























東方剛欲異聞
「東方五翼異聞: 水没化石世界」は、上海アリス幻樂団と黄昏フロンティアの協力により作成された東方 Project の 17.5 番目の作品です。公式サイトでは「横スクロール弾幕水上アクションゲーム」と紹介されている。
みんなの東方剛欲異聞の評価・レビュー一覧

VYT-LM05
2021年11月22日
このゲームをプレイしたユーザーは、確実に苛立ちを覚えながら進めていくことになるだろう。
(以下色々と脅し文句を並べていますが、プレイ時間を見ていただければ分かる通り、目の老化した老人でも6時間ちょっとで全キャラクリアできる程度の難易度です。インスタントな地獄を味わえます)
まず、黄昏フロンティア×上海アリス幻樂団の東方といえば、萃夢想にはじまる2D格ゲー風味の対戦ゲームであるが、今回は完全一人用の2Dアクションとなっている。
操作もかなりシンプルなものになっており、移動のほかはグレイズ(ダッシュ)・攻撃・水吸収のたったの3ボタンで全てのアクションが完結するシンプルな作りだ。
しかも初期キャラクターの霊夢・魔理沙のストーリーにおいては操作方法のチュートリアルが用意されている親切ぶりを見せてくれており、プレイを始めた当時は、新規向けに難易度をマイルドにしているのかな?などと思っていた。
が、全くそんなことはなかった。
最初はガチャ操作でどうにかなっていたボス戦だが、操作方法だけではなく、ゲームの仕様をプレイの中で強欲に吸収できなかった者を容赦なく殺す理不尽が襲いかかるようになる。
初期キャラクターである霊夢・魔理沙のストーリーをクリアすることで新たな操作キャラクターとストーリーが開放されるのだが、このゲームはキャラクター毎に全く操作感が変わってくる。
「ボタンで水を吸収し、水ゲージが100%でボタンを離すと必殺技が出せるよ!」とチュートリアルで言われていたのにもかかわらず、通常攻撃で水を消費し始めたり、ボタンを押しても水を吸収しなかったり、かと思えば自動的に必殺技が出たりする。
キャラクターが変わるたびにチュートリアルは忘れなければならない。己の指で学び直さなければ死ぬ。
**アップデートにより各キャラにチュートリアルが追加されたようです。でも難しいことに変わりはないよ!**
「霊夢と魔理沙で仕様は理解したよね?」と言わんばかりにいきなりボス戦に叩き込まれ、初期の二人の要領で扱おうとしても思ったように動かせず、1面ボスにボコボコにやられてしまう……という状況に始まり、このゲームの本性が操作面でもストーリー面でも牙を剥いてくる。
(特にムラサ船長のラスボス戦では、筆者は3時間の死闘を繰り広げる羽目になった)
しかしながら、死に覚えゲーとも言えるこの感覚は、原作であるSTGの東方そのものである。
死にながらやり直しを繰り返し、パターンを覚えて再び挑むこのゲームの作りは、まさに2Dアクションに精緻に落とし込まれた"東方"に他ならない。
見た目とは裏腹に凶悪な弾幕を放つ幻想少女の理不尽に対して苛立ちを覚え、悪態をつきながら勝利を求めるプレイヤーの姿は、強欲のタイトルに恥じぬ泥臭い雄姿と言える。
……と、ここまで格好をつけて書いたが、なによりこのゲームはとにかくキャラがカワイイ。
一部キャラが今作用の新衣装で登場しており、立ち絵が出た瞬間の興奮は何にも代えがたい。
新キャラもいる。詳細は省くが、満を持しての登場ということもあって喜びと驚きもひとしおである。
何度コンティニューしてもエンディングを見ることが可能な上、決してクリアできないゲームではないので、東方に少しでも興味がある人であれば、シューティングを遠ざけている人にも是非遊んで頂き、東方の面白さを肌で体感して頂きたい。

