Storyblocks: The King

sohya

2022年02月18日

ブロックを並べてル―トを引き、青年の旅を見守るパズル&ゲームブック風アドベンチャー。

マス目に区切られたフィールドに、長方形（2マス）のブロックを並べポイント間を結ぶ一本道を作る。
ステージごとに決められた数のブロックを使い切る必要がある。
ブロックの接触判定がしっかりしているのが好印象。
時間制限もなく、穏やかなBGMの中で気軽に遊べる。

ストーリーは王になる野望を抱く田舎の青年が、功を成し名を遂げるファンタジー立身もの。
ステージ内のポイントに辿り着くと旅が一ページ進み、アイコンで示されたゴールに辿り着くとエンディングとなり、旅路を記した本ができあがる。

一言でまとめるとどシンプル。
フィールドはステージごとに広さが違うものの、障害物のない平面。
使用するブロックも長方形一種類のため、ジグザクに置いていくだけで済んでしまう。
テキストはごく簡素で使い回しが多い。

ルートは全部で18種類！だが、これも、
『キャベツの食べ方がいっぱい！』のレシピ集を開いたら
[olist]
[*]キャベツの丸かじり
[*]キャベツの葉をちぎって盛る
[*]キャベツを千切りにする
[/olist]
とあるようなもので、どこで冒険を切り上げるかの違いしかない。
[spoiler]たとえ王になってもロールキャベツに辿り着くことはない！[/spoiler]
最大で9ステージかつ、すでに見たゴールにはマークが付くのがせめてもの情けと思われる。

コンセプトが好きなだけに、テキストの薄さが残念でなりません。