃用のサブウェポンとしても使用可能だが、木や木製の壁に投げて刺すことで足場として使用する事が可能になる。
この『投げナイフ』には個数があり、回復するには敵ドロップで再度入手しなくてはならない。ドロップ自体は初めて『投げナイフ』をとあるステージで入手(アンロック)した後は頻繁にドロップするようになるので、心配はいらない。
[h1]難易度[/h1]
◆ 難易度は少し高めに感じた。敵の配置や足場の配置がしっかりとしており、プラットフォーマーとしてもおもしろい。特にトラップや仕掛けが多いので、注意深く進まないとすぐにHPが尽きてしまう。
だが、トラップの配置については下記する点が唯一の欠点だ。
[h1][b]----------------------【悪い点】----------------------[/b][/h1]
[h1]ハメ[/h1]
◆ 特定の場所で脱出不可になり、敵にハメ殺されることがある。少し説明が難しいのだが、例えば、トゲ床のある場所に落ちてしまい、ジャンプして段差にしがみついて登らなくてはいけない場所で、敵が段差の丁度上にいると上った瞬間にそのまま元のトゲ床にプレイヤーが落とされてしまう。
これがループしてしまい、そのままリトライするしかなくなる箇所がいくつか確認できた。
[h1]バグ[/h1]
◆ 敵を撃破した位置やアイテムの出現位置によっては、アイテムが壁や床にめり込んで入手不可になる場合がある。
今のところ、重要なアイテムが入手不可能になったことは無い。
他にも、一度ボスに負けてしまい、再戦しようとボスの出現位置まで移動したら、ボスがいなくなっていて再戦不可になった。
こちらは仕様なのか、バグなのかわからないが、倒された後に落とした経験値を取り戻すと『現在装備している武器』に経験値がいく。
もっと分かり易く書くと、『剣』を装備時に無くした経験値なのに、取り戻す際に『斧』を装備しているとそちらに経験値がいくといことだ。
なお、プレイヤーキャラ用の経験値は通常通りに取り戻すことが可能だ。
[h1]BGM[/h1]
◆ 今作のBGM自体はとても良いのだが、中ボス戦やボス戦時にBGMが変化しないので緊張感に欠ける。要はステージのBGMがそのまま使用されている。
余談だが、BGMに『スーパーメトロイド』の影響を感じる。どことなく似ている。
[h1][b]-----------------------【総評】----------------------[/b][/h1]
操作して楽しく、横スクロールアクションRPGとしてはかなりの良作だ。特に個人的には武器に熟練値が設定されている点が気にいっており、色々と武器を使う“言い訳になる”。
上記した不満点も基本的にはアーリーアクセス版特有のバグだったり、調整不足によるものに感じた。また、レビュー執筆時点ではマップは全体の40~50%程が完成されているとの事なので、今後の拡張にも期待したい。
プレイ動画をアップしているので、気になった方はこちらを参考までにどうぞ。https://youtu.be/3Nbj-iI25DI[quote]他にもアクションやメトロイドヴァニア系を[url=https://store.steampowered.com/curator/32180122/][u]Steamキュレーター[/u][/url]で紹介しています。
良かったら御覧ください。[/quote]