白月しおり
2021年11月19日
2D対戦ゲーム風アクションゲームですが、スマブラやメトロイド、悪魔城のような爽快アクションを期待していると痛い目を見ます
・ダッシュなどの基本動作ですら制御が効かない劣悪な操作性、キャラによってはダッシュがそもそもない
・制御が困難な操作性に加えて、地形にダメージ判定のある狭いステージで戦う場面がある
・ダッシュ回数にも限りがあるため、ところどころで無敵攻撃技で突っ込む運ゲーをする必要がある(ダッシュがないキャラならなおさら)
「操作性が悪い。」の一言に尽きます。相手の攻撃を”動き回って避ける”よりもこちらの無敵技をコスり続けたほうがなんとかなるという場面が多々あり、アクションゲームとしての爽快感は全くありません。ゲームを終えた後は達成感よりもモヤモヤとしたストレスが残ると思われます。
良いところ
・音楽
・東方地霊殿の物語を掘り下げた新たなストーリー
・人気のある過去の東方キャラクターも登場し、ファンには嬉しいです。

紺天
2021年11月18日
画面いっぱいに攻撃判定をばら撒かれるけど安全地帯もガードも無いので常にグレイズ判定を持つアクションをし続けるのを強要されるといった内容。一応タイミングよく弾幕にアクションを合わせればまとめて消せるという仕組みには面白さは覚えたものの、弾だらけになる後半はそんなこと考えず攻撃ボタンを連打してた方がマシな状況になる。
道中は存在せずボス戦のみなのでボリューム不足ではあるのだけど、申し訳ないが内容が内容なだけに全キャラクリア後はボリュームがこれ以上なくて良かったという感情もわいてしまった。
キャラ・曲・物語は良かったけどアクション部分はイマイチ...というのはつまりゲームとして人にオススメできるものではないということ
原作の弾いっぱいの弾幕STGをどう2Dゲームに落とし込むかという点は萃の頃からいろいろ工夫と挑戦をしているのは伝わるんだけどなかなか調整が難しいんだろうなとは思う

夜啼川 彩都
2021年11月14日
よく言われる操作感ですが直感や反射で対応しなければいけないゲームでは無いので言われてる程は気になりませんよ
(ただし、攻撃時のボタン連打で発生してしまうオート連携や空中での方向転換などに癖があり良くは無い)
それ以上に独特なシステム、仕様に対する説明が無いことと密度の濃い敵の攻撃に対して視認し辛さに対する工夫が無いことの方がゲームとしては気になりますね
説明不足に関しては各キャラクターがどのようなアクションを扱えるのか不明、決まった連携を繰り返す事で霊力ゲージの続く限り攻撃を無力化出来る事を教えてくれない、無効化出来る攻撃と出来ない攻撃の差が不明など。
視認し辛さに関しては攻撃前に表示される「危」のアイコンが見辛い、自キャラクターが前面に表示されない事や背景と混じって視認し辛い攻撃やそもそも被弾判定の分かり辛い攻撃など……
とまぁアクション目当てのアクションゲームとして期待するとイマイチ惜しい所が多いですが値段を考えるとボリュームや独自の仕様などはそれなりに楽しめる量なんじゃないかなと思います
ただ演出やグラフィックはかなり良くて、キャラクターの動く仕草や変わった攻撃の表現などそういう部分に面白さを見いだせるならこういう所は結構楽しいですよ
あとはシリーズファンならキャラクターの掛け合いもかなり有り難いですね

ise-tan
2021年11月07日
ゲームパッドを接続してプレイしましたが、実際操作の癖はとてもきつくて、単純な連打でも横に移動したり、ジャンプが含まれる技だったり、とても大変です。細かいチュートリアルがキャラごとにあるというわけではないので、序盤のステージでどう動くか確認したほうがいいかもしれません。
序盤のキャラは不慣れからの突撃&連打のごり押しで何とかなりましたが、終盤はきちんと避けていいタイミングで攻撃を打ち込む必要があり、シューティングゲームである東方をうまくアクションに落とし込んでいるように感じました。
敵に対してどのように攻め込むか何度もやり直して考えていくことのできる、オフラインゲームならではの魂を強く感じました。ぜひ攻略サイトなどにアクセスすることなく、トゥルーエンドに向かって最後までやりきってみてほしいです。楽しかった。

Chica
2021年11月07日
アナウンサー「それではインタビューを始めて行きます。ミスターXさんよろしくお願いします。」ミスターX「詳しい事は言えないけどヨロシク」アナウンサー「まず新作の第一印象は何だったのですか?」ミスターX「東方の格ゲーだから難易度は高く無いと思っていたけど認識が甘かったと今では反省しているよ。」アナウンサー「今作の面白い所は何でしょう?」ミスターX「攻撃アクションが多彩で面白く敵も強敵揃いなので倒した時の達成感は何物にも替えがたいね。BGMや服装にも手が入っているからそこもファンとしてはグッドな点だ。」アナウンサー「このゲームを一言で表すなら何でしょう?」ミスターX「《格ゲーとSTGのハーフ》だね。闇雲に攻撃するだけじゃあ勝てないからしっかりと作戦を立てないといけない。」アナウンサー「一番嬉しかった瞬間は?」ミスターX「やっぱり全クリした時だね。全ての苦労が報われた瞬間だからね。」アナウンサー「最後に何か一言」ミスターX「敵が強すぎて発狂しかけた時もあったけどプレイして良かった。心の底からそう思うよ。」
追記:他のレビューで操作性の悪さが言われていますが私個人としてはゲームパッドを使用しているのですが操作性に関しては特に不便な所はありませんでした。ゲームパッドを持っていない場合キーボードを使う羽目になるのでゲームパッドは必須です。
------ver1.14の追加に際しての追記----レポーター「ver1.14が追加され新たなプレイアブルキャラ饕餮のストーリが追加されたとの事で再びMr,Xさんにお越し頂きました~」Mr,X「ど....うもヨロシク(吐血)」レポーター「さて饕餮編の感想はどうでしたか?なんかボロボロになってますけど。」Mr,X「楽しかったよ!久しぶりにエキサイティングな時間を過ごせたよ!」レポーター「あの~難易度の方はいかがでしたか?」Mr,X「........クリアに3.5時間かかりました...まずステージが他のキャラと比べて多いんですよ~詳しくは言えませんがラスボスがこれまでの比にならないレベルで強いんですよ。正直整数点の作品と比較しても引けを取らないレベルの難易度です。東方の格ゲーということで多くの初心者がこの作品を手に取られたと思いますが彼らが正直可哀そうに思える程ですね。元々でもかなりの難易度でしたがアップデートで更に恐ろしくなりましたね...本当東方憑依華やってた時の自分に見せたら本当気を失うと思います。」レポーター「そう言えばアップデートで他に増えた所ってありますか?」Mr,X「まず敵の攻撃モーションや効果音が一新されましたね。それに実績システムも追加されてます。音楽も追加されてますよ!あれ...?公式サウンドトラックを買った意味は...?まぁいいや!それから待ちに待った剛欲な挑戦モードも実装されましたよ!ジョークじゃありませんよ!」レポーター「最後に一言よろしいでしょうか?」Mr,X「酷く難易度が高いがクリアした時の快感は何物にも代えられないぞ!さぁ!君もこちら側へ来たまえ!」レポーター「それでは今回はありがとうございました。」

Yumelty
2021年11月03日
ビジュアルと音楽はとても良かったです。
ゲームとしてはおすすめしません。
まず、操作性が極端に悪いと感じました。
ジャンプ、(その場での)攻撃などの細かい単位でのアクションが存在せず、段差を超える、あるいは目の前の敵に攻撃するなどの簡単なアクションですら失敗しやすかったです。
これは単純にストレス要因だと感じました。
そして、ゲームバランスがかなり大味で、プレイフィールも良くありませんでした。
敵の出す弾幕は厚く(そして見辛く)、単純に回避することは困難ですが、自機のアクションには無敵時間、あるいは弾幕を消す効果が付いていることがほとんどなので、そのようなアクションを連続して行っていれば攻撃を回避することができます。
結果として、連続させた回避アクションの中でダメージを食らわないことを祈りながら、(無駄に)動き回る自機をコントロールして敵に攻撃を当てるというプレイをすることになりました。
ゲーム内の説明が大雑把であることも相まって、正直良く分からない事が多いままプレイしていました。
難易度ハードで霊夢、魔理沙をプレイしただけですが、どちらも感じた事に大差はありません。

Hinok
2021年11月03日
総プレイ時間:12.3時間 進行度:Normalで全キャラ解放隠しキャラ3ルートクリア済み
おすすめできません。言われているほど高難易度というわけではなく、とにかく「不親切」なゲームです。
勝っても負けても理不尽に感じました。ゴリ押しを推奨するような第一印象でしたが実際は繊細なプレイを要求されました。気持ちよくない。
・アクション以上にリソース管理(空中グレイズ権3回、霊力)に神経をすり減らす印象でした。
・キャラごとの操作の癖が強く、一般的なアクションゲームの動きが出来ない。そんなキャラでジャンプアクションでの回避やひたすらボスから逃げるシーンがあり、イライラします。
・画面全体を覆う弾幕をグレイズと攻撃時無敵時間とを組み合わせていなしていく作りになっています。
しかし弾幕が濃すぎて弾も見えにくい、グレイズと無敵の隙間で被弾するという繰り返しで気づいたら負けています。
・逆に勝つ時も無敵が強すぎて何故勝てたのか分からないという印象。推測ですがキャラごとの最適解コンボを探していく(ノーヒントで)ことで上達していくというデザインなのでしょうか?
⇒攻撃時無敵がとにかく大事なら、無敵状態を示す演出が必要だったのでは?
・ボスのダウン時にもなかなかコンボが繋がらず、不自然に小さい当たり判定で苛立つことが多かったです。
あと段差マジで邪魔。
・ダメージ壁、強制ジャンプ床、弾幕を撃ってくる床と、厄介すぎるステージギミックが悪目立ちします。
対処法もあるのですが当然ノーヒントです。
・「危」攻撃について。グレイズ回避が出来ない危険な攻撃で表示される演出?ですが全くあてになりません。
①「危」表示が無いのにグレイズ出来ない弾幕 ②オンバシラ弾は「危」が出るものと出ないものがあり、直感的に理解しづらい。オンバシラ=危 の関係で良かったのでは? ③「危」表示があるのにグレイズできる弾幕もある(???) 結局、ボスごとに個別に暗記するしかないと思いました。
・音楽、設定、キャラクターは秀逸でした。

die_two
2021年11月03日
東方らしいストーリー、東方らしくない意外なキャラ選定
次はどうなる!!?と期待を抱かせる展開を楽しめました
よく問題とされている操作感……というか、本質は「圧倒的な難易度」にあると思いますが、
東方原作ファン向けに言えば、難しさは紺珠伝並みといったところでしょうか
思うままに操作できることが良いゲームの条件というわけではないし、
もちろん簡単にクリアできるのが良いゲームなんてこともありません
どうやったら切り抜けられるのか、どのアクションを使えばストレスなく行けるのか
攻略の仕組みは原作STGに非常に近しいものがありました
それを楽しめるならおすすめしますし、死に覚えゲーが本格的に苦痛の人はeasy出るまで待ちましょう

みずき
2021年11月02日
キャラクター、ストーリー、BGMはやはりどれも素晴らしく、東方ファンなら胸が高鳴るものとなっていました。
ゲーム性については恐らく人を選ぶと思います。
全6キャラいますが、どのキャラも原作を知ってたらわかると思いますがとにかく個性が強いです。そしてそれが操作性にも表れていて、慣れるまで時間がかかることでしょう。
慣れたとしても、単純に難易度の高いアクションを要求してくるのでクリアできるプレイヤーは限られてくると思います。
そこがマイナスなところですが、繰り返しプレイすることで最適な動きやボスのスペルカードの特徴が見えてきます。それはさながら原作STGの難易度Lunaticに挑戦しているようでした。
なのでこのゲームに挑戦する際にはそれ相応の覚悟と根気が必要です。そして原作STGをLunaticで挑戦していた方には同じやり応えを得られるのでおすすめします。私自身がそうでしたので。

poipoipo-i
2021年11月02日
NORMAL全EDまでクリア。
非常に人を選ぶゲームだと思った。
一番の問題点は操作の難易度が非常に高いこと。
慣れないと、行きたい方向に行ったり攻撃を出したいところに出すといった基本動作すら満足に行えないレベル。
しかもキャラによって動きが全くと言っていいほど違うので、新しいキャラで始めるごとにすべてのボタンと方向キーの組み合わせを試して動きを確認する必要がある。
細かい操作方法はどこにも書いておらず、トレーニングモード等も存在しないため、まずここで凄まじくストレスが溜まる。
キャラ選択画面にキャラごとの操作難度が表示されるため、制作側も当然わかってた上でやっていると思うのだが、もうちょっと何とかならなかったのかと思う。
ゲーム内容は、東方ファン向けな表現をすると、操作性を悪くした黄昏格ゲーのストーリーモード(ルナ)。
東方ファン以外向けに言うと、弾幕を避けるというよりは消したり無敵でどうにかする感じ。弾幕アクションという響きに期待すると肩透かしを食らう人もいるだろう。
以下、良いポイントと何だかなあポイント。
【良いポイント】
・TOKIAME絵がかわいい。ドット絵もかわいい。
・(東方ファン的には)ストーリー内容が楽しい。出番が少なかったキャラが出たり、今まで絡みのなかったキャラが絡むなど、設定面で驚く部分が多かった。
・安定の音楽。
・思った通りの動きができた時はけっこう楽しかった。
【何だかなあポイント】
・先に書いたようなこと。
・難易度が高い。それ自体は別にいいが、問題は難しい理由の大半を操作性の悪さが占めているということ。
・(東方信者的には)買わないという選択肢が存在しないこと。

麦茶
2021年11月02日
他の方も書かれていますが、とにかく操作性が悪いです。
段差のある地形で思った方向に進むだけでも最初は苦労しました。
さらに壁にダメージ判定のあるステージがあったりと操作性の悪さで感じるストレスがさらに大きくなる地形等も存在します。
[strike]また、キャラクター操作のチュートリアルが存在するのは最初から解放されている霊夢と魔理沙だけであり、憑依華等の過去作で存在したプラクティスモードのような操作を練習するモードも存在しません。[/strike]
1.04のアップデートで追加されたみたいです。やったぜ。
この操作性に慣れれば楽しめるのかもしれませんが、あまりおすすめはできません。

Nisanga6
2021年11月02日
東方ファンが待ち望んだストーリー、グラフィック、音楽が揃っているがそれらで擁護しきれないほどアクションがストレスでつまらなく苦行。付け加えるなら、ストーリーには今まで黄昏東方作品にはあったEASYモードが無い。またステージ途中からリトライする使用もなく、クリアするまでは一気通貫でやらなければならないところもストレスである。ゲームを立ち上げっぱなしにしようものならBGMが無くなるというバグが現れる。それでも一応「遊べるゲーム」ではあるが、各エンディングをみたらドットを眺める・BGMを鑑賞するだけのミュージックプレイヤーとなる。

PKZ
2021年11月02日
ver1.01とver1.02の時点でノーマルED3種全クリしたのでレビューします。
6体目のキャラがクリア後も!マークが付いている方はomakeテキストを読みましょう。
本体をインストールしたフォルダに含まれています。
頒布後1週間以上経っているのでネタバレに考慮せず書きます。
良い点
①今までの原作にないゲームシステム
黄昏シリーズの格ゲーで無理やり弾幕やパズルゲーをやってきた
萃~憑までのストーリーモードをより洗練させた感じのゲーム性です。
難易度が高いと感じる方が多いのは慣れていないので当然ですね。
攻略のコツとしてはタイミングよく攻撃を振って
目押しで弾消ししながら殴るのが基本になりますが、
そういったゲーム性故にモーションに癖があるキャラは慣れるまで大変かもしれません。
スペルカードによっては安定したパターン化も可能なので
そういう攻略のアプローチ感は整数作品に近いです。
格ゲーで色んなキャラをトレモで弄って楽しめるタイプの方は長く楽しめるかと思います。
②遂に出た新キャラとこれまでスポットが当たらなかった既存キャラ達の活躍
あの饕餮が遂にお披露目です、
掲示板やイラスト投稿サイトで生まれた数々のイマジナリー饕餮に黙祷・・・。
あとは10年や20年近く公式でスポットが当たらなかったキャラ達が活躍します。
心綺楼辺りから匂わせていた村紗の血の池地獄の伏線に触れたり、
まさかのフランドールや依神姉妹が登場したりと東方の畑の人間なら狂喜狂乱する事間違いなしです。
個人的にフランと霊夢の掛け合いは、
かつて紅魔EXを数百回もリトライしてクリアした身としてはグッと来る物がありました。
③発売されたという事
「何を言っているんだ?」と思う方も多いでしょうがこれは重要な事です。
智礼奇伝や酔蝶華といった最近の書籍作品が地獄関連のネタにようやく触れる事が可能になります。
メタ的な観点になりますが今作が延期されて出ない間は幻想郷の時が止まっていた可能性があったのです。
頒布された事によりリアル永夜返しが決まり、
ようやく各メディアで鬼形獣キャラにもスポットが当たると思います。
良くない点
①ボリューム不足
EDを見るとわかるのですが、
凄まじい少人数で今作は作られています。
それでも年単位で延期した割に過去の黄昏作品と比較して、
ゲームのボリュームが少ないのは事実ではあります。
タイムアタックや縛り攻略といった古典的なアーケード作品を楽しむ様なプレイングが出来る人はまだしも
一度クリア出来れば良いといったスタンスの方は様子を見るのもありかと思います。
というのも、黄昏作品は頒布後に追加コンテンツを実装する事も多かったからです。
②システムが不親切
キャラ毎の技やキャンセルルートは実際に使って探らないといけないという
昔のアーケード作品さながらの現状です。
後は弾消しや弾抜けが不可能な弾幕の中には被弾して見ないとわからない
初見殺し的なのも存在します。
こういった要素をストレスかやりこみ要素どちらかに受け取るかはプレイヤー次第ですが、
せめて全キャラにトレーニングモードの様な物があれば完全に賛同出来た気がします。
以上です、
個人的には今作のシステムでスマブラみたいなオンラインPvPが出来たら嬉しいと思っています。
憑依華PC版の公式サーバーが停止している現状なので、
かなり手間がかかるかと思いますがそういった物が出てくれたらなと勝手に期待しています。

D.N.A.
2021年11月02日
東方萃夢想から連綿と続いた対戦格闘型弾幕アクション部分から「対戦格闘」を抜いてシングルに特化したアクション。ロックマンのようなものとは思ってはいけません。対戦格闘の文脈をほのかに残したままシングルに特化した結果、非常に癖の強いアクションゲームに仕上がっています。わかりやすい行動があんまりないため各攻撃・行動の特性をシッカリと踏まえた立ち回りが要求されますが、他方敵の攻撃はパターンになっていて(こっちの隙を狙って咎めるような動きはまずない)、こちらもパターンに合わせて動けるようになれば安定は近い、というのもこれまでの黄昏ゲーに近いフィーリングだと思います。
ただダメージ壁などが出現するあたりから急激に厳しくなり、「EASYくれ」の声が上がるのも已む無いところだと思います。正直、ZUNさん制作のSTGシリーズと比べるとかなり突き放した作りと言わざるを得ないです。
→バージョンアップでEASYがつきましてだいぶマシになりましたが、そもそもキャラごとのクセが強すぎる点やグレイズの発生する行動のわからなさ加減などは難易度云々ではないので、本質的解決とは言えませんねえ……
ドット絵と調和するほどよいローレゾ、水表現などエフェクトの詰まったビジュアル面は素晴らしいものがありますが、「技術力の凄いゲームは難易度も凄い」という同人ゲーあるある状態になっていて誰にでもおすすめはし難い。でも新キャラ居るから遊ばないと、という微妙な状態です。
なんとかしたければ立ち回りについてはガイド記事がすでに出ているので参考に。それでもキツいという方は何回かパッチが出るまでは我慢かなと思います。

Snow_Cascade
2021年11月02日
※本作は難易度ノーマルで全キャラノーリトライクリア済 (2021/11/2 時点)
※東方projectの原作において、黄昏フロンティア関連の作品は初プレイ
※プレイ状況としては以上です。
まず物語や設定などは、当然ながら完全に "東方" のそれなので、公式の作品としてそういった要素が増えたことは端的に喜ばしいことです。
過去作のキャラが再登場してスポットが当たるのも魅力的でしたね。
ではゲーム性はどうなのかと言うと、残念ながら完成度は高くないというのが自分の感想です。
難易度やバグ修正についてはこれからアップデートが入り遊びやすくなっていく… 筈です。
しかし、「広くはない画面で・弾消しを頼りに・少ない行動のバリューで何とかする」というゲーム性が根本的に、 弾幕をひとつの魅力とする "東方"と噛み合っていない、または単純にアクションゲームとして面白さに欠けている、と感じました。
これは "東方" シリーズを通して言えることではありますが、実際に遊ぶことだけが原作の楽しみ方ではないので、プレイ動画を見たり、今後出るらしいサントラを聴いたりするだけでも十分でしょう。
こと本作に関しては、主にプレイ体験が良くなかったという点でそう思わされます。

e1ght3
2021年11月01日
[h1] RTAやその他やりこみには向いているかもしれないが、ストーリーモードクリア目的なら無茶苦茶ストレスフル[/h1]
簡単に書いてしまうと東方萃夢想をアクションゲームに落とし込んだようなゲーム性だが、
様々な理由でカジュアルにシナリオをクリアするだけのプレイヤーにはおおよそ向いてないゲームと感じた。
発売元のサークルは同人ゲームの枠で考えれば良い物を作っていると思うが、
商業ゲームとして考えると詰めが甘く、「良い同人サークル」止まりという印象を受けた。
良い点
・音楽が良く、ドット絵や弾幕も綺麗
・原作者が絡んだ半公式同人ゲーム
・多種多様な特徴を持ったキャラを1つのゲーム内で楽しめる
・画面いっぱいの弾幕をくぐり抜ける爽快感
悪い点
・使用ボタンが少ないせいか、操作性があまりにも独特な上に1キャラ当たりのゲームボリュームが貧弱。
その為、地形や敵の追撃に苦労しようやく操作に慣れた頃にはクリアしてしまいキャラが変わるのでまたゼロから覚え直しという負の負のループが発生する。個人的には魔理沙の操作性が最悪だった。初期キャラなのに。
・弾幕は綺麗だが見づらい。慣れない操作に集中してるせいで猶更見づらい。怒首領蜂などの弾幕STGがいかに配慮されたデザインなのかを思い知る。
・ゲームロジックが大味。シナリオクリアするだけならパターンを読んで避けるよりもグレイズと攻撃を適当につないで無敵時間を稼いでごり押しした方が楽にクリアできるというお粗末っぷり。ただし秒を競うタイムアタックの場合は事情が変わると思われる。

はちのいち(menrow)
2021年11月01日
キャラを動かしていて楽しくない。
ただただストレスがたまる。
何度もリトライして、ようやくステージクリアできたときに達成感はなく疲労感だけが残る。
霊夢だけはなんとかクリアしたが魔理沙は途中で投げた。
イージーモードでも実装されない限りもうプレイしないだろう